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マットブラックは大変?塗装は自分でできる?コーディング方法も紹介

マットブラックは大変?塗装は自分でできる?コーディング方法も紹介

あなたはマットブラックに塗装された車を見たことはありますか?独特の存在感がありますよね。深みのある色合いが車ファンを魅了しています。今回はマットブラックに塗装することのメリット・デメリット、コーティングなどによるお手入れの方法も紹介していきます。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


マットブラックはどんな色

最近では、一部の外車メーカーでも使用され話題となっている「マットブラック」ですが、皆さんは知っていますか?その名前の通りマットブラックは「つや消しの黒」を意味していて、ツヤがある通常のブラックとは違い、とても存在感があり迫力が増すカラーに仕上がっています。

通常の塗料とは違い、仕上がった塗装面に凹凸ができるようになっていて、その凹凸が光を様々な方向に反射させるため、ツヤが無いような色を生み出すのです。ですのでボディを触ると、ザラザラとした状態になっているのが特徴です。

しかしこのザラザラとしたボディがデメリットになっていたりもしますが、その辺は後ほど説明することとして、今回はそんな話題沸騰中のマットブラックカラーについて詳しくお話していきたいと思います。

マットブラックは人気があるの?

純正カラーでは近年まで使用されることはありませんでしたが、カスタムカーの世界ではとても人気なカラーで、特にアメリカンカスタム業界での人気は非常に高いものがあり、なんと60年以上も前から使用されていたそうです。

日本での人気はというと、最近のカスタムカー雑誌にもマットブラック塗装がされた車両が多数掲載されていて、ざまざまなジャンルのカスタムカーで人気が高まっていることが伺えます。

カーラッピングとは

マットブラック塗装を考えている方にはこんな方法もあります! 「カーラッピング」というボディの色を変える方法があるのを知っていましたか?

もともと日本ではバスやトラック、営業車などの宣伝用として使用される車両の車体に広告などをデザインしたフィルムをラッピング(貼る)し装飾する目的として使用されていた技術というので馴染みがありました。

その技術を応用し、フィルムを様々なカラーやデザインに変えラッピングすることによって車体の色を変えるカスタム方法の一つです。 欧米では10年以上も前から行われていたカスタム方法で、日本での歴史は欧米ほどなく広まり始めたのはここ数年の間のことになります。 こちらもカスタムカー雑誌などで特集が組まれたりするほど人気が出てきました。

カーラッピングのメリットは

最大のメリットは何と言っても、簡単にボディカラーを変えられることではないでしょうか。極端な話、飽きてしまったら全塗装と違ってすぐに変えられます。着せ替え感覚で変えることが可能なので、カスタムが好きな方にはとても魅力的ですよね!
そして、フィルムを剥がせば元の塗装の状態に戻るので、万が一車両を売却する時には非常に役立ちます。買取査定の際に、全塗装を施工しているほとんどの場合で、買取相場よりもマイナスとなってしまう傾向があるようです。その点カーラッピングは、剥がして戻すことが可能なので何も気にせず、カスタムを楽しむことができます。

ラッピングにはさらにメリットがあり、カーラッピングフィルムがボディを覆っているので、飛び石や劣化の原因になるものからボディを保護してくれるのです。これはボディコーティングを施工している効果とほぼ変わりないですよね。とても大きなメリットと言えます。

これもすごいメリットなのですが、カーラッピングに使われるフィルムのデザインはパソコンのデザインソフトで行うため、基本的にはどんなものでも可能です。ですので好きな色だけではなく、好きな質感や写真などもデザインとして使用することもでき、カーボン調にしてみたり、レザー調にしてみたり、実際ではありえないような「オリジナルな一台」に仕上げることも可能です。

カーラッピングのデメリットは


メリットがたくさんあり、とても魅力的なカーラッピング加工ですが、やはりデメリットも存在します。
カーラッピングは、全塗装よりも価格が非常に高くなってしまいます。例えば全塗装の場合だと塗料にもよると思いますが、プリウスクラスで約20万円から25万円程度ですが、それがフルラッピングですと約60万円と2.5倍〜3倍の価格とです。これでは気軽に楽しむことができませんね。

