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【2020年コンパクトSUV対決】日産キックスのライバル比較

【2020年コンパクトSUV対決】日産キックスのライバル比較

「このままで終われるか!」という覚悟の元に日産が約2年9カ月ぶりにデビューさせた新型コンパクトSUV『キックス』。いったい『キックス』はどんな車に仕上がっているのか?ライバルとの比較で明らかにします!

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


日産キックスとは?

日産キックスのオンライン発表会見

日産が軽自動車以外で、約2年9カ月ぶりに国内に投入したのが新型キックスです。

新型キックスは、日産の得意とする電動化技術である「e-POWER」と運転支援技術「プロパイロット」を全車標準装備を搭載したコンパクトSUVという、今の日産が持つ力を存分に凝縮させたモデルとなっています。

キックス自体は2018年から北米やブラジル、インド、そしてタイなどで発売されており、今回初めて日本で発売されることになりました。

キックスの日本導入が遅れたのはジュークという同クラスのコンパクトSUVがあったからともいわれていますが、定かではありません。

そして日本仕様はタイで生産され輸入されることになります。

キックスの外観デザインとボディサイズ

日産キックス

キックスのエクステリアは、「ダブルVモーショングリル」や特徴的な「フローティングルーフ」で構成され、力強さとスタイリッシュさ、存在感を放つデザインとなっています。

4290mmの全長は、トヨタのライズよりは大きく、C-HRよりは短く、ホンダのヴェゼルとほぼ同等で、十分な室内スペースを確保しつつ日本の道路事情や駐車場事情にも最適なサイズとなっています。



全長
全幅
全高
日産キックス4,290mm
1,760mm
1,610mm
ホンダヴェゼル
4,33~4,3400mm 
1,605mm
1,770~1,790mm
トヨタライズ
3,995mm 
1,695mm
1,620mm
トヨタヤリスクロス
4,180mm
1,765mm
1,560mm

※上記の各スペックは、。2020年6月現在のそれぞれのメーカー公式サイトによるものです

※参考元:

日産キックス公式サイト

ホンダヴェゼル公式サイト

トヨタライズ公式サイト

トヨタヤリスクロス公式サイト

キックスの「e-POWER」はどんだけスゴい?

キックスのパワートレインは「e-POWER」のみの設定です。

キックスに搭載される「e-POWER」は、最大出力を約20%向上させ、中高速域の力強さを高め、高速での追い越しなど、幅広いシーンでよりパワフルな走りを可能にしています。

また、「e-POWERドライブ」によって、ワンペダル感覚での運転が可能となるため、ブレーキペダルを踏む回数が減少し運転が楽になります。

さらに、発電用エンジンの作動タイミングの制御を最適化させ、エンジンの作動頻度を減らしたことで高い静粛性をも実現しています。

そして燃費性能においては、JC08モード燃費で30.0km/L、WLTCモード燃費では21.6km/Lとなっており、特に市街地モードでは26.8km/LとJC08モードに近い数値となっています。

キックス・ノート・セレナ「e-POWER」車のスペック比較

日産キックスe-POWER

同じ「e-POWER」でも車種によって異なるチューニングが施されています。また、車両重量の違いが燃費に大きく影響しています。

それ以外でも、ノートe-POWERには モーターアシスト方式の4WDが設定されていたり、セレナe-POWERにはハイウェイスターやオーテックといった上級グレードがあるなど、ワングレードのキックスとは異なるバリエーションの多さが光ります。



キックスノートe-POWERセレナe-POWER
発電用エンジン直列3気筒1,198㏄
直列3気筒1,198㏄直列3気筒1,198㏄
最高出力kW(PS)
60(82)
58(79)
62(84)
最大トルクN・m(kgf・m)
103(10.5)
103(10.5)
103(10.5)
走行用モーターEM57
EM57
EM57
最高出力kW(PS)
95(129)
80(109)
100(136)
最大トルクN・m(kgf・m)
260(26.5)
254(25.9)
320(32.6)
車両重量kg1,3501,190~1,3101,740~1780
JC08モード燃費㎞/L30.028.8~37.223.4~26.2
WLTCモード燃費㎞/L21.6--------------------------

