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レクサス SCの魅力|内外装や中古車情報も

レクサス SCの魅力|内外装や中古車情報も

トヨタ・レクサスとはいったいどんな車なのでしょうか。またトヨタ・レクサスSCとはレクサスの中でどのような位置づけをされ、どのようなモデルに仕上がっているのでしょうか。今回はトヨタ・レクサスSCについてご説明していきたいと思います。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


レクサス随一のエレガンス!SCとは

SC430

SC430

レクサスと聞くと、高級セダンやSUVなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。セダンやSUVだけでなく、レクサスブランドのスポーツクーペが存在します。

現在のレクサスのラインナップにおける2ドア車は、クーペのRC/RC FとLC、オープンカーのLCコンバーチブルがあります。

2010年までは、レクサスSCというオープンカーが存在していました。レクサスSCは、国内で4代目ソアラとして登場しました。

スポーツタイプのオープンカーで、エレガントで優雅なデザインでひときわ目立つ存在でした。

最後のソアラであるレクサスSCは電動式のルーフを備えており、走行性能を追求した武骨なスポーツカーとは全く異なる雰囲気を醸し出していました。

ルーフを閉じると、クーペのように流麗なルーフラインが現れ、室内では静粛性と安全性を高めることができます。

SC430の魅力①内外装のデザイン

レクサスSC430のエクステリアの大きな特徴は、曲線を中心とした優雅なデザインであることです。

デザインはトヨタがフランスにもつデザインスタジオ「ED2」と日本のコラボレーションで行われ、南仏の高級保養地に停泊するヨットからインスピレーションを受けたといわれています。

走行性能よりも美しさを重視したデザインは、独自の世界観を演出しています。

屋根を開いて走行すると車内も周囲の注目を集めるので、インテリアも人に見せることを意識したデザインとなっています。

インテリアカラーには目立つレッドとブラックも用意されており、内外装ともに”人に見せるための車”といえるでしょう。

SC430の魅力②電動開閉式メタルトップ

欧州車にもスポーツクーペをベースにしたオープンタイプのバージョンが用意されていますが、ほとんどは布製のソフトトップが採用されています。

ルーフを開く際は折り畳んで収納する必要があり、そのためには柔らかい布が適しているからです。

レクサスSC430は布製ではなく、折り畳みが可能なメタル製のルーフ(メタルトップ)が採用されています。

メタルトップはすべて電動式で、スイッチを操作するだけで自動的に開閉します。ルーフを開くと、2分割されて格納される仕組みです。

レクサスSC430のメタルトップは電動モーターによって駆動しますが、これは市販車としては世界初です。

2001年以前にも自動的に開閉するメタルトップを備えたオープンカーは存在していましたが、油圧制御を併用していました。

この技術は、後に発売されたレクサスIS Cにも採用されています。

SC430の魅力③動力性能

レクサスSC430は優雅でエレガントなデザインですが、走行性能が非常に高いスポーツカーでもありました。

SC430のパワートレインは前機型と後期型に分かれており、前期型は5速ATで後期型は6速ATです。搭載するエンジンは両方ともV8気筒DOHC(排気量4.3L)で、最高出力は280馬力(5600rpm)でした。

ちなみにSC430の全長(4535mm)と全高(1355mm)は5ナンバーサイズですが、全幅(1825mm)が1.7mを超えているため3ナンバーサイズです。

車両総重量は1740kgで、4気筒2~2.5Lエンジンを搭載する中型セダンと同じくらいです。

車体のサイズ・重量の割に高出力エンジンが搭載されていたので、高い加速性能を有していたことがわかります。

SC430は後輪駆動(FR)なのでFF車よりも高いハンドリング性を持ち、操作性の面でも優れていました。

このため、運転を楽しみたいユーザーの間で今でも人気があります。

ちなみにSC430は2006年から2013年にかけて、スープラの後を継ぐ形でSUPER GTのGT500クラスに参戦した実績があります。

レギュレーションで参戦全車が共通エンジンとなるまでは、レース用にチューニングが施されていたものの、エンジンは市販車と同じ3UZ-FEが搭載されていました。

レクサスSC/トヨタソアラの系譜

SC430

SC430

レクサスSCは日本国内でトヨタ・ソアラとして販売されていて、SC430は4代目ソアラに相当します。

トヨタ・ソアラは、1981年にトヨタ初の3ナンバー高級クーペとして発売されました。

この当時の日本車は小型の大衆車のイメージが強く、高級車の分野で人気の高かった欧州車に対抗する目的でソアラが開発されました。

1981年にソアラの初代モデルが発売された後に、1986年・1991年・2001年にモデルチェンジが行われています。2010年にSC430が生産終了しますが、現在では2017年登場のLCが同じポジションを引き継いでいます。レクサスLCに引き継がれることになりました。

トヨタソアラ初代Z10型(1981~1986年)

トヨタ・ソアラ初代(1981年)

トヨタ・ソアラ初代(1981年)