そしてカーラッピングは施工して事故を起こして傷がついた時の部分的(小さい範囲)な補修が難しい場合があります。その場合は該当する部分を貼り直しとなるでしょう。

洗車にも注意が必要で、ワックスやコーティング洗車機など使用する場合は施工店に確認をしてからの方が良いかと思います。使用しているラッピングフィルムによって対応が異なり、フィルムに傷をつけてしまったりフィルム自体が剥がれるなどのトラブルにもなりかねません。正しい情報を得てから行うようにしましょう。

年数が経ち古くなってしまった車の施工もあまりおすすめはできないようで、施工したフィルムが剥がれやすかったり、いざ剥がす時にはボディの塗装が一緒に剥がれてしまう危険性があるようなので、施工の際は一度施工店にて相談をしてみて下さい。

カーラッピングの耐久性は


カーラッピングを使う上で、耐久性はとても気になりますよね。高いお金を払って施工してもらうわけですから、長持ちはしてほしいものです。

気になる耐久性は、使用しているラッピングフィルムにもよりますが平均的にみて約3〜4年といったところでしょう。しかして適切なメンテナンスを定期的に行うことでその耐用年数は約10年ほどまで伸びるいいます。長く使用するためには、日頃の地道なメンテナンスを続けることが必要ということですね。施工後も定期的にお店に行き相談することをおすすめします。

ここで補足として、カーラッピングフィルムは4年程度が経過すると、ボディに強力に粘着してしまう場合があるようです。剥がすことは可能なようですが、のりが大量に残ってしまったり、最悪の場合ボディにもダメージを与えてしまう場合があるかもしれませんので、気になる方は施工店に問い合わせてみると良いでしょう。

マットブラックに塗装するメリット

ここからはマットブラックの項目に戻りまして、詳しくお話していきたいと思います。

マットブラックにすることで、他ではあまり見ることができない個性的な車に仕上げることができます。ツヤが無くなる分、それが逆に独特な存在感を醸し出し、威圧的な迫力を演出してくれるでしょう。外車で採用されているのを見ると分かるに、特にSUVミニバンなどの大型の車両では、このメリットを存分に発揮し愛車を目立たせてくれることに違いありません。
またスポーツカーのような車両であれば、レーシーさに磨きがかかると思います。積極的にトライしてみる良いでしょう。
ぜひマットブラックで塗装をし異彩を放った愛車を作ってみて下さい!

マットブラックに塗装するデメリット

冒頭で、マットブラックについての「塗装の部分に凹凸があり、これがデメリットとなる」お話をしたと思います。
これはメンテナンスに関するデメリットで、この凸凹が悪さをするのですが、汚れがとても付きやすく、さらに落ちにくくなってしまいます。普通の車両では気にしなくてもよかったチリやホコリのようなものでも凹凸の間に入り込んでしまい、取れずらくなってしまうようです。

オイル汚れなどが染み込んでしまうと、シミになってしまい落とすことはほぼ不可能と言っていいでしょう。ですので普段からこまめに洗車をし、汚れをがない状態にしておくことが必要です。なお、洗車機に入れるのはNGですので手洗いでお願いします。

せっかくかっこ良い塗装したのに、シミや汚れだらけでは台無しです。日頃から洗車をしていくことで小さな汚れに気づくことができます。綺麗に保つことを心がけて下さい。

マットブラック仕様のコーティングは?

お手入れの部分で難ありのマットブラックですが、実は専用のボーディコーティングが存在します。通常のコーティングだとツヤが出てしまいせっかくのマットブラックが台無しになってしまいますが、こちらの専用のコーティングであればその心配はありません!

このコーティングの通常と違うところはコーティング剤をボディに吹き付けて、さらにその後ブースの中に入れ、焼付けさせ固めるという工程があることです。
最後の焼付け工程により、凹凸が激しいボディにもしっかりとコーティング剤を硬化させることができます。このコーティングを施工しておけば、先ほどのデメリットの部分でお話した部分は解決できそうですね。
マットブラック塗装を施工したら、セットで行うことを推奨します。
保証期間は5年としている場合が多いため、耐久性もその程度は確実に見込めるでしょう。価格は軽自動車で7万5千円、小型車9万円、中型車10万円、大型車12万円程度になります。

