売れまくりカローラ クロス!ニーズのツボを突く商品性が好評
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス
海外で1年先行販売されながら国内導入のアナウンスがなかったことで、最新SUVを探している多くの方をヤキモキさせた「トヨタ カローラ クロス」。2021年9月には正式に国内でも発売され、瞬く間に定番コンパクトSUVの座を獲得しています。
カローラシリーズが非常に多くのオーナーの支持を得てきたことは、ギネス記録で累計販売台数1位を獲得していることからも明白。あらゆるシーンに適合するカローラらしい包容力の高さに、現行カローラシリーズは若々しいスポーティさも加わったことで、より幅広い顧客層へのアピールに成功しています。
そんなシリーズの一員として登場したカローラ クロスは、カローラとして初のSUVながら、完成度の高さやコスパの良さが圧倒的。魅力ポイントが満載すぎて、欠点らしい欠点が見つからないほどのモデルとなっています。
この記事では、カローラ クロスが気になっていた方にも、あまり興味がなかった方にもぜひ知ってほしい、カローラ クロスの多すぎる魅力をまとめて紹介しつつ、ライバル車種との比較もおこなっていきますので、ぜひチェックしてみてください。
■カローラ クロスのおかげ!カローラが月間販売台数TOPに返り咲いた
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ(右)、カローラ ツーリング(中)、カローラス ポーツ(左)
ここ最近の乗用車新車販売台数ランキングは、トヨタ車が上位を独占することがほとんどとなってはいますが、TOP3の常連はサイズが小さめで廉価なヤリスやアクア、ルーミーといったモデルです。
そんな中でカローラ クロスの登場直後となる2021年11月には、一転してカローラシリーズが月間首位に躍り出たことで話題を呼びました。カローラ クロスやカローラ ツーリング、カローラス ポーツは、販売台数ランキングにおいては「カローラ」として集計されます。
カローラシリーズが乗用車の月間販売台数首位を獲得するのは2020年3月から20ヶ月ぶりのこと。カローラ クロス登場前でも好調な販売成績を残し続けてきたカローラシリーズではありますが、10月の約7,300台から11月には13,600台と数千台規模で販売台数が伸びており、カローラ クロスの人気っぷりがうかがえます。
発売開始から1ヶ月少々の11月段階ですでに約5万台もの受注を獲得済みと報じられており、市場で人気なSUVのブランニューモデルとはいえ、カローラ クロスの人気は圧倒的です。
死角なしカローラ クロス、多すぎる魅力の数々を紹介
■スポーティさとゴツさの絶妙バランス!こだわりのエクステリア
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス
カローラシリーズで共通のスポーティさも感じられつつ、SUVらしいタフで頼れるイメージや押し出しの強さもバランスされたカローラ クロスのエクステリア。張り出しが強調された前後フェンダーなど、どっしりとゴツめのボディに対し、キャビンのスマートさが軽快な印象を演出していて、実車を見るとよりいっそう惚れ込んだという方も多いようです。
切れ長のヘッドランプは全車LEDタイプとなりますが、かっこよさで注目なのは「Z」グレードでのみ装備される上位仕様。表情をグッと引き締めるデイタイムランニングランプ付きのモダンな仕上げは、カローラ クロスにワンランク上の高級感を与えてくれます。
■広さはシリーズ随一!使える後席もうれしい洗練のインテリア
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス ハイブリッドZ インテリア
カローラ クロスは、カローラやカローラツーリングとホイールベースを共有しているものの、グッと高められた全高と1,800mm超えのワイドなボディを持つことで、シリーズ随一のゆったりとくつろげるインテリアを実現しています。
とくに後席の頭上空間や肩周りの余裕は特筆もので、座り心地のよいシートにスクエアで大きなサイドウィンドウと相まって、子供から大人までロングドライブでも快適に過ごせることでしょう。
■アウトドアギアもお買い物も飲み込む余裕!広々とした荷室
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス 荷室(ラゲージアクティブボックス装備車)
クラストップレベルの容量を実現したというカローラ クロスの荷室は、SUVならではの多用途に使いこなせる余裕がうれしいポイント。リヤシートを立てたままでもゴルフバッグ4個が収納できるほか、6:4分割可倒式のリヤシートによって、後席乗員が乗ったまま長い荷物を積み込むのも楽々です。
カローラ クロスの荷室はフロアが深く掘り込まれているので、後席格納時には大きな段差が残ってしまい不便。そこでおすすめなのが、フラットフロアを実現するディーラーオプションの「ラゲージアクティブボックス」です。耐荷重性能もバッチリなので、大人2人が横になって車中泊、なんてシーンにもより対応しやすくなっています。
■クラス超えの充実度!快適性爆アゲ装備や高級装備が満載
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス パノラマルーフ
クラスを超えた充実装備が好評なカローラシリーズ同様に、カローラ クロスでも価格帯を超えた豪華装備が多数用意されています。中でも使い勝手をグンと向上させてくれる機能が、ハンズフリーパワーバックドア。スイッチ操作ひとつでバックドアを開閉できて楽なだけでなく、高級SUV御用達の機能とあって優越感に浸ることもできそうです。
また、非常に大きな開口部を持つパノラマルーフもぜひ備えておきたい装備。「Z」系と「S」系のみにメーカーオプション設定がされますが、室内の開放感をより向上させるので、おすすめです。
■安全性能も充実、パノラミックビューモニターをシリーズ唯一設定!