トヨタ・ソアラは欧米の高級車に対抗するために開発された高級パーソナルクーペで、多くの先進技術が搭載されていました。

1980年代当時は自動車の変速機はマニュアルトランスミッションが主流でしたが、ソアラには4速ATが用意されていました。

4輪ディスクブレーキや回転数感応型パワーアシスト機能付きのラック&ピニオン式ステアリングを備えており、最先端技術を満載していたことがわかります。

初代Z10型に当初搭載されていたエンジンは、2Lまたは2.8Lの直列6気筒エンジンで、電子制御噴射方式が採用されました。

後に、3L直列6気筒エンジン(最高出力190馬力)が2.8Lエンジンに代わって搭載されました。ちなみに直列6気筒エンジンは理想のピストンエンジンと呼ばれていますが、レイアウトの問題から乗用車での採用は限定的です。

トヨタソアラ2代目Z20型(1986~1991年)

トヨタ ソアラ

トヨタ ソアラ

1986年にモデルチェンジが実施され、初代モデルと比べてボディに曲線が取り入れられました。

2代目Z20型にも多くの先端技術が採用されていて、世界初の電子制御エアサスペンションが搭載されています。

2代目モデルでも2Lまたは3L直列6気筒エンジンを搭載し、車両重量は約100kg程度増加しました。

3Lエンジン搭載車の最高出力は240馬力(ネット値)で、3.0GTのパワーウェイトレシオは6.330kg/PSでした。

1989年には500台限定でメタルトップ採用のエアロキャビン(オープンカー)が登場しています。

屋根は電動式の折り畳み機構を持ち、サイドウインドウはそのままで天井とリアウインドウだけが開く構造でした。

2代目Z20型が登場した頃の日本はバブル景気の最盛期で、販売価格が高額でも飛ぶように売れました。

レクサスSC初代Z30型(ソアラ3代目)(1991~2001年)

1996年型SC400

1996年型SC400

1991年5月にフルモデルチェンジする形で3代目ソアラ(初代レクサスSC)が登場し、本モデルから初めて海外に輸出されました。

搭載するエンジンは2.5L直列6気筒ツインターボ・3L直列6気筒・4LV8気筒DOHCの3種類です。

外観が大きく変化し、これまでの直線を中心としたスタイルから曲線的で流れるようなデザインに変更されました。

カーブでも車体をロールさせないアクティブサスペンション仕様車が設定され、4輪操舵機構(4WS)も備えています。

1990年代に入るとAT車の普及がかなり進んでいましたが、本モデルには5速MTの設定もありました。ちなみに現在はレクサスにMT車は存在しないので、Z30型は数少ないレクサスのMT車のひとつです。

レクサスSC2代目Z40型(ソアラ四代目)(2001~2010年)

トヨタ ソアラ

トヨタ ソアラ

2001年に登場した2代目Z40型はクーペモデルは存在せず、コンバーチブルタイプのみです。

外観に大きな変更が加えられており、以前のソアラとは全く異なる曲線を中心としたエレガントなオープンカーに変身しました。

4.3LのV8気筒DOHCエンジンを搭載し、先代モデルまで続いていた直列6気筒エンジンが廃止されました。

エンジンの最高出力は280馬力で先代モデルと同じですが、最大トルクが43.80kgf・mに向上しています。

本モデルではトランスミッションの設定が5速または後期モデルで6速ATのみになり、MTの設定はありません。

レクサスSCの中古車相場まとめ

トヨタ ソアラ

トヨタ ソアラ

国内で販売されたレクサスSC(2代目Z40型)は2010年に生産が中止されており、現在は後継モデルであるレクサスLCが販売されています。

生産中止から10年以上が経過していますが、SC430は数少ない日本車のオープンカーということで人気があります。

高級車であることから、中古車でも走行距離が少なくて整備が行き届いた車両が多いです。レクサスSC(2代目)はモノグレードで、2020年7月時点の中古車相場は72.0〜338.0万円です。

走行距離が5万km以下の車両だと、200万円を超える高値で販売されています。走行距離が10万kmを超えた車両の相場は、100万円弱です。

SCの後継車、レクサスLC/LCコンバーチブル

クーペ&コンバーチブル

クーペ&コンバーチブル

2010年にレクサスSC(2代目Z40型)の生産が中止され、レクサスのコンバーチブルが消滅してしまいました。

それでも2020年7月15日に、レクサスLCコンバーチブルの発売が開始されました。レクサスLCコンバーチブルのパワートレインはクーペタイプのLC500と同じで、5.0Lの自然吸気V8エンジン(10速AT)を搭載しています。

レクサスLCコンバーチブルは布製のソフトトップが採用されており、電動式で開閉に要する時間は約15秒です。

ソフトトップには吸音材を組み合わせた4層構造になっており、高い静粛性を実現しています。

また、ルーフを開けることでインテリアもエクステリアの一部になるという発想から、ヘッドレストへのレクサスエンブレムのエンボス加工や首元を温めるネックヒーターの追加など、インテリアに関してもコンバーチブル専用装備が多数加えられています。

LCコンバーチブルについて詳しく知りたい方はこちら

まとめ

クーペ&コンバーチブル

クーペ&コンバーチブル

レクサスSC(Z40型)は、歴代のソアラや後継車のレクサスLCコンバーチブルと比較してもひときわ目立つ存在でした。

街中でレクサスSCを見かける機会ほとんどありませんが、運転そのものを楽しみたい方は中古車を購入することができるでしょう。

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