日産のセダンとは
セダンは、ボンネット、キャビン、トランクが分かれている3ボックスの乗用車です。
現代のセダンは2列の座席、4枚のドア (+リアのゲート)の形が主流となっています。
日産のセダンには、シルフィやシーマ、セダンの中でもスポーツセダンに分類される車種では、スカイラインが特に有名です。
【現行車種】日産・セダン一覧 ~価格や特徴まとめ~
日産 ティアナ
日産のセダンは、シーマ、フーガ、スカイライン、ティアナ、そしてシルフィなどがラインアップされています。
■日産 セダンの価格一覧
日産のセダンの価格について見ていきましょう。
※中古車の価格については、車情報サイトResponse 中古車情報ページより(2020年4月現在)
シーマ
新車価格 | 8,231,300~9,331,300円 | |
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中古車価格 | 10万〜628万円 |
日産のセダンタイプのフラッグシップモデルの最高傑作でマフラー音の響きや哀愁漂う姿が今でも街中を走れば振り返られます。
フーガ
新車価格 | 5,027,000〜6,394,981円 | |
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中古車価格 | 3万〜499.8万円 |
派手過ぎず、落ち着いた雰囲気があり、外観・内装・走りの総合的なバランスが取れ、運転しても楽しい車です。後部座席に座っていても満足出来るゆったり感があり、オプションで革シートやナビなどを装備して高級感があり、所有して嬉しくなります。
フーガハイブリッド
新車価格 | 6,549,400〜7,230,981円 | |
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中古車価格 | 44.8万〜499.4万円 |
スカイラインと比べて内装は断然良く、市街地走行では燃費は平均10Km/L程度をマークするなど、スポーツセダンとしては燃費も良く、またインテリジェントブレーキアシスト機能など安心の先進装備も備えた車です。
スカイライン
新車価格 | 4,353,800〜5,625,400円 | |
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中古車価格 | 8万円~1400万円 |
スカイラインは、スタイリッシュな見た目と高い走行性能で人気の車種です。また、軽量化に成功し、燃費は比較的良い点もこの車を選ぶメリットとして挙げられます。
スカイライン ハイブリッド
新車価格 | 5,575,900〜6,160,000円 | |
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中古車価格 | 99.8万〜597.3万円 |
ハイブリッド車の為か、スポーティーカーとしての評価はそれなりですが、自動ブレーキなどの先進装備を備え、轍などでハンドルを取られないのは快適です。
ティアナ
新車価格 | 2,611,400〜3,578,300円 | |
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中古車価格 | 9万〜272.6万円 |
モダンリビングのような開放的で明るい室内と内装、快適な移動空間として、自然に落ち着いて走れて運転にも優しい車です。
シルフィ
新車価格 | 2,029,500〜2,723,600円 | |
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中古車価格 | 1〜225.5万円 |
スタイリッシュで大人な雰囲気漂うシルフィは、デザイン性が高いだけでなく空気抵抗が少なくなるよう計算されたボディとなっており、走行性能にも優れています。
■海外市場での日産セダン
日産 アルティマ
海外市場での日産のセダンの主なラインナップの一部をご紹介します。
マキシマ
新型マキシマは、3.5L・V6エンジンを搭載し、5ナンバー枠を超えるボディサイズのモデルで、北米を中心に販売しています。
アルティマ
アルティマは、米国と中国ではトヨタやホンダのライバルとなる重要なモデルで、米国では2018年から、中国では2019年からフルモデルチェンジされ販売されています。
3.5L・V6級の動力性能と2L直4ターボの燃費を両立した世界初の可変圧縮比エンジンのVCターボを搭載し、新開発の直噴2.5L直4の新しいエンジンで日産のセダンとしては初となるプロパイロットを搭載しています。
シルフィ
シルフィは、2019年4月に行われた上海モーターショーでフルモデルチェンジされ、空気抵抗係数でGT-R同等の0.26という数値をマークしています。
エモーショナルなスタイルの広い室内空間を確保し、新しいプラットホームにパワートレーン1.6L直4+CVTを搭載しています。
ヴァーサセダン
ヴァーサセダンは、2012~2016年まで「ラティオ」の車名で販売され、日産ノートのセダンとして東南アジアでは「サニー」の車名で販売されていました。
北米向けモデルとして2019年4月にフルモデルチェンジされました。
緊急自動ブレーキを含む先行車追従型でクルーズコントロールのブラインドスポットモニタリングなど、充実した安全装備が採用されています。
日産セダンの歴史
今に続く、日産セダンの歴史をご紹介します。
