ご当地ナンバー募集 第3弾!図柄入りで募集!17地域が導入予定
ご当地ナンバー募集の2018年3月末までの申請期間2018年3月末が終了し、ご当地ナンバーを導入予定の17地域が決定しました。また、申請期間が2018年9月までに延長されたためいくつかの導入検討中の地域も存在します。
本記事では、3回目を迎える自動車のご当地ナンバー導入予定の17地域と、住民投票の結果から惜しくも導入を断念した地域をご紹介します。
自動車のご当地ナンバーとは?
まずはじめに、ご当地ナンバーについてご説明させていただきます。
ご当地ナンバーは『地域の要望に応じて新たな地域名が入ったナンバープレート』のことです。
ちなみに他一部メディアでは、ご当地ナンバーと地方版図柄入りナンバーを混同、若しくは混同させるような掲載をしていますが、ご当地ナンバーと地方版図柄入りナンバーはそれぞれ意味合いが異なります。
自動車のご当地ナンバー、普通と何が違うの?
従来は、自動車のナンバープレートには、自動車の使用の本拠の位置管轄する運輸支局又は自動車検査登録事務所の名称が表示されていました。(東京都であれば、品川・練馬・足立・多摩)
しかし2006年に第1弾のご当地ナンバーが誕生し、「仙台」「つくば」「成田」「柏」など19ナンバーが、2014年には第2弾「富士山」「世田谷」「杉並」など10ナンバーが誕生しました。
地方版図柄入りナンバープレートとは?
「地方版図柄入りナンバープレート」とは、各地域の地元の風景等をデザインにした「走る広告塔」としての役割を担う、図柄(デザイン)入りのナンバープレートです。
2017年5月から9月30日までの期間募集され、先だって41地域での導入が決定しています。
「地方版図柄入りナンバープレート」のデザインは41地域全て図柄案、デザインが決定し2018年10月より希望者に交付される予定となっています。
第3回ご当地ナンバー募集は「ご当地ナンバー」+「地方版図柄入りナンバー」
第3弾となるご当地ナンバー募集には応募条件があり、その中に「図柄入りナンバープレートを併せて導入することを原則とする。」という項目があります。
これにより、3回目のご当地ナンバーは「ご当地ナンバー」+「地方版図柄入りナンバー」という新しい地域名とデザインを兼ね備えたナンバーにて申請をすることが条件となっています。
他にも、
・対象地域に複数の自治体があり、登録自動車数が5万台以上
・対象地域において、地域住民の合意形成が図られていること。
これらの条件をクリアした自治体は、ご当地ナンバーとしての申請が可能です。
第3回ご当地ナンバーの導入を表明している地域
2018年5月22日現在で、導入を予定している17地域、導入検討をしている2地域をご紹介します。
※アンケート結果で「どちらでも良い」と答えた票に関しては、「賛成」「反対」のどちらか多かった方に配分されています。
■江東(東京都)
江東区は江東ナンバーの導入を予定しています。
江東区は2017年にも「湾岸」ナンバーを申請するために、近隣区と調整がつかず断念した経緯がありましたが、今回は「江東」ナンバーで導入が決定しました。
■葛飾(東京都)
葛飾区も葛飾ナンバーの導入を予定しています。
アンケート結果によれば、「葛飾」ナンバーの導入について
・賛成 56%
・どちらでも良い 38.4%
といった結果になっています。
■【導入検討】町田(東京都)
町田市も町田ナンバーの導入を表明しています。詳細な情報が分かり次第更新致します。
■板橋(東京都)
板橋区も板橋ナンバーの導入を予定しています。
アンケート結果によれば、「板橋」ナンバーの導入について
・賛成 46.1%
・どちらでも良い 42.8%
といった結果になりました。
また、板橋のイメージは区の花「二輪草」が最も多くデザインに反映される可能性があります。
■松戸(千葉県)
千葉県松戸市はご当地ナンバーとして、松戸ナンバーを導入予定です。
既存の「野田」ナンバーは、新規登録や取替えをするまでご使用できますが、新たに「習志野」ナンバーを取得することはできなくなります。
アンケート結果によれば「松戸」ナンバーの導入について
・松戸ナンバー導入を希望する 42.2%
・どちらでもよい 40%
・野田ナンバーのままがよい 11.1%
で「賛成」と「どちらでも良い」といった意見が多かったため申請となりました。
■市川(千葉県)
同千葉県から市川市も市川ナンバーの導入を表明しています。
アンケート結果によれば、「市川」ナンバーの導入について
・賛成 42.3%
・どちらかといえば賛成27.6%
で69.9%が賛成意見でした。
また、市川のイメージは「梨」が最も多く、デザインに反映される可能性があります。
■船橋(千葉県)
船橋市も船橋ナンバーの導入を表明しています。
2017年に3,000人を対象に行ったアンケート結果によれば「船橋」ナンバーの導入について
・賛成 29.6%
・どちらかといえば賛成 41.5%
・どちらかといえば反対 21.2%
・反対 5.2%
・無回答 2.5%
で「賛成」「どちらかといえば賛成」を合わせて7割を超えたため申請となりました。
■市原(千葉県)
