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「日産 リーフe+」は日産リーフより性能が上?詳しく解説!

「日産 リーフe+」は日産リーフより性能が上?詳しく解説!

環境にやさしい電気自動車(EV)である日産リーフでも環境に配慮したカーライフを送ることはできますが、さらに性能がアップしたe+というクルマがあるのをご存じでしょうか?リーフとリーフe+とは、どこがどんな風に違うのか?気になる日産リーフe+について、さらにはリーフe+Gとリーフe+AUTECHについて詳しくみていきましょう。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


日産 リーフe+とは?

日産 リーフe+

日産 リーフe+

日産リーフe+とは、日産自動車が2019年1月に発表したEVです。それまでEVの先陣を走ってきたリーフの進化版となっており、新開発のe-パワートレインを搭載しています。

リーフ「e+」の名前の由来は、エネルギー密度の増したバッテリーとパワフルなパワートレインから来ています。

大容量バッテリーの採用により航続距離は40%向上し、これまでのリーフの322kmから458kmへ。1度の充電でこれだけの距離を走破できる性能は、従来のガソリン車とほぼ同じかそれ以上と言えます。

充電の心配をせずに日常使用から長距離ドライブに耐えられる実用EVの登場。2018年にヨーロッパでもっとも売れたEVがリーフです。

さらにパワーアップしたリーフe+は、2019年1月の発表から半年で受注8,000台を超える勢いを見せています。グレードは、スタンダードな「X」とハイクラスの「G」の2タイプがあり、販売価格は400万円程からです。

気になる日産 リーフe+の性能

航続距離と燃費

日産 リーフe+

日産 リーフe+

リーフe+は大容量バッテリー搭載により航続距離の延びはもちろん、さまざまな面でパワーアップされています。

およそ40%も伸びた航続距離はWLTCモードで458km、JC08モードで570kmです。

WLTCモードとは、市街地や郊外での走行、高速道路での走行などのケースバイケースで計測された数値の総合的な評価であり、カタログ表示のJC08モードよりも実燃費に近いとされています。日本では2018年10月から導入された、車の燃費における国際基準です。

最大出力160kWはリーフより50kWもアップ、最大トルクも340Nmから360Nmに上がり加速もスムーズに行えます。大型バッテリー搭載で180kgも増えた車重を感じさせない滑らかな始動です。

走行性能と安全装備

日産リーフ「プロパイロット パーキング」

「プロパイロット パーキング」

とくに中高速走行時、80~100kmへの加速はスムーズで高速道路での追い越しなどにストレスを感じることはありません。加速時も静音で、聞こえてくるのはインバーターの音くらいです。

グレードによっては、高速道路同一車線自動運転技術の「プロパイロット」や自動駐車システム「プロパイロットパーキング」を標準搭載しています。

アクセルの操作だけで発進や加減速、停止まで制御できる「e-ペダル」も装備。ブレーキの必要性さえ感じさせない、ワンペダル操作の心地よさは日産の独壇場と言えます。

もちろんこれらのシステムは、従来のリーフより車重が重くなったリーフe+向けに最適化されているので安心です。

「ドアtoドアナビ」

「ドアtoドアナビ」

リーフe+のメリットは走行だけではなく、乗る前からスマホでナビその他の操作が可能な点も挙げられます。真夏日も真冬日も、乗る前にエアコンをつけることで車内を快適温度にしてくれます。

また、ナビ設定も乗る前のスマホからの操作でOK。車に乗ったらナビ画面をタッチするだけでスムーズに出かけられます。車を降りてからももちろん、スマホが案内してくれ、広い駐車場のどこに車を置いたかもスマホが覚えていてくれます。

他にも、リーフe+の性能は災害による電力供給にも大いに力を発揮します。

従来型のリーフのバッテリーでは、満充電で一般家庭が普通に使用する電力消費の3日分を賄うことができるとされていましたが、リーフe+の大容量バッテリーでは4日分となっています。平穏な日常にも、イレギュラーな災害時にも一緒に過ごしたい車です。

日産 リーフe+の外装

日産 リーフe+

日産 リーフe+

空気抵抗を極力抑えた流線型のフォルムはリーフ同様です。オーナーでなければディテールに至るまで違いを探すのが困難かもしれません。外観的には唯一、フロントバンパー下部に設けられた青いリップスポイラーがリーフe+らしさを演出していると言えます。

また、大容量バッテリーの搭載によりフロア下の張り出しが増え、最低地上高が15㎜低く、全行が5㎜高くなっています。全体的に車高が低く感じられるのはそのせいでしょう。

また、充電ポートにはe+のロゴがあしらわれて、100kWの急速充電器にも対応できるようになっています。

日産 リーフe+の内装

日産 リーフe+

日産 リーフe+

大型バッテリー搭載によるリスクを外部へ分散させたため、リーフe+の内部空間はリーフとほぼ同じ広さです。内装にはEVの特徴を最大限生かすための工夫が随所に見られます。