■【シーマ】日産のフラッグシップサルーン
日産 シーマ
シーマ/セドリックシーマ/グロリアシーマ(1988~)
日産セドリック/グロリア・シーマは、1988年1月に販売されました。
5ナンバーサイズのY31型セドリック/グロリアをベースに3ナンバーサイズの全長が200mm、全幅が75mmに拡大された4ドアハードトップでした。
ホイールベースは2,735mmで、車両重量は1,560~1,690kg、サスペンション形式は、フロント:マクファーソンストラット式/リア:セミトレーリングアーム式で、電子制御アクティブサスペンションが装着されています。
駆動方式:FR、エンジン:VG30DE型とVG30DET型でした。
スペックは最高出力200ps/最大トルク26.5kgm、ターボ時の最高出力255ps/最大トルク35kgm、トランスミッション4速トルコン式ATとの組み合わせでブレーキは4輪ベンチレーテッドディスク式。
シーマ FPY31型は、日産の最上級セダンモデルで大人気となり「シーマ現象」と呼ばれました。2010年に4代目の生産が終了し、2012年に5代目が発売されました。そして、2017年6月に大きくマイナーチェンジされました。
シーマの特徴や魅力
シーマは、セドリック/グロリアの高級車的な延長線上で個性的なエクステリアデザインが見る人を引きつけます。
高速道路を走るロングドライブ、ビジネスシーンでも快適な移動空間を提供する日産のセダンです。
日産 シーマのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,120mm×1,845mm× 1,510mm | |
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ホイールベース | 3,050mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,920kg | |
燃費 | WLTCモード:12,4km/L | |
エンジン種類 | DOHC・V型6気筒 | |
最高出力 | 225kW(306PS)/6,800rpm | |
最大トルク | 350N・m(35,7kgf・m)/5,000rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 50kW(68PS) | |
最大トルク | 290N・m(29.6kgf・m) | |
駆動方式 | FR | |
トランスミッション | マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッドトランスミッション |
情報は2020年4月現在の公式サイトより
シーマについて詳しく知りたい方はこちら
■【フーガ】日産の技術とノウハウが詰まった車
日産 フーガ 2010年
フーガ(2004~)
初代フーガは、日産のセダン「セドリック」や「グロリア」の後継モデルで、2004年「フーガ」の名称に統一されました。
コクピットデザインの日産の高級セダンとして開発され、ダイナミックなボディスタイルとしなやかでなめらかな走行性能で、プレミアムスポーティセダンとして2004年10月に発売されました。
フーガ Y51型は、2009年からモデルチェンジをしていません。
フーガの特徴や魅力
フーガは世界に認められ高い評価を得ており、常に最高峰を追求して進化し続けている日産自動車の高級大型スポーツセダンです。
グレードにより、フォレストエアコンの標準装備で車内の気になるにおいや花粉を除去、優れた燃費とクリーンな排気、高出力で高性能なVVELエンジン、快適な走りと躍動的なワイド・アンド・ローのプロポーションとハイブリッドシステム、最先端の運転支援システムなどが搭載され、日産の技術が余すところなく網羅されています。
オーナーにとって最高峰のパートナーと言っても過言ではないでしょう。
日産 フーガのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高)mm | 4,980mm×1,845mm×1,500mm | |
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ホイールベース | 2,900mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,710kg | |
燃費 | WLTCモード:10,2km/L | |
エンジン種類 | DOHC・V型6気筒 | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 165kW(225PS)/6,400rpm | |
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) | 258N・m(26,3kgf・m)/4,800rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速オートマチック |
情報は2020年4月現在の公式サイトより
フーガについて詳しく知りたい方はこちら
■【スカイライン】言わずと知れた車
日産 スカイライン 2019
スカイライン(1957~)
初代スカイライン(1957年4月~)は、プリンス スカイライン(ALSI型)で最高出力60馬力の直列4気筒エンジンを搭載していました。
