トラックレンタカーとは?
トラック
トラックレンタカーとは、基本的にレンタカーのトラックバージョンと考えていただければわかりやすいかと思います。
しかも、一般的なレンタカーで借りられると思ってほぼ間違い有りません。
トヨタレンタカー、ニッポンレンタカー、オリックスレンタカーをはじめ、ニコニコレンタカーのようなレンタカー会社でもレンタル可能です。
いつも使っている場所や最寄りのレンタカーを検索されるのが良いでしょう。
聞き慣れないかもしれませんが、商用車専門のレンタカーもあります。
例えば、「ランドレンタカー」なら2tトラック、4tトラックも借りることができます。ランドレンタカーは月単位でも借りられるのと、陸送の問い合わせが可能なのが魅力的です。また、同じ会社の運営する「はたらくクルマ館」なら軽トラや小型車両を借りることもできます。
また、普通のトラックだけでなく、10tトラックが必要な場合はヨシノレンタカーが頼りになります。川崎、町田といった首都圏が拠点ですが、どうしても大きいトラックが必要な場合は強い味方です。
トラックレンタカーを借りる時、知っておきたいこと
個人利用では、大きな荷物の移動で、法人なら繁忙期にどうしても車両が足りないときに必要になってくることがあるかもしれません。
はじめての人が気になる借りるために準備しなければならないお金や、お得になりそうなポイント、一時的にトラックを置く駐車場を紹介します。
■1.支払いは使った分
レンタルなので必要な時間だけ借りれば大丈夫です。
時間で借りるのはもちろんですが、1日単位、月単位でも借りることができます。そのレンタルサービスにもよりけりですが、
5t限定準中型免許以上で運転できるアルミコンテナつき2tショートは1日12,000~20,000円前後、
準中型免許以上で運転できるアルミコンテナ付き2tワイドロングは12,000~25,000前後、8t限定中型免許で運転できる4tアルミコンテナ付きは20,000円、大型免許で運転できる10t平ボディは54,000円ほどで借りることが可能です。(※2020年3月現在)
■2.乗り捨ても可能?近場ほどお得
大手で借りるなら、普通のレンタカーと同じくトラックでも乗り捨てができる場合があります。
レンタカーの乗り捨て手数料は営業エリア内なら無料、エリア外・県境を越えると有料とするところが多いです。つまり、近場で使うほど費用が抑えられてお得というわけですね。
また、手数料がかかる場合、例えば、東京都内の23区→23区外なら1,000円、東京→神奈川なら約5,000円、東京→大阪なら約40,000円程度です。
■3.トラックの時間貸し駐車場が予約可能
一日で積み下ろしと配送を終わらせる自信がない場合も、トラック用の駐車場を借りれば大丈夫です。
タイムズ駐車場予約サービスを使用すれば、トラックがとめられる駐車場をネットで探せます。会員登録は無料ですので、使ってみてもいいかもしれないですね。
トラックレンタカーのメリットとデメリット
■メリット
先ほど述べたとおり、全国展開しているレンタカー会社なら、搬送先の拠点でトラックを返却可能。
手数料さえ払えば、返しに行く手間がかかりません。また、余計な人件費が一切かからずお得です。自分で借りて自分で運転するなら、支払いは車両代とガソリン代だけです。
搬入も自力で行うならその分の人件費もさらにお得です。
■デメリット
不慣れな人には乗り心地が悪いこともあり疲労がたまりやすいかもしれません。
慣れない車両を操るため、疲れも普段よりたまりやすく感じるでしょう。また、荷物の積み下ろしも自分と知人の力を借りて行うことになります。
日程にはゆとりを持って十分な休息がとれるようにスケジュールを立てましょう。
トラックの借り方
借りられるトラックの種類は免許の種類に準拠します。
まずは免許証を取り出して下の真ん中あたりを確認しましょう。免許の種類で借りることのできる車両の総重量は以下のようになっています。
免許区分 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
