スポーツカー「アウディR8」の歴史と概要
アウディR8
アウディのR8は、ドイツの自動車メーカーアウディが製造・販売するクーペ型のスポーツカーで、初代モデルは2006年に登場しました。
初代のR8のエンジンは、4.2L FSI 直噴 V8 DOHCを搭載。
最高出力420ps/7,800rpmを発生しました。
R8は、まず最初にドイツなどヨーロッパで発売され、日本でも2007年から発売開始となりました。
2代目のR8は2016年より発売され、エンジンはNAのV10、5.2Lエンジンを搭載しています。
価格は「R8 V10」が24,560,000円、「R8 V10 plus」が29,060,000円。
そして、2017年7月上旬から、オープンモデルの「スパイダー」も発売されています。
初代モデル アウディR8
アウディR8
「アウディ ・R8」がリリースされたのは2006年のことです。
2013年に登場した2013年モデルでは、7速デュアル・クラッチ・トランスミッション「Sトロニック」を搭載し、0-100km/hを3.6秒にまで縮めるという快挙を成し遂げました。
R8(2013)
2013年型にアップデートされたアウディ『R8』に搭載されるエンジンは、従来どおり4.2LのV8と5.2LのV10の2種のエンジンが用意されている。パワースペックについてはV8が430馬力、V10が525馬力となっている。細かなスペックの変更によって、2012年型のエンジンと比べて燃費の向上とCO2排出量の減少が実現されている。
R8のV8エンジンとV10エンジンは非常に共通点の多い仕様となっている。V8エンジンのボア×ストロークは84.5×92.8mmで、ロングストロークディメンションを持つ。総排気量は4163cc、単室排気量は502.4ccとなる。シリンダーバンク角はV8エンジンとしてはもっとも一般的な90度を採用する。
2代目 アウディR8
アウディR8
2016年より、2代目R8が発売されています。
日本には最高出力540PSの「R8 V10」と、そのハイパワーバージョンにあたる最高出力610PSの「R8 V10 plus」が導入されています。
ちなみにですが、R8新型は、あのランボルギーニのウラカンとプラットフォームが同じです。
アウディR8新型
基本的なプラットフォームやエンジンなどは、ランボルギーニ『ウラカン』と共有する。勿論アウディで開発が行われたもののはず。まあ、残念ながらウラカンには乗ったことがないので、あれこれ言える立場にはないが、恐らくウラカンも乗り易いスポーツカーになっていること間違いなしだ。
エンジンスターターはステアリングに装備される。おもむろに押してみると、弾けるようにV10サウンドが背後から襲い掛かる。室内のバックミラーを見ると、そのV10のロゴが、一度反転されて正立した状態でそこに写し出される。トランスミッションは7速のDCT。これもウラカンと一緒だから、ドライブトレーンは共有と言って間違いないだろう。勿論チューニングは異なっているのかもしれないが…。
■アウディ R8のスペック
基本的なスペックは、
ボディタイプ:2ドア クーペ
エンジン:5.2L V型10気筒エンジン
駆動方式:ミッドシップ フルタイム4WD
最高出力:R8 V10/548ps R8 V10 plus/619ps
最大トルク:R8 V10/55.1kg・m、R8 V10 plus/57.1kg・m
変速機 :7速Sトロニック デュアルクラッチトランスミッション
全長:4,425mm全幅1,940mm全高1,240mm
となっています。
■アウディR8のエクステリア(外装)
■アウディR8のインテリア(内装)
■アウディR8には、レーシングカーがある
アウディがル・マン24時間レース参戦を目的に開発したプロトタイプレーシングカーが、「アウディ・R8(レーシングカー)で、1998年より開発が始められました。エンジンは、3.6Lの水冷V型8気筒エンジンにツインターボ過給を施したオーソドックスなレイアウトであり、エンジン重量は180kgほどになっています。
2006年には、V12ディーゼルエンジンを搭載したR10がR8の後継として開発されています。
■気になるアウディR8の新車価格
Audi R8 Coupé V10 performance 5.2 FSI quattro S tronic | 30,010,000円 |
Audi R8 Spyder V10 performance 5.2 FSI quattro S tronic | 31,460,000円 |
※価格は税込み
■気になるアウディR8の中古価格
中古価格ですが初代モデルが609.9万円から2250万円。
2代目モデルが1550万円から2250万円となっていて、やはりR8は中古であっても高値がついています。
※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2019年4月現在)
■アウディR8の性能と評価
アウディ『R8』のパワーは610ps、60年代のルマンカーよりもパワフルで、現代のスーパーカーにしてみれば、ある意味こんなの序の口と言わんばかりにパフォーマンス競争をして留まるところを知らない。今スーパーカーと呼ばれる類のクルマに乗っているユーザーは、簡単に言えば50年前のルマンカーを路上で転がしているに等しい。一方で、飛ばさなければ、たとえ610psあってもそれは大人しいものである。車高が低いから乗り込む時に少し難儀するのと、リアに巨大なV10エンジンを搭載する関係で少し視界がよろしくないが、乗降性を除けばそれ以外の難儀はほぼすべて、カメラをはじめとした各種デバイスが解決してくれるのだ。エンジンスターターはステアリングに装備される。おもむろに押してみると、弾けるようにV10サウンドが背後から襲い掛かる。室内のバックミラーを見ると、そのV10のロゴが、一度反転されて正立した状態でそこに写し出される。トランスミッションは7速のDCT。これもウラカンと一緒だから、ドライブトレーンは共有と言って間違いないだろう。勿論チューニングは異なっているのかもしれないが…。
このように怖いくらいのスピード感が簡単に体験できるのが「アウディR8」の特徴ですが、快適なドライブも楽しめ気軽に乗ることもできます。
ウラカンについて詳しく知りたい方はこちら
終わりに
「アウディ・R8」の魅力はやっぱりスピード感を体感できるところにあると思います。それも「アウディ」という高級ブランドですから、乗っても見ても嬉しい愛車になることは間違いありません。
ただ仕方がないことですが、中古車でも価格は高めでなかなか簡単には手が出ないのも現実です。ですが買って損はない名車であることは太鼓判。
悩んでいる方は、まず実物を見て相談に乗ってもらうことをお勧めします。