※各スペックは2020年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。

キックスのグレード構成は

新型キックス

キックスのグレード構成は基本的に「X」のみのワングレードで、唯一が標準装備されている、「Xツートーンインテリアエディション」が設定されています。

キックスのライバルたち

それではキックスのライバルとなる車種をご紹介していきましょう。

①ホンダ ヴェゼル

ヴェゼル ツーリング・ホンダセンシング

ヴェゼルは、3代目フィットをベースに、SUVの力強さとフィットの持つ使いやすさと低燃費を兼ね備えた車種として開発 されました。

それまでのSUVのイメージを覆すファミリーカー的要素がSUVの抵抗感をなくしたことで、2013年12月の発売以来、大ヒット車種となり、2014年~2016年の暦年(1-12月)でSUV新車登録販売台数第1位を3年連続で獲得し2019年にも獲得しました。

1.5Lエンジン車とハイブリッド車、さらに2019年1月にはターボエンジン搭載タイプを追加設定してラインナップを広げています。

キックスのライバルとなるのはそのうちのハイブリッド車となりますが、キックスにはない4WD車であっても約272万円~からという価格設定と、全車ホンダセンシングを標準装備することで優位性を保つことになります。

ヴェゼルハイブリッドのスペック

ホンダ ヴェゼル HYBRID Z Honda SENSING 4WD

ヴェゼルハイブリッドのスペック

エンジン直列4気筒1,496㏄
エンジン最高出力kW(PS)/rpm
97(132)/6,600
エンジン最大トルクN・m(kgf・m)/rpm156(15.9)/4,600
モーター最高出力kW(PS)22(29.5)/1,313~2,000
モーター最大トルクN・m(kgf・m)160(16.3)/0~1,313

JC08モード燃費㎞/L

21.6~27.0

※各スペックは2020年6月現在の公式サイトによるものです。

②トヨタ ライズ

トヨタ ライズ

ダイハツのロッキーとともに、2019年11月にデビューした5ナンバーサイズコンパクトSUV「トヨタ ライズ」は、普段使いからレジャーまで一台でこなす「アクティブ・ユースフル・コンパクト」をコンセプトに開発されました。

エクステリアではトヨタのSUVと分かる台形グリルを採用し、専用のフロントマスクやホイールデザインによって、兄弟車のダイハツロッキーとの差別化を図っています。

全長3995×全幅1695×全高1620mmというコンパクトサイズながらも、広い室内空間と荷室容量を確保し、SUVらしい大径タイヤを装備しながらも取り回しの良さも実現しています。

1.0リットル3気筒ターボエンジンを搭載し2WDと4WDを設定しています。また、安全装備では、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)や駐車支援システムのスマートパノラマパーキングアシスト、対車両・対歩行者衝突回避支援ブレーキ機能などが装備されています。

発売以来、カローラやアクアを抑えて登録乗用車の首位にたつなど、トヨタとしては他社からのOEM車として異例の大ヒットを記録しています。

キックスとは車格も価格も異なりますが、注目度は高く販売においては強力なライバルになると言えるのではないでしょうか。

ライズのスペック

トヨタ・ライズ

ライズのスペック

エンジン直列3気筒インタークーラー付ターボ
エンジン最高出力kW(PS)/rpm
72(98)/6,000
エンジン最大トルクN・m(kgf・m)/rpm140(14.3)/2,400〜4,000
JC08モード燃費㎞/L
21.2~23.4
WLTCモード燃費㎞/L17.4~18.6

※各スペックは2020年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。

③トヨタ ヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロス

ヤリスクロスは、ヤリスと共通部分は多いものの、ボディパネルは別物で、大胆なフェンダーとダイヤモンド形のボディシェイプを組み合わされており、ボディサイズもヤリスより一回り大きいことから、SUVらしいアグレシッブなデザインとなっています。

