■【スーパーカー】番外編:ブガッティ シロン (約2.8億円)
ブガッティ シロン
ブガッティ社にとって欠かせない人物であったレーサー、ルイ・シロンの名を冠したスポーツカーで、世界限定500台で作られた車でした。現在では完売しているため、残念ながら現状日本で新車を購入することはできません。
ブガッティ シロンは8リッターという大容量のクワッドターボチャージャーエンジンを積み込み、1500hpの出力、1600N・mのトルクを発揮するモンスターマシンでした。最高速度は約490キロを記録しており、このスピードはリニアモーターカーより少し遅いぐらいです。
高速域のスピードを達成するため空力設計が徹底した車で、流線型のフォルムがかっこいい車です。また、車体上部にスカイビューオプションという覗き窓がついてる変わった車でもありました。
■【セダン】プジョー 508 GT BlueHDi (約500万円)
プジョー 508 GT BlueHDi
「セダン車を越えていく」というキャッチコピーをつけた、先進的な機能を多数搭載したセダン車です。ファストバックという後ろにかけてなだらかになっていくフォルムが優美な印象を与えます。
プジョー508GTにはガソリンエンジン車である「GT Line」というグレードが存在しますが、ディーゼルエンジン車である「GT BlueHDi」が最上級のグレードに位置します。
本モデルは従来のセダン車との差別化を図るため魅力的な先進機能を配置しており、アクティブクルーズコントロールやアクティブセーフティブレーキといったおなじみの機能の他、ナイトビジョンという革新的な機能を盛り込んでいます。
これは夜間など暗い場所で赤外線を発してライトが届かず見えにくい人や動物の映像を車内のディスプレイに映し出すというもので、事故軽減に大いに役立つ機能です。その他、自動で縦列駐車などを行うフルパークアシストといった機能もあり、運転に不馴れなユーザーも安心して使えます。
これらの先進機能に加え、このモデルはディーゼル車であるため燃費と環境への低負荷性に優れており、さらに騒音もあまり出ません。
プジョー 508 GT BlueHDiは環境をあまり汚さず、先進的なシステムでストレスフリーな運転を可能にします。未来にはこのモデルのようなセダン車がスタンダードになるのかもしれません。
■【SUV】DS 7クロスバック グランシック BlueHDi (約590万円)
DS 7 クロスバック グランシック BlueHDi
DSオートモビルズから販売されている、デザイン性を重視したSUV車です。フロントフェイスはDSウイングと呼ばれる独特のラインを描いており、洗練された装いの中にも勇ましさを感じさせます。
さらに注目するべきはアロイホイールの美しさで、組み合わされたパーツがスピーディーな格好良さが漂います。
優雅なたたずまいはどこかパリの街を思わせるかもしれません。DS 7クロスバック グランシックの優れた点は外見だけではありません。
車線からはみ出さないようにする「レーンポジショニングアシスト」、高速走行時に車間の距離を保つ「アクティブクルーズコントロールシステム」、渋滞時にも車間距離をキープする「トラフィックジャムアシスト」、赤外線を発して暗所での視野を確保する「DSナイトビジョン」といった先進機能が盛り込まれています。
市街地を離れた遠隔地まで移動することの多いSUVにはどの機能も役立つこと間違いありません。また、本モデルは2.0リッターディーゼルエンジンを使用しており、環境をあまり汚しません。
自然を愛し美を愛するドライバーにおすすめのSUVです。
スウェーデン
スウェーデンの車はボルボ以外は日本ではあまり有名ではないものの、時々驚くような技術を使った車が現れることがあります。
スウェーデン車全体の特徴としては、雪道に強く頑丈というものがあります。
■【スーパーカー】番外編:ケーニグセグ ジェスコ (約3.8億円)
ケーニグセグ ジェスコ
スウェーデンのカーメーカーであるケーニグセグが2019年に発表した世界限定125台の車です。
残念ながら発表後即完売となってしまい手に入れる方法は現状存在しません。株式会社ZOZOの前社長であった前沢氏が保有していると報じられ有名になった車でもありました。
