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国内で人気のコンパクトカーの魅力は?室内は広い?徹底解説

国内で人気のコンパクトカーの魅力は?室内は広い?徹底解説

日本の入り組んだ道でも運転しやすく、人気の高いコンパクトカー。最近では、燃費性能の高い車種もたくさん販売されていて、メーカーがこぞって力を入れる車種となっています。今回はそんなコンパクトカーについて魅力を解説していきます。

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どこからがコンパクトカー?

最近の自動車市場では、世界的なSUVブームもあって大きな車が人気となっています。しかし、道路の狭い日本では必ずしもそういった車が快適な走行性能を誇るとは言えません。

依然として小型のボディで、燃費のいい車が市街地での普段使いに良いと人気となっています。その代表格として以前は軽自動車が挙げられていましたが、現在ではコンパクトカーがそれにとって変わりつつあります。

セダンやクーペといった、いわゆる普通の乗用車よりも一回り小さいコンパクトカーは燃費も良く取り回しも良いため日本で人気を集めています。今回はそんなコンパクトカーについて、走行性能や燃費性能を紹介していきます。

コンパクトカーの定義とは

軽自動車には、エンジンの排気量やボディの大きさに至るまで法律上の厳格な定めがあり、ナンバープレートの色も異なるなどはっきりと軽自動車だと区別できます。では、普通の乗用車と違いコンパクトカーと言えるのはどのくらいの大きさからなのでしょうか。

普通車は、3ナンバー車と5ナンバー車に分けられます。5ナンバー車は全長が4,700mm以下、全幅が1,700mm以下、全高が2,000mm以下と決まっています。排気量は660ccを超え2,000cc以下となっており、この基準以上の車が3ナンバー車と定められています。乗用車における基準はこの2つに軽自動車を加えた3種類のみなので、コンパクトカーについての明確な基準はないということになります。

そこで、販売台数ランキングでも上位を獲得している代表的なコンパクトカー、トヨタ ヤリスとホンダ フィットを例に取ってみると、どちらもボディサイズは全長が4,000mm前後、全幅が1,700mm前後となっており、エンジン排気量では、ヤリスは1.0リッターと1.5リッター、フィットは1.3リッターと1.5リッターとなっています。

だいたいこの程度のボディサイズとエンジン排気量を持つものがコンパクトカーの主流と考えて良いでしょう。

コンパクトカーの性能は良い?

コンパクトカーを語る上でまずおさえておきたいのは、その操作性ではないでしょうか。国土が狭く道路も狭い日本では、あまりに大きな車は持て余しがちです。その点コンパクトカーは、運転席からボンネットまでの距離も短く、後輪とリアウィンドウの位置も近いため取り回しがしやすく、縦列駐車が狭い車庫に駐車する際も比較的スムーズに停めることが可能です。

またコンパクトカーはここ数年以内に発売されたような最新のものには、走行時のアシスト機能が搭載されていることが多いです。ボディのコンパクトさによる取り回しの良さにプラスで、車両周辺や死角部分をカメラやセンサーで確認できるなどの駐車時のアシストや、予防安全性能などが非常に高い車種があります。

コンパクトカーの燃費性能

コンパクトカーにはハイブリッド機能が搭載されている車種が多く、「燃費の良い車と言ったらコンパクトカー」というようなイメージが強いのではないでしょうか。

コンパクトカーを選ぶユーザーは基本的には、その使い勝手からアウトドアやレジャーシーンというよりも、街乗りなど平地での走行を想定するケースが多いです。このケースは、ハイブリッドの特徴であるモーターととても相性が良いのです。

一般道のような速度域では、モーターの特性である初動でのトルクの強さを活かして素晴らしい燃費を発揮できます。またコンパクトカーにはハイブリッド自動車だけではなく、EVと呼ばれる電気自動車も存在します。こちらは全く燃料を使わず電気のみで動く車なので、ガソリン代がかからない車種となっています。

