トヨタのディーラーについて
トヨタの自動車販売会社には主に4つのチャネルがあります。求められているニーズや購入者のライフスタイルに合わせた商品を扱っています。それぞれのチャネルにある特長を生かしています。
■トヨタ店
こちらは70年以上の伝統と歴史を持つ最初のチャネルです。
どこのチャネルに行くべきか悩んだら、こちらに行けばまず間違いないでしょう。
■トヨペット店
トヨタ店に続き、1953年につくられた2番目のチャネルです。主にコロナやマーク2が中心になっていて、日本国内のミディアムカーを牽引する存在です。
■カローラ店
元はパブリカ店として1961年に営業を始め、その8年後に名称をカローラ店に変えて誕生したのがカローラ店です。カローラを筆頭に商品の種類を豊富に提供しているチャネルです。
■ネッツ店
ネッツチャネルとビスタチャネルが合併して2004年に生まれ変わったのがネッツ店です。ヴィッツを始めとしたコンパクトカーと、ヴォクシーやヴェルファイアなどのミニバンを扱っていて、今までになかった客層に絞ったチャネルです。
営業時間について
トヨタのディーラーの営業時間はチャネルごとや店舗により若干の違いはありますが、主に8時45分から17時30分の間となっていて基本的には毎日営業しています。年末年始は例外で、12月29日から1月4日までが休業です。各ディーラーに電話して営業時間を確認するのも良いでしょう。
ディーラーの評判
トヨタのディーラーの評判は、チャネルによって様々な反応があり、どれも好感が持てる反応(評判)ばかりで、さすがは日本が世界に誇るトヨタだと思います。
トヨタは顧客満足度を11年間連続で受賞したこともあり、日本一の販売会社といっても過言ではないでしょう。感想の中にはそこまでしてくれるの?!という対応まであり、11年連続で受賞した経緯は並大抵のものではないことを実証しているでしょう。
ディーラーの再編と統合
フォトACより
トヨタは来る2019年4月1日に先述した4つのチャネルを統合することに決めました。統合したチャネルは1つの会社となり、1年間を通して統合する中身を明かしていくとしています。
その少し前の2018年9月にはトヨタ西東京カローラ株式会社をネッツトヨタ多摩株式会社に譲渡することも発表しています。
元々トヨタは2016年から始めているJ-ReBORN計画というものを発表していて、トヨタと日本国内で販売している会社が日本各地域を元気にすることを目標にしている計画です。
今までやっていたチャネル販売の方針から地域での販売に方針を変えていき、地域単位での顧客や行政、そして他の企業との連携を今まで以上に強化していくことや、新しくビジネスモデルを変えていくことを目指してこの計画は進められています。
東京では自動車よりもバスや電車など他の公共交通機関を利用している人が多く、逆に郊外では変わらず自動車を利用している、といった様に乗り物の使い方が地域によって変わっています。その為、今回の統合では東京での自動車利用の差について体制をつくっていくことが目的となっています。
中身を見てみると、今までの4チャネルはトヨタ本部として1つになり、レクサスに関してはレクサス本部として構成されることになっています。
トヨタ本部はトヨタ本部内カンパニーとして暫くは継続され、経営が異なっていたレクサスはレクサス本部になってより効果的に店舗の拡大を目指し、シェアを大きくしていくことを狙いとしています。
ディーラーの年収と給料は?
