エンジンオイルとは?
エンジンオイルとは、自動車やオートバイのエンジン内部を循環するオイルで、エンジンが円滑に稼働するようにサポートすると同時に、エンジンの寿命を長く維持する為に役立ちます。
■エンジンオイルの大事な役割
その具体的な役割としては、①潤滑作用、②密封作用、③冷却作用、④洗浄作用、⑤防錆作用の5つに大きく大別されます。エンジン内部にいづれかの欠陥が発生してしまうと、運転時のトラブルにつながってしまいますので、エンジンオイルを常に正常な状態にしておくことは重要と言えます。
■定期的なメンテナンスが必要
基本的にエンジンオイルの交換の目安としては、10,000~15,000km程度もしくは酸化や結露の可能性があるので、1年程度で交換することが一般的です。もちろん、車種やグレード、乗り方によって変わりますが、安全に利用するには定期的なメンテナンスが必須と言えます。
エンジンオイル購入をおすすめする理由
エンジンオイルは定期的に交換をしないと、潤滑や冷却などの性能が正常に発揮されず、運転時のパワーダウンや、燃費性能の低下につながってしまいます。悪路走行や坂道走行、近場での運転などが続くと、エンジンオイルの負担に繋がります。
ただ、エンジンオイルはお店で交換すると値段も高くなってしまう為、可能であれば自分でカーショップやカー用品店に行って、エンジンオイルを購入する方が経済的と言えます。
【もうこれで悩まない】エンジンオイル購入の際のポイント
エンジンオイルを購入する際のポイントとしては、ご利用中の車に推奨されている粘度と製法、そして規格をチェックしておくことが大切です。その上で、エンジンオイルのメーカーを確認して適切な種類の製品を選べば良いでしょう。
■粘度
車種やグレードに合わせて、適切な粘度のエンジンオイルを使うようにしましょう。ご利用中の車には元々推奨されている粘度のエンジンオイルがエンジン性能に合わせて決められています。低粘度であれば始動性に優れ、高粘度であれば高速性能に優れます。
■製法
エンジンオイルは、化学合成油、部分合成油、鉱物油という3種類のベースオイルがあり、そこから添加物を加えることで生成されます。製法によって大きな変化があるという訳ではありませんが、保護性能を上げたい場合は化学合成油を利用することをお勧めします。
■規格
エンジンオイルには大きく分けてAPI規格、ILSAC規格、ACEA規格の3種類の規格があります。車種によって指定の規格を利用しなければならないなどもありますので、ご利用の車に合わせて購入時にオイル缶に規格が記載されているので、確認するようにしましょう。
オススメのエンジンオイル10選
■1:エンジンオイル スーパーマルチグレードエンジンオイル 0W-20 4L 全合成基油 SN GF-5
このエンジンオイルは、4サイクル、ガソリンエンジン用のオイルです。国際潤滑油標準化認定委員会により定められたGF-5規格にも適合しており、高性能特殊合成油100%に、高機能添加剤を用いて精製されています。
各自動車メーカーの基準を満たしているので、ご自身でメンテナンスをするという場合でも、安心して使用できます。
ブランド名: JDA
モデル名: 0W204L
■2:Motul 7100 Synthetic Ester Motor Oil
このエンジンオイルは、エステル配合100%の化学合成オイルです。エンジンの出力をアップさせたり、エンジンを保護する性能に優れていルことが特徴です。JASO MA2規格を獲得しており、高性能のスポーツバイクから一般利用のバイクなど、さらに多くの国産車・輸入車に幅広く対応しています。
ブランド名: モチュール(Motul)
■3:エネオス サスティナ
ドライバーの方にとっては、ガソリンスタンドで馴染深いENEOS社が提供している低燃費カー向けのエンジンオイルになっています。化学合成油をベースとして精製されており、高い省燃費性やエンジン保護性能が特徴の製品です。
ブランド名: エネオス
■4:モービル(Mobil) スーパー 2000 ハイマイレージ
このエンジンオイルは、合成基油と高品質基油を混合しているので、ハイマイレージ車(多走行車)のエンジンの寿命を延ばすという特徴があります。ユーザーからの信頼も高く、安心して利用することが出来ます。
ブランド名: モービル(Mobil)
モデル名: M SN 10W40
■5:Honda(ホンダ) エンジンオイル ウルトラ LEO SN/GF-5 0W20
国内有数のメーカーであるHondaが、寒い地域での安定走行を実現させる為に開発した、低粘度のエンジンオイルです。寒い地域ではエンジンの始動性を重視しなくてはならないので、このエンジンオイルは寒冷地域で多く利用され、低燃費にこだわるドライバーにとっては人気の製品になっています。
ブランド名: ホンダ
■6:エーケーティージャパン TAKUMIモーターオイル HIGH QUALITY 5W-30
このエンジンオイルは、エンジンオイルの基本5性能をバランス良く高めた製品です。基本性能が高いだけではなく、清浄分散性能も高いので、オイルを交換する頻度も走行距離およそ1万Km以というコストパフォーマンスの高いモデルになっています。
ブランド名: TAKUMIモーターオイル(AKTJAPAN)
モデル名: HQ0530-00101
■7:TOYOTA キャッスル 5W30
このエンジンオイルは、国産のトップメーカーであるTOYOTAが発売しています。世の中に登場しているあらゆる車種に対応出来るように粘度のレベルも調整されており、クオリティの高さが人気の所以です。この製品は20L入りではありますが価格帯も手ごろとなっており、高性能でコスパも見ることの出来るものとなっています。
ブランド名: トヨタ
モデル名: 08880-10703
■8:カストロール エンジンオイル MAGNATEC 10W-40
カストロール社のMAGNATECは、高速走行を行う方にとって最適なエンジンオイルです。特別な精製方法を採用されているので、エンジン内部の潤滑性は不使用時と比較して1.5倍程度を誇ります。さらに、静音性も高く、静かに高速走行を継続することが出来ます。コスパも良く、人気のある商品となっています。
ブランド名: カストロール(Castrol)
■9:モービル モービル1 ESP
このエンジンオイルは、エンジンオイルの持つ性能を最大限高めるよう合成されており、利用する車のエンジン内部の清浄性能や摩耗防止性能を常に高い状況に保つように設計されています。
さらに、この製品は欧州車のOEMにも対応しており、高い性能が国内外から評価されるベストセラーモデルとなっています。
ブランド名: モービル(Mobil)
モデル名: 117518
■10:Castrol(カストロール) EDGE エッジ 5W-40 SN
このエンジンオイルは、高粘度設計になっているので、高回転、高負荷の連続走行環境においても、エンジンを安定的に保護する高い性能を有します。
さらに、新技術であるチタンFSTを採用することによって、高速走行や長距離走行はもちろん、渋滞時の低速走行や始動の繰り返しなど、運転時の様々な状況に対応出来るよう、エンジン内部の金属パーツの劣化を抑え、エンジンを保護する強靭なオイル皮膜を形成します。
ブランド名: カストロール(Castrol)
まとめ
エンジンオイルは車の性能を安定させるために必須のアイテムです。ご自身の車のタイプに合わせて最適なオイルを利用して、長く車を利用出来るようにしていくとよいでしょう。