このように、コンパクトカーは燃費の良いモデルが多く全体的にエコな車種といえるでしょう。

コンパクトカーの走り心地

基本的にコンパクトカーは一般道を走るのに向いた車種となっています。軽自動車のようにエンジンの排気制限はありませんが、基本的には1000から1500ccのエンジンが搭載されています。日々の買い物や送り迎え、少しの遠出などでは不満を感じることはおそらくないと思われますが、中にはドライブやアウトドアも楽しみたいと考えてるユーザーもいるでしょう。

実はコンパクトカーのモデルの中には、スポーツモデルのように走りを重視したグレードも存在します。たとえばトヨタ GRヤリスでは、ラリーカーのような俊敏な走行ができるほど高度なチューニングが施されているのが特徴的です。

かなりスポーティーでアグレッシブな見た目になっているので、ドライブを楽しむという思いも叶えてくれるモデルとなっています。スポーティな走りと普段使いを両立したいという方は、このようなチューニングが施されたモデルを探すのがおすすめです。

コンパクトカーは十分広い?

≪写真提供:response≫ 様々なコンパクトカー

法律上5人乗ることができて乗用車に位置するコンパクトカーは、軽自動車に比べると比較的車内にゆとりが作りやすく運転も安定しています。しかし同じ乗車人数である5ナンバーのセダンと比べると、少し居住性が狭まっていると感じるかもしれません。

その理由としてセダンはトランクが車種と分かれているということが挙げられます。コンパクトカーの場合は車室からダイレクトにトランクにアクセスできますが、その分スペースが限られてしまいます。しかし販売されているコンパクトカーの中には、トールワゴンタイプと呼ばれるような車高が高く室内空間が広いタイプも存在します。

内装の広いコンパクトカー

今回は先ほど紹介した、トールワゴンタイプと呼ばれる室内が広めのコンパクトカーを紹介します。

トヨタ ルーミー

≪写真提供:response≫ トヨタ ルーミー

トヨタ ルーミーは全長が標準系で3,700mm、カスタム系で3,705mmのうち室内長が2,180mmあり、車における室内の割合が大きさがわかります。低床のスライドドア構造を持ち、乗り降りの瞬間や座席に座った時の足元のゆとりあるスペースが特徴のコンパクトカーです。

バックドアも上向きに大開口するタイプで、開口部がとても広く荷物を出し入れしやすい構造となっています。シートアレンジも豊富で、フルフラットにすることが可能なため室内で横になることも可能です。このように街乗り以外にもレジャーシーンでの活躍が期待されます。

スズキ ソリオ

≪写真提供:response≫ スズキ ソリオ

スズキ ソリオは室内長が2,500mmというコンパクトカークラスでは最大クラスで、室内高も1,365mmと快適に過ごす余裕があるのが特徴です。また特筆すべきは、車室だけではなく荷室も広いということです。

荷室の床面長は、後部座席をスライドさせることで550mmから715mmまで広げることが可能となっています。またこちらは5名乗車時での数値であり、後ろに人が乗っていない時は後部座席を倒してさらに広げることができます。コンパクトさが欲しいものの、荷物の出し入れやその大きさで躊躇している方にはおすすめのモデルといえます。

ダイハツ トール

≪写真提供:response≫ ダイハツ トール

先ほどご紹介したトヨタ ルーミーはこのダイハツ トールのOEM車となっています。基本的な寸法は同じく室内長が2,180mmあり、地上336mmの低床のスライドドアを搭載しています。

この広いスペースと高い1,355mmの室内高を活かして、運転席から後部座席への移動が可能となっています。ターボ機能の付いたエンジン搭載で、坂道や高速道路でも力強い走りをすることができるコンパクトカーです。

コンパクトカーの維持費どれくらいかかる?

≪写真提供:response≫ al中国の展覧会

実際にコンパクトカーの維持費はどのくらいかかるのでしょうか。同じく小型なボディで比較されやすい軽自動車との値段の差を解説します。

軽自動車との比較

自動車に必ずかかる税金として自動車税があります、こちらは軽自動車が年間10,800円、コンパクトカーは排気量にもよるものの、1,000cc超〜1,500cc以下の車なら30,500円かかります。また、車検の際には2年分の自動車重量税も納付します。減税などによって車種ごとに税額が変わることもありますが、エコカーの本則税率としては、自家用軽自動車で5,000円、コンパクトカーは重さにもよりますが、1トン超〜1.5トン以下の自家用乗用車なら15,000円となっています。

