トップへ戻る

その気になればマフラーも積める!ハッチバックの魅力

その気になればマフラーも積める!ハッチバックの魅力

クルマの分類方法はいろいろあります。その中で今回注目したのはハッチバックです。バックドアが上に開き、なおかつ客室と荷室が繋がっているタイプのクルマになります。コンパクトカーをメインに一部セダンやSUVで見かけるハッチバックは人によって大きなメリットのあるクルマです。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


ハッチバック とは

跳ね上げ式バックドアを持つクルマ

ハッチバックもさまざま

ハッチバックというのはいわゆる跳ね上げ式(上にパカっと開くタイプ)バックドアが採用されているクルマのことです。クルマを分類する際によく使われる表現になります。

バックドアが跳ね上げ式のクルマはSUVや軽バンなどでも良く見かけますが、「ハッチバック」と定義する際にはコンパクトカーやセダン、クーペなどの全高の低いクルマを示すのが一般的です。

ラゲッジルームから運転席まで繋がっている

ラゲッジルームから運転席まで空間がつながっている点はハッチバックタイプのクルマの特徴です。これはトランク式のクルマと比較するとわかりやすく、トランクはそれだけで独立した空間を生み出していて、後部座席や運転席から直接アクセスすることは不可能となっています。

トランク式のクルマは「ノッチバック」

ちなみにトランク式のクルマはノッチバックと呼ばれてます。セダンのクルマで見かけることが多いスタイルです。

ハッチバックとの決定的な違いとして、キャビン(=乗員がいる空間)とトランクがそれぞれ独立していてつながっていない点が挙げられます。そのためキャビンからトランク(荷室)への直接のアクセスは不可能です。

ハッチバックの魅力

助手席を使えばマフラーを運べる(長尺物も運べる)

可倒式リアシート

ハッチバックの魅力の1つは、助手席を活用することでマフラーを運ぶべること。言い方を変えれば、長尺物を運ぶことができるということです。

これはキャビンと荷室が一体になっているからこそ為せる技になります。キャビンとトランクが連結していないノッチバックのクルマでは不可能なことも。

荷室から助手席に到達するほどの長尺物を運ぶとなると、助手席をフルリクライニングしたり、確実に固定して運転の妨げとならないようにするといった対策も必要となります。

後部座席を倒せば収納スペースが大きくなる

後部座席を倒せば自然と広い収納スペースが生まれるのも魅力の1つです。いわゆる可倒式シートと呼ばれる物で、レバーを引っ張ることで後部座席の背もたれが畳まれてフルフラットな空間となります。

これを実行することで荷室と後部座席を1つの空間として荷物を積むことができるのです。キャンプに出かける時や引っ越しで荷物をたくさん運ぶときなどに活躍します。

可倒式シートは1:1あるいは4:2:4といったように分割して倒せるタイプが主流です。荷物や乗員数に合わせた収納をするためのコツに影響しますので、ハッチバックを選ぶ際には要チェック。

こういう人にハッチバックがおすすめ

小回りに優れたクルマがほしい

小回り性能に優れたクルマがほしい人ならハッチバックはおすすめの1台です。基本的にハッチバックのクルマは全長が短い傾向(キャビンと荷室を一体にできるため)にあります。

全長が短いので狭い道や駐車場でのクルマを扱い易いです。クルマに乗り始めたばかりで運転に慣れていない人や、駐車スペースを気にすることなく買い物に出かけたい人におすすめします。

時には荷室を広く使いたい

たくさん荷物を積むことはないけれど、時には荷室を広く使ってキャンプや海水浴のようなアウトドアレジャーを堪能したい人にもハッチバックはおすすめ。3人以上でドライブに出かける際には後部座席に人を乗せて出かけ、少し大きめの荷物を運びたい時には後部座席を倒せば広くなった荷室としても活躍します。