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス ハイブリッドZ インテリア
近年のトヨタ車ではおなじみですが、「トヨタセーフティセンス」が全グレードで標準装備されるので、高機能なプリクラッシュセーフティや全車速追従機能付レーダークルーズコントロールなど、安全機能が勢揃い。安心感のあるドライブをしっかり支えてくれます。
また意外なところでは、小型車などでも採用が進む「パノラミックビューモニター」を、現行カローラシリーズで唯一設定している点にも注目です。駐車場やすれ違い時などで周囲を確認できて安心なだけでなく安全性の向上にも寄与する装備で、オプション価格も低廉なのでおすすめです。
■燃費抜群のハイブリッドとコスパに優れたガソリン、どちらも魅力的
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス ハイブリッドZ エンジンルーム
カローラ クロスは、余裕のあるボディサイズながら燃費性能も上々。とくにハイブリッド車では、WLTCモードで2WD仕様が26.2km/L、電気式4WDのE-Four仕様でも24.2km/Lと、SUVとして非常に良好な燃費値を実現しています。
対する1.8リッターガソリン車は2WD仕様のみの設定で、WLTCモード燃費は14.4km/Lとクラス相応の印象。とはいえガソリン車は割安で、ハイブリッド車よりも税抜30万円程度安い上に最廉価グレードとなる「G“X”」の設定もあるなど、カローラ クロスの魅力を格安で味わえるコスパの良さがとても魅力的ですね。
主な快適装備では、同グレード間でガソリン車とハイブリッド車の装備差はないので、ご予算やお好みに応じて選びやすい点もポイントです。
■これだけ揃って、安すぎる税込200万以下スタート!コスパが凄い
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス
堂々としたスタイルや充実の標準装備を持つ魅力的なカローラ クロスですが、ガソリン車の最廉価グレード「G“X”」では税抜180万円台スタートと、驚異的なコスパの良さに驚かされます。
カローラシリーズ全体に共通する、サイズや装備の水準が高いのに価格は低廉という嬉しすぎる特徴を、カローラ クロスもしっかり継承。最上位の「ハイブリッドZ E-Four」でも税抜290万円台と、300万円台に届かない価格は、もはやライバル不在の印象もあります。
トヨタ カローラ クロスのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,490mm×1,825mm×1,620mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,640mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,490kg | |
燃費 | WLTCモード:24.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,797cc | |
エンジン最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm | |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf・m)/3,600rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | フロント:53kW(72ps) リヤ:5.3kW(7.2ps) | |
モーター最大トルク | フロント:163N・m(16.6kgf・m) リヤ:55N・m(5.6kgf・m) | |
駆動方式 | 電気式四輪駆動(E-Four) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 2,690,000円(消費税抜) |
カローラ クロスのおすすめグレードはズバリこれだ
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス
どのグレードでも充実の装備が揃うカローラ クロスだけに、グレード選びに悩んでいるという方も多そう。おすすめしたいグレードを紹介しますので、参考にしてみてください。
予算に余裕のある方なら、やはり最上級の「Z」系がおすすめ。内外装の特別意匠も多く、とくにインテリアではシート表皮が本革とファブリックの切り替え仕様となるなど、手触りや座り心地からも上質感が感じられそうです。
上質感と価格のバランスの取れたグレードとしては、ひとつ下の「S」系がぴったり。「G」系に比べてルーフレールとアルミホイールで上質感が演出されるほか、後席アームレストや後席エアコン吹き出し口など後席の乗員に対するおもてなし装備も「S」以上で備わりますので、人を乗せる機会が多い方にもおすすめです。
ライバル多数のSUV、カローラ クロスと比べて競合者はどうなの?
