ルノーのMPV(ワゴン)!アイコニックな魅力のカングー!詳細情報
■カングーってどんな車?
フランス・ルノーの3ドアMPV(またはワゴン)、カングーを知っていますか?
日本では2002年より発売されています。現行モデルは2009年にフルモデルチェンジを行い日本発売された2代目にあたります。アイコニックな魅力あふれるカングーに迫ります。
ルノー・ジャポンにおける、販売の大きな柱のひとつであるカングー、母国フランスでは商用車として活躍していますが、日本では家族でのキャンプから近所のお使い、さらにはワンメイクでのイベントとしては最大級のカングージャンボリーも開催されるなど幅広い楽しみ方ができる車として親しまれています。
■ルノー カングー日本での成功の秘訣とは?
----:本国では商用車として開発されたカングーですが、日本では乗用ユースとして使われています。オーナーはキャンプに出掛けたり、あるいは自分たちの手で内外装に手を加えたりなど、様々な楽しみ方で乗っています。このように日本で人気のあるカングーですが、本国から見て、どのように感じますか。
ルノーLCV(小型商用車)プログラムダイレクターのフィリップ・カイエット氏(以下敬称略):正直にいって年間17万台販売している中の2000台なので‥‥(笑)。
この日本市場の成功はダイバーシティの影響が大きいと思います。トランスミッションは2つ持っていますし、多彩なカラーもあります。日本からは様々なものが要求されますので、我々としてはこれを受け止めて、どのようにして効率的に工場で作っていくか、あるいはサプライヤーに作ってもらうかが一番難しいところですね。
我々の目からは、日本は台数がもっと伸びることを予測しています。そのために小さなボリュームであっても開発をしていかなければいけないので、そのバランスが難しいところです。
■ルノーのMPV(ワゴン) エクステリア画像
■ルノーのMPV(ワゴン) インテリア画像
■ルノーのMPV(ワゴン) スペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,280×1,830×1,810mm(ホイールベース:2,700mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,450kg | |
エンジン種類 | ターボチャージャー付筒内直接噴射 直列4気筒DOHC16バルブ | |
最高出力 kW(ps)/rpm(EEC) | 84kW(115ps*1)/4,500rpm | |
最大トルク N・m(kgm)/rpm(EEC) | 190N・m(19.4kgm*1)/1,750rpm | |
タンク容量 | 56L | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電6速EDC(エフィシエント デュアル クラッチ) |
■ルノーのMPV(ワゴン) 試乗記・評価・感想
乗り出してすぐに、あれっ?となった。まるでインシュレーターでも奢ったのかと思うほど静かである。それに猫足は以前からだが、その乗り心地にも間違いなく進化した跡があった。フットワークは相変わらずで、非力なエンジンをMTで極限まで使い倒しても、クルマの方はニヤッと笑っている印象である。
乗り込むとフロントウィンドーは遠いし、屋根は遠いし、まあそれ以前に乗っていたクルマにもよるものなのかもしれないが、カングーユーザーにとってはこの空間は当たり前の広さなのだろう。とにかくどこもかしこも遠い。僕の場合、カングーに乗る直前は、ルノー『トゥインゴ』だったから余計そう感じたのかもしれないが、乗り出して既に3日経っているのに依然としてだだっ広い空間と感じてしまう。
スペック表ではEDC(デュアルクラッチ)に対し車重が20kgだけ軽いが、乗り較べると、EDC以上にステアリングが軽快で、乗り心地も(タイヤは同じだが)よりスポーティな味つけに感じた。クラッチとシフトも操作感は適度な軽さをもちつつリズミカルな運転を可能にするセッティング。これならクルマ好きなお父サンの“実用車兼スポーティカー”になるのではないか。フカッ!と座り心地のいい後席など実用、機能の基本は全車共通だから、もちろん家族会議にも通しやすいはず。
■ルノーのMPV(ワゴン) 価格
■ZEN EDC 2,599,000円
■ZEN 6MT 2,499,000円
カングーは2グレード設定され、価格は249万9000円・259万9000円です。
最後に
本記事ではルノーのカングーについてまとめました。
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