コンパクトカーの多くはハッチバック

多くのコンパクトカーでは、バックドアにハッチバックが採用されています。つまり、コンパクトカーと呼ばれる種のクルマを選べば、ハッチバックになっているということです。コンパクトカーを選んだ場合、バックドアはハッチバックになりますので、コンパクトカーを候補にしている人はこのことを覚えておきましょう。

現行ハッチバック車5選

ハッチバックのコンパクトカー

トヨタ ヤリス

トヨタ ヤリス ハイブリッド

トヨタ ヤリス ハイブリッド

ヴィッツに代わってトヨタの主力コンパクトカーとなったヤリスには、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)に基づいて新たに開発された新しいプラットフォームが採用されています。ボディの高剛性化・低重心化に加え、燃費性能や操縦安定性などの向上も図られている点がポイントです。

このクルマの最大のポイントはその燃費性能にあります。ハイブリッドタイプの燃費性能はWLTCモード燃費で最大36km/Lです。プリウスの燃費性能を上回っています。最強の燃費性能が与えられたハッチバックのコンパクトカーといえるでしょう。

ガソリン車とハイブリッド車の両方がラインナップされているため、価格帯が広いところもポイントです。

TNGAについて詳しく知りたい方はこちら

 
ヤリス スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 3,940 × 1,695 × 1,500〜1,515
ホイールベース(mm) 2,550
室内寸法(長さ × 幅 × 高さ、mm) 1,845 × 1,430 × 1,190
エンジンスペック 【M15A-FKS型】(ガソリン・1.5L)
最高出力:88kW(120PS)/6,600rpm
最大トルク:145N・m(14.8kgf・m)/4,800~5,200rpm
【1KR-FE型】(ガソリン・1.0L)
最高出力:51kW(69PS)/6,000rpm
最大トルク:92N・m(9.4kgf・m)/4,400rpm
【M15A-FXE型】(ハイブリッド)
最高出力:67kW(91PS)/5,500rpm
最大トルク:120N・m(12.2kgf・m)/3,800〜4,800rpm
燃費 【ガソリン車】
WLTCモード:19.2〜21.6km/L
【ハイブリッド車】
WLTCモード:30.2〜36.0km/LL
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

ホンダ フィット

フィット BASIC

ヤリス同様に2020年にフルモデルチェンジされて登場したのがホンダ フィットです。おしゃれなインテリアで彩られた自宅のような雰囲気が醸し出されているハッチバックのコンパクトカーとなっています。

ガソリン車とハイブリッド車の両方をラインナップ。価格帯はヤリスより少し高くなっています。SUVを意識したグレードのCROSSTAR(クロスター)はグレードの中で唯一の3ナンバーで、専用の外装パーツが装着されていたりと、注目のグレードです。

 
フィット スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 3,995〜4,090×1,695〜1725×1,515〜1,570
ホイールベース(mm) 2,530
室内寸法(長さ × 幅 × 高さ、mm) 1,955×1,445×1,260
エンジンスペック 【ガソリン車】
最高出力:72kW(98PS)/6,000rpm
最大トルク:118N・m(12.0kgf・m)/5,000
【e:HEV】
最高出力:72kW(98PS)/5,600-6,400rpm
最大トルク:127N・m(13.0kgf・m)/4,500-5,000rpm
燃費 【ガソリン車】
JC08モード:19.8〜24.2km/L
WLTCモード:17.0〜20.4km/L
【e:HEV】
JC08モード:28.6〜38.6km/L
WLTCモード:23.2〜29.4km/L

※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

ハッチバックのセダン

トヨタ プリウス

プリウス

トヨタを代表する車種であり、ハイブリッドカーの歴史を牽引してきたと言っても過言ではないのがプリウスです。近未来的でシュッとしたスタイリッシュなフォルムが印象的で、ハイブリッドカーでありながらサスペンションの完成度も高いセダンとなっています。