EVの静かさを損なわないようボディには遮音・吸音効果のある素材が使われ、風切音などを極力抑えるような設計がなされています。

会話や音楽鑑賞などに心地よい空間となっています。ドライブに飽きたら車内Wi-fiを使ってスマホやタブレットでのエンタメを楽しむことも可能です。フロアが限りなくフラットになっていてリア空間も広いのが特徴です。

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日産 リーフe+ Xのスペック

【日産 リーフe+ X】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,480mm×1,790mm×1,565mm
ホイールベース2,700mm
最大乗車定員5名
車両重量1,670kg
交流電力量消費率JC08モード:125Wh/km
WLTCモード:161Wh/km
電動機種類交流同期電動機
最高出力160kW(218PS)/4,600~5,800rpm
最大トルク340N・m(34.7kgf・m)/500~4,000rpm
駆動方式前輪駆動

日産 リーフe+Gとは?

日産リーフe+Gとは、日産リーフe+のハイグレード版の車です。e+Xと異なる点は、高速道路自動運転技術「プロパイロット」と自動駐車システム「プロパイロットパーキング」を標準搭載している事です。

さらに、プラズマクラスター搭載フルオートエアコンも標準装備。また、内装においても、7基のスピーカーを備えたサウンドシステムや本革シートの使用など、随所にグレードの違いを見ることができます。

これらの機能が、必ずしも欲しい機能であるかどうかはオーナーそれぞれの価値観と、価格との兼ね合いによるでしょう。

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日産 リーフe+ Gのスペック

【日産 リーフe+ G】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)mm4,480mm×1,790mm×1,565mm
ホイールベース2,700mm
最大乗車定員5名
車両重量1,680kg
交流電力量消費率JC08モード:125Wh/km
WLTCモード:161Wh/km
電動機種類交流同期電動機
最高出力(kW(PS)/rpm)160kW(218PS)/4,600~5,800rpm
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm)340N・m(34.7kgf・m)/500~4,000rpm 3
駆動方式前輪駆動

日産 リーフe+AUTECHとは?

日産リーフ オーテック

日産リーフ オーテック

AUTECHとは、日産グループの会社オーテックジャパンの手掛けた特別仕様車、およびオーテックジャパンのブランド名そのものを指します。つまり、リーフe+AUTECHとは、リーフe+のオーテックブランド車ということです。

ベースとなるリーフe+を、高級感あふれるエクステリアやインテリアをまとい、プレステージ性とスポーティさを高めています。

まず目を惹くのがオーテックブルーと言われる深い青のボディカラーです。フロントグリルの中にまで青が透けて見えるほどです。

フロントグリルやフロントバンパーはAUTECHのオリジナル。サイドジルフィニッシャーとリアバンパーフィニッシャーもAUTECH専用です。センタークラスターにはAUTECHのエンブレムが施されています。

オーテックブルーはオーロラフレアブルーパールと呼ばれ、内装のアクセントとしても随所に用いられています。

ボディカラーに関してはホワイトやレッド、イエローなどの選択肢がありますが、内装のブルーアクセントは共通です。

シートの中央部分にはブルーの文字でAUTECHと刺繍され、ヘッドレストやサイドサポート、アームレストとドア内側のドアトリムもオーテックブルーです。

インストルメントパネルは高級木材であるシタン柄で飾られ、グレーをベースにオーテックブルーをあしらっています。ステアリングもAUTECH専用の本革巻となり、プレミアム感が満載の車です。

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日産 リーフe+ AUTECHのスペック

【日産 リーフe+ AUTECH】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,480mm×1,790mm×1,565mm
ホイールベース2,700mm
最大乗車定員5名
車両重量1,680kg
交流電力量消費率JC08モード:133Wh/km
WLTCモード: 164Wh/km
電動機種類交流同期電動機
最高出力160kW(218PS)/4,600~5,800rpm
最大トルク340N・m(34.7kgf・m)/500~4,000rpm
駆動方式前輪駆動

まとめ

日産 リーフe+

日産 リーフe+

純然たる電気自動車であるリーフの登場は当初、歓迎されましたが、航続距離の短さと充電スタンドの少なさのため不安を抱える方も少なくありませんでした。

しかし、充電スタンドの普及は進み、リーフeでは航続距離も400kmを超えています。

ワンペダルでの動作制御や高速道路での自動運転、自動駐車システムなど走行時に発揮される先進技術の導入ももはや当たり前になりました。

自宅で充電を行い、災害時には逆に自宅の電気を補うこともできます。スマホとの連携で乗る前から目的地を設置し、快適温度の車内に乗車。降りてからも目的地まで誘導してくれるシステムは日産リーフならではです。

ヨーロッパで人気ナンバーワンのEVと言うのも頷ける話です。今後も環境問題を見据えたEVの王道をゆくリーフ・リーフe+から目が離せません。

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