ステーションワゴンとは?
メルセデスベンツ Cクラス エステート
車の形を表すのに、ミニバンやセダンやハッチバックのほかに、ステーションワゴンという呼び方があります。ステーションワゴンは、一世を風靡して人気を集めたボディタイプです。
ステーションワゴンは簡単にいうと、2ボックスタイプの車で、エンジン部分と客室部分が分かれている形状です。セダンになると3ボックスタイプになるので、エンジン部分と客室部分、さらにトランク部分と分かれています。また1ボックスカーの場合は、エンジンルームのでっぱりがほとんどないか、エンジンルームがない形状です。
ステーションワゴンは、はっきりとしたエンジンルームを持っている形状で、 客室部分がそのまま後方に拡張された形をしています。セダンをベースに設計されているのですが、セダンのトランク部分が客室と一体化しており、3列目シートがあって大人数で乗車できるタイプもあります。
ジャガー XFスポーツブレイク
セダンがベースとなっていることから、ミニバンなどよりも安定した走行性能を見せることが特徴です。ミニバンがどうしても背が高いので、コーナリングのときにロールしてしまう傾向があります。しかしステーションワゴンは全高が低く抑えられているモデルが多く、スポーティな走りを楽しめるモデルもあります。
ファミリーカーで荷物を載せることがあっても、スポーティーな走りを楽しみたい方にぴったりのモデルです。使い勝手と走りが両立されたのが、ステーションワゴンです。
次の見出しからは、要素ごとにピックアップしたおすすめのステーションワゴンをご紹介します。
おすすめの国産ステーションワゴン!
■トヨタ カローラフィールダー
トヨタ カローラフィールダー 1.5X
トヨタが販売しているステーションワゴン型のカローラです。カローラツーリング発売される前は、トヨタの主要なステーションワゴンがカローラフィールダーでした。現行のカローラフィールダーは、11代目のカローラのステーションワゴンになります。
カローラツーリングは3ナンバーサイズになりましたが、5ナンバーのカローラへの需要も考慮して、カローラフィールダーも継続販売されています。ヴィッツベースになっていますが、ステーションワゴンとして十分な性能と使い勝手があるのが特徴です。
ハイブリッドモデルも販売しているので、セダンやコンパクトカーに迫る 27.8km/Lの低燃費(WLTCモード)を実現しています。
先進の安全装備
トヨタ カローラフィールダー 2017年型
カローラフィールダーはToyota Safety Senseが標準装備されています。衝突回避支援システムや車線維持システム、さらにオートハイビームが搭載されており、 安全に走行できるように、また万が一でも被害を軽減できるようにサポートします。
アクセルの踏み間違いで衝突が起きないように、車庫入れなどの運転時や静止物への接近を表紙やブザーで知らせるインテリジェントクリアランスソナーもオプションで装着が可能。コンビニなどのガラスでも検知し、進行方向に静止物がある場合に出力を抑制、さらに距離が縮まると自動ブレーキが作動します。
安さで個人や法人などニーズを満たしている
トヨタ カローラフィールダー 2017年型
価格も約169万円~と他のモデルと比較して買いやすい価格設定になっており、コスパがよいモデルを求めている方にもおすすめできます。個人の需要だけでなく、法人の営業用車としての需要も大きいのも特徴です。
カローラシリーズは日本を代表している車ですし、多くのニーズを満たしてきたモデルです。カローラフィールダーは、使い勝手と低燃費が魅力の無くてはならないモデルです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,400mm×1,695mm×1,475mm | |
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ホイールベース | 2,600mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,110kg | |
燃費 | WLTCモード:17.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒 | |
最高出力 | 80kW(109PS)/6,000rpm | |
最大トルク | 138N・m(14.1kgf・m)/4,400rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動方式 | |
トランスミッション | 5速マニュアル |
情報は2020年9月現在の公式サイトより
■ホンダ シャトル
ホンダ シャトル
ホンダシャトルはフィットの派生車種としてラインナップに含まれていたステーションワゴンです。当初フィットシャトルとされていましたが、2代目からはシャトルと名前が変更されました。
5ナンバーサイズでコンパクトなボディですが、使いやすい大きさで、広い車内が魅力のモデルです。後部シートを倒すことで、最大容量1,141Lの荷室空間が出現し、荷室の奥行は184cmにまであります。
荷室だけでなく、キャビンも運転席と助手席が独立した空間になっていること、また後部シートは頭上区間にもゆとりがあることからゆったりできます。クラス最大のスペースがあるシャトルは、出来る限り大きな荷室があるモデルを求めている方にぴったりです。
豊富なシートアレンジ
