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【知っトク!】電気自動車のデメリット|気を付けたいポイントも紹介

【知っトク!】電気自動車のデメリット|気を付けたいポイントも紹介

環境に優しく経済性にも優れている次世代の乗り物、電気自動車。メリットばかりが注目されていますが、わずかながらデメリットも存在しています。今回は、そんな電気自動車の購入に際して気を付けたいポイントをご紹介します。是非、最後までお読みください。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


電気自動車で出かける時のデメリット

電気自動車とコンセント

電気自動車のデメリットとは?

環境に優しくエコカー減税などもあることから注目を浴びている電気自動車ですが、一体どんなデメリットがあるのでしょうか?

早速見ていきましょう。

充電に時間がかかる

当たり前のことですが、電気を使って走っているのでたくさん使用すると頻繁に充電をしなくてはなりません。

電気自動車は電池容量が大きいほど高速に充電できますが、ガソリン車の6倍から10倍程の時間がかかります。

充電をして待っている時間は何か別のことができればよいのですが、時間がないときは困りものです。

航続距離が不安

電気自動車は航続距離が短いのも特徴です。

新型の日産電気自動車ではカタログ値を見る限り大分改善されたようですが、旧型や一般的なものだと、だいたい50kmから400kmの距離を一回の充電で走ることができます。

ガソリン車であれば満タンにすると500キロ以上走る車も珍しくないですが、それに比べて電気自動車は長距離のドライブであれば、充電計画をしながらのドライブの計画を立てる必要があります。

充電スタンドが不十分

自宅と職場などに充電設備を設置できれば通勤は安心ですが、設備がない場合は自宅や職場に電気工事が必要になってくることもあるでしょう。

マンションでの充電設備がない場合は新たに工事することになりますが、勝手に作るというわけにはいかないのでかなり難しくなってきます。

航続距離に関しては、まだまだ充電する設備があるところは限られてきます。

電気自動車、ハイブリッド車で注意したい点

トヨタ プリウスPHV

トヨタ プリウスPHV

エコが売りの電気自動車、ガソリンと電気をエネルギーを使い分けられるハイブリッド車。

続いては、この電気自動車とハイブリッド車を購入する際に注意しておくことについてご紹介します。

車両本体が高価

電気自動車、ハイブリッド車の性能は年々と向上していますが、価格が高いのが最大のデメリットです。

電気自動車が発売されたばかりはとても高く、一般の人は手が出せませんでしたが、最近ではプリウスなどのハイブリッド車が普及してきています。

しかし、ガソリン車に比べるとまだ割高な値段になっています。車両本体価格では少なくとも10万以上の差があり、100万以上の価格差がつくこともあります。

高価な車両なので、一世代前の中古車でお得に購入するという方法も一つの方法ですし、補助金や減税を利用して安く購入するエコカー減税の優遇措置をとる方法もあります。

そのため、現在では街でプリウスやリーフを見かけることも多くなりました。

駆動音が小さい

ハイブリッド車は低速で走るときに電気を使って走ります。ハイブリッド車や電気自動車が走るときは駆動音がほとんど出ないというのがメリットなのですが、その静かさがデメリットにも繋がってきます。

それは、駆動音が小さく、歩行者が車の接近に気がつかないので、事故が起こるリスクがあるからです。

そのようなこともあり、イギリスでは電気自動車やハイブリッド車向けに騒音発生装置を開発し、欧州連合(EU)内では電気自動車とハイブリッド車の新型車にエンジンの音を出す装置の取り付けを義務付けました。

それほどまでに注目されているデメリットなので、電気自動車の運転の際は細心の注意を払って運転していきたいですね。

中古で電気自動車を購入する際のデメリット

話し合う男女

電気自動車を中古で購入する際の注意

環境面へのメリットが感じられる電気自動車ですが、中古車で電気自動車を探す場合のデメリットについて紹介していきます。

中古でのバッテリーの劣化

まず、第一に考えてしまうものと言えば、バッテリーが劣化です。電気自動車では、バッテリーは欠かせないものになってきます。

また、問題のバッテリーですが、電池だけではなく感電を防ぐための機能やバッテリークーラーなど、内部には様々なセンサーが入っています。これらが壊れるということは電気自動車が走れなくなると同じなので、エンジンの故障と同じと言えます。

