■先代アルトラパンの試乗レビュー
ラパンには、車両のあちこちに約50匹ものうさぎマークがちりばめられているという。目立つのはエンブレムやリモコンキー部分だが、よく見ないとわからないのは、ヘッドライトのガラスに掘られたモールド部分。ラパンに乗って、すべてのうさぎを見つけてみる---、そんな楽しみ方もできるユニークな車両だ
さすがに、エンブレムの「うさぎ」目当てにラパンを購入する人はいないかもしれませんが、わかりやすいかわいさのアイテムです。
洗車はともかく、この「うさぎ」エンブレムだけは常に磨きたくなるかも知れません。
■2. ダイハツ ミラココア(2009~2018年)
2012年式ミラココア
2009年に7代目ミラの派生モデルとして発売されたミラココアは、現行のミラトコットが発売される2015年まで、スズキのアルトラパンのライバルとして女性ユーザーをターゲットとして販売された車種です。
そのエクステリアデザインは全体に角が丸くレトロな雰囲気で、小動物のようなかわいらしさがにじみ出ています。
モダンなスタイリングと、シンプル&カジュアルなインテリアや国内初のバックモニター内蔵ルームミラーなど、運転が苦手な人にも好評を呼び、発売直後の女性比率は約90%、20~30代の女性から支持を得ていました。
8年もの長いモデルサイクルであったため、2度のマイナーチェンジが行なわれ、「e:s(イース)テクノロジー」の導入やボディカラーの変更など多くの改良がおこなわれています
■ミラココアのかわいいポイントはここ!
2009年式ミラココア
ミラココアは外観のかわいさはもちろん、インテリアはさらにかわいい仕上がりとなっています。
シンプルでレトロデザインのインパネは、まるでクラシックカーのような雰囲気が感じられます。
あえてかわいらしさを強調するようなアクセントやアイテムはなく、むしろ地味な印象さえ感じるのですが、いつまでも飽きの来ないデザインがむしろ愛着がわいて、いつまでも運転したくなる気持ちにさせてくれます。
■ミラココアの中古車相場
ミラココアの中古車相場
生産期間 | 平均車両本体価格(税込み) |
2009年8月~2010年4月生産モデル | 42.5万円 |
2010年5月~2011年5月生産モデル | 52.7万円 |
2011年6月~2012年3月生産モデル | 53.4万円 |
2012年4月~2014年3月生産モデル | 70.4万円 |
2014年4月~2015年3月生産モデル | 82.9万円 |
2015年4月~2018年3月生産モデル | 90.5万円 |
※上記中古車相場はレスポンス中古車検索より
■ミラココアのレビュー
エクステリアデザインは、サイドまで回り込んだボンネットのラインなどが旧フィアット『500』風で、全体にレトロな雰囲気。面構成が平面でなく「ぷっくり」膨らんでいるので暖かみがある。
ミニのコピーっぽかった『ミラジーノ』や、トールワゴンを無理にかわいらしくした感じの『ムーヴラテ』よりオリジナリティがあり、コンパクトカーのデザインとして秀逸だ。女の子向けにしておくのは、ちょっともったいないくらい。
女性向けという思い込みで見がちなミラココアですが、レトロモダンない出立ちはたしかに男性から見ても魅力があります。
いかついデザインの車が多い中、ほっこりしたミラココアで余裕あるカーライフを送るのも良いかもしれません。
■3. ホンダ N-ONE(エヌワン)(2011~2020年)
2013年式N-ONE
N-ONEは全高が1,550mmを越えるので軽トールワゴンとされますが、N-BOXに比べて全高は低くハッチバック風のスタイルが特徴となっています。
そのため、小さく見えるのに室内は広く、質感の高いインテリアは、軽にありがちな明るいトーンではなく落ち着いた雰囲気が大人の魅力を感じます。
また、「エマージェンシーストップシグナル」を軽自動車としては初めて装備させたり、「ヒルスタートアシスト機能」も全タイプに標準装備するなど、この当時の軽自動車としては最高の安全装備が施されています。
2012年11月に発売されたN-ONEですが、2020年3月に現行モデルの生産を終了していて、2020年秋に予定されている次期モデルの発表を待つばかりとなっています。
そのため、2020年7月現在では在庫販売のみとなっていて、N-ONEを購入するには中古車を検討する必要があります。
■N-ONEのかわいいポイントはここだ!
