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4ナンバー車はお得?車検や維持費・税金について解説

4ナンバー車はお得?車検や維持費・税金について解説

トラックや軽自動車の一部は普通の乗用車とちがって4ナンバーなのをご存知ですか?そもそも車の◯◯ナンバーとは?今回は4ナンバー車の基本から、車検や維持費を含むメリット・デメリットについて解説します。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


車の4ナンバーとは

車を持っていると、どうしても車検や維持費について考えなければいけませんよね。車にかかる費用をできるだけ最小限に抑えたいと思ったとき、4ナンバー車を検討したことがある方も多いのではないでしょうか。そうはいっても本当に4ナンバーにするとお得なのか、具体的にどれくらい費用が浮くのかなど疑問点もたくさんあります。そこで今回は4ナンバー車と他のナンバーの車での車検費用や保険料などを比較したうえで、4ナンバーのメリット・デメリットについてまとめていきます。

分類番号と代表的な車種

まずはそもそも4ナンバー車ってどんな車なの?ということから学んでいきましょう。

4ナンバーの”4”とは、車の分類番号のことを指します。車のナンバープレートを見ると、ナンバーやひらがなの上に「品川 599」など、小さく地名と数字が書かれていますよね。ここでいう「599」という数字が分類番号であり、1番左の位が5から始まるので5ナンバーということになります。どうして「599」と3桁の数字になっているかというと、登録台数が増えたため1桁〜3桁までの数字が使われているようです。

つまり「50」でも「501」でも5から始まっていれば全て5ナンバーということになります。また、分類番号の種類としては0〜9までの10種類があり、それぞれにどのような種類の車が分類されるかはサイズや用途、排気量などにより決められています。今回はこの10種類の中でも、3ナンバー/4(6)ナンバー/5(7)ナンバーについて説明します。

同じ車種でもグレードによって変わることがあるので注意しましょう。まずは5(7)ナンバーの特徴を把握した上で、4(6)ナンバーや3ナンバーとの違いを押さえると理解しやすいです。

5・7ナンバー:小型乗用車

以下の4つの小型車としての条件を全て満たし、人を乗せることを目的とした車が該当します。 
①エンジン排気量2000cc未満(※ディーゼル車は無制限)
②全長4700mm未満
③全幅1700mm未満
④全高2000mm未満
代表的な車種としてはホンダFITや日産ステップワゴンなどが挙げられ、街中でよく見かける車の多くが含まれます。7ナンバーというのはかつて三輪自動車につけられていた番号で、現在はほぼ使われていませんが、5ナンバーの登録台数が多くなったため7ナンバーも動員されているようです。

4・6ナンバー:小型貨物車

5ナンバーと同じく小型車の条件を満たし、人ではなく貨物を運ぶことを目的とした車が該当します。排気量やサイズの条件を満たせないと1ナンバーとなります。

6ナンバーも7ナンバーと同様の扱いですので、あまり見かけることはないでしょう。ハイエースバンなどほぼ全てのバンが当てはまります。4ナンバーといえばとりあえずバンを想像するとわかりやすいかもしれません。

3ナンバー:普通乗用自動車

定員10名以下で、小型車の4つの条件のうちどれか1つでも満たさない場合3ナンバーとなります。ボディが大きいワゴン車やミニバン、サイズ条件はクリアしていても排気量の多いスポーツカーなどが該当します。

【豆知識】自動車のナンバープレート。ひらがな・数字の意味を解説!

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車やバイクのナンバープレート。日常生活でよく目にする見慣れたものですが、正式な名称や役割など、意外と知られていないことが多々あります。今回は自動車のナンバープレートについて、種類、名称、役割などについてを調べ、まとめました。

車検について

ここまで4ナンバーの概要や3ナンバーとの比較を行ってきましたが、気になるのが車検ですよね。ここでは、4ナンバー特有の車検の特徴を費用や有効期限の視点から見てみましょう。

車検にかかる費用

車検時にかかる費用としては、①重量税、②自賠責、③検査印紙代、④車検整備費用・代行料金の4つがあります。このうち①〜③は法定費用といってどこで車検を受けても同額です。