マットブラックのNGなお手入れ方法は

基本的には、デメリットの部分でお話した通りとなりますが、それに付け加えて、ワックスや市販のコーティング剤の使用も厳禁です。 これらをマットブラックのボディに使用すると、特徴的な凹凸のある塗装面に入り込んでしまい、完全に拭き取ることが不可能だからです。万が一間違って使用してしまった場合は、施工店に相談し対策方法を教えてもらいましょう。経験の中で、対処法は分かっていると思います。

こういったことを避けるためにも、先ほど説明した「焼付きコーティング」を施工することが一番の対策と言えます。価格は安くはありませんが確実にボディを保護できますし、洗車の方も簡単なもので済ますことができます。 長く愛車使用するためには、施工しておいて損はありません!

マットブラックの塗装料金は

ここまでマットブラックについての説明を聞いて「実際にやってみたい」と思った方のために価格の方をお伝えしたいと思います。
通常の全塗装に比べると、少々高くなる傾向にあるようです。

軽、小型車約20万円、中型車24万円、大型車30万円、大型SUV等35万円
といった感じになります。

こちらはあくまでも参考価格となるため、使用している塗料や設定工賃によって価格は変動しますので実際に施工する場合は見積もりをしてもらうようにしましょう。

カーラッピングと比較すると、価格に関しては塗装で施工した方が良さそうな気はしますが、メリット・デメリットなど全てを考慮しながら考えると、カーラッピングでもいいかなという気がしませんか?

どちらにせよ高額なお金がかかることは間違いないようですね。
車をかっこよく見せるのは手間とお金が必要なようです。

自分で塗装はできるの

ネットで検索をしてみると、DIYで愛車をマットブラックに仕上げている方も多数見かけます。 実際のところDIYでできないこともないでしょう。しかし、場所、時間、労力、知識等が揃わなければ現実的に考えて、非常に厳しいでしょう。

作業の際、一番ネックになるのは時間の問題と考えられます。塗料を塗る前の下地処理の時点で何工程もやらなければならないですし、いざ塗装した後も乾燥などに時間がかかります。 普段車を使わない方であれば問題ないかもしれませんが、そこがクリアできなければ自分での塗装は考えない方が無難です。

例え全てが揃って、塗装までできたとしてもその後にまたトラブルが起きるリスクも高いのでやはりオススメはできないですね。

それでも「自分でやってみたい!」という方は挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。 マットブラックにする際は、高いお金を支払ってでもプロの方にお願いして、施工してもらうのが一番確実ですね!

艶消し塗装失敗しないためには

自分でつや消し塗装をやってみたい方に朗報です!
実は市販の缶スプレータイプのもので、カーラッピングのように楽しめるものが存在します!一部のカー用品店、ネットショップで簡単に手に入れることができるのです。

ネットで「ラバースプレー」または「ラッピングスプレー」と検索すると、多数の商品がヒットします。価格帯は2千円ほどなので手軽に楽しむことができますね。カーラッピングと同じで塗っても剥がすことが可能なので、間違って塗ってしまっても心配はいりません。

またカラーの種類も豊富で主要なものだけではなく、ピンクや傾向グリーンのような奇抜なカラーまで様々です。

たくさんのカラーを購入して、定期的に色を変えて変化を楽しむことも可能なので、一度試してみてはいかがでしょうか?

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まとめ


マットブラックとカーラッピング、両方とも面白いカスタム方法でしたね。
この先まだまだ人気が出て行きそうな気がします。
どちらも価格の方が少々ネックですが、施工後の変化には十分な満足ができそうです。また周りとは違う車両にできるため、注目を集めることが可能ですし、新たな愛車の一面が見られると思います。
実際にやってみたいけど不安な方は、ぜひ最後に紹介したスプレーを使用し試してみてください!
愛車を劇的に変化させたい方、かっこいい愛車で目立ちたい方にはぜひやってみてもらいたいカスタムです!

よくある質問

マットブラックのメリットは?

他ではあまり見られない個性的な車に仕上がります。ツヤが無くなる分、独特な存在感を醸し出し、威圧的な迫力を演出してくれるでしょう。

マットブラックのデメリットは?

塗装面が凹凸なので、汚れが付きやすく落としにくいのがデメリットです。普通の車両では気にならないチリやホコリでも、凹凸の間に入り込むと取れにくくなります。

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