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ヒールアンドトゥとは?練習できる場所はどこ?

ヒールアンドトゥとは?練習できる場所はどこ?

かつてMTのスポーツカー全盛期、車を速く走らせるためのテクニックがいくつも生まれました。その中でも“必須”と言われたテクニックが「ヒールアンドトゥ」です。今回は、そんなヒールアンドトゥについてご紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


ヒールアンドトゥとは?

マツダ・アクセラスポーツ

マツダ アクセラスポーツ

ヒールは踵、トゥは爪先のことで、ヒールアンドトゥとはマニュアル車の減速時にシフトショックでブレーキングのスタビリティを損なわないために、タイヤの回転数とトランスミッションの回転数を同期させるための技術です。

MT車で変速を行う際、シフトショックが起きることがよくあります。

シフトショックを起こしてしまう理由としては、一定のスピードで4速から3速へ一段階ギアを落とす際に、回転数も変化するからといったものが挙げられます。

ヒールアンドトゥを動画でもチェック

ヒールアンドトゥのやり方

ヒールアンドトゥのやり方は、

1.最初にブレーキを踏み減速させる
2.ある程度スピードが落ちてきたらブレーキを踏んだ状態のままクラッチを思い切り踏み込む
3.シフトダウンを行う

といった流れになります。

その際、エンジンの回転数が足りない場合には、踵や爪先でアクセルを踏み、回転数を上げましょう。

それから、最後にクラッチを繋いであげることでスムーズにシフト切り替えることができるため、シフトショックを引き起こす確率を減らすことができるでしょう。

ヒールアンドトゥとダブルクラッチの違いは

ホンダ シビック Si

ホンダ シビック Si

ヒールアンドトゥと同じ様にペダルを操作するテクニックには、他に「ダブルクラッチ」というものがあります。

ダブルクラッチはその名の通り、一度のシフト操作で2回クラッチペダルを踏むことから、ダブルクラッチと言われています。

ダブルクラッチでは、シフトダウンする際にクラッチを踏み、一度シフトをニュートラルにしてからアクセルを踏んで回転数を上げ、またクラッチを踏みシフトダウンをし、クラッチをはなしてギアを繋ぎます。

最近の車にはシンクロというパーツが付いており、クラッチを踏んでアクセルを吹かしてもギアが回転してくれるようになっているので、ヒールアンドトゥが可能になっているのです。

ヒールアンドトゥでもシフトダウンは可能ですが、エンジンを大切にしたいならダブルクラッチを覚えておくことも大切です。

AT車でヒールアンドトゥをする意味とは?

トヨタ クラウン

トヨタ クラウン

ヒールアンドトゥは、アクセルをあおることで回転数を合わせる「ブリッピング」という技術が必要です。

しかし、最近のAT車はコンピューター制御によって自動的にブリッピング操作をし、スムーズにシフトダウンしてくれます。

公道ではヒールアンドトゥは不要?

石垣島 海岸沿いの道

公道でのヒールアンドトゥは危険が伴う

ヒールアンドトゥはそもそも速く走るためのスポーツ走行です。公道で限界を追求してしまうとタイヤの減りも早いですし、一番の問題点は危険ということです。

公道での走行に求められるのは、どれだけ安全に快適に車に乗れるかです。周囲の車にも自分にも危険性が無い様に安全な運転を心がけましょう。

ヒールアンドトゥの練習場所はどこ?

例え、交通量が少ない場所でも、公道やショッピングセンターの駐車場などで練習するのは控えた方が良いでしょう。

練習はサーキットの様な安全の確保された場所で行いましょう。

まとめ

MT車のペダル

ヒールアンドトゥを練習してみよう!

いかがでしたでしょうか?

なお、ヒールアンドトゥを完全に習得したいのであれば、サーキットなどで不定期に開催されるヒールアンドトゥ練習会への参加をお勧め致します。

安全な環境で練習をして、ヒールアンドトゥをマスターしましょう。

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