充電の繰り返しにおけるバッテリーの寿命

日産自動車・BMWでは10万キロ、テスラモーターズでは距離無制限のバッテリー保証が付いています。電気自動車のバッテリーは重要なもので、走るためだけの電池ではありません。

バッテリーは暑いと劣化が早くなりますし、寒いと性能が出にくくなります。バッテリーは使い続けたり、充電などを繰り返しているとバッテリーの容量が少しずつ減っていきます。

多くの自動車メーカーでは全体の容量が70%を割り込んだ場合はバッテリーの寿命となるというように見受けられます。バッテリーの容量が70%を切るとそのまま我慢して、乗るか新しいバッテリーに交換して乗るかの選択をするようになります。

電気自動車を乗る際には、航続距離がギリギリの範囲の車は避けましょう。

補助金がもらえない場合がある(2020年1月現在)

新車で電気自動車を購入した際は国から「クリーンエネルギー自動車等導入費補助金制度」という、補助金を受けるとることができます。

しかし、中古車で購入した場合、現在ではこの制度を受けることができません。(2020年1月現在の情報)

今後もいろいろな制度の見直しがされることが考えられるので、その動向にも注目ですね。

電気自動車のバッテリーを長持ちさせたい

車の内部構造

電気自動車の命とも言えるバッテリー

電気自動車の購入すれば、バッテリーを少しでも長持ちさせたいところですよね。

しかし、それもなかなか簡単な話ではないようです。気に掛ける点としては、

・出来るだけ普通充電で充電し、急速充電は避ける
・100%満充電するのではなく、80%充電に留めておく

といったところでしょう。

電気自動車は本当に環境にやさしい?

日産 リーフ

日産 リーフ


ガソリン車はガソリンを燃やして走るため、二酸化炭素や窒素酸化物を排出します。

電気自動車は電気で走るので一般的に環境に優しいとされていますが、電気自動車による環境面へのデメリットは本当にないのでしょうか。

総合的な排出量

2030年までには世界で1億1800万台の電気自動車が走るようになると推定されており、ガソリン車を2040年までに禁止をする発表する国まで出てきています。

環境問題を考えていくと、電気自動車やハイブリッド車に変える動きがあります。ですが、人間活動によって増加する温室効果ガスはもちろん電気自動車をつくるの工程からも排出されます。

電気自動車の大半はバッテリーによる原料の採掘や製錬などで、多くの温室効果ガスを出します。従来の自動車製造時の場合と比較すると約1.5倍以上にもなるとされています。

また、電気自動車本体は二酸化炭素を排出しないのですが、問題視するのはその電気を生産するときの排出量です。電気を生産するのは水力・風力・太陽光がありますが、その自然のエネルギーだと二酸化炭素の排出は抑えられ環境には優しいと言えます。

しかし、電気を生産する石炭火力発電では二酸化炭素の排出量は増えてしまいます。従来の自動車と電気自動車では、二酸化炭素の排出量はガソリン車に比べて2%の差しかないという研究結果が出ているほどです。

それでも、電気自動車はそれほど環境に優しくないかというと、そうではありません。今のところ電気を発電するという点では二酸化炭素は増えてしまうことが考えられますが、電気自動車自体のバッテリーでは街を走るなどして二酸化炭素を軽減し、空気汚染を減らすことができます。

最近の電気自動車では、バッテリーを再利用していく仕組みが備わっていて、作られたバッテリーを次の電気自動車で使うこともできるようになっています。こういった状況になってくると、電気自動車は二酸化炭素の排出の点からは十分にエコになってくると言えます。

まとめ

日産リーフ 新型

日産リーフ 新型

電気自動車はガソリン車と比較して不安材料があって、まだまだ使いづらいという状況があります。ですが、電気自動車の未来を考えていき「電池の持ちが良くなり、長距離走れるようになる」「街での急速充電スタンドが増える」「家で気軽に充電できるようになる」などのメリットが増えてくると電気自動車の普及を後押ししてくれるでしょう。

電気自動車のデメリットを把握した上でも、将来性を考えれば購入する余地は十分にありそうです。ぜひ検討してみてください。

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