日本とアメリカで作られたホンダのアコードワゴン
アコードワゴン
ホンダのアコードワゴンの初代モデルは1991年にデビューし、日本国内で開発を行い、アメリカで現地生産が行われていました。
2代目はアメリカ法人で開発や生産が行われ、日本、欧州、オセアニアなどで販売されました。
つまり同じ時期に日本国内外で生産や販売が行われていたことになります。しかし3代目以降はアメリカでのステーションワゴンタイプが廃止となったため、日本でのみ開発・生産されるようになっていました。
アコードワゴンの歴史と歴代モデルを紹介
アコードワゴン
日本国内では1991年4月4日に発売されたアコードワゴンは、エンジンはF22A型のみで、4代目セダンをベースに日本国内およびホンダR&Dノースアメリカがデザイン・開発を担当し、ホンダ・オブ・アメリカ・マニファクチャリングが生産を担当しました。
初代モデルは1994年2月まで販売され、エンジンは2,2LSOHCを搭載し、トランスミッションはSモード付7ポジション4速電子制御オートマチックが採用されていました。
また2代目モデルCE1/CF2型(1994年2月23日~1997年9月)は、初代と同じくアメリカで開発・生産された3ナンバー車でしたが、室内スペースが少し狭くなったのが特徴です。
3代目モデルCF6/7/CH9/CL2型(1997年9月4日~2002年11月)は、日本国内での生産・専売となり、他のモデルよりもラゲッジルームの積載容量が少なく、車体サイズも5ナンバー枠の車体をフェンダー形状による増量で3ナンバー枠にしている為、車体も小さめとなったのが特徴です。
4代目モデルCM1/2/3型(2002年11月28日~2008年12月)はスタイリングが大幅に変更され、ウイングルーフはハヤブサをモチーフに作られたのが特徴です。
■初代アコードワゴン CB9型は1991年に発売
ステーションワゴンとしての基本装備はおさえられており、テールゲート部を低く抑え滑り止め加工をしたリヤバンパーや、外側にオフセットされたエキゾーストパイプなどを備えているのが特徴です。
また後席を前に倒すと荷室が広くなりましたが、傾斜したテールゲートとセダンと同じ形式のリヤサスペンションが荷室へ入り込んでいたことから、いまひとつ荷室の使い勝手が悪かったようです。
1992年2月のマイナーチェンジにより「2,2i」にASBが標準装備され、6月には「2,2i-R」が追加設定されました。日本国内でもスタイリッシュなステーションワゴンとして話題になり、一時は数か月の納車待ちが発生したくらいです。
■2代目アコードワゴン CE1/CF2型
エンジンは初代と同じくF22B型のみでしたが、後期型にはプレリュードに搭載されていたH22A型が追加されています。アメリカではステーションワゴンからミニバンへと消費者の好みが変化したため、売り上げは芳しくなかったようです。
ですが国内ではこのクラスのワゴンにしては安価だった上、社外パーツも豊富にリリースされたため、輸入車としてはこれまでなかったほどの人気を博しました。
1995年9月、マイナーチェンジによりフロントグリルが変更され、装備が見直されて「ViX」が追加されました。
また1996年9月のマイナーチェンジではフロントグリル・ボディカラーなど装備も変更され、DOHC VTECエンジンのそれまでの「VTL」に代わり「SiR」が最上級グレードとなっています。
1995年9月、マイナーチェンジによりフロントグリルが変更され、装備が見直されて「ViX」が追加されました。また1996年9月のマイナーチェンジではフロントグリル・ボディカラーなど装備も変更され、DOHC VTECエンジンのそれまでの「VTL」に代わり「SiR」が最上級グレードとなっています。
■3代目アコードワゴン CF6/7/CH9/CL2型
このモデルから日本国内での生産・専売となり、正式に「アコードワゴン」となりました。スタイリングではリアガラスが緩やかに傾斜していて、他のモデルよりラゲッジルームの積載容量が少なくなっています。
また車体のサイズも、5ナンバー枠の車体をフェンダー形状による増量で3ナンバー枠に拡大したため、他のモデルより小さくなっています。
エンジンは、発売当初2,3LのSOHC VTEC(レギュラー仕様)のみでしたが、新たに2,LのSOHC VTEC(ハイオク仕様)が追加されました。またH23A搭載モデルは剛性向上の目的でハブとホイールが従来のPCD114.3/4穴から114.3/5穴に変更され、これ以降のモデルでは全てこの規格となっています。
■海外でも人気の4代目アコードワゴン CM1/2/3型
アコードワゴン
このモデルはスタイリングが大幅に変更され、ハヤブサをモチーフに設計されたウイングルーフが採用されています。
また後方部も傾斜式から直立式へと変更されています。リアシートは可倒式になり、カーゴスペースが増えて使いやすいモデルになりました。2005年11月24日のマイナーチェンジにより、「24T」シリーズは「タイプS」へ、「24EL」シリーズは「24EL」となっています。
海外では「アコードツアラー」として販売されていたため、日本では設定のない6速MT車やN22A型エンジンを搭載したモデルも設定されていて好評となっています。
アコードワゴンの基本スペック・燃費
ボディタイプ:5ドア ステーションワゴン
エンジン:水冷直列4気筒横置き
最高出力:103kW(140PS)/5,600rpm
最大トルク:192N·m(19.6kgf·m)/4,500rpm
駆動方式:FF/4WD
変速機:5速AT
サスペンション:前:ダブルウィッシュボーン、後:ダブルウィッシュボーン
全長4,750mm全幅 1,760mm全高1,470-1,490mm
車両重量:1,480-1,590kg
※数値は4代目アコードワゴンのものです
■気になる燃費は
燃費は2代目モデルで4,71km/L、3代目モデルで9,02km/L、4f代目モデルが9,93km/Lとなっています。
アコードワゴンの口コミや評価
23万キロを超え、粗いエアクリーナーを使用していたこともありエンジンの摩耗が進みオイルの消費が多くなってきていたのでエンジンのオーバーホールと同時にセダン系のミッションを流用してマニュアル化しました、現在快適に走っています。
細かい不具合に目を向けると乗り心地や運動性能などいろいろ出ますが、意外と沢山荷物も積めてフラットにすれば楽に足を延ばして寝る事ができるので、車中泊も楽しめます。現在のエンジンOH済みMT仕様では慣らしがひと段落して16km/L程度走っているので高速での遠出と慣らしが落ち着くのが楽しみです。
ほかに気になる車はありますが、車自体が気に入っており愛着があるのでまだまだ長く付き合うつもりです。
アコードワゴンの中古車価格
アコードワゴンの中古車価格は、21,2万円から98万円となっていて、60万円前後の価格がほとんどです。
※中古車情報サイトカーセンサー調べ(2019年1月現在)
まとめ
アコードツアラー
とにかくエクステリアがカッコイイのがアコードワゴン。走行性能も満足できて、ドライバーにとっても楽しい車となっています。