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日産スカイラインの400R!時代の技術を追求した秘密を徹底チェック

日産スカイラインの400R!時代の技術を追求した秘密を徹底チェック

日産のスカイラインに、2019年10月のマイナーチェンジで追加されたグレード400R。スカイライン、スカイラインGT-Rを含め、初となる400PSを超えた圧倒的なパワーを誇り、世界初となるステア・バイ・ワイヤを採用した一体感溢れるハンドリングとなっています。今回は、そんなスカイライン400Rについてご紹介していきます。

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日産スカイラインの冒険!こだわった技術の追求

日産 スカイライン

世界初の先進運転支援技術プロパイロット 2.0が話題ですが、稀に見るハイパワー・ハイレスポンスエンジンを搭載しています。

走行性能を突き詰めるために標準装備されるIDS(インテリジェント・ダイナミック・サスペンション)は、減衰力を100 分の1秒単位でリアルタイム制御し、非常に広い可変幅が操縦安定性と乗り心地を両立させています。

ドライブモードには「スタンダード」「スノー」「エコ」「スポーツ」「スポーツ+」の5種類に加え、各種制御を任意に調整できる「パーソナル」モードも用意されています。

エンジン

日産 スカイライン

新たにラインナップに加わったVR30DDTTエンジンは、日産が誇るV型6気筒エンジンの代名詞VQ系エンジンと同じボアピッチを踏襲しつつ、完全新開発されたエンジンです。

欧州のライバル勢を凌駕することを至上命題に掲げ、6400rpmという高回転域で400PSオーバーを発生する出力重視の設計が施されています。

高性能、ハイレスポンスを実現するために、吸気側の可変バルブタイミング機構を油圧式よりレスポンスが良く、エンジン始動時から使用できる電動式を採用。

ハイレスポンス実現のために可変容量オイルポンプを採用しオイルポンプによる駆動損失を約半分に抑え、昨今の自動車エンジンの技術には欠かせない存在となったEGR(Exhaust Gas Recirculation=排ガス再循環)を非採用とする徹底ぶりには驚かされます。

ハンドリング&フットワーク

日産 スカイライン

世界初のステアバイワイヤであるダイレクトアダプティブステアリング(DAS)は400R専用にチューニングされています。

ステアリング操作に対するレスポンスが極めて高く、応答遅れがないままに正確に切れ込み、フロントヘビーを意識させないハンドリングを実現しています。

標準装備されるインテリジェント ダイナミックサスペンション(IDS)は電子制御のダンパーで、ドライブモードに応じて減衰力が変化します。

ワインディングをスタンダードモードで駆け抜けると、ボディの上下が激しくなり減衰力の弱さを感じるが、スポーツモード以上のモードでは、踏ん張りが効き俊敏でスポーティーなフットワークへと激変します。

エクステリア(外装)

日産 スカイライン

外観は単なるファミリーセダンながら、レース界最速と呼ばれていたポルシェを抜き去るという快挙を成し遂げたスカイラインは、羊の皮をかぶった狼と呼ばれ、スカイライン伝説の伝統を受け継ぐ。

400Rのエクステリアはスタンダードなスカイラインと大差はありませんが、専用塗装が施された19インチアルミホイールと、その内側にのぞくアルミレッドキャリパー対向ピストンブレーキ、専用のブラック塗装ドアミラー、400Rのバッジが圧倒的なパフォーマンスを内に秘めていることをさりげなく主張し、まさに羊の皮をかぶった狼と呼べるでしょう。

後続車にも一目でスカイラインとわかるデザインのスカイライン伝統だった丸4灯のコンビネーションランプが復活し、往年のスカイラインファンを喜ばせるデザインとなっています。

インテリア(内装)

日産 スカイライン

フロントシートは400R専用の本革スポーツシートを装着。

左右のサイドサポートにダイヤキルティングが施され、レッドステッチがレーシーな雰囲気を引き立てています。

リアシートはフロントシート同様にステッチやダイヤキルティングが施され、レーシーな雰囲気で統一され広さも充分ですが、ドア側に収納がなく、後席用USB端子が無いのが少し残念。

メーターは2眼の機械式で、中央部に5インチのインフォメーションディスプレイを搭載。

シフトパドルはクロームメッキ処理とダーククリア塗装が施された400Rの専用装備となっています。

スカイライン400R 主要諸元と価格

日産 スカイライン

【日産 スカイライン 400R】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,810mm×1,820mm×1440mm
最大乗車定員5名
車両重量1,760kg
燃費WLTCモード:10.0km/L
エンジン種類VR30DDTTエンジン
最高出力405PS(298kW)/6400rpm
最大トルク475N・m(48.4kgf・m)/1600-5200rpm

メーカー希望小売価格(消費税抜き)5,114,000円

※新車情報は公式サイト調べ(2020年4月現在)
http://www.nissan.co.jp/


中古価格 5,280,000〜5,780,000円

※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年4月現在)
https://response.jp/

スカイライン400Rの人気、売れ行きは?

