都市部にぴったりの刺激的コンパクト、アウディ A1!
アウディ A1スポーツバック
輸入車の先進的な装備や雰囲気は好きだけど、駐車スペースの都合や街中での使い勝手などを考えて、大きめの車は無理!とお思いの方もいらっしゃるのでは。そんな方にぴったりなのが、近年ますますラインナップの充実している輸入高級コンパクトたちです。
主にハッチバック車が多くラインナップされているので、全長が短めで都市部でも扱いやすいコンパクトさがうれしいところ。しかも、ハッチバックらしくいざというときの荷室容量もしっかりですし、5ドアモデルなら後席の使い勝手も上々と、輸入車のクオリティを毎日味わうにはもってこいのジャンルとなっています。
そんな輸入高級コンパクトカーの中でも一際シャープなデザインで注目を集めているのが、アウディの「A1」でしょう。アウディのラインナップでは最小クラスながら、その実力はかなりのものです。
詳しくご紹介していきましょう。
アウディ A1の魅力を3選
■シャープでスポーティなエクステリア
アウディ A1スポーツバック
コンパクトサイズだからといって、デザインで妥協はしたくないし、かわいくまとまっているコンパクトカーばかりでは面白くないですよね。A1は、デザインだけで選びたくなってしまいそうなほど個性的でシャープなデザインが採用されています。
先代モデルでは丸みを帯びたキュートさも持ち合わせていたデザインでしたが、現行モデルはコンパクトなサイズを感じさせない迫力のデザインで、アウディの高級セダン群にも通じるような雰囲気があります。
フロントフェイスでは、デイタイムランニングライトが配されたヘッドライトがかなり鋭角な仕上がりで、ワイド感を感じさせるフロントグリルと、まるでラリーカーのようなボンネット開口部のインテーク風造形と合わせて、かなりアグレッシブな顔つきです。
ボディサイドでは、前後フェンダー部を際立たせるブリスターフェンダー風の膨らみが、まるで往年のアウディ クワトロを思わせるスポーティさ。太めのCピラーは存在感があり、フォルムに安定感をもたらしていますね。
ハッチバックらしく短くまとめられたリヤ部も、ワイドな印象を与える造形になっておりどっしりと構えた安定感を感じさせます。最廉価グレード以外で標準装備となるLEDリヤコンビネーションライトはダイナミックターンインジケーター付きで、車両外側に流れるウインカーは最新型車であることを後続車に強く印象付けます。
■最新のアウディを体感できる先進のインテリア
アウディ A1スポーツバック インテリア
アウディの魅力は、安定した走行性能や先進の安全装備、高級感のあるエクステリアなどだけでなく、センスの良いインテリアにもありますよね。その点、A1は抜かりがありません。
アウディの現行ラインナップらしい、直線的なラインで構成されたダッシュボードはミニマルでシンプルな印象。グレードや装備によって異なりますが、ダッシュボード幅全体に広がるデコラティブパネルもスマートな印象で、特に画像でご紹介しているような、ダイヤモンドペイントフィニッシュ シルバーグレー(Sラインにオプション設定)では一気に高級車としての車格感が出てきますね。
ダッシュボード中央には10.1インチのタッチスクリーンが備え付けられており、その分物理的なボタン数が少なくなっていて、モダンな印象を強めていますね。
こちらは全車オプションにはなってしまいますが、ディスプレイ式メーターパネルの先駆けでありつつ非常に評価の高いバーチャルコックピットもしっかり用意されており、高級車らしい使い勝手の良さ、アウディらしい先進感をしっかり体感できる点もうれしいところです。
■安全性能も予防安全装備もバッチリ
アウディ A1スポーツバック
安全性能を追求してきたアウディの車ですので、たとえ最小のA1であっても充実の安全性能が実現されています。日本国内の自動車アセスメント評価機構であるJNCAPでは現行モデルの評価を行なっていないため、Euro NCAPでの評価結果となりますが、A1はもちろん満点5つ星の評価を獲得しています。
さらに、予防安全性能や運転支援技術も豊富に用意されています。前方衝突被害軽減ブレーキであるアウディプレセンスフロントやフロントサイドエアバッグ・カーテンエアバッグは全車で標準装備されていますし、事故の危険を車両が察知するとサイドウィンドーを自動で閉じるなどの乗員保護機能「アウディプレセンスベーシック」も用意されています。
近年の爆発的な普及に対して、A1では標準装備されていない点はやや痛いところですが、アダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシストのような運転支援機能も用意がありますので、ロングドライブでもリラックスして運転できるA1も実現できます。
アウディ A1のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,040mm×1,740mm×1,435mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,560mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,220kg | |
燃費 | WLTCモード:15.6km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンターボ 1,497cc | |
エンジン最高出力 | 110kW(150PS)/5,000-6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 250N・m(25.5kg・m)/1,500-3,500rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 7速DCT | |
新車価格 | 3,318,182円(消費税抜き) |
【最新情報まとめ】エンジン追加など目白押し
■1.0リッターターボの3気筒エンジンモデル「25」が新たに追加!