この車は5.0リッターV8エンジンを搭載し、最高速度は480km/h以上が出ると言われています。加えて「LST」という、複数のギアとディスククラッチの組み合わせによってギアチェンジの時間がほぼ存在しない革新的技術が使われてもいました。
2020年1月を最後にメディアへの露出はなされていないため、いまだ謎に包まれている車両です。謎がいつ明らかになるかは誰にもわからず、このまま伝説として語られていく車なのかもしれません。
■【セダン】ボルボ S60 T6 ツインエンジン AWD インスクリプション (約780万円)
ボルボ S60 T6 ツインエンジン AWD インスクリプション
ボルボ社が販売するハイブリッドセダン車です。S60にはガソリンエンジン車も存在しますが、ハイブリッド車であるこのモデルが最上級グレードとなります。
S60はドライビングプレジャーを追求したつくりとなっており、このモデルはまさにドライブの楽しみを体現していました。
本モデルは運転のしやすさに重点を置いて設計されており、万人向けの操作性能であるためドライブの楽しさを感じやすくなっています。車内のレイアウトがシンプルにまとめられ直感的に操作しやすい他、フロントのダブルウィッシュボーン式サスペンションとリアのインテグラルアクスル式マルチリンクサスペンションの組み合わせで高いグリップ力を発揮し、ドライバーの負担を軽減します。
日本ではボルボ車は頑丈というイメージがあり、このモデルもその期待を裏切りません。先進安全装備が組み込まれているほか、高剛性素材をボディに使うなどの工夫によって搭乗者の生存性を高めています。
使いやすさを生かして通勤用などに使うこともできますし、高い安全性を生かしてファミリーカーとしての使用も可能です。いずれにしても、シティーライドを強力にサポートしてくれること間違いありません。
■【SUV】ボルボ XC90 T8 ツインエンジン AWD エクセレンス (約1,360万円)
ボルボ XC90 T8 ツインエンジン エクセレンス
ボルボ社の高い技術をふんだんに使用したハイブリッドSUV車です。最大1868リッターという大容量のラゲッジスペース、そしてクオリティの高い快適装備とSUVに求められる機能を盛り込みました。
最大1868リッターという大容量のラゲッジスペースに加えてボトルホルダーストラップやラゲッジセーフティーネットと荷物の収容を助ける装備が付属しており、さまざまな物を使いやすい状態で運べます。
さらに特筆すべきは豊富な快適装備で、すべての席にマッサージ機能とベンチレーション機能が付属しています。加えて、しなやかなファインナッパレザーで作られたシートと、保温及び保冷機能の付いたカップボトルホルダーでくつろぎの空間を演出します。
また、ボルボ車特有の頑丈な車体があるためもしものことあっても安全です。森林の国スウェーデンでは、ヘラジカやトナカイといった大型の獣との衝突事故が多く、乗員を保護するため頑丈な車が求められてきました。
キャンプなどに出かける時には、この車の積載性能と快適性が必ず役立ちます。北欧デザインで彩られた車を使って、アウトドアライフを更に素敵にしてみましょう。
日本
旋回性能の高い車が多い特徴があります。
その他、ラグジュアリーな車両であっても日本の景観に合うようデザインされている点も魅力的です。
■【スーパーカー】ホンダ NSX (約2,420万円)
ホンダ NSX
ホンダから販売されているNSXは、スポーツカーに欠かせない加速力を備えつつも、安定性と旋回性能に重点を置いて設計されています。
NSXは、水冷V型6気筒ツインターボエンジンを車両中央に備えたミッドシップで、エンジン出力は507ps、 トルクは550N・m と海外のスポーツカーに比べると落ち着いたエンジン性能です。
しかし、前輪側2個、後輪側1個のモーターと組み合わさることで、エンジンの苦手とする低速域をアシストすることができ、システム最高出力は581PSに達します。
また、安定性には最大限の注意が図られており、ミッドシップ化が重要な役割を果たしています。ミッドシップとはエンジンを小型化し車体中央に配置する技術のことで、車高を抑え重心を低くできるというメリットがあります。
