アウディ A3とは
アウディ A3スポーツバック/セダン Sライン テクノリミテッド
アウディ A3はアウディが発売しているハッチバックとセダン型のCセグメントの乗用車です。プラットホームはフォルクスワーゲンのゴルフなどが使用しているフォルクスワーゲン「MQB」を使用しており、高性能バージョンのS3もラインナップされています。
2020年4月に欧州で新型のA3が発表されています。ハッチバックのA3は現行で3代目ですが、セダンタイプは現行型で初めて設定されたので初代モデルとなります。アウディ伝統の縦置きエンジンではなく横置きエンジンでFFタイプです。3代目のモデルでも安全装備を充実させており、快適に走行できることが特徴です。
アウディA3にはハッチバックのスポーツバック、セダン、また高性能モデルであるS3とRS 3がラインアップされています。
■スポーツバック
アウディA3スポーツバック Sライン テクノリミテッド
スポーツバックはコンパクトモデルの狭い道でもスムーズに運転できる快適性や、乗り心地が良いことが特徴です。セダンタイプよりも価格が安いことから、手頃なモデルとなるでしょう。
■セダン
アウディ A3 セダン
セダンタイプも、プレミアムコンパクトモデルとして人気があります。小さ目のセダンでも高級感がありますし、車内の広さも十分にあることから長距離ドライブも快適に楽しめます。美しいエクステリアのデザインが魅力のセダンは、4つのグレードから選択可能です。
■S3
アウディ S3
高性能モデルであるS3は、スポーツバックとセダンに分かれています。どちらも同じ2Lガソリンターボエンジンを搭載しており、A3とはスペックが異なります。S3が搭載しているのは2Lターボエンジンで最高出力は290PSです。絶妙にチューニングされた足回りと、出力を高めたエンジンで力強く走ります。
■RS 3
アウディ RS 3スポーツバック
RS 3になると、さらにスペックが高いエンジンを搭載しており、最高出力は400PSにもなります。高出力なエンジンパワーを、クワトロと7速Sトロニックで効率よく路面に伝える圧倒的パフォーマンスを見せるモデル。ゼロ発進から100km/hまではわずか4.1秒です。
アウディ A3の歴史
歴代アウディA3
アウディ A3の初代は1996年に発表され日本では1997年から発売されていました。ハッチバック型の乗用車で、横置きエンジンを採用したFFモデルとして登場しました。またクワトロを搭載した高性能モデルも人気がありました。
2代目モデルは2003年から発売され、シャーシやエンジンなどはゴルフ5と共有されており、アウディが採用していたダブルグリルがフロントグリルの形となりました。日本では1.6Lエンジンと2Lエンジン、さらに3.2Lのクワトロが販売されていました。
アウディ・A3セダン 2014年
2013年からは3代目のモデルが発売され、2014年からセダンが発売されます。3代目からはインフォテイメントシステムが標準装備になったことから、高機能な車になり、アルミニウムや軽量スチールが使用されたモデルです。
2020年にはフルモデルチェンジされており、新しいクーペ風の美しさがあるモデルとして日本での導入が期待されています。
アウディ A3のエクステリア
アウディ A3 セダン
A3のエクステリアは、比較的シンプルなデザインでありながらスタイリッシュであることが特徴です。歴史あるアウディがノウハウを詰め込み、こだわりのあるボディ形状をしています。
全体的にシャープな外観ですが、丸みを帯びているのでかっこよさと共に可愛らしさもあります。大きなグリルにはアウディのエンブレムがあり、存在感があるのが特徴です。
アウディで全モデルに採用されているグリルがあるので、アウディの車というイメージを高めています。高級感がありながらも上質さを忘れていないデザインです。
アウディ A3のインテリア
アウディ A3スポーツバック「1.8 TFSI quattro」
インテリアもボディサイズが変わっていないことから、車内のサイズはほとんど変わっていませんが、新型のモデルになるとスタイリッシュなインテリアに変更されます。 現行モデルでも機能的でスタイリッシュなインテリアデザインです。
ドライバーが視線をそれほど動かさずに必要な情報が得られるように、スポーティーなドライビングポジションにぴったりのデザインです。S3グレード以外ではオプションでバーチャルコックピットが装着することができ(S3は標準)、12.3インチのディスプレイでナビや速度計、その他の車両情報などをまとめて表示できます。