普通免許 | 3.5トン未満 | 2トン未満 | 10人以下 |
準中型免許 | 7.5トン未満 | 4.5トン未満 | 10人以下 |
中型免許 | 11トン未満 | 6.5トン未満 | 29人以下 |
大型免許 | 11トン以上 | 6.5トン以上 | 30人以上 |
自分の免許の種類を見たら、レンタカーのサイトを確認しましょう。
トラックの種類が並んでいるページで、車体のサイズと並んで「準中型免許以上」のように免許の種類が必ず併記されているのでそれを探します。
上位免許は下位免許を兼ねています。
このとき、トラックの種類や名前だけ見て予約をしないように気をつけましょう。例えば、「2tショート」を借りたいとき、荷物は2tまで積めます。2tの名前からして普通免許で運転できそうですが、2tショートは普通免許では借りられません。
トラックの種類
予約するときに、気をつけていただきたいトラックの種類を3項目ご紹介します。おすすめはアルミコンテナのマニュアル車で、つめるかどうかわからないギリギリよりもちょっと広めで借りるのがおすすめです。
■アルミと平
簡単に言うと、アルミコンテナタイプは屋根付き、平ボディタイプは屋根なしです。
平の方が後方確認が簡単で運転しやすいです。
しかし、濡れると困るものを運ぶ場合はアルミの方がおすすめです。値段はアルミの方がやや高くなりますが、作業が天候に左右されづらいのはメリットと言えます。
■マニュアル車(MT)がある
近年トラックでもオートマ車が増えているのは確かですが、古い車種にはマニュアル車が残っています。自信がない場合は予約するときに「オートマ車」を希望しましょう。
レンタカーのクラス
「トラック レンタカー 業者名」で検索すると、様々なトラックが並ぶページにたどり着きます。その中に、荷台の内寸が書かれている場所があるので借りる前に確認しましょう。
積みたいものの外寸と梱包材だけでなく、積み方に応じて人が作業するスペースも確保する必要があることを忘れないようにしましょう。また、過積載にならないように、大きさにゆとりを持ちましょう。
トラックの運転で気を付けるべきこと
内輪差が大きい(車体が大きい)ので、普通乗用車の感覚で曲がろうとすると巻き込んでしまう可能性があります。運転するときは巻き込みに気をつけましょう。
また、アルミコンテナタイプでは、後方はミラーではなくカメラのモニターで確認します。
乗用車とは勝手が違うので、いつも以上に安全運転で取り組みましょう。
トラックで事故を起こしてしまったら?
事故を起こすとトラックを借りたレンタカー会社からNOC(ノンオペレーションチャージ)を請求される可能性があります。NOCとは事故や故障等でメンテナンスが必要な場合に、利用者がレンタカー会社に支払うべき補償金を指します。
こちらは、車両保険や免責保証制度とは別です。なぜなら、NOCは対人・対物事故の損害補償ではなくて「営業補償費」の扱いとなっているためです。念のため保険の内容を確認しておきましょう。
引っ越しで荷物の量がわからないときは?
引っ越しでどれくらい荷物が出るか不透明な場合は「引っ越し トラック 業者名」で検索すると、各業者が部屋の大きさでおすすめのクラスを提示してくれます。迷ったらそのページを指標にするのがおすすめです。
このとき、1部屋用だとバンが勧められることが多いですが、荷物が多い人にはバンでは足りないことが多いです。
ワンルームマンションなどで家具家電も運びたい場合は、1tトラック以上をレンタルしましょう。物件によっては、建物を傷つけないために自力での引っ越しを禁止していることもあるので、計画する前に管理会社に必ず確認をとりましょう。
また、自力で運ぶのが難しいような荷物だけ「単身引っ越し」や「宅配便」を利用するという手もあります。くれぐれも無理はしないように計画的に動きましょう。
まとめ
以上トラックのレンタル方法やそのポイントについて説明しました。トラックをレンタルする場合はくれぐれも安全運転でお願いします。