車検にかかる費用 ①重量税

重量税とは、その名の通り自動車が重くなればなるほど高くなる税金で、車検時に納めるのが一般的です。4ナンバーでは車両総重量、3・5ナンバーでは車両重量により重量税が規定されています。さらに4ナンバーの中でも自家用か事業用かで金額が変わり、自家用の方が割高になります。とはいっても、4ナンバーの方が他のナンバーより安く、一般的には5000円程度となっています。

 
4ナンバー
車両総重量自家用事業用
〜1t3,300円2.600円
〜2t6,600円5,200円
~2.5t9,900円7,800円
〜3t12,300円7,800円
〜4t16,400円10,400円
〜5t20,500円13,000円
〜6t27,500円15,600円
〜7t28,700円18,200円
〜8t32,800円20,800円
※2019年4月現在 エコカー減税なし、1年自家用、1年事業用、13年以上経過していない車
 
3・5ナンバー
車両重量0.5tごとに4,100円

車検にかかる費用 ②自動車賠償責任保険料(自賠責)

自賠責は強制保険ともいい、必ず入ることが決められている保険です。

事故を起こしてしまった場合、加害者が慰謝料等を払うことができず被害者が救済されないといった事態を避けるためのものです。こちらも車検時に納めるのが一般的です。

4ナンバーを含む貨物車は、荷物を乗せて長距離を運転することが想定された車なので、そのぶん事故に遭うリスクも見込まれて自賠責保険料は割高に設定されています。

また、事業用車も自家用車より走行距離が長い可能性を考慮され、①の重量税とは違い事業用車のほうが高くなっています。自家用車であれば、4ナンバーの方が1年あたり2,000円ほど高くなるといえます。

 
自動車賠償責任保険料
自賠責保険料12ヵ月24ヵ月
4ナンバー 自家用17,350円29,470円
4ナンバー 事業用24,290円43,220円
3・5ナンバー15,520円25,830円
2017年~2019年度の自賠責保険料       

車検にかかる費用 ③検査印紙代

車検手数料や税金を支払うための印紙にかかる費用です。車のナンバーによってそれほど差はありません。

 
検査印紙代
4・5ナンバー1700円
3ナンバー1800円
2019年4月現在

車検にかかる費用 ④車検整備費用・代行料金

①〜③の法定費用と違い、どの店を選ぶかや車の状態によって料金が変わります。一般的には年間で2、3万程度ですが、ユーザー車検にすると無料となります。ユーザー車検とは、ディーラーや民間の工場などに依頼せずに直接個人が運輸支局(車検場)で受ける車検のことです。

ネットでの申し込みが可能なので利用してみるのも1つの手段ですね。ただし、民間車検やディーラー車検のほうが費用は高くはなるものの、そのぶんしっかりメンテナンスされるという利点もあります。何年に1回かはディーラー車検にするなど、うまく活用するのが理想的ですね。

以上のように、自賠責保険料以外は4ナンバーのほうが車検費用は安くなることがわかります。

車検の有効期限

車検費用は安く抑えられることがわかりましたが、じつは4ナンバー車にはデメリットがあります。それは「車検有効期限が短い」ということです。

 
車検有効期限新車登録時それ以降
3・5ナンバー3年2年
4ナンバー2年1年

このように3・5ナンバーは2年に1回となるのに対し、4ナンバーは毎年車検ということになります。毎年車検にだすのは大変ですが、そのぶんメンテナンスが行き届くと考えるといいかもしれません。

車検費用はどれくらいかかる?金額の内訳や計算方法の説明と相場を比較

https://matome.response.jp/articles/2554

車に乗っていると定期的に車検に出さなければいけませんが、気になるのが車検の費用。一体、いくらかかるのでしょうか?ここでは、車検に関する基礎知識から、車検費用の計算の仕方や相場を解説していきます。

維持費について

自動車税

自動車税とは毎年4月1日時点で自動車を所有している人に課せられる税金のことで、およそ2〜3万円前後です。自動車税は3・5ナンバー車では排気量、4ナンバー車では最大積載量により金額が決められています。