日産 スカイライン

「400R」このグレード名にときめいたファンも多いのでないでしょうか。

23年の時を経て、9代目となるR33型スカイランGT-Rをベースに日産ワークスのNISMOが1996年に99台限定で世に送り出された幻のコンプリートカー「NISMO400R」の名前が蘇ったのです。ちなみに、NISMO400Rの車名の由来も、エンジンパワーの目標数値だったことは言うまでもありません。

売れ行きはとても好調だと言えます。

往年のスカイラインファンを呼び戻すために原点回帰を図り、伝統の丸4灯のコンビネーションランプの復活、INFINITYエンブレムからNISSANエンブレムへ変更したことが追い風となり、先進技術を惜しみなく投入することでライバルとの差を広げました。

その結果、スカイラインのガソリン車グレードの販売台数の約6割を400Rが占める結果となっています。

スカイライン400Rをライバル車と比較

日産 スカイライン

欧州のライバル勢に比べれば基本設計が古く不利と言わざるを得ません。

しかし、ハイパワーハイレスポンスなエンジンと、それを活かし切るダイレクトアダプティブステアリング+インテリジェントダイナミックサスペンションという先進技術が生み出す俊敏なフットワークがライバル勢に引けを取らない付加価値を生み出しています。


新型スカイライン400R
BMW 3シリーズ グランツーリスモ
Mercedes-AMG CLA 35 4MATIC
車両価格(税抜)
5,114,000円
6,318,182円
6,227,273円
排気量&気筒数
3L V型6気筒
3L直列6気筒
2L直列4気筒
エンジンパワー
405PS/6400rpm
306PS/5800rpm
310PS/5800rpm
0〜100km/s加速
5.2秒
5.4秒
4.9秒
燃料消費率
10.0km/L
12.5km/L
12.4km/L


BMW 3シリーズ グランツーリスモ

Mercedes-AMG CLA 35 4MATIC

400Rを除くスカイラインおすすめランキング

日産 スカイライン

ガソリン車のなかで販売台数の約6割を占め抜群の人気を誇る400Rですが、他のグレードのオススメをご紹介しましょう。

3.GT [HYBRID](2WD)

GT [HYBRID]

特定の条件がそろった高速道路/自動車専用道路で作動する、ハンズオフ機能付きの運転支援システムのプロパイロット2.0がハイブリッドモデルに標準装備される注目を集めています。

主要諸元と価格

【3.GT [HYBRID](2WD)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,810mm×1,820mm×1440mm
最大乗車定員5名
車両重量1,830kg
燃費WLTCモード:14.4km/L
エンジン種類VQ35HR
最高出力306PS(225kw)/3800rpm
最大トルク350N・m(35.7kgf・m)/5000rpm

メーカー希望小売価格(消費税抜き)5,069,000円

※新車情報は公式サイト調べ(2020年4月現在)
http://www.nissan.co.jp/

2.GT Type P [V6 TURBO](2WD)

日産 スカイライン GT タイプP

電動式の可変バルブタイミング機構や水冷式インタークーラーを備えたツインターボチャージャー付きで、スタートの瞬間から素早いトルクが立ち上がり、レスポンスの良さが魅力的です。

主要諸元と価格

【2.GT Type P [V6 TURBO](2WD)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,810mm×1,820mm×1440mm
最大乗車定員5名
車両重量1,730kg
燃料消費率市街地モード:10.0km/L
エンジン種類VR30DDTT4,638,700.
最高出力304PS(224kw)/6400rpm
最大トルク400N・m(40.8kgf・m)/1600〜5200rpm

メーカー希望小売価格(消費税10%込)4,217,000円

※新車情報は公式サイト調べ(2020年4月現在)
http://www.nissan.co.jp/


中古価格 3,898,000〜4,752,000円

※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年4月現在)
https://response.jp/

1.GT Type SP [HYBRID](2WD)

日産 スカイライン GT タイプSP

特定の条件がそろった高速道路/自動車専用道路で作動する、ハンズオフ機能付きの運転支援システムのプロパイロット2.0がハイブリッドモデルに標準装備される注目を集めています。

主要諸元と価格

【1.GT Type SP [HYBRID](2WD)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,810mm×1,820mm×1440mm
最大乗車定員5名
車両重量1,840kg
燃料消費率WLTCモード:14.4km/L
エンジン種類VQ35HR
最高出力306PS(225kw)/3800rpm
最大トルク350N・m(35.7kgf・m)/5000rpm

メーカー希望小売価格(消費税抜き)5,600,000円

※新車情報は公式サイト調べ(2020年4月現在)
http://www.nissan.co.jp/


中古価格3,780,000〜5,299,000 円

※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年4月現在)
https://response.jp/

スカイラインハイブリッドに搭載されたプロパイロット2.0と評価

ハンズオフでの走行機能は対面通行やトンネル区間、合流地点などではカットされます。

「路面の傾斜や車線の色など、さまざまな道路情報が必要」という点からゼンリンが開発した「3D高精度地図データ」が必須とされ、この機能を利用するためには最新のデータを維持するために年間2万2000円(税別)の「プロパイロットプラン」に加入することが必要となります。

ハンズオフ走行中でも運転操作にまつわる全責任はドライバーに委ねられ、スマホ操作のようなよそ見などが出来るわけではありません。

スカイラインハイブリットの試乗記

もうすでに多くのメディアが紹介しているプロパイロット2.0。BMWも3シリーズで「うちもハンズオフできます」とやっているが、当然ながらどちらも条件付きで、クルマの方で放棄することだってある。でも、東名高速を横浜青葉で乗って厚木までは間違いなく手放し運転で行くことが出来た。まあ、敢えて手放しをする意味はないと思うが、将来的な自動運転に繋がる技術であることは間違いないと思う。

先進技術を取り入れた日産スカイライン

日産 スカイライン (GT Type SP ハイブリッド)

同一車線内ハンズオフ機能が盛り込まれたプロパイロット2.0。ナビに目的地を設定しシステムを作動させると、諸条件はあるが、高速道路などで手放し運転が可能となることに驚かされます。

ナビに設定した目的地への高速道路/自動車専用道を走行中、周囲の交通状況をシステムが確認し、追い越しやルート上の分岐や高速道路出口に差し掛かると、システムが車線変更を提案してくれます。

車の購入を考えている方はぜひ日産のスカイラインも検討してみてください。

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