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スズキ セルボの魅力┃モデル別概要やスペック等一覧

スズキ セルボの魅力┃モデル別概要やスペック等一覧

スズキのセルボは、威圧感のないデザインでキビキビと走行します。燃費や乗り心地も良くどこまでも走っていけるので、セルボに乗っているだけで運転が楽しくなります。そんなセルボの魅力について見ていきましょう。

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セルボの概要

1977年から発売されたセルボ (CERVO) は、スズキの軽自動車です。車名の由来は、イタリア語の牡鹿を表すCERVO(チェルヴォ)からきています。

初代 SS20型(1977年~1982年)

360 ccの規格としてのスポーツカーは、スポーティーでハイパワーなモデルである「フロンテクーペ」を系譜とした550 ccの新軽規格車として発売された車で、スタイリングが引き継がれました。

エンジンは、水冷2ストロークの直列3気筒539 ccを後部に横置きして搭載して、リアエンジン・リアドライブという後輪駆動の形となりました。

法規的には4人乗りの2+2の形式ですが、2人乗りという考えで設計されていました。セルボの場合は、パーソナルクーペとして女性をターゲットに路線変更されています。

サスペンションは4輪独立懸架を採用して、トランスミッションは4速マニュアルのみとなっています。

海外戦略では、ヨーロッパへは4ストローク1,000 ccエンジンの「SC100型」が販売されており、イギリスでの販売は、「ウィズキッド」という名称で販売されました。この輸出型のF10Aエンジンは、SJ410/ジムニー1000にも搭載されたものです。

2代目 SS40型(1982年~1988年)

フルモデルチェンジにより2代目のセルボは、女性を対象としたモデルに特化して、2速オートマチック車が発売されました。

スタイリングは先代の2ドア+グラスハッチバックを引き継いでいますが、構造的には全く違うものとなっています。

4ストロークエンジンF5Aを搭載した前輪駆動は、「初代アルト」から採用されており、生産性の為には、シャシと大多数の部品が共有する事で無駄を省いています。

初代アルトと同様にリアサスペンションには、リーフリジッドが使用されました。1983年には、スズキで初めてのターボモデルの「CT-G」が追加発売しました。

3代目 (1988年 ~1990年)CG72V型CH72V型

フルモデルチェンジにより3代目に移行して、4ナンバーの軽ボンネットバンの設定のみとなりました。

クーペからスポーツワゴンを意識したボディへと変わり、シングルキャブレター式の3気筒SOHC12バルブエンジンで40馬力を出力し、前輪駆動とパートタイム4WDの2種類の駆動を採用しました。

後に追加された特別仕様車「ごきげんパック」には、世界初の電動式パワーステアリングと、オーディオとスピーカーには、三菱のDIATONEが装備されました。

4代目(1990年~1998年)

フルモデルチェンジにより、オーソドックスな2BOX軽セダンになりました。アルトの上位モデルとしての位置づけで、4気筒用モデルとして、従来のクーペボディから、「セルボモード」への変更になりました。

軽自動車の規格変更に伴い、660ccに拡大されたエンジンとハッチバックボディとなり、4ナンバー扱いのバンであったセルボは再度、乗用車専用(5ナンバー)モデルと変更しました。

丸みを帯びた優しいデザインとは対極の、軽自動車として初となる直列4気筒DOHC16バルブインタークーラーターボ&ピレリP700を搭載。

ヨーロッパでは1000ccエンジンを搭載して「アルト」の名前で発売しており、インドの子会社マルチ・スズキ・インディアでは、「ゼン」として販売。1995年には、クラシック仕様のセルボCを追加しました。

5代目 HG21S型(2006年~2009年)

8年ぶりに「セルボ」が復活し、6代目アルト等の機構部を受け継いで、動感あるデザインをイメージして円弧をモチーフに演出し、全車を5ドアとしました。

初代MRワゴンのフォルムを、セルボが受け継いだ事になり、キーレススタート機能も採用しています。

2007年6月には、スポーティーさを増した特別仕様車「Gリミテッド」を発売に向けて、各種スポイラーや14インチアルミホイールなどを装着。

2007年10月には、「SR」をスポーツグレードとして、日本初となる直噴+ターボ+CVTの組み合わせで、64PSという最高出力ですが、燃費の良いグレードとなっています。