N360をモチーフに「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」の基本思想を受け継ぎ、新しいベーシックカーの創造を目指して開発されたN-ONEですが、モチーフとなったN360を知っているのは年配の男性のみ。
N-ONEは、丸目のヘッドライトと大きなフロントグリルがかわいらいい顔に見えることから、女性仕様でないのにかかわらず、女性からも高い人気を受けています。
■N-ONEの中古車相場
2015年式N-ONE
N-ONEの中古車相場
生産期間 | 平均車両本体価格(税込み) |
2012年11月~2014年3月生産モデル | 70.7万円 |
2014年4月~2015年6月生産モデル | 77.8万円 |
2015年7月~2017年11月生産モデル | 103.1万円 |
2017年12月~2019年9月生産モデル | 130.1万円 |
2019年10月~2020年3月生産モデル | 138.9万円 |
※上記中古車相場はレスポンス中古車検索より
■N-ONEの口コミ
N-ONE Modulo X
約20年前に乗っていたワゴンR以来の軽自動車でしたが、ハンドリング、エンジンパワー、静粛性の点で全く別物で、その進化に驚きました。低速トルクがあり、低速域から高速域までストレスなく運転することができ、オートクルーズ、衝突軽減装置、サイドカーテンエアバッグなど、軽自動車とは思えない装備が充実しています。乗り心地は少し固めですが、ワインディングロードでの安定感があるため悪くはありません。ホイールベースがフィットとほぼ同じのため直進安定性が高く、ストリームと比較しても運転は楽です。燃費のカタログ値は他のライバル車より低いですが、燃費を意識した走行をしなくても極端に悪くなることはなく、実用上不満はありません。
口コミの投稿は男性が多く、女性の声は見つかりませんでした。
男性の意見としては走行性能に関するものが多く、期待値が高いためきびしい意見もありますが、おおむね満足されています。
【かわいい×コスパの良い】軽自動車2選!
クルマを選ぶ上でコストパフォーマンスは重要です。いくらかわいいからといって割高な車種ではせっかく軽自動車を選んだ意味がありません。
かわいくても低燃費で低価格であることと、特にお得感のある装備なども気にしたいところです。
そんなコスパ抜群のかわいい軽自動車とはいったいどんなものなのでしょうか?
■1. ダイハツ タフト
スクエアボディと高い最低地上高、大径タイヤなどにより、SUVらしいタフさや力強さを表現したタフトですが、SUVにありがちな泥臭さはなくおしゃれな軽自動車といった風に感じられます。
新しいパッケージングコンセプトの「バックパックスタイル」では、ワクワク感あるデザインと多彩な収容スペースのある前席の「クルースペース」と自由自在にアレンジ可能な後部の「フレキシブルスペース」としており、日常からレジャーまで楽しめるモデルとなっています。
極めつけは、前席上の大きなガラスルーフのラスルーフの「スカイフィールトップ」を全車標準装備する大盤振る舞いしていることです。
■タフトのかわいいポイントはここ!
