トヨタ ハリアーとは?
3代目トヨタ・ハリアー
トヨタ ハリアーは1997年に発売され、人気のある高級ラグジュアリーSUVとして販売され続けてきました。
日本国外では初代と2代目モデルが「レクサス RX」として販売されていました。国内では2009年に発売された3代目RXでは、レクサス店での取り扱いに移行されましたが、その後も2代目モデルの2.4L車とハイブリッド車が、ハリアーとハリアーハイブリッドとして継続販売されていました。
その後、約1カ月の休売期間があり、3代目ハリアーにフルモデルチェンジされると、レクサスRXより分離・独立して日本国内専売車種となりました。
4代目が発売されると、トヨタブランドの別車種名で海外でも販売されており、再びグローバルモデルとなりました。
中古市場でも安定的な人気を獲得しています。また2013年に発売された3代目ハリアーは発売当初1ヶ月で20,000台もの受注を獲得し、これは月販目標台数の8倍という大変な人気でした。それ以降、ハリアーは好調な売れ行きが続いています。
ハリアーが人気車種であることに長年違いが無く、中古市場でも安定的人気があるのがわかりますよね。
では、そんなハリアーですが、新型が投入されて以降、コロナ禍もあり、中古市場の動向はどのようになっているのでしょうか。
最近のハリアーの中古市場の動きをみていきましょう。
トヨタ ハリアー中古市場は新型投入で相場に変化は?
2020年8月現在、旧型ハリアーの中古市場は年代や車種にもよりますが、中古価格はやや下がっているようです。
新型ハリアーが2020年6月に登場し、コロナ禍と重なり旧型ハリアーの中古市場が一気に割安感が増していきました。
けれど、SUV市場は安定的に人気があるため、新型が投入されても、ハリアーの2Lガソリン車に関しては、さほど値崩れせず、安定的な中古価格の推移を保っているようです。
高値がキープされているモデルは2017年以降のマイナーチェンジ以降のモデルが中心となっています。
また、ハリアーのハイブリッドモデルに関しては割安感が増しています。ハリアーハイブリッドの中古市場が多いモデルは、プレミアム アドバンスドパッケージとなっていますが、ハイブリッドモデルが割安感が増してしまう主な原因は、中古市場の受け皿となっている新興国でのハイブリッドモデルの人気の低さも原因と言えます。
増してやコロナ禍の影響も重なり、中古市場でも販売低迷の影響が出ているようです。今後の状況も気になるところですよね。
では次にしハリアーの歴代車種と共に中古車価格を詳しく見て行きましょう。
トヨタ ハリアーの歴代車種と中古価格
ハリアーは、初代から4代目までのモデルがあります。それぞれモデルの特徴なとを詳しくみていきましょう。
■初代ハリアー(1997年~2003年)
トヨタ ハリアー
初代ハリアーは1997年12月にデビュ―。カムリのプラットフォームをベースに使用しています。
1998年6月には特別仕様車「ハリアーザガート(ZAGATO)」が登場し、V6モデルをベースに専用アルミホイールやオーバーフェンダーなどを装備しました。イタリアのザガート社とのコラボレーションモデルになります。
2000年にはマイナーチェンジが行われ、直列4気筒エンジンを2,200ccから2AZ-FE型の2,400ccに変更しています。
2003年2月に2代目と入れ替わる形で販売が終了しました。
■2代目ハリアー(2003年~2013年)
2代目トヨタ・ハリアー
2003年2月17日にフルモデルチェンジを果たし登場しました。エンジンはV6 3,000ccと直4 2,400ccの二本立てで当初登場し、最上級グレードには電子制御サスペンションを搭載しました。
レーダークルーズコントロールで用いるミリ波レーダーを併用し、自動車装備としては、世界初となるプリクラッシュセーフティシステムをオプションとして選択可能となりました。
2005年からはハリアーハイブリッドもラインナップに追加されました。
このモデルは2013年9月に生産を終了しています。
■3代目ハリアー(2013年~2020年)
3代目トヨタ・ハリアー
3代目ハリアーはレクサスRXとは切り離されて販売され、国内専用車として発売されました。先代でハリアーハイブリッドとして独立していたハイブリッド車を統合し「ハリアー」としました。
ガソリン車・ハイブリッド車共にグレード構成は共通となりました。プラットフォームと基本コンポーネンツを4代目RAV4と共用しています。
2017年6月8日にはマイナーチェンジが行われ、2.0L直噴ターボエンジン「8AR-FTS」型を搭載しターボ車を初設定しました。
2020年6月16日、4代目と入れ替わる形で販売終了となりました。
■4代目ハリアー(2020年~)
4代目トヨタ・ハリアー
2020年6月17日に発売された現行モデルになります。
実用性やスペックだけでなく、品質やデザインを重視したクーペフォルムSUVとして発売されました。
先代まではトヨペット店の専売車種でしたが、トヨタ全販売店全車種取り扱いの開始に伴い、トヨペット店に加えてトヨタ店、カローラ店、ネッツ店でも購入できるようになりました。
また先代モデルは基本的に国内専売モデルでしたが、新たにヴェンザという車名で北米市場でも販売される予定となっています。
初代から続いていた「フロントグリルのチュウヒのエンブレム」がトヨタのエンブレムに変更されました。
発売されて約2カ月経過しようとしていますが、販売は好調そのもので、納車6か月待ちとの情報もあります。
ハリアーの歴代車種と共に、中古価格も詳しく見て来ましたが、SUV人気の中でもとりわけハリアーに関しては人気が高いため、中古市場でも人気が高いことがよくわかりました。
中古車の魅力はフル装備で、新車よりもお安く買えるところなど魅力ですよね。ご自身の希望に合った車種と巡り合えるといいですね。
まとめ
4代目トヨタ・ハリアー
本記事ではハリアーの歴代車種と中古車情報についてまとめてお伝えしてきました。新型ハリアーもフルモデルチェンジして登場し、価格帯の面でも中古と比較し購入検討してみたいところですよね。
ぜひ、かっこいいハリアーを見つけて購入してくださいね。