気になる人が多いと思われるディーラーのお給料についてですが、年収で見ると平均で651万円もの額になります。月給で見ると、地域の差は多少ありますがだいたい20万7800円に目標達成でボーナスが追加され、さらに賞与が年に2回あります。
ここでポイントになってくるのが基本給です。なんと、20万7800円という金額は最低金額です。また、年齢が高いほど給料も上がり、勤めている期間も長ければ長いほど給料が上がります。
ディーラーとしての実績が上がると目標達成として給料アップになります。中には年収で1000万円以上稼いでいる人もいるそうです。勤務形態は週休二日制で、月に8日以上のお休みが設けられています。
また、ゴールデンウィークや夏季休暇、さらに年末年始もお休みとなっています。慶弔休暇もあり、特別休暇から生理休暇、リフレッシュ休暇、バースデー休暇はもちろんメモリアル休暇までお休みがあります。
その為、年間を通してのお休みの日数はおおよそ116日です。
また、福利厚生や待遇については、昇給は年間で4月に1回あり、賞与は年間で6月と12月の計2回、月間で3万2500円までの交通費の支給もあり、雇用保険や労災保険、健康保険から厚生年金保険まで社会保険を完備しています。
団体保険についてもあります。健康診断や人間ドックもあり財形貯蓄、退職金、社員株式保有会や住宅手当として月に3万円支給もあります。
商品を紹介した際も手当が出ます。業績手当もあり、トヨタホームの取得手当、自家用車を購入する時に社員割引制度があり、資格を取得する場合は支援制度もあります。
外部研修制度、継続して勤務できていると表彰されることもあり、成人祝いや誕生祝、結婚祝から出産祝金、配偶者がいる人は誕生祝のケーキがあります。
子どもがいる人は子どもが小学生になる時に入学祝としてランドセルのプレゼントもあるという噂や。また、同好会や保養所、ハワイなどの報奨旅行、そして報奨食事会が船上パーティーがあるという話も。これほどのボーナスはなかなかないのではないでしょうか。
中古車の保証と人気車
中古車を買う人も多いでしょう。中古車には保険がついてくるのか不安な人もいると思います。トヨタには現在、取扱い中古車数が49234台にも及び(2019年4月現在)、毎日中古車数が更新されています。
トヨタの中古車には購入者全員に保険がついてきます。買ってから1年間、走行距離は無制限で保険料は無料です。保証修理はトヨタテクノショップで受けることができます。
トヨタの中古車は車体をまるごと洗浄します。隅々まできっちり洗い、汚れも細かく落とします。クリーニングが終わると、認定検査員が状態を厳しくチェックします。最大10段階までの評価を出し、傷や修復歴を車両展開図に記載する流れになっています。
トヨタの中古車は3段階のグレードがあります。中古車を無難に選ぶならT-Valueハイブリッド、選び抜かれた品質の中古車を選ぶならT-Valueハイブリッドプレミアム、そして最高品質で厳選された中古車を選ぶならT-Valueプレミアムといった3つのグレードから欲しい中古車を探すことができます。
次に、トヨタの中古車で人気の車を紹介します。1位はアクアです。2位がプリウスで3位がヴィッツ、4位がパッソで5位がヴォクシーとなっています。総合でのランキングで2019年の2月に更新された最新のデータとなっています。
トヨタのディーラーで受ける車検と修理
国土交通省が法律で定めた車検とは、安全に走行できる基準に満たしているかを一定の期間で検査をする制度です。新しく自動車を登録した場合は3年目で最初の車検があり、それからは2年ごとに車検があります。
車検にかかる費用は2種類あり、1つは自賠責保険が含まれている法定費用、そしてもう1つは定期的に点検をしてくれる費用とその検査料が含まれている非法定費用です。ここに、トヨタで車検を受けることのメリットがあります。
トヨタの車検は通常よりも非法定費用がかかります。しかし、その費用の差で次の車検までの2年間(24か月)、定期的に点検をしてくれるサービスがついてきます。このサービスは他の販売店では付属してきません。その為、安心して自動車に乗れるようなサービスを提供しています。
また、実は車検にはもう1つ費用がかかります。それは、自動車の状態により修理が必要な場合です。走行環境により自動車に傷がついて故障してしまうことがあります。
他にはタイヤがすり減っていてライトが切れている場合など、修理や交換をしないと車検を通すことができなくなることがあるので、その場合は修理や交換から行います。
流れとしては、ディーラーの方から修理や交換を打診し、修理や交換をするかどうかの選択をしてから実際に行います。
車検の際に必要なものは、車検証、印鑑、自賠責保険証明書、自動車税の納税証明書、メンテナンスノート、そして車検の費用です。これらのものは必ず必要なので忘れずに準備しましょう。
車検が切れているのに運転してしまった場合は道路運送車両法により、違反点数が6点、半年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金、30日間の免許停止になります。
自賠責保険の更新をしていない場合は違反点数が6点、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金となってしまうので車検と自賠責保険の更新は必ず行いましょう。