アウディコネクトを装備することができたり、車内でWi-Fiスポット機能を使えるのも特徴です。カッコ良さだけでなく利便性も十分に高くなっているのが特徴です。
アウディ A3のスペック
アウディA3スポーツバック
アウディ A3のスペックを見てみましょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,465mm×1,795mm×1,405mm(ホイールベース :2,635mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,330kg | |
燃費 | JC08モード:19.5km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ | |
最高出力 | 90kW(122PS)/5,000-6,000rpm | |
最大トルク | 200N・m(20.4kg・m)/1,400-4,000rpm | |
駆動方式 | FWD | |
トランスミッション | 7速 Sトロニック |
情報は2020年9月現在の公式サイトより
アウディ A3に搭載されているのは、1.4Lか2Lのパワーあるエンジンです。1.8Lから2Lに改良されることでパワーがあり、低速走行時の力強さが増しています。駆動力が増しているので走行安定性が向上したこともポイントです。
TSFIエンジンは排気量を大きしなくても、燃費の向上とパワーを両立させたユニットです。直噴システムとターボを組み合わせることで、エンジン効率を高めて、優れた効率性が特徴のエンジン。低速から十分なパワーを引き出すことができ、見る人が納得するほ土のパフォーマンスです。
搭載されるトランスミッションは、7速のSトロニックトランスミッションです。デュアルクラッチトランスミッションで、効率的にエンジンパワーをタイヤに伝えることができます。
アウディ A3の特徴
アウディ A3の特徴を見ていきましょう。
コンパクトで使いやすく、Cセグメントで貴重なセダンです。
■きびきびと走ることができる
アウディ A3スポーツバック ブラックスタイリング
アウディ A3はアウディ独自の4WDシステムのクワトロを選択することができ、どんな路面コンディションでも快適に走ることができます。4輪がエンジンのパワーをしっかりと活用して、路面に吸い付くように走るのが特徴です。
コンパクトでも力強い走りが実現できる車です。
■普段使いに使いやすいサイズ
アウディA3スポーツバック
スタイリッシュなデザインであるだけでなく、扱いやすいボディサイズであることも特徴です。コンパクトでありながら日常の街乗りや買い物にピッタリのサイズで取り回しもしやすく、しかし車内のスペース効率が良いので荷物もしっかり積載できます。
内装にもこだわりがあるので洗練されたデザインを楽しめます。普段の街乗りから、週末のドライブまでA3で気持ちよく運転できるでしょう。
■Cセグメントで貴重なセダン
アウディ A3 セダン
A3はCセグメントでセダンを選ぶことができる貴重なモデルです。小型のセダンは少なくなっているので、希少価値が高い車になっています。日本の狭い道路事情でも軽快にスポーティーに走行できるセダンは、数少ないモデル。
スポーティでありながらもセダンのフォーマルさもあるので、落ち着いた車に乗りたい方におすすめです。
■充実した運転支援装備
アウディ A3スポーツバック「1.8 TFSI quattro」
充実した運転支援装備が搭載可能です。アダプティブクルーズコントロールは全車との車間距離を維持して、安定的な走りをアシストします。またオプションではトラフィックジャムアシストやアクティブレーンアシストなど、ドライバーをサポートする機能が充実しています。
新型のA3はエントリーグレードでも衝突被害軽減ブレーキやアクティブレーンアシスト、さらに衝突回避ステアリングなどを装備します。
アウディ A3のモデルチェンジ情報
アウディA3スポーツバック新型の Sライン
2020年3月にアウディのA3はモデルチェンジを行いました。スポーツバックは4代目へとモデルチェンジされ、内外装は一新され電子制御機構やコネクテッド機構が搭載されているのが特徴です。
ボディサイズはほぼ据え置きで、予防安全ではバックカメラやパーキングセンサー、さらに自動駐車機能が標準装備されます。
日本での発売は2020年後半となる予定です。
アウディ A3のまとめ
アウディ A3はコンパクトで取り回しがしやすく、軽快に走れるモデルです。パワーあるエンジンを搭載したグレードもあるので、走りのよさを求めている方でも満足できるでしょう。コンパクトでありながら、フォーマルなセダンを探している方にぴったりの1台です。