さらに、SH-AWDと言うホンダ独自の技術の四輪駆動によって安定性が強化されました。SHとはスーパーハンドリングの略で、コーナリング時の外輪にトルクをかけ曲がりやすくする技術のことです。
これらの安定性を高める技術によって、まるでレールに沿って曲がるかのようななめらかなコーナリングが体感できます。山がちの地域が多く急なカーブが多い日本の道路事情に合った機能です。
スポーツカーにつきもののドライブモードを選択できる機能もNSXに付属しており、軽快に走れるスポーツモード、ステアリングの効きを良くしたスポーツ+、コーナリング性能を高めるトラックモード、静粛性を高めるクワイエットモードの4種類が装備されました。車による騒音問題が発生しやすい日本に合ったドライブモードです。
NSXは飛び抜けたパワーを求めるドライバーには向かないかもしれません。しかし、日本の土地の中をきめ細やかに走る用途ではこれほど最適のスポーツカーもありません。
■【セダン】トヨタ センチュリー (約2,000万円)
トヨタ センチュリー
エグゼクティブの必需品とも言われた有名な車です。センチュリーの最大の特徴は走行性能以上に後席の快適性を最優先として設計が行われている点です。
その快適さが国内車の中でも群を抜いているため、ショーファーカー(運転手が運転する高級車)の中でもトップクラスの位置に君臨し続けてきました。
快適装備の多くは後席に集中しており、11.6インチリヤシートエンターテイメントシステム、パワーシート機能、オットマン(フットレスト)、マッサージ機能などが設えられています。
さらに、シートはウールファブリック仕様で、タモ杢またはアッシュ杢のウッドパネルを多用するなどシックな魅力を放つインテリアデザインに仕上げられています。
ショーファーカーに必要な静粛性も高く、専用の部材を設け、エンジンルームや車体下部などから来る騒音をカットしています。さらに、音を発して騒音を打ち消すアクティブノイズコントロールと呼ばれる技術を導入し、高い静粛性を実現しました。
振動もほとんどないため、「走行中に新聞を読める」という評価がなされています。個人レベルではなかなか使い道の見いだせない車ではありますが、ビジネスにおいてこれほど頼りになる車両もありません。
後席に乗せる大切な誰かがいるなら、自信を持っておすすめできる一台です。
■【SUV】レクサス LX570 (約1,140万円)
レクサス LX570
悪路に強いSUVを探しているならレクサスLX570がお勧めです。LX570は最大水深渡河700mmという驚異的な性能を備えており、小川ならば渡ることができます。
さらに、45度までの傾斜を登ることができるため、生半可な山道ではLX570を止められません。安定傾斜角(横向きの傾斜)は44°まで対応しているため、ラフな道でも安心して進めます。
地面の状況に応じてマルチテレインセレクトを5段階から選べるため、ぬかるんだ道や砂利道などもものともしません。
これらのオフロード走破性をさらに高める機能として、クロールコントロールやターンアシストといった機能が搭載されています。クロールコントロールは低速時にアクセルとブレーキを車両任せにして、ステアリング操作だけで進める機能で、雪道や砂丘など足を取られる路面で使えば便利です。
ターンアシストは小さい半径での切り返しを可能にする機能で、クロールコントロール中に旋回する必要性がある時に使います。
さらに悪路進みやすくする機能として、アクティブバリアブルサスペンションシステムがあり、この機能によってサスペンションの減衰力を自動で変えられるようになりました。
アウトドアアクティビティの際には、レクサスLX570か強力な味方となります。極上のシートでくつろぎながら、あなただけの道を切り開いてください。
まとめ
超高級車は価格も高く、メンテナンスの手間も多少かかります。しかし、手に入れた時の充足感、眺める時の所有感、何より乗っている時の楽しさは他の車の比ではありません。
回られた人しか乗れない車を自由自在に動かせることはカードライバーにとって至福の時間です。ここまで読んでいただいたあなたもどこかで機会を作って乗ってみてください。予想できないほど楽しいカーライフがきっと待っていますよ。