ホンダ シャトル 内装
シャトルの魅力の1つは、豊富なシートアレンジです。2列目のシートを倒すことで、奥行きが長い空間を作り出すことができます。2列目シートまで倒してしまうと、大人が横になってもゆとりがあるほどのスペースができるので、車中泊も可能です。
さらに長尺物を載せたいときには、助手席を後方に倒せます。荷室下収納などもあるので、小物を収納するスペースも十分にあるのです。これほど豊富なシートアレンジと車内空間を実現できるのは、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」によるものです。フロント座席下に燃料タンクが配置されることで、大きなスペースが出現します。
ハイブリッドで燃費もよい
ホンダ シャトル
シャトルに搭載されているのは、1.5L直噴 DOHC i-VTECエンジンもしくは、1.5Lエンジンとモーターを組み合わせたSPORT HYBRID i-DCDです。ハイブリッドエンジンは、1.5Lの低燃費なエンジンと高出力のモーターを組み合わせるので、低燃費と必要なパワーの両立が可能です。
さらに7速のデュアルクラッチトランスミッションが組み合わされるので、ダイレクトな走りが楽しめます。MT車のようにギア同士が噛み合うトランスミッションなので、伝達効率もよくダイレクトな変速が期待できるのが魅力です。楽しく低燃費運転ができるシステムです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,440mm×1,695mm×1,545mm | |
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ホイールベース | 2,530mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,130kg | |
燃費 | WLTCモード:19.4km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 | |
最高出力 | 95kW(129PS)/6,600rpm | |
最大トルク | 153N・m(15.6kg・m)/4,600rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 無段変速オートマチック |
情報は2020年9月現在の公式サイトより
■マツダ6ワゴン
マツダ 6 ワゴン
マツダが生産している唯一のステーションワゴンがMAZDA6ワゴンです。以前はアテンザワゴンという名前で販売されており、2019年8月からMAZDA6ワゴンとして販売されています。海外では初代アテンザが発売されてから、マツダ6として親しまれてきたので、名前の統一化が行われています。
MAZDA6ワゴンは先進性の高い装備を搭載していながらも、デザインも魂動デザインを全面に採用されており、マツダの車らしさだけでなくスタイリッシュさを持っているデザインになりました。
ミドルクラスのボディサイズで小回りがききますので、街中の運転で取り回しに困ることはないでしょう。大人が乗車して荷物を積載しているときでも、2Lエンジン、もしくは2.5Lエンジンと2.5Lターボエンジン、さらにトルクフルな2.2Lディーゼルエンジンで力強く走れます。
デザインの良いエクステリア
マツダ 6 ワゴン
エクステリアのデザインの素晴らしさは、MAZDA6ワゴンの魅力です。マツダらしいデザインを採用しており、細部まで作り込んでいるので、ワンクラス上の車に乗っているように感じさせてくれます。
上位グレードであれば19インチのアルミホイールを装備していて、スポーティな雰囲気です。マツダの車らしいデザインの良さが全面に出ているので、かっこよさでステーションワゴンを選びたい方におすすめのモデルです。
上質なインテリア
マツダ6 2.5リットルガソリンターボ車
MAZDA6ワゴンは内装の上質さでも特筆すべきです。国産車にはないデザイン性の高さが感じられます。色使いも良く、価格以上に満足させてくれる仕様です。落ち着いたデザインになっているので、上質なインテリアが好みの方によいでしょう。
シートはステッチが配置されており、差し色があるので質感を高めています。また上質な素材を採用しているので、手に触れたときの雰囲気も良いものです。本革シートは柔らかすぎず硬すぎないちょうどよい仕上がりです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,805mm×1,840mm×1,480mm | |
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ホイールベース | 2,750mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,530kg | |
燃費 | WLTCモード:15.0km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ | |
最高出力 | 115kW(156PS)/6,000rpm | |
最大トルク | 199N・m(20.3kgf・m)/4,000rpm | |
駆動方式 | 2WD(FF) | |
トランスミッション | 6EC-AT |
情報は2020年9月現在の公式サイトより
■スバル レヴォーグ
スバル・レヴォーグ
