新車の車検証入れは
新車を購入する時、自動車販売店からメーカー系ディーラーに注文し、車検証入れ(例えばマツダ株式会社)がついてきます。その場合、自動車販売店の社名は印刷されていません。自動車販売店のディーラーからすれば、時間をかけて商談を行い、買って頂いたものですので「自社名」が印刷されたものを渡したいと思うはずです。
■一枚物車検証入れ
一枚物入れの車検証入れは表面左に名刺を入れる部分があり、袋に検査証を入れて使うことができます。自動車販売店は自分の会社の名前がが印刷された一枚物の車検証入れを渡すことができ、これは「お客様の車のメンテナンスなどを行うので、これからも、お付き合いください」という意思表示になります。
■3つ折り車検証入れ
3つ折り車検証入れは一枚物をグレードアップしたものになります。中に芯が入っていますので手触りの良さと、3つに折ることで高級感を感じるようになります。今の車は助手席にエアバックがついてグローブボックスが小さくなっているのでコンパクトな3つ折り車検証入れの需要が高まっています。
■芯入り車検証入れ
車検証入れに、芯やプラス、ウレタンなどを入れることで高級感を出すことができます。それが、芯入り車検証入れです。芯が入っているのでポケットがしっかりと張り、記録簿ぐらいの薄い書類であれば入るようになっています。
このほかにも、内側ポケットを左右に2つ付けて、ポケットを増やしたものがあります。これは検査証の他に、記録簿や自賠責証書などの証明書を入れて、整理整頓がしやすいのが特徴となっています。一枚物に束ねて入れるよりも、分けていれることにより次回車検時にスマートに渡すことができます。
中古車の車検証入れは
中古車は下取り・買取や知人の販売店からの買い付けしたものやネットオークションで落札したものまで入手経路はさまざまあります。どこで中古車を入手したとしてもだいたいは新車を購入した時のメーカー系ディーラーの車検証入れを渡されることがほとんです。しかし、中古車は長年使われていることが前提ですので全く関係のない名前が入っている場合や汚れいたり、破れていたり、車検証入れ自体がないなんてこともあり得ます。
■メンテノートが入るタイプ
中古車で買う場合の車検証入れだけでなく、メンテノートや取扱説明書が入る車検証入れがあります。中古車の場合は新車と違って「どのように扱われてきたのか」が重要になります。その為、車検証入れと一緒にメンテナンスノートが入るぐらいの大きさが必要となります。
■マチ付車検証入れ
取扱説明書やメンテノートも入るタイプにさらに容量を増量させたものになり、表面からみても形が崩れにくいのがマチ付車検証入れとなります。中古車用の中でも壊れにくいので、中古車を購入する時はマチ付車検証入れを一緒につける人も増えてきています。
■ディーラー仕様
全国のメーカーディーラーが使用しているものはA4中袋を2枚構造にした車検証入れです。これをディーラー仕様と呼ばれることが多く、A4中袋の一番上に「検査証」それ以外の場所には自賠責や記録簿といった書類を入れることができます。ディーラー仕様は整理整頓がしやすいのが特徴となっています。
■ポケットの数や素材も大切
車を購入した時は様々な書類を管理する必要がありますので、車検証入れはポケットの数が大事になってきます。たくさんあればいいというわけでもありませんが、少なすぎると書類の整理ができなくなり、いざって時に困ることも多いです。また、車検証入れの素材となっているのは、塩化ビニールを圧縮したものです。ビニールだと破れやすいため、こだわりがある人は素材にも注目しておくといいでしょう。
車検証入れでも困る場合がある
車検証入れで困る場合は、例えば新車を購入した時に一枚もの車検証入れだけを購入した場合です。後で、事情が出てきて、中古車を購入しないといけなくなった時「メーカー系ディーラーの車検証入れが汚れていたり、破れていたりする可能性」や「別の会社名が入っている車検証入れ、場合によっては車検証入れ自体がない」ということもあります。
その場合、一枚ものの車検証入れでは検査証を入れることはできますが、メンテノートや取扱説明書を裸で管理しないといけなくなります。一枚物の車検証入れは「新車を購入した証」でもありますが、今後の事を考えるのであれば「メンテノートが入るタイプ」や「ディーラー仕様の2枚構造」を購入しておいたほうがいいかもしれません。
種類は豊富
