冬の間はスタッドレスタイヤが安心!でも面倒も山積みかも…
横浜ゴム アイスガード6試乗会
一見普通のサマータイヤと変わらない見た目なのに、凍結路面や積雪路面でも頼もしいグリップ性能を発揮してくれることで、冬のドライブの強い味方となってくれるスタッドレスタイヤ。
積雪地帯にお住まいの方はもちろん、普段雪が積もらない地域でも予防的に装着している方も多いことでしょう。
しかし、そんなスタッドレスタイヤ、冬の間の安心感は代え難いものがあるとはいえ、意外と使用には面倒もつきまといます。
スタッドレスタイヤを購入した後で、ユーザーが困りがちな面倒ポイントをまとめました。
■夏タイヤと冬タイヤ、保管場所の確保が大変!
カー用品店 タイヤ販売 イメージ
タイヤを履き替えるということは、履き替える前に装着していたタイヤをどこかに保管しておかなくてはならないということ。春夏秋シーズン中はスタッドレスタイヤ、冬シーズン中はサマータイヤをどこかに保管する必要がありますよね。
DIYでタイヤ交換を済ませる方なら、ご自宅の物置やベランダなどで保管するケースが多いと思われますが、かなりのスペースを保管タイヤに占領されてしまっていてどうにかしたい、とお思いの方も多いのではないでしょうか。
またタイヤショップなどにタイヤ交換を任せる方なら、タイヤ預かりサービスを利用されている場合もあることでしょう。その場合タイヤを持ち運んだり収納したりする面倒はないものの、保管料の出費が意外と痛いものですよね。
■スタッドレスへの交換、DIYは面倒だしショップは混雑!
タイヤ交換 イメージ
タイヤの履き替えは、DIYでも作業可能ではあるものの、工具を揃える面倒や、ある程度力も必要で大変ですし、重量のあるタイヤとホイールのセットを運んだりするのも骨が折れ、休日に作業したらもう日が暮れてる…なんていう面倒もあります。
また、初雪後の休日などでは、カー用品店などではスタッドレスタイヤへの交換希望が集中してしまうこともあり、予約がなかなか取れなかったり、交換までかなり待ち時間が発生してしまうことも。このご時世、できるだけ人混みは避けたいですよね。
■大径化進むタイヤサイズ、購入費用も高騰!
《画像提供:Response 》レクサス LC500コンバーチブル
力強くスポーティな印象の大径タイヤが近年流行しており、車種によっては20インチや21インチといったタイヤサイズが標準装備されている場合もあります。見た目はかっこいい大径タイヤですが、スタッドレスタイヤを購入しようと思うと、驚くほど高額で困ってしまうこともありそうです。
交換時の手間が少なくなるホイールとスタッドレスタイヤのセットですが、ホイールももちろん大径のものは価格がお高めなので、問題はさらに深刻化。
純正サイズでは予算オーバーの場合、干渉などのない限りはサイズダウンしたスタッドレスタイヤを選択することも選択肢ではあるものの、見た目的に許せない!というこだわり派のオーナーさんもいらっしゃることでしょう。
【家電で流行中!】スタッドレスも使う時だけレンタルが経済的
《画像提供:Response 》整備工場 イメージ
近年では、高級家電やブランドバッグなどを、必要な期間だけレンタルして価格負担を抑えることが隠れたトレンドになっているようです。そんな流れが、スタッドレスタイヤにも到来していることはご存知でしたか?
お住まいの地域は普段積雪しないし、夜間は運転しない。そんな方なら、一年の間でも限られた時期しか使わないスタッドレスタイヤは、購入するよりもレンタルでお得に済ませるのが経済的かもしれません。
スタッドレスタイヤのレンタル、詳しくご紹介していきましょう。
■スタッドレスタイヤをレンタルするメリット4点はコレだ
《画像提供:Response 》タイヤ交換 イメージ
丸ごと購入よりも格安!必要期間だけの出費で経済的
当然ながら新品で4本揃えてスタッドレスタイヤを購入するよりも、レンタルの方が費用負担が小さく済むので、スタッドレスタイヤが必要な時にも気軽に利用できる点がメリットでしょう。
特に寒さが厳しい時期に限って装着したり、積雪地帯へお出かけの際にだけ装着したりと、スタッドレスタイヤが確実に必要となる期間の分だけをレンタル料として支払うので、経済的ですね。
スタッドレスタイヤは購入すれば複数シーズン利用し続けることも可能なので、毎年確実にスタッドレスに履き替える必要のある方ならレンタルを利用するうまみは減りそうですが、利用シーンにマッチすればかなりお得になることでしょう。
使い慣れた自分の愛車で安心の冬ドライブができる
スタッドレスタイヤをお持ちでない方でも、普段乗っている車にレンタルのスタッドレスタイヤを装着することで、積雪地帯や寒さが厳しい地域にも行くことができるようになる点もメリットでしょう。
冬季はレンタカーにスタッドレスタイヤが装着される場合も多いですが、使い慣れない車を運転するのは緊張するもの。雪道でのドライブというだけでも緊張してしまいますので、できるだけ慣れた愛車を利用できるとうれしいですよね。
ペットを飼っている方なら、レンタカーでは利用できない場合が多いので、ペットも連れてのドライブ旅行をしたくても、ペット対応のレンタカー探しで苦労してしまうことでしょう。そんな場合でも、レンタルのスタッドレスタイヤで愛車を活用すれば、冬のドライブ旅行でもペットを気兼ねなく連れて行けそうです。
目的地までのドライブ途中で交換すれば、時間も節約!