それでいてなおかつハッチバックとなっているので、やろうと思えば荷物をたくさん積めるところも魅力的です。価格帯は上記で紹介したコンパクトカーよりも高いですが、長い距離を走る機会が多い人や、長く所有すること前提であれば、リーズナブルなカーライフを送ることができるでしょう。

プリウス スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 4,575 × 1,760 × 1,470〜1,495
ホイールベース(mm) 2,700
室内寸法(長さ × 幅 × 高さ、mm) 2,110 × 1,490 × 1,145〜1,195
エンジンスペック 種類:直列4気筒
最高出力:72kW(98PS)/5,200rpm
最大トルク:142N・m(14.5kgf・m)3,600rpm
燃費 【ハイブリッド車】
WLTCモード:25.4〜32.1km/L

※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

ハッチバックのワゴンタイプ

スバル インプレッサスポーツ

スバル・インプレッサスポーツ

スバル・インプレッサスポーツ

滑らかなボディラインと全高の低さが印象的な5ドアハッチバックになります。スポーティーなフォルムになっているところが印象的です。さらに、スバルグローバルプラットフォームと呼ばれる次世代プラットフォームが採用され、走る喜びを日常から体感することができるようになっています。

グレードラインナップは1.6Lエンジン、あるいは2.0Lエンジンが搭載された4種類のグレードです。排気量によるエンジンスペックの違いはもちろんですが、全グレードにスバルの先進安全技術であるアイサイトが採用されているのがポイント。グレード関係なく最先端の安全性能を享受することができます。

エンジンはスバルらしさ際立つ水平対向エンジンに、スバル独自のCVTであるリニアトロニックの組み合わせです。低重心かつ軽量・コンパクトで軽快でパワフルな走りと、滑らかで気持ちの良い変速を味わうことができます。

インプレッサスポーツ スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 4,475 × 1,775 × 1,480
ホイールベース(mm) 2,670
室内寸法(長さ × 幅 × 高さ、mm) 2,085 × 1,520 × 1,200
エンジンスペック 【1.6Lエンジン】
最高出力:85kW(115PS)/6,200rpm
最大トルク:148N・m(15.1kgf・m)/3,600rpm
【2.0L直噴エンジン】
最高出力:113kW(154PS)/6,000rpm
最大トルク:196N・m(20kgf・m)/4,000rpm
燃費 【ガソリン車】
JC08モード:15.8〜17.2km/L
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

マツダ3 ファストバック

MAZDA3 ファストバック

マツダから発売されている5ドアハッチバックのクルマです。2020年4月に開催されたワールドカーアワードでワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

MAZDA3 ファストバックの特長は何といってもそのフォルム。マツダのデザインテーマとして掲げられている「魂動」の哲学が詰め込まれています。丸みを帯びたルーフからバックドアにかけての滑らかで美しいフォルムや堂々とした存在感など、どこに行っても一際目立つデザインです。ボディ表面に現れる光の「連続性」が追求されていたりと、美しさへの飽くなき探究も見られます。

MAZDA3 ファストバックをさらに際立たせるのが特別塗装色のソウルレッドクリスタルメタリック。マツダ独自の塗装技術によって生み出されたエネルギッシュでたくましさ溢れるボディカラーで、魂動デザインを語るうえでは外すことのできないものといえるでしょう。

マツダ3 ファストバック スペック・価格
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高(mm)) 4,460 × 1,795 × 1,440
ホイールベース(mm) 2,725
室内寸法(長さ × 幅 × 高さ、mm) 1,820 × 1,490 × 1,160
エンジンスペック 【1.5Lガソリンエンジン】
最高出力:82kW(111PS)/6,000rpm
最大トルク:146N・m(14.9kgf・m)/3,500rpm

【2.0Lガソリンエンジン】
最高出力:115kW(156PS)/6,000rpm
最大トルク:199N・m(20.3kgf・m)/4,000rpm

【1.8Lディーゼルターボエンジン】
最高出力:85kW(116PS)/4,000rpm
最大トルク:270N・m(27.5kgf・m)/1,600-2,600rpm