前述で紹介した車検証入れが思ったより高くて購入しない場合もあると思います。その場合は裸で渡されたりすることもあり、管理に困ることが出てくるかもしれません。しかし、車検証入れは種類が豊富で、100均などでも手に入れることができますし自作で車検証入れを作ることだってできますので紹介していきます。
■100均の車検証入れ
基本的に100均に車検証入れというのは存在しませんが、代わりになるものはいくらでもありますし丈夫なものが多いので長持ちすることも多いです。
実際に、車検証入れとして100均で購入する人も多くいます。ポケットが横向きについているファイルケースは車検証を入れて、半分に折り曲げることで保管することもできます。また幅が狭いので車内のどこにでも保管することが可能となっています。
この他にも、リングバインダーやリングバインダー用のクリアポケットなどにも丁度いいものがありますので、車検証入れとして代用することができますしメンテノートや自賠責などの書類を入れるのも便利でしょう。
こだわりがない人や車検証入れにそこまでお金を使いたくない人は100均で代用するのも一つではないでしょうか。
■自作での車検証入れ
車検証入れは自作で作ることも可能となっています。クリアファイルを2枚用意してつなぎ目の部分が両端に来るように重ねてスライドするだけで簡単にできる車検証入れや中にはケースを本格的に作る人もいます。クリアファイルぐらいであれば100均で用意したり、家にあるものとして代用することも可能です。また、自分専用の車検証入れを作ることができますので、デザインにこだわったり、世界で1つしかないものを持ちたいのであれば自作するのもいいのではないでしょうか。
ただし、手間がかかってしまうのはもちろんですが、材料費などを考えると市販のものを購入した方が安い場合もありますので、手作り=安く抑えることができるというわけではありませんので注意しましょう。
車検証入れには水漏れ対策を
車検証はもちろんですが、取扱説明書も自賠責も紙ですので、水に濡れてしまえばボロボロになってしまいます。そうならない為の保管場所やまた水漏れをしないための工夫を紹介していきます。
■トランクに置くことがおすすめ
車検証入れは車のトランクに入れて置くことをおすすめします。最近の車はグローブボックスが小さい車種も多く、収納スペース自体が小さいことが多いです。その為、車検証と一緒に別のものを置いておくことが難しいです。扉の側面に入れるかたも多いですが、そこは、水に濡れてしまう危険性があるためおすすめしません。トランクに入れておけば排水機構がありますので、水漏れ対策だけでなく、多少ですが車内の収納スペースを確保することも可能となります。
■ジップロックに車検証を入れておくと吉
トランクに排水機構があるからといっても、トランクの開け方や溜まっている水の量によっては、内部に水が入ってしまう可能性があります。そのため、トランク内部に水が入っても濡れないようにするためには、車検証入れが入る大きさの「ジップロック」がおすすめです。チャックで密封することもできますので、仮にトランク内部に水が入ったとしてもジップロックに入れておけば大事な車検証が濡れる心配もありません。小さすぎると入らない、チャックが閉まらない可能性がありますので、少し余裕を持った大きさのジップロックを買うといいでしょう。
■ケースが傷んできたら交換するのもひとつの対策
車検証入れが傷んできて、そのスキマから水が入ってしまうケースもありますので、傷んできたのであれば新しい車検証入れに交換するのも一つの対策となります。前述で記載したとおり100均で車検証入れの代わりになるものありますので、安く入手することができます。
また車検証入れは2000円前後で手に入れることができますので「100均は嫌だが高すぎるのも困る」場合でもリーズナブルに手に入れることが可能となっています。
まとめ
車検証入れは新車と中古車によって種類が変わるのがわかったと思います。特に中古車の場合は、メンテノートなど様々な書類を管理する必要になりますので大きいものが必要になります。デザインにこだわらない場合は100均で購入するのもいいですし、自分専用の車検証入れを作りたいのであれば「自作」するのもひとつでしょう。どのような方法を取るにしても車検証は大事なものになりますので、水でぬらしたり、なくさないように注意していきましょう。