2008年に特別仕様車「GリミテッドII」を発売。2009年には、「G」と「Gリミテッド」の2WD車は「平成22年度燃費基準+15%」を達成し、4WDも環境対応車普及促進税制に適合しました。しかし、2009年11月に生産を終了しています。

セルボのスペック

「スズキセルボのスペック」  
セルボGの2WD
グレードG
価格995,400円
型式DBA-HG21S
排気量658cc
ドア数5ドア
人数4人乗り
シフトタイプ4AT
駆動式FF
燃費JC08モード燃費22.2km/l
 
グレードGの4WD
グレードG
価格1,149,750円
型式CBA-HG21S
排気量658cc
ドア数5ドア
人数4人乗り
シフトタイプ4AT
駆動式4WD
燃費JC08モード燃費19.6km/l 
 
Gリミテッド2WD
グレードGリミテッド
価格1,110,900円
型式DBA-HG21S
排気量658cc
ドア数5ドア
人数4人乗り
シフトタイプ4AT
駆動式FF
燃費JC08モード燃費22.2km/l
 
Gリミテッド4WD
グレードGリミテッド
価格1,265,250円
型式DBA-HG21S
排気量658cc
ドア数5ドア
人数4人乗り
シフトタイプ4AT
駆動式4WD
燃費JC08モード燃費22.2km/l
 
TXの2WD
グレードTX
価格1,310,400円
型式CBA-HG21S
排気量658cc
ドア数5ドア
人数4人乗り
シフトタイプ4AT
駆動式FF
燃費JC08モード燃費19.8km/l 
 
TXの4WD
グレードTXの4WD
価格1,310,400円
型式CBA-HG21S
排気量658cc
ドア数5ドア
人数4人乗り
シフトタイプ4AT
駆動式4WD
燃費JC08モード燃費18.4km/l

セルボモードとは

スズキ・セルボモードは、スズキの軽自動車で、1990年から1998年まで生産販売していたものです。セルボの後継モデルとしてアルトよりも1ランク上の位置づけになっています。

販売当初は直列3気筒 660ccターボと軽初となる直列4気筒 660ccインタークーラーターボエンジンを設定、トランスミッションは5速マニュアルと3速オートマチックを設定。

4ナンバー扱いのバンであったセルボは、ふたたび乗用車として5ナンバーの仕様に切り替わりました。

発売当初は3ドアのみで、グレードは4気筒エンジン搭載の「SR-FOUR」や、3気筒ターボの上級モデルである「SRターボ」、エントリーモデルの「Sターボ」の3種類で、このうちSR-FOURのみにフルタイム4WDの設定がありました。

1990年11月にベーシックモデルと5ドアを追加して、エンジンには、アルトと同じ直列3気筒 660ccのNAで、52馬力です。

「グレード」には、上級グレードである「L」、3ドアのみの音響重視モデル「S」、普及モデルの「M」の3種類が発売。「フルタイム4WD」が選択できたのは普及モデルの「M」のみとなっていました。

1991年には、ベンチシート+コラムオートマチック採用の「MC」が追加され、「Sターボ」が廃止。1994年には、特別仕様車「ロフト」を追加し、1995年には、アルトとの共有化を進めます。

1997年には、キーレスエントリーやSRSエアバッグなどの装備が追加。グレードが「Mセレクション」と「Sリミテッド」の2つのみになり、SRシリーズは廃止されることになります。

最後の特別仕様車として、SRルックのNAモデル「SR」が追加されましたが、1998年に生産終了となっています。

セルボモードのスペック

「スズキ セルボ・モード 1998(平成10)年1月 発売モデル」  
SR特別・限定2WD
グレードSR
価格897,000円
型式E-CN22S
排気量658cc
ドア数3ドア
人数4人乗り
シフトタイプ3AT
駆動式FF
燃費JC08モード燃費18.0km/l
 
SR特別・限定4WD
グレードSR
価格983,000円
型式E-CN22S
排気量658cc
ドア数3ドア
人数4人乗り
シフトタイプ5MT
駆動式4WD
燃費JC08モード燃費18.8km/ll

まとめ

スズキのセルボは、1977年10月に販売を開始し、5代目の2009年12月に販売を終了しました。普段使いの車として使用してみてはいかがでしょうか。

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