■カローラ クロス vs ヴェゼル:クーペルックでも侮れない実用性
《画像提供:Response 》ホンダ ヴェゼル
ボディサイズで見ると一回り小さめな印象のホンダ ヴェゼルですが、価格帯としてはカローラ クロスとぴったり競合しているほか、ヴェゼルはコンパクトSUVの中でも上質なキャラクター性が特徴的なので、より大型のSUVと比較検討される機会も多いようです。
ヴェゼルの特徴は、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによる使い勝手の良さ。スクエアで広い荷室や、チップアップが可能な後席座面など、荷物を積む機会も多そうなSUVだけにさまざまなシーンで活躍してくれそうな点は、カローラ クロスより小さめのボディながら侮れない部分です。
ヴェゼルの販売はハイブリッドの「e:HEV」が主力となっており、とくに最上位の「e:HEV PLaY」ではカローラ クロスにも迫る豪華装備の数々を標準装備しており、装備面でも見劣りしません。
ですが2022年2月現在では、部品供給の遅れによって「e:HEV PLaY」は受注を停止しており、買いたくても買えない、売りたくても売れないというもどかしい状況が続いています。
■カローラ クロス vs スバルXV:意外とガチ競合!カギは燃費かも
《画像提供:Response 》スバル XV
SUVタイプとしては低めな1,550mmという全高が影響してか、コンパクトな印象を受けるスバル XVですが、全長と全幅ではカローラ クロスとかなり近く、意外と大柄。そのためカローラ クロス同様に、コンパクトSUVとしては余裕のある室内空間と荷室がXVの見どころです。
全高が低めなので、頭上空間のゆとりや、荷室の容量ではカローラ クロスが優位なものの、XVは立体駐車場にも対応しやすい点がポイント。またXVは充実の安全装備「アイサイト」が備わるので、登場したばかりのカローラ クロスにも劣らない安全性能も実現されています。
1.6リッターガソリン車と2.0リッターマイルドハイブリッド車をラインアップするXVですが、全車でAWD標準装備ということを考えるとコスパも上々。雨滴感知オートワイパーなど、スバルならではの装備もしっかり装備されています。
XVのネックとしては、マイルドハイブリッド車の燃費が伸び悩んでいる点が挙げられそう。モーターのアシスト量が控えめな上に全車AWDという点が災いしてか、マイルドハイブリッド車のWLTCモード燃費は15.0km/Lと、カローラ クロスのハイブリッド車と比べると大きく劣る印象です。
まとめ
《画像提供:Response 》トヨタ カローラ クロス
トヨタ カローラ クロスの魅力を紹介しつつ、ライバルとの比較などもおこなってきました。
ここまで魅力的なデザインや装備を持ちながら、ほとんどのグレードで200万円台に収まっているカローラ クロスのコスパの良さは、驚異的ともいえるレベル。売れて当然の完璧SUVかもしれませんね。
人気はハイブリッド車に集中しているようですが、ガソリン車のコスパの良さも光ります。じっくり悩んで、お気に入りのカローラ クロスを探してみてくださいね。
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よくある質問
■カローラ クロスっていつ登場したの?
トヨタ カローラ クロスは、日本国内市場向けには2021年9月に発売されましたが、海外市場での発売が先行しており、2020年のタイを皮切りに、複数の世界市場に先に投入されていました。1年遅れで登場した国内仕様は、海外仕様とは異なる専用意匠を持っている点がポイントで、より高級感がアピールされたデザインとなっています。
■カローラ クロスってどのくらいのサイズなの?
トヨタ カローラ クロスは、コンパクトSUVと分類されることが多いようです。トヨタでいえば、よりコンパクトなボディサイズでスポーティさが強調されたC-HRよりも大きく、ミドルサイズSUVに分類されることの多いRAV4よりは小さい、絶妙なサイズ設定となっています。
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