その他にも点検や車検などでも維持費はかかりますが、税金の支払いを見てもわかる通り5ナンバーの乗用車であるコンパクトカーの方が少し値段が高くなってしまいます。しかし、車両価格を見てみると、コンパクトカーは100万円台後半から200万円台が多く、近年のハイグレードな軽自動車とあまり差がなくなってきている印象もあります。

ただし、ハイブリッドカーであれば、長期的に見ると燃料代は安くなる可能性があります。全体的なコスト的にも値段を重視するならば軽自動車、使い方を重視するならばコンパクトカーを選ぶのが良いでしょう。

国内で人気のコンパクトカー

≪写真提供:response≫ ホンダ フィットクロスオーバー

最後に、燃費や荷室の大きさといった様々な観点からみた人気のコンパクトカーをご紹介します。

トヨタ ヤリス

≪写真提供:response≫ トヨタ ヤリス

トヨタヤリスは2020年の2月に発売された最新鋭のコンパクトカーです。駐車時の高度な運転支援システムにより、様々な場所での駐車を快適にアシストしてくれる「トヨタ チームメイト(アドバンストパーク)」がメーカーオプションで用意されています。またレーダーやカメラによって、歩行者や車を検知し交差点においても衝突を回避するための警報や、回避行動をアシストする機能が付いていて、走行時に白線からはみ出ないドライブアシスト機能などがあります。

このような機能はまさに最新型ならではでしょう。燃費もハイブリッド車としては世界最高クラスで、最も低燃費なグレードではWLTCモードで36km/Lという燃費を誇っています。

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ホンダ フィット

≪写真提供:response≫ ホンダ フィット

トールワゴンタイプではないホンダ フィットも、荷室の容量がとても大きいことをご存知でしょうか。燃料タンクが運転席の下に配置されているため後部座席のスペースを広くとることが可能になりました。

これにより後部座席を少し倒すことで荷室を大きくとることができます。開口部も大きく開くため自転車のような大型のものも出し入れが簡単です。

ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」は、最も低燃費なグレードではWLTCモード燃費で29.4km/Lという効率の良さとキビキビとした走行性能が特徴的。低中速域はモーター駆動、高速域ではガソリンエンジン直結駆動も可能など、状況に応じて最適な走行モードに自動で切り替わる最新のハイブリッドシステムです。

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日産 ノート

≪写真提供:response≫ 日産 ノート

日産ノートは、ガソリンエンジンを搭載したハイブリッド専用コンパクトカーながら、エンジンはタイヤを一切駆動せず、常時モーター駆動のみというユニークなハイブリッドシステム「e-POWER」が特徴的です。

そのため加速時の唸るようなエンジン音が鳴るようなことはなく、静かにスピードが上がっていく感覚を楽しめるでしょう。また、安心感のある運転支援技術「プロパイロット」や予防安全機能も搭載しているため、走りにおいてこの上ない上質な感覚と快適性を実現しています。

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スズキ スイフト

≪写真提供:response≫ スズキ スイフト

スズキ スイフトはメリハリのあるボンネットからフロントのウィンドウの形が、少しクラシックな雰囲気を醸し出しています。エンジンとモーターを搭載したハイブリッドのグレードでは、4気筒の直噴ガソリンエンジンを搭載していて力不足に陥りがちなコンパクトカーの中でも力強い加速力を生むことができます。

スズキの新しいプラットフォームであるHEARTECTを採用したことで、エンジンルームが小さくなり車室にゆとりも生まれています。

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まとめ

≪写真提供:response≫ トヨタ ヤリス

軽自動車と比較されることも多いコンパクトカーですが、サイズや排気量の制限がより厳しい軽自動車と比べると、全体的にゆとりのある設計が魅力的です。そのため軽自動車と比べても力強い走りが可能であったり、より広い荷室を備えていたりします。

また、ハイブリッドシステムを搭載しているモデルが非常に多く、燃費の面でかなり効率の良い車種であることは間違いないでしょう。モデルの中にはスポーツタイプや荷室が広いトールワゴンタイプもあるため、自身の用途によって柔軟に選択することができる車です。

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