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貴重!少なくなったFR車のメリット、デメリットや注意点などをご紹介

貴重!少なくなったFR車のメリット、デメリットや注意点などをご紹介

自動車の基本であり続けたフロントエンジン・リアドライブ(以降、FR)という形態のFR車ですが、現在では少数派になっています。その理由と、現在新車で購入できるFR車と中古で安く買うことができるFR車について、また、FR車のメリット・デメリットについてもお伝えします。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


FR車の特徴

86

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車体の前方にエンジンを置き後輪を駆動するのがFR(フロントエンジン・リアドライブ)車です。FR車の場合前輪は総舵輪としての役割のみ担うことになります。つまり、前輪で車の進む方向を定め、後輪で車を押し進めると言うように役割を分担しているのです。

これまでFF車(フロントエンジン・フロントドライブ)しか運転した事のない方、もしくは運転免許を取ったばかりで運転経験の浅い方が、FR車を運転する際には、運転の感覚の違いには注意が必要です。

カーブを走行中に速度を出しすぎると、後輪が横滑りを起こすことがあります。FR車の場合、そのようなシチュエーションではFF車に比べスピンする危険性が高い傾向があります。

タイヤの溝がすり減っている状態であれ場尚の事危険です。タイヤは溝のしっかりと残っているものを履き、安全運転を心がける様にしましょう。

FR車のメリット

FR車は、FF車と比べて、車輪より前にはみ出した部分(フロントオーバーハング)が短くすることができ、それにより車の動きが掴みやすいという特徴があります。

また、フロント部分に余裕があり、ステアリングの切れ角を大きくとることができ、その為小回りが利きます。

その他にも、前輪にパワーが掛からない為、操舵だけの役割となり、自然なステアリングフィーリングが得られます。

エンジンを縦置きすることでミッションやエンジンと言ったパーツを直線状に並べることができ、エンジンの持つパワーの伝達ロスが少なく済むなどと言ったメリットがあります。

FR車のデメリット

FR車の最大のデメリット(短所)は、車室と荷室を前後に貫くプロペラシャフトの存在です。

構造上どうしても必要不可欠ではありますが、後列席の足元中央部分が盛り上がってしまうことや、前列から後列へ車室内を歩いて移動するウォークスルー機構を採用できないこと、また後列中央席では足を伸ばしてくつろぐことが難しくなっています。

その為、車内空間に限りのある小型車では、FR車は敬遠され、最近ではすっかり姿を見なくなってしまいました。

必須!FR車での雪道走行にはタイヤチェーン

駆動輪である後輪にあまり荷重のかからない(エンジンと言う最も重い物がフロントにある為)FR車は、滑りやすく、雪道発進では不利だと言われています。雪の降るシーズンには、タイヤチェーンは必須の装備と言えそうです。

ほとんどの都道府県では、雪道をノーマルタイヤ(チェーン非着用)で走行すると反則金が課せられます。普通自動車で6,000円、大型車で7,000円となっています。

更には、タイヤチェーン非着用(スノータイヤを除く)で公道で走行不可能となり、渋滞の原因を作った場合は法律で処罰されます。お出かけの際はくれぐれもタイヤチェーンを忘れない様にしましょう。

iHOVEN車チェーン 車用タイヤチェーン 4個入り

※購入前にお使いのタイヤのサイズをよくご確認下さい。

スポーツカーや大型セダンにFR車が多い理由

トヨタ センチュリー

トヨタ センチュリー

ハイパフォーマンススポーツカーや、スペースを大きく使うことのできる大型セダンにFR車が多い理由としては、特に車長の長い大型セダンは小回りが利くことは重要となるからです。タイヤの切れ角が小さいと何度もハンドルを切り返す事になります。

トヨタの高級セダン、クラウンやショーファードリブンとして官公庁などで採用されているセンチュリーもFR車です。センチュリー(二代目)においては、直列6気筒エンジンをベースにしたV型12気筒エンジンを搭載しています。フロントにスペース的な余裕があるFRの超大型車ならではですね。

新車で買えるFR車種(外車編)

シボレーカマロLTRS

シボレー・カマロ

シボレー・カマロ

初代の登場から半世紀以上もの歴史を持つ、米国を代表するスポーツカーです。排気量は1,998㏄ながら、DOHCICターボを搭載し、275馬力を発生します。価格は、478万円~となっています。

ジャガーFタイプ

ジャガー Fタイプ 2019年モデル

ジャガー Fタイプ 2019年モデル

V6エンジンを搭載しグレード別に300~575馬力を発生させるスーパースポーツでありながら、408リットルもの大容量ラゲッジスペースを確保しています。価格は806万円~となっています。

おすすめの現行FR車一覧をご紹介(日本車編)

トヨタ86/スバルGRZ

北米限定モデル86 Hakone エディション

北米限定モデル86 Hakone エディション

トヨタ自動車とスバルの共同開発車。2012年発売。新型スープラが発売されるまでは、トヨタ唯一のスポーティーカーだったのでした。製造はスバルで行っています。

高価なハイパフォーマンススポーツカーではなく、若年層にも手が届きやすい、安価なスポーツカーとして開発されました。標準グレード(エアコンなどの快適装備を備えている)のG型が262万円~と、求めやすい価格になっています。

マツダ ロードスター

マツダ ロードスター 30周年記念車

マツダ ロードスター 30周年記念車

言わずと知れた日本車を代表するオープンスポーツカー。2015年に登場。マツダロードスターとしては4代目に当たります。

1496㏄の自然吸気エンジンで、132馬力を発生します。絶対的な速さを求める車ではなく、運転することを楽しみたいユーザー向けの車と言えます。また、フロントミッドシップエンジンのおかげで重量配分が前後で50:50と理想的な値となっています。

安い!FR車の中古車

トヨタ アルテッツァ

トヨタ アルテッツァ

国産のFRスポーツカーが中古で求めやすい価格になっています。FR車に乗ったことがないという方は、今のうちに状態の良い中古車を探してみてはいかがでしょうか?中古車価格の目安は下記になります。

・トヨタ 86:約80万円~
・トヨタ アルテッツァ:約30万円~
・日産 シルビア(7代目):約50万円~
・マツダ ロードスター(NB):約30万円~
・スバル BRZ:約80万円~
※2019年8月現在の情報をもとに作成
※レスポンス中古車情報を参照

社外パーツなどでチューンされた個体は、中古でも高額になります。また、過度なスポーツ走行を繰り返したために程度の悪くなった個体も中にはあると思われますので、購入する際には自分の目で確かめたり信頼できるショップで購入するなど注意が必要です。

まとめ

スバル BRZ

スバル BRZ

今回の記事では、FR車のメリット、デメリットを中心に、運転する際の注意点と、代表的なFR車をご紹介して来ました。今では少数派になってしまったFR車。

これまではFF車ではハイパワーを生かすのが難しいとされてきましたが、電子制御技術の進歩で、FF車でありながらハイパワーなエンジンを搭載する車種も出てきており、FR車は今後貴重な存在になるのではないかと思われます。

また、4WD(4輪駆動)のスポーツカーも人気があり、FRという駆動方式を選択するメーカー/車種はさらに少なくなっていくのかも知れません。興味のある方は一度体験してみてはいかがでしょうか。

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