 
4ナンバー
〜1t8,000円
1〜2t11,500円
2〜3t16,000円
 
5ナンバー
1L以下29,500円
1〜1.5L34,500円
1.5〜2L39,500円

ここで注意したいのは、軽自動車では軽自動車税となり金額が変わるということです。軽自動車は4ナンバーか5ナンバー(まれに8ナンバー)のどれかであり、40〜49、50〜59、(80〜89)といった2桁の分類番号と決まっています。軽自動車税は4ナンバーで一律6,000円、5ナンバーで一律12,900円となっています。いずれにしても4ナンバー車の方が安いといえます。

任意保険料

任意保険とは強制保険に対し各々が加入するかどうかを選べる保険です。とはいっても、対物賠償など自賠責だけではカバーできない多様な保証が用意されており、ほぼ全員が加入していることと思います。以前まで4ナンバー車は、若年層ほど保険料が割高になる年齢条件特約がありませんでした。しかし1998年の法律改正以降、多くの保険会社で年齢条件が設けられたため、4ナンバーだからといって任意保険料が安くなるとはいえなくなったのが現状です。

4ナンバーにするには条件がある

ここまでの流れで4ナンバーに興味を持った方も多くいらっしゃったことでしょう。それでは、4ナンバーの取得が無条件で簡単に行えるのかというと、どうやらそういうことではないようです。

4ナンバー車の取得条件

費用の面でいいことだらけの4ナンバーでしたが、4ナンバーに変更したい!と思ってもすぐになれる訳ではありません。小型車の4つ条件に加え「貨物車」としての厳しい5つの条件をクリアしていなければ認定されないのです。
①荷室の床面積が1㎡以上
②後部座席<荷室スペース
③後部座席に座れる最大定員の総重量(1人55kgとする)<貨物の総重量
④後部ドアの大きさが80cm以上×80cm以上
⑤運転席と荷室スペースとの間に壁か仕切りがある
ざっくり言うと、人よりも貨物のほうがたくさん載るように、という条件ですね。

4ナンバー 気になるポイント

今までの4ナンバーの紹介では、取得に一定の条件はありつつも一見多くの点においていいことばかりにも見えますが、以下では4ナンバーにおけるちょっと注意したいことや事前に知っておきたい情報について触れていきましょう。

中古車は再販価格が高い?

4ナンバー車のような貨物車は、多くの場合仕事用として所有されています。そのため古くなったからといって買い換える必要性も低く、車の寿命になるまで乗り潰されるといったケースも少なくありません。一方でその頑丈な構造は海外でも人気で、流通が少なく需要が高いということで中古車の再販価格は高くつく傾向があります。もしこれから4ナンバー車を購入する場合は、安く売られているお店や時期を見極める必要がありそうです。逆に売る立場となるとメリットが大きいでしょう。もちろんディーラーや車の状態によって価格は大幅に変わるので確認が必要です。

4ナンバーへの改造はあり?

他のナンバーの車を4ナンバー車に改造する場合、人よりも貨物が多く載るようにしなければいけません。そこで後部シートがスライドやリクライニング可能だと、荷室スペースが変動するため、取り外すかシートを固定する必要があります。さらに車両総重量が変わる場合はタイヤも取り替える可能性があるほか、後部ドアのサイズなど車種によっては改造が難しく、結果的に手間や費用がメリットを上回ることもありそうです。ワンボックスカーなどはそれほど大掛かりな改造にはなりませんが、現実的かどうか考えてから行う必要があります。

まとめ

最後に、ここまでご紹介した4ナンバーのメリット・デメリットをわかりやすくまとめると以下の通りです。

【メリット】
・自賠責以外トータルで維持費が安い
・車検頻度が多くメンテナンスができる
・所有していれば再販価格が高い

【デメリット】
・車検が1年に1回と多い
・小型貨物車としての条件がある

いかがでしたか?これらのメリット・デメリットも何を重視するかによって捉え方が変わってくるので、ご自分で十分に検討することをオススメします。かしこくお得な車選びのためにも、ぜひ今回の内容を役立ててみてくださいね。

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