最高速度125km/hのスポーツカー「ド・ディオン・アクスル」を標準装備した最先端のスポーツカーセダンです。
2代目スカイライン(1963年9月~)
1964年に第2回日本グランプリレースの活躍が1965年2月に『スカイライン2000GT』として市販されました。
12代目スカイライン(2006年11月~)
3代目愛のスカイライン(1968年7月~)、4代目ケンとメリーのスカイライン(1972年9月~)など多くの歴史があり、12代目スカイライン(2006年11月~)では、スポーティなエクステリアと新世代FR-Lプラットフォームの新開発V6エンジンを搭載しています。
吸排気システムやサスペンション、高剛性・低振動ボディと安心できる乗り心地を実現しています。
日産 スカイラインのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,810mm×1,820mm×1,440mm(ホイールベース:2,850mm) | |
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最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,700kg | |
燃費 | WLTCモード:10,0km/L | |
エンジン種類 | DOHC・筒内直接燃料噴射V型6気筒 | |
最高出力 | 224kW(304PS)/6,400rpm | |
最大トルク | 400N・m(40.8kgf・m)/1,600-5,200rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | マニュアルモード付フルレンジ 電子制御7速オートマチック |
情報は2020年4月現在の公式サイトより
スカイラインについて詳しく知りたい方はこちら
■【ティアナ】プレミアムなセダン
日産 ティアナ 2013年
日産の世界戦略車として重要な役割を担う車種として、2003年2月の発売。
かつて日産が製造していた、「セフィーロ」や「ローレル」のユーザーの受け皿となることを期待されたモデルとして開発されました。
中国や東南アジア諸国、インドなどアジア圏では「ティアナ」、それ以外の多くの地域では「アルティマ」として販売されています
日産 ティアナのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880mm×1,830mm×1,470mm(ホイールベース:2,775mm) | |
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最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,460kg | |
燃費 | JC08モード:14.4km/L | |
エンジン種類 | DOHC・直列4気筒 | |
最高出力 | 127kW(173PS)6,000rpm | |
最大トルク | 234N・m(23.9kgf・m)/4,000rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動 | |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) |
情報は2020年4月現在の公式サイトより
ティアナについて詳しく知りたい方はこちら
■【シルフィ】美しく優雅なクルマ
日産シルフィ
シルフィは初代と2代目がブルーバードシルフィとして売られ、現行モデルは2012年の3代目がモデルチェンジしてシルフィの名称で海外向けの販売に変更しました。
1.8リッターのワイドボディと全幅176cmの室内や広い実用性があるトランクルームなどが特徴で、走りや安定性と快適性を備えています。
最上級グレードは木目調パネルやアルミホイル、ジスチャージライトが付いています。
日産 シルフィのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,615mm×1,760mm×1,495mm(ホイールベース:2,700mm) | |
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最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,230kg | |
燃費 | JC08モード:15.6km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC | |
最高出力 | 96kW(131PS)/6,000rpm | |
最大トルク | 174N・m(17.7kgf・m)/3,600rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動 | |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) |
情報は2020年4月現在の公式サイトより
シルフィについて詳しく知りたい方はこちら
まとめ
日産シルフィ(海外向け)
世界的にはミニバンやSUVの人気に押され、セダンにとっては厳しい時代と言われています。
しかし、日産にはこれからもシーマ、フーガ、スカイライン、ティアナ、シルフィの車種をつくり続けてもらいたいですね。