またも千葉県より、市原市も市原ナンバーの導入を予定しています。
3月に千葉県知事に導入申し込み書を提出済みです。
アンケート結果によれば、「市原」ナンバーの導入について
・ぜひ取り付けたい 42.3%
・まぁまぁ取り付けたい 23.4%
で65.7%が賛成意見でした。
また市原のイメージは、市の花「コスモス」、市の木「イチョウ」、市の鳥「うぐいす」が最も多くデザインに反映される可能性があります。
また、上記千葉県の4つの地名が採用された場合、地域名表示が合計で10地名(現在の地域名は千葉、成田、習志野、袖ヶ浦、野田、柏の6ヶ所)となり愛知県の8地名を越え、表示地域名が一番多い都道府県となります。
■知床(北海道)
斜里郡(斜里町、清里町、小清水町)、野付郡(別海町)、標津郡(中標津町、標津町)、目梨郡(羅臼町)で構成される地域も知床ナンバーを導入予定です。
当初は網走市、根室市も協力姿勢をみせていましたが、どちらも反対多数で導入を断念しました。
網走市のアンケート結果によれば、「知床」ナンバーの導入について
・新しい知床がよい 23.3%
・従来の北見がよい 46.6%
・どちらでもよい 29.6%
で76.2%が反対意見となり、知床ナンバーからは抜けた形になりました。
反対の理由としては、「ださい」「網走市は知床と全く関係ない」といった意見が年代問わずみられたようです。
■苫小牧(北海道)
苫小牧も苫小牧ナンバーの導入を予定しています。
2017年11月29日の市長記者会見で18歳以上の市民2,000名と、市内事業所2,200社へアンケートの結果、賛成が9割を超えたとのことです。
■弘前
弘前市、中津軽郡(西目屋村)の地域も弘前ナンバーを導入予定です。
■白河(福島県)
福島県の白河市と西白河郡4町村(西郷村、泉崎村、中島村、矢吹町)では、白河ナンバーの導入を表明しています。
1,500人を対象に行ったアンケート結果によれば「白河」ナンバーの導入について
・賛成 72.2%
・反対 27.0%
・無回答 0.8%
で「賛成」が7割を超えたため申請となりました。
■上越(新潟県)
上越市、妙高市、糸魚川市の3市で構成される「上越地域ご当地ナンバー導入検討委員会」が上越ナンバーの導入を表明しています。
2018年2月に2,000 人を対象に行ったアンケート結果によれば「上越」ナンバーの導入について
・賛成 65.4%
・どちでもよい 24.8%
・反対 9.8%
で「賛成」「どちらでもよい」を合わせて8割を超えたため申請となりました。
■四日市(三重県)
四日市も四日市ナンバーの導入を予定しています。
■伊勢志摩(三重県)
伊勢市、鳥羽市、志摩市、邑楽郡(明和町)、度会郡(度会町、玉城町、南伊勢町)で構成される地域は伊勢志摩ナンバーの導入を予定しています。
各地域でのアンケートの結果、賛成が多数であったことから三重県知事に導入申し込み書を提出済みです。
■【導入検討中】東美濃(岐阜県)
東美濃ナンバーは7市町の関係組織代表らでつくる「東美濃ナンバー実現協議会」が中心にすすめています。
しかし、1月のアンケート結果で可児市は東美濃ナンバーへの導入反対が多数のため、可児市議会では「東美濃ナンバー実現教会」から脱退宣言をしました。
2月19日の第3回協議会で可児市と再度協議をした結果、アンケートで反対意見が過半数を下回っていることをから、再度「東美濃ナンバー実現協議会」と共に導入にむけて協力していくことで一致したそうです。
当初の期限であった3月末までに合意形成が整わなかったものの、国の申請期限が9月末まで延長されたことを受け8月末までに合意形成を図ることが宣言されました。
ご当地ナンバー、住民の反対33% vs 賛成22%で実現推進を決議…東美濃 | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2018/02/16/306151.html東美濃ナンバー実現協議会は16日の会議で、ご当地ナンバーの賛否を住民アンケートで問い、「東美濃」ナンバーの推進を全会一致で決めた。
■飛鳥(奈良県)
橿原市、田原本町、高取町、三宅町、明日香村の5市町村は飛鳥ナンバーの導入を表明しています。
飛鳥ナンバーは4年前に市民の賛同が得られなかったことから導入を断念した過去があります。
■出雲(島根県)
出雲市、仁多郡(奥出雲町)、飯石郡(飯南町)で構成される地域も出雲ナンバーの導入を予定しています。
アンケート結果によれば、「出雲」ナンバーの導入について
77.5%が賛成意見でした。
■高松市(香川県)
高松市は高松ナンバーの導入を表明しています。
2017年9月に2,000人を対象に実施したアンケートでは
・賛成 53.3%
・反対 40.4%
・その他 5.4%
・無回答 0.9%
で「賛成」が僅かに「反対」を上回る結果となりました。
第3回ご当地ナンバーの導入を断念した地域
■【導入断念】横須賀(神奈川県)
横須賀市も横須賀ナンバーの導入を表明していましたが、市民アンケートは賛成が反対を上回ったものの過半数を超えるず、事業者アンケートは反対が上回ったことから導入を見送りました。