ディーラーでも洗車はできるのか
普段、最寄りのガソリンスタンドなどで洗車をすると思いますが、ディーラーでも洗車はできます。といっても、一概に可能というわけではなく、いくつかの注意点があります。
まずは、ディーラーに電話をかけて洗車をしてくれるか聞いてみましょう。そして、その際に洗車代は有料なのかそれとも無料でやってくれるのかも確認しましょう。
また、そのディーラーに洗車機があるかないかでも洗車の内容は変わってきます。洗車機がある場合は水洗いして水滴を拭き取ってくれます。
洗車機がない場合はメカニックが洗い流す程度で洗車をしてくれます。フロアマットを洗ってくれるディーラーもあります。有料での場合シャンプー洗車はもちろん車内の掃除からワックスまで行ってくれます。
ディーラーでのコーティングについて
トヨタのディーラーでできるコーティングは4種類あります。1つ目は、QMIセンチュリオンコートです。こちらのコーティングの特徴は、4種類ある中でも最上級のコーティングです。
初めてガラス系被膜が2重になり、今までよりも耐久性の向上や撥水性の向上、光沢感の向上、そして高度の向上が可能になりました。
また、動的滑水性に優れているので雨水でも汚れを落とすことができます。ボディに汚れがつきにくくなります。
潤滑性も高く、表面の摩擦係数が減り、洗車時に傷がつきにくくなり、洗車したあとの拭き取りもしやすくなります。
2つ目は、QMIグラスシーラント タイプT-2です。2番目に高い品質のコーティングとなっています。ガラス系被膜を使ったコーティングをし、塗装された面を保護します。こちらも滑水性が高いので雨水で汚れが落ちやすくなります。
潤滑性が高いのでボディの表面に対して摩擦係数が減ります。洗車した時に傷がつきにくくなります。拭き取りも同様にしやすくなります。
次はQMIグラスシーラントです。こちらは3番目に品質が高いコーティングとなっています。こちらの特徴は2つあり、ガラス系被膜を使用したコーティングで先述した2つのコーティングと同様に塗装面を保護します。撥水効果は低めですが、汚れは十分に落ちます。
そして4つ目のコーティングはQMIペイントシーラントです。こちらは摩擦係数が少ないことが特徴で、ボディの表面が滑りやすくなり、汚れが落ちやすくなります。その為、汚れがついても簡単な水洗いで落とすことができます。
トヨタのディーラーで組むことができるローン(自社ローン)
トヨタの車を購入する時に、ディーラーでローンを組むことができます。トヨタファイナンスといい、このローンは自動車だけではなく住宅ローンも扱っています。
自動車ローンはトヨタクレジットという分類に分けられていて、トヨタ自動車を買う時にプランが選べます。
全国で4800もの数があるトヨタ販売店の4つのチャネルでローンを組むことができます。
審査の結果も早くわかることができるのも特徴です。
また、トヨタクレジットは18歳からローンの利用ができます。他にも主婦(夫)でも申し込むことができ、他のローンと比較しても使いやすいローンになっています。
ディーラーローンの金利
トヨタのディーラーで組むことができるローン金利の基準は年6.8%となっています。返済の回数についてはトヨタクレジットで最大72回、支払額可変クレジットで最大84回、残価設定型クレジットで最大60回、そして残額据置払いで最大36回です。
オプションナビ
トヨタディーラーで購入できるオプションナビは豊富な種類を取扱っています。ドライブレコーダーはもちろん、安全面に配慮したセーフティモニターなどがあります。
ドライブレコーダーはナビ連動で2種類、一体型と別体型で1種類ずつ、安心機能がついているタイプが一体型と別体型で1種類ずつあります。
基本的な性能はどのドライブレコーダーも良いため、選ぶ基準としては気に入ったものでも良いです。高性能のドライブレコーダーを選ぶならナビ連動タイプを、手持ちのスマートフォンと連携したい方はカメラ別体型のタイプを選びましょう。
また、スリムでコンパクトが良いならカメラ一体型、運転や駐車に不安がある方は安心機能のタイプを選ぶとなお良いでしょう。セーフティモニターについてですが、こちらは6種類ものタイプがあります。
雨滴除去機能マルチビューバックガイドモニターと、雨滴除去機能バックガイドモニターにはなんとカメラレンズについている雨滴を空気で飛ばすことができる機能がついています。
マルチビューバックガイドモニターは後方を見下ろしているような映像と、広角ワイドビュー映像が組み合わさっている映像を表示する機能を持っています。
バックガイドモニターは、駐車が苦手な人に持ってこいの機能です。駐車中の進行方向をガイドに表示することで安心して駐車することができます。
ブラインドコーナーモニターは、見通しが悪い道路を走る時や発進する時に死角となる場所の状況を確認することができるモニターとなっています。
コーナービューモニターは運転席から見えにくい左前の状況をモニターに表示させる機能を持っています。
まとめ
トヨタのディーラーは他の販売店にはない魅力があり安心して任せることができます。また、不明なことがあってもわかりやすく説明してもらえるのでまずは一度、最寄りのトヨタディーラーに行ってみましょう。