また、最低地上高は185mm、キックスとは異なり電気式の4WDも設定されており、SUVらしい悪路走破性能が期待できるのがキックスに対してのアドバンテージとなりそうです。

パワーユニットはヤリスと同じく、3気筒1.5Lのガソリンエンジンと同ハイブリッドがあり、動力性能と低燃費もキックスに十分対抗する実力を秘めています。

現時点(2020年6月29日)では、まだ価格は公表されていませんが、ヤリスの価格から考えると、1.5L車はホンダのヴェゼルをターゲットとした価格設定で、ハイブリッド車もキックスと同価格帯であると考えられます。

また、キックスが実質ワングレードであるのに対して、多彩なバリエーションが用意されるはずなので、キックスのライバルとなってくるでしょう。

ヤリスクロスのスペック

ヤリスクロスのスペック

エンジン

直列3気筒1.5L

直列3気筒1.5Lハイブリッド

トランスミッション
Direct Shift-CVT
駆動方式      

1.5L車 FF/4WD 

ハイブリッド車 FF/E-Four(電気式4輪駆動方式)

※各スペックは2020年6月現在のメーカー公式サイトによるものです。

【参考】キックスとライバルの価格比較


車種名メーカー希望小売価格(税抜)
キックス2,509,000~2,609,000円
ホンダヴェゼル1,921,296~3,289,000円
トヨタライズ
1,526,364~2,074,727円
トヨタヤリスクロス未定

※上記の価格は、2020年6月現在のそれぞれのメーカー公式サイトによるものです

日産キックス公式サイト

ホンダヴェゼル公式サイト

トヨタライズ公式サイト

トヨタヤリスクロス公式サイト

そのほか ライバルとなるSUV

インテリア X ツートーンインテリアエディション

ここまで、ホンダのヴェゼル、トヨタのライズとヤリスクロスを日産キックスのライバルとしてご紹介しましたが、日本国内にはそれ以外にも多くのライバルSUVがキックスを待ち受けています。

トヨタ C-HR

トヨタ C-HR S-T GRスポーツ

C-HRは、その斬新なスタイリングが最大の特徴であるとともに、運動性能にこだわったSUVとなっています。

1.8Lハイブリッド車と1.2Lターボエンジン車が設定され、トヨタのSUVラインナップでは、ヤリスクロスとRAV4の中間に位置します。

また、TOYOTA GAZOO Racingが手掛ける「GR」のラインナップの一つである「GR SPORT」が新たに設定されたこともキックスとは異なるスポーツSUVとして進化しています。

C-HRについて詳しく知りたい方はこちら

三菱 エクリプスクロス

三菱 エクリプスクロス

三菱自動車の最新デザイン言語である「ダイナミックシールド」をさらに進化させたフロントデザインなど、三菱のSUVらしいアグレシップなスタイリングと伝統の4WDに支えられた走行性能が特徴のキックスよりSUV色が濃い目の車種です。

そしてガソリン直列4気筒1.5L直噴ターボに、2019年6月には2.2Lターボディーゼルが加わり魅力が強化されました。

エクリプスクロスについて詳しく知りたい方はこちら

フォルクスワーゲン Tクロス

Tクロス(T-cross)

Tクロスは、フォルクスワーゲン(VW)のコンパクトカーであるポロをベースにし、全長4,115mmと小さいながらも、エクステリアはSUVらしさのある力強いものとなっており、VWのSUVシリーズとしてのDNAもしっかりと感じられます。

特徴は実用的なパッケージングと、カラーバリエーションの充実。そして輸入SUVとしてはリーズナブルでキックスよりも安い価格設定です。

まとめ

日産キックス(タイ仕様)

日産が大きな期待を抱いてデビューさせた新型SUVのキックス。

ノート「e-POWER」のような起爆剤となるかどうかはユーザー次第ですが、現在発売されているSUVの中でも十分に魅力が感じられる車種であるのは間違いなさそうです。

初の 「e-POWER」SUVのスタートダッシュはいかに!

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