カーオーディオの基礎知識
車がかなり好きだという人でも、オーディオについて詳しい知識はないかもしれません。
もちろんカーオーディオの専門店に任せることもできますが、自分好みの音質を車内で楽しむためには、オーディオについての多少の知識が必要です。
まずは、カーオーディオの基礎知識から理解を深めましょう。
■純正オーディオは音質が劣る
車を購入した際に搭載されているカーオーディオがありますが、それが「純正オーディオ」と呼ばれるオーディオです。
車に合わせたデザインやサイジングで統一感のある車内になるように設計されています。
そして、購入時の車のグレードによって、2スピーカーやカーナビ連動などの機能性が追加されます。
しかし、そもそも車は走行性や安全性などが重要視されているため、オーディオに予算と技術はかけられていないのです。
しかも車の費用はオーディオも込みの価格になるため、プレミアムオプションのようなオーディオを除くと性能は一般的なオーディオよりも劣ってしまうのです。
■市販オーディオはメリットが多い
純正オーディオの性能は今ひとつとされている一方で、市販のオーディオは機種によって音質や音域が異なり、好きな音を選ぶことができます。
新技術の搭載や最新製品もあるので、純正オーディオと比べると遥かに性能が高くなります。
しかも、自分の好きなデザインや自分好みの機能を選んで組み合わせることまで可能となるので、フルでカスタムできるようになるのです。
そのため、市販オーディオを取り付けることでサウンドの問題を解決する人も多いのです。
音質を上げるためにできることとは?
純正オーディオのままでは音に満足出来ない場合、どうすればいいのでしょうか?
もちろんカーオーディオを市販のものに取り換えるという選択肢もありますし、それ以外にもいくつかの選択肢があります。
■スピーカーを市販スピーカーに交換する
車の音質を変えたいと考える際に、最初に多くの人が「スピーカー交換」を思いつくと思います。
スピーカーは音の出口となる部分ですので、オーディオやスピーカーに詳しくない人でもスピーカーの質を上げることで音も改善されるということは想像がつくでしょう。
スピーカーはメーカーによって音の聞こえ方が異なります。
例えば、パナソニックであれば低音が得意ですし、ソニーは比較的フラットな聞こえが特徴です。
市販のスピーカーに変えることで自分好みの音の聞こえ方に変えることができ、より音楽本来の音を楽しめるようになります。
ただし、元々のオーディオの音質が悪ければ、スピーカーで音質を上げるのには限界があります。
■外部アンプを追加する
カーオーディオにはもともと内蔵されているアンプがありますが、音質や音量が物足りないと感じる際には外部アンプを設置することで解決することができます。
外部アンプは内蔵アンプに比べると出力や性能が高く、音質や音量のクオリティを上げることができるのです。
しかも、小型のアンプも多いので設置場所に困ることはなく、シート下やグローブボックスの裏などに設置することができます。
良いスピーカーに交換しているのであれば、外部アンプの追加で音質や音量をパワフルにすることが可能になります。
ただし、適切な製品を選んで設置するには専門知識が必要なので、カーオーディオ専門店などで相談しながら決めましょう。
■市販オーディオを取り付ける
もともと車に備え付けられているカーオーディオ自体の取り換えも、音質を良くするための方法です。
やはり、スピーカー交換や外部アンプを追加しても、元々のオーディオの性能が悪ければ意味がありません。
純正オーディオから市販オーディオに変えることで、いい音で音楽を楽しめるようになります。
また、機能性も必要なものを搭載したオーディオを選ぶことが出来ます。
最近であれば、スマホと端末を接続するためのBluetooth対応は当然になってきていますし、イコライザー機能搭載のオーディオを選べば音質調整まで可能になります。
カーオーディオ選びの際に注意したい点
音質や機能性などシステムアップをするためには市販オーディオに交換することが必要になりますが、初心者にとってカーオーディオ選びは難しいものです。
カーオーディオ専門店で購入するにしても、事前にいくつかの注意点は押さえてから購入しましょう。
■カーオーディオのサイズ
カーオーディオ選びで最初に注意したい部分が、「サイズ」です。
カーオーディオのサイズは、1DINと2DINの2種類が主流となっています。
1DINは高さ50㎜×幅178㎜となり、2DINは高さ100㎜×幅178㎜です。
つまり、2DINは1DIN2つ分のサイズとなります。
そのため、2DINであればどちらのサイズにも対応することができ、1DIN規格の別製品と2つ並べることも可能です。
一方で、DIN規格よりも小さいサイズは取り付けることが出来ません。
■機能性
搭載プレーヤーやBluetooth対応などの機能性にも注目して選びましょう。
せっかく市販オーディオを購入するのですから、自分に必要な機能が備わっている物を選びたいものです。
モニター一体型を選べば、音楽だけではなく映像も楽しむことができます。
■デザイン性
元々取り付けられている純正オーディオは、車のデザインに合ったデザインのオーディオが設置されています。
しかし、社外品を取り付けるのであれば、社内のデザインと合うデザインを選ばなくてはなりません。
コンセプトに合っていないデザインを選ぶと、オーディオだけが浮いてしまう可能性があります。
全体とのバランスを考えながら、オーディオのデザインも含めて選ぶようにしましょう。
カーオーディオの取り付けは専門家に頼むべき?
オーディオ選びの次に頭を悩ますことになるのは設置に関する問題です。
設置するには費用がかかるので、自分で取り付けたいという人もいるかもしれません。
自分でカーオーディオを取り付けることは可能なのでしょうか?
■自分でも取り付けられる?
インターネットで検索すると、自分で取り付けている人もいますし、取り付け方なども出てきます。
オーディオを外して配線を繋げるだけなので、簡単そうに感じる人も多いでしょう。
しかし、純正オーディオの取り付けられている場所や種類、また市販購入したオーディオによっては自身での取り付けが難しいケースもあります。
もし失敗して配線が切れてしまえば、結局は専門家に頼むことになりますし、必要のなかった修理代などが必要になってしまう可能性があるのです。
■取り付けは専門家に頼もう
カーオーディオの取り付けは、やはり専門知識のある専門家に頼むことが得策です。
ただし、ディーラーに持ちこみで取り付けを頼む際には、社外品となるので費用が高くなってしまいます。
カー用品店での取り付けが一般的となりますが、別の場所で購入したカーオーディオの場合は費用が少し高くなるケースもあるので確認が必要です。
また、カーオーディオを専門に取扱う専門店でも購入後に取り付けしてもらうことができます。
ショップの検索は、「全国カーオーディオショップ検索」を利用してみるといいでしょう。
まとめ
カーオーディオを変えることで、自分好みの音質や音量、音域の音楽を楽しめることはもちろん、オーディオ自体の機能性も高めることができます。
新しいカーオーディオであれば、車で音楽をより一層楽しみながら快適にドライブできるようになるでしょう。
カーオーディオは種類も豊富ですので、カーオーディオ専門店で自分の好みや車に合ったオーディオを見つけてください。