【2.0L新世代ガソリンエンジン】
最高出力:132kW(180PS)/6,000rpm
最大トルク:224N・m(22.8kgf・m)/3,000
燃費 【ガソリン車】
WLTCモード:15.2〜17.8km/L
【ディーゼル車】
WLTCモード:18.8〜19.8km/L
※新車情報は公式サイト調べ(2020年8月現在)

まとめ

リアシートと荷室の使い方次第でカーライフの充実度が決まることこそ、それこそハッチバックのクルマの特徴・魅力といえるでしょう。ハッチバックのクルマにはコンパクトカーが多数となりながらも、ワゴンやセダンでも採用車種はありますので選択肢は意外と多いようです。

関連するキーワード


ハッチバック 豆知識

関連する投稿


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


トヨタ新型「GRヤリス」世界初公開!進化を遂げた本格スポーツハッチバック誕生

トヨタ新型「GRヤリス」世界初公開!進化を遂げた本格スポーツハッチバック誕生

トヨタは、2024年1月12日、東京オートサロン2024の会場にて“進化版”となる新型「GRヤリス」を世界初公開しました。大きくマイナーチェンジを果たした同車は、2024年春の発売を予定しています。


【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

免許証の交付や更新時などに入会できる「交通安全協会」ですが、そもそも入会は任意なのか義務なのかといった疑問から、チャイルドシートの無料レンタルや協賛店の割引などの入会メリット、会費を紹介します。また、入会と退会の方法についても記載しています。


駐車違反の反則金はいくら?標識がなくても駐車禁止の場所は?

駐車違反の反則金はいくら?標識がなくても駐車禁止の場所は?

当記事では駐車禁止違反(駐禁)について、違反をしてしまった際の反則金・罰金、違反点数などの罰則内容から、駐車禁止のステッカーを貼られてしまった場合にどうすればいいのか等の対処方法、駐禁の反則金の支払いについてや、違反をしてしまった場合はすぐに出頭すべきか否か等をまとめて掲載しています。(※情報は執筆時点のものです)


免許停止(免停)とは?免停になる違反点数や免停期間、講習に関する疑問を解決

免許停止(免停)とは?免停になる違反点数や免停期間、講習に関する疑問を解決

交通違反や交通事故によって違反点数が加算され、一定の点数を超えると免許停止(免停)になります。免停となる点数や免停期間、免停講習はどのようなことをするのかなど、免停に関する疑問をわかりやすく紹介します。


最新の投稿


ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。


車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。


MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)が提供する新車見積は、これから新車を購入する人にオススメのサービスです。通常、新車を購入するには、ディーラーや販売店へ足を運んで見積りや商談を直接やり取りしたり、比較検討するために複数のディーラーや販売店へ出向かなければならなかったりと大変です。しかし、MOTA(モータ)の新車見積は自宅に居ながらWEBだけで、気になる新車を簡単に複数のディーラーや販売店から見積りをしてもらうことが可能です。そこで本記事では、MOTA(モータ)の新車見積サービスについて、特徴からメリット・デメリット、そして利用方法についても詳しく解説していきます。新車購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバルは2024年11月7日に、軽バン「サンバーバン」の一部改良モデルを発表しました。側面衝突時の乗員保護を高めたといいます。


オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

タイヤが安く買えることをテレビCMなどでアピールしている「オートウェイ」。本当に安く買えるのでしょうか。また、安く買えたとしても品質に問題はないのか不安に思われる方もいるでしょう。さらに、オートウェイはネットで簡単にタイヤが買えますが、取り付けはどうすればいいのか気になるところです。そこで本記事では、オートウェイの特徴や注意点をはじめ、本当に安いのか、品質は大丈夫なのかということや、購入して取り付けするまでの流れも解説します。そろそろタイヤ交換を考えている方は、この記事を読んで参考にしてください。