スタッドレスタイヤのレンタルに対応しているお店は、都市圏周辺であったり、都市圏から積雪地帯への入り口周辺にあることが多く、目的地へのドライブの途中のお店で予約しておけば、わざわざ事前にスタッドレスタイヤ交換のために店舗に赴く必要がなくてスムーズです。
ウィンタースポーツを楽しみに雪山を訪れたり、寒さの厳しい地域へ帰省したりと、タイヤ交換にあまり時間をかけることなく、目的地での楽しい時間を最大限満喫することができそうです。
スタッドレスの保管場所不要!車でお店に向かうだけ
スタッドレスタイヤが必要な間はその安心感を得られるのに、スタッドレスタイヤが必要でなくなったら保管場所や保管料を気にする必要がない点もレンタルのメリットでしょう。
スタッドレスタイヤを購入した場合、自宅で広いスペースを占領されながら保管するか、手痛い保管料を支払いながら冬までタイヤショップなどで保管してもらうかのどちらかが必要です。
保管場所を確保する必要なく、持ち運んだりする苦労もなくスタッドレスタイヤが利用できるのは、かなり嬉しいポイントでしょう。
■スタッドレスタイヤのレンタル対応のお店はどこにある?
グッドイヤー アイスナビ7
スタッドレスタイヤのレンタルに対応するお店は、先ほどもご紹介した通り、都市圏や、都市圏から積雪地帯への入り口周辺にあることが多いようです。
これは、積雪地帯の方ならスタッドレスタイヤを購入していることが多いことを考えると、納得ですよね。
「お住まいの地域名 スタッドレス レンタル」などと検索してみると、意外とお住まいの近くのお店でも対応していたりすることが判明するかもしれませんよ。
スタッドレスをレンタルする!予約から利用中までの流れまとめ
《画像提供:Response 》横浜ゴム アイスガード
お店も見つけて、スタッドレスタイヤが必要な期間もはっきりしているなら、まずはレンタルの予約を取りましょう。予約の際は、レンタル期間だけでなく、愛車のタイヤサイズも伝える必要があります。事前に現在装着しているタイヤのサイドウォールでタイヤサイズを確認して、メモしておきましょう。
予約は前日までで締め切ってしまう店舗も多いようですし、あまり予約が遅くなると、希望している期間のレンタル在庫がなくなってしまうおそれもあります。お店に予約可能期間の確認を取るとともに、早めに予約を済ませるのがおすすめです。
予約した日になったら、愛車を運転してお店を訪問するだけ。免許証や車検証などを確認されますので、すぐに見せられるよう準備しておくとスムーズでしょう。後はお店でサマータイヤの取り外しと、レンタルするスタッドレスタイヤの取り付けを行ってもらえます。
レンタル期間の終了までにお店を訪れ、スタッドレスタイヤを取り外してもらって、保管してもらっていたサマータイヤを取り付けてもらえばレンタルは終了。
営業時間内に返却が間に合わない、1日延長したいなどの場合は、早めにお店に連絡することが大事です。
まとめ
タイヤ交換 イメージ
購入するとなると高額になりがちなスタッドレスタイヤをレンタルするメリットをご紹介してきました。
冬場のドライブは緊張感も高まりがち。安心感をもたらしてくれるスタッドレスタイヤを状況に応じてレンタルすることで、あなたもご家族も愛車も、より安全に冬のドライブを楽しめることでしょう。
お近くのタイヤショップなどがスタッドレスタイヤのレンタルに対応していないか、早速確認してみては。
よくある質問
■スタッドレスって買うとどれくらいの値段なの?
サイズや銘柄にもよるため一概には言えませんが、人気の最新国産スタッドレスタイヤだと、軽自動車サイズでも1本5,000〜10,000円程度、タイヤサイズが大きめなSUV向けのものだと1本3万円以上となる場合もあるようです。タイヤだけでなく、ホイールも合わせて買うとさらに出費がかさみますね。
■スタッドレスのレンタルって、どれくらいの期間が一般的なの?
スタッドレスタイヤのレンタル価格は、1泊2日から3泊4日程度が基本料金として設定されている場合が多いようです。具体的な利用シーンとしては、ウィンタースポーツを楽しむ旅行であったり、年末年始の帰省などが考えられそうですね。利用が長期にわたる予定なら、レンタルと購入の価格差も縮んできますので、見極めが必要でしょう。
■スタッドレスを履いてればチェーンはいらないよね?
スタッドレスタイヤは幅広い冬季の路面に対応できるものの、スタックしてしまった際の緊急脱出用としてチェーンも合わせて携行しておくと安心なほか、豪雪地帯などをはじめとして、冬用タイヤに合わせてチェーンの装着も求められる「チェーン規制」が行われる場合もあります。