アウディ A1スポーツバック 25 TFSI
なんといってもここ最近でのA1のニュースとしては、1.0リッター 直列3気筒ターボエンジンの「25」グレードの追加が注目ポイントでしょう。
先代のA1でも設定のあった1.0リッターモデルは、現行モデルが2019年末に発売開始された際には一旦ドロップされており、追加での発売が待ち望まれていましたが、2020年6月についに導入が開始。コロナ禍の影響もあってかデリバリーがなかなか進まなかったようですが、この11月から本格的に納車が広まっていくようです。
やはり25グレードのうれしいポイントは、その価格の低廉なこと。1.5リッター 直列4気筒ターボエンジン搭載の35グレードでは用意のないベースモデルとなる「25 TFSI」の税抜き新車価格で約267万円からというスタート価格は、これまでのエントリーグレードだった「35 TFSI アドバンスド」の331万円から70万円近く安い値段となっており、強烈なお得っぷりが特徴的です。
アウディ A1スポーツバック 25 TFSI
25グレードは小排気量ながらカタログ燃費ではWLTCモードで15.2km/Lと、より排気量の大きい35グレードの15.6km/Lに劣ってしまうほか、ターボ付きとはいえ1.0リッターエンジンですので、1.5リッターよりも動力性能では見劣りする点は否めませんが、意外と見落としがちな点としては自動車税の税額が1.0リッター以下から変わる点は、見逃せないポイントですよね。
標準装備も相応にグレードダウンはされていますが、ベースモデルとなる25 TFSIでもバーチャルコックピットやアダプティブクルーズコントロール、さらにはバング&オルフセン 3Dサウンドシステムのようなスペシャルオプションまで選べる点はうれしいところ。
車両価格で節約できた分、オプションで豪華仕様に仕立ててしまうのも楽しそうですね。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,040mm×1,740mm×1,435mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,560mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,170kg | |
燃費 | WLTCモード:15.2km/L | |
エンジン種類 | 直列3気筒ガソリンターボ 999cc | |
エンジン最高出力 | 70kW(95PS)/5,000-5,500rpm | |
エンジン最大トルク | 175N・m(17.8kg・m)/2,000-3,500rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 7速DCT | |
新車価格 | 2,672,728円(消費税抜き) |
■欧州で話題沸騰中、A1 シティカーバー! 国内でも限定発売決定!
アウディ A1 シティカーバー(海外仕様車)
意外や意外、最低地上高が40mm引き上げられ、プロテクターやブラック仕上げのホイールアーチなどが装着されることで、堂々としたコンパクトSUVに変身してしまったA1が、欧州でも話題沸騰中の「A1 シティカーバー」です。
こちらは2019年秋から欧州市場で発売されているモデルで、ハッチバックの使い勝手とSUVらしいアクティブ感を両立したクロスオーバーモデルとして人気を博しています。専用デザインとなるエクステリアは、A1らしさを残しつつも、どこかアウディのSUVライン「Qモデル」を感じさせる力強さがありますね。
実はこのような乗用車ベースのクロスオーバーSUVはアウディの得意とするところで、A4やA6には「オールロードクワトロ」シリーズが長年設定されてきていますよね。A1 シティカーバーでも、その伝統のレシピが活かされており、流行のSUVに囲まれても存分に個性を発揮できる力強さを持っています。
アウディ A1 シティカーバー(海外仕様車)
日本市場でも流行の収まる気配のないSUVですので、導入は必至と思われていましたが、2020年11月24日に、ついに250台限定での正式導入が発表されました。
「A1 シティカーバー リミテッドエディション」と呼ばれるこちらは、A1スポーツバックの25系と同じく1.0リッター 直列3気筒ガソリンターボエンジンを搭載しますが、最高出力はスポーツバック比21PSアップの116PS、最大トルクは同25N・mアップの200N・mにパワーアップされています。
価格は税抜き439万円とされており、単純にスポーツバックと比較するとややプレミアムな印象ですが、単体でそれぞれ選択するとなかなかのお値段になる「ナビゲーションパッケージ」や「アシスタンスパッケージ」、「Sラインインテリアプラスパッケージ」などの豪華オプションがてんこ盛りに標準装備されているので、意外とリーズナブルな価格設定になっています。
人気モデルになること必至ですので、売り切れてしまう前にお問い合わせされることをおすすめいたします。
アウディ A1の新車価格まとめ
アウディ A1スポーツバック
アウディ A1スポーツバックの2020年11月現在の税抜き新車価格では、最も廉価な25 TFSIで267万円、最も高価な35 TFSI Sラインで355万円となっています。
1.0リッターエンジン搭載の25グレードと1.5リッターエンジン搭載の35グレードでは、同等グレード同士で比較すると40万円の差額が設定されています。
高速道路もガンガン使って遠出したい、余裕が欲しい方なら35一択かもしれませんが、街中で不満のない動力性能を持つ25でかしこく節約してしまうのも手かもしれませんね。
アウディ A1
まとめ
アウディ A1スポーツバック
アウディ最小のプレミアムコンパクト、A1の魅力をお伝えしてきました。ボディが小さいから、価格が安いから、といった点だけでなく、「A1だから」と積極的に選びたくなる魅力に溢れていることがお分かりいただけたでしょうか。
欧州自動車メーカーでまま見られる点ではあるのですが、標準装備の薄さという点はA1の数少ない弱点の一つ。しっかり装備内容を確認して、欲しい装備を余すところなく備えたA1を、ぜひ検討してみてくださいね。