スバルのレヴォーグは若者にも人気があるステーションワゴンで、スポーティなデザインが特徴となっている車です。もちろんデザインが良いだけでなく、スバルならではのAWDが採用されており、雪道でもしっかりと力を路面に伝えられる実力の高さも魅力です。
スバルにはワゴン車としてレガシィ アウトバックがありますが、一回りコンパクトながらも大容量の荷室があるので荷物がたくさんあるときでも積載可能。1.8Lのガソリン直噴ターボエンジンが搭載されているので、クラスを超えた力強い走りが期できます。
新しく開発された1.8Lターボエンジンは、リーン燃焼技術が採用されていることが特徴で、加速性能と環境性能の両立が可能となりました。力強い走りを求めている方にぴったりのモデルです。
走りが期待できるSTI
スバル レヴォーグSTISport
レヴォーグの最上級モデルとなるのはSTIスポーツで、スポーティさと上質さを両立させたもの出るです。似たグレードとして、他のモデルにSTIがありますが、STIスポーツの場合はスポーティさだけでなく上質さを併せ持ったモデルになります。
ベースモデルでもスポーティさが感じさせますが、レヴォーグをベースとしてSTIが開発したパーツを組み込んださらに上の走りが期待できるグレードです。スポーツカー顔負けの走りを楽しみたい方にぴったりのグレードです。
安全装備も抜かりがない
スバル・レヴォーグ STI Sport
安全装備が充実していることで知られているスバルの車ですが、レヴォーグに搭載される安全装備もよいものです。新世代アイサイトはステレオカメラと4つのレーダーで360°センシングを行います。
見通しが悪い交差点や右左折時でもプリクラッシュブレーキの作動範囲が拡大していることが特徴です。またコネクテッドサービスが搭載され、先進事故自動通報システムが搭載されます。緊急時にはボタンを押すだけでコールセンターにつながるSOSコール機能も魅力です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,755mm×1,795mm×1,500mm | |
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ホイールベース | 2,670mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,550kg | |
燃費 | WLTCモード:13.7km/L | |
エンジン種類 | DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ"DIT" | |
最高出力 | 130kW (177PS) /5,200-5,600rpm | |
最大トルク | 300N・m (30.6kgf・m) /1,600-3,600 rpm | |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) | |
トランスミッション | リニアトロック(マニュアルモード付) 前進無段 後退1速 |
情報は2020年9月現在の公式サイトより
■トヨタ カローラツーリング
トヨタ・カローラツーリング (ワゴン)ハイブリッド
カローラツーリングはトヨタのカローラシリーズの12代目として販売されている車種です。セダンとワゴンの2019年8月にモデルチェンジしましたが、新型のワゴンモデルとなったのがカローラツーリングです。
日本でも運転しやすいように、国外向けのモデルよりも全長が155mm短くなっていること、また全幅も45mm短くなっていることが特徴です。3ナンバーサイズにはなっていますが、それでも運転しやすいコンパクトサイズなことが魅力です。
燃費の良さが魅力
トヨタ・カローラツーリング (ワゴン)ハイブリッド
カローラツーリングの燃費は、WLTCモードで1.8L仕様の14.6km/Lからハイブリッド仕様の29.0km/Lまであります。実際の走行状況によっては、燃費が大きく変化しますが、それでも実燃費も良いことが魅力です。
例えば、e燃費の9月時点でのデータでは、ハイブリッドで23.04km/Lの燃費、ガソリン車でも13.12km/Lの燃費です。ハイブリッドで燃費が良いことはもちろんですが、ガソリン車でも良い燃費を記録しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,495mm×1,745mm×1,460mm(ホイールベース:2,640mm) | |
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最大乗車定員 | 5名 | |
燃費 | WLTCモード:14.6km/L | |
車両重量 | 1,290kg | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | |
最高出力 | 103kW(140PS)/ 6,200rpm | |
最大トルク | 170N・m(17.3kgf・m)/3,900rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | CVT |
情報は2020年9月現在の公式サイトより
まとめ
国産のステーションワゴンも、複数の選択肢があります。一時期ほどの人気がないとしても、ミニバンとは比較できない走行安定性が魅力です。
好みや重視するポイントに合わせてステーションワゴン選びをしてみてください。