タフト「Chill Out Style」
タフトのかわいさポイントは、カラフルで四角いボディに、ドーンと目立つ大きなガラスルーフがあること。
細かなアイテムよりも、この効果は絶大。同乗者もきっと「おしゃれ~!」と目が釘付けになるのは間違いありません。
さらに、ナチュラル&クラシカルで飾りすぎないオシャレさんになる、オプションパッケージの「チルトアウト・スタイル」を選べば完璧です。
■タフトの新車価格
2WD | 4WD | |||
消費税込み価格 | 消費税別価格 | 消費税込み価格 | 消費税別価格 | |
X | 1,353,000 | 1,230,000 | 1,479,500 | 1,345,000 |
G | 1,485,000 | 1,350,000 | 1,611,500 | 1,465,000 |
Gターボ | 1,606,000 | 1,460,000 | 1,732,500 | 1,575,000 |
※上記価格はは2020年7月現在のメーカー公式サイトによります。
■タフトのコスパポイント
「スカイフィールトップ」
タフトの大きな特徴のひとつ、前席ルーフ一面に広がる「スカイフィールトップ」と進化した予防安全機能「スマートアシスト」は全車標準装備。
しかも流行の軽SUVとなれば相当の価格を予想しても当然ですが、何と税込1,353,000円からという低価格設定となっています。
■タフトのレビュー
タフトと奥平社長
奥平社長は、今回の新型車の発売にあたり、より強く思うことがあるという。「それは、日本のモノづくりの基盤を守り社会を支えていきたい、ということだ。軽自動車を(事業の)主体とし、日本に根差したメーカーであるダイハツだからこそ、日本のモノづくりを考え、お客様のニーズに真剣に向き合い、これからもダイハツらしいクルマづくりを推進していく」と述べた。
日本人にピッタリの軽自動車造りを推進するダイハツだからこそ、低価格でも最高に気分が上がるタフトが造れたのですね。
■2. アルトラパン モード
ラパンモード
2019年12月にラパンに設定された特別仕様車の「ラパンモード」は、「シックでクールな印象の中にも女性らしさが感じられる“大人かわいいラパン”」が商品コンセプトになっています。
「S」グレードをベースにシートやインパネなどのインテリアを専用の仕様にした他、エクステリアにも専用の加飾を施しています。
さらに、「レーダーブレーキサポート」を標準装備し、「ナノイー」搭載フルオートエアコンや助手席シートヒーター(2WD車)などの快適装備を採用して、お買い得感を実現しました。
■アルトラパン モードのかわいいポイントはここ!
ラパンモード
もとからかわいいラパンに、ネイビー基調で統一されたインテリアがさらに清潔感と清涼感が加わりまさにかわいさの「倍返し」状態に!
さすが、「シックでクールな印象の中にも女性らしさが感じられる“大人かわいいラパン”」が商品コンセプトだけのことはあります。
後から手を加えにくいドアトリムやインパネもお揃いですから、おしゃれ感もありつつやりすぎないのもグッドです。
■アルトラパン モードの新車価格
ドアトリム
2WD | 4WD | |||
消費税込み | 消費税別 | 消費税込み | 消費税別 | |
G・ホンダセンシング | 1,411,300 | 1,283,000 | 1,512,500 | 1,375,000 |
※上記価格はは2020年7月現在のメーカー公式サイトによります。
■アルトラパン モードのコスパポイント
アルトラパン モード
「ラパンモード」は、シート表皮、ドアトリムクロスとフロアマットをネイビー基調で統一、ブラックパールのガーニッシュやヘリンボーン模様の木目柄を取り入れたインパネになっています。
そしてエクステリアには、メッキフロントグリルやシルバーとホワイトの2トーンに塗り分けたフルホイールキャップ、ブルーのアクセントカラーを施したバックドアのエンブレムなどを採用して特別感を演出しています。
1,331,000円のSグレードにこれだけの装備を備えての1,441,300円(2WD車 消費税込み)という価格ですから、コストパフォーマンスは非常に良いと言えるでしょう
■アルチラパンモードのレビュー
フロアマット
特別仕様車の方向性は「ほかの人とはちがう」「大人っぽさもほしい」「仕立ての良さも大事」といったもの。ターゲットユーザーは、「ラパンは好きだけどもう少し落ち着いた雰囲気が好き」「もっと自分の個性を主張したい」などと考える人。アルトラパンモードによって、より幅広い女性にラパンのユーザーを広げる。
大人かわいいということで、かわいさよりも上品で落ち着いた雰囲気を大事にした「モード」は、ラパン好きのユーザーのニーズに幅広く応えています。