家族も友人もみんな揃って大冒険!大人数で乗れるSUV
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並の乗用車やミニバンでは諦めてしまう悪路でも踏破できてしまいそうなSUVが世界的に大人気です。
もはやラインナップしていないメーカーの方が珍しいような状況の中、SUVのラインナップとしても、都市部でも便利な小型モデルなども増えてきていますね。しかし、過去のクロカンSUVなどではお馴染みだった多人数乗車を捨てられない方もいらっしゃるのでは?
そんなあなたにおすすめなのが、現代のSUVでもしっかり多人数乗車可能なこれらのモデル。価格や燃費もまとめましたので、ぜひ参考になさってくださいね。
大人数乗車可能なSUV、最新まとめ5選
■マツダ CX-8:マツダのフラッグシップたる高級感と実用性!
マツダ CX-8
マツダの大人気ミドルサイズSUV「CX-5」と、北米向け3列SUV「CX-9」のいいところどりをしたのが、国内マツダのフラッグシップSUVとなる「CX-8」です。
全長だけでなくホイールベースでも230mmもCX-5から延長された分、室内の余裕はさらに向上。CX-5でも不満のない室内空間を実現していますが、CX-8では、大人でもしっかり座れる3列目シートを備えています。
特に重要なのが、3列目シートの座面と床面との高低差。しっかりと高低差がとられているCX-8では、無理やり3列目を追加したSUVやミニミニバンでありがちな、膝裏が座面から離れてしまう「体育座り」的な姿勢ではなく、落ち着いた着座姿勢を取ることが可能です。
もちろん、フラッグシップらしい高級感もバッチリ。外装は、CX-5からの延長幅を感じさせない引き締まったスタイルでありつつ、より大きなサイズによって高級感も増していますよね。
マツダ CX-8 エクスクルーシブモード インテリア
内装でも、近年評価の高いマツダデザインならではの、シンプルながら高級感のある仕上がりです。特に最上級グレードであるエクスクルーシブモードでは、2列目の電動キャプテンシートにまでシートヒーター/シートベンチレーションが装備されるほか、アームレスト付き大型コンソールが装備され、後部座席もしっかりと上級感のある仕上がりに。
すっきりした印象のホワイトや、落ち着きのあるディープレッドといったインテリアカラーが選べるのも魅力的で、時に武骨な印象になりがちなSUVのインテリアながら、エレガントな印象もありますよね。
マツダならではのクリーンディーゼルや、新たにガソリンターボも選べるなど、パワートレインのバリエーションも魅力的です。
マツダ CX-8
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,900mm×1,840mm×1,730mm | |
---|---|---|
エンジン種類 | 直4ガソリン、直4ガソリンターボ、直4ディーゼルターボ | |
WLTCモード燃費帯 | 11.6〜15.8km/L | |
新車価格帯(消費税抜き) | 2,680,000〜4,546,000円 |
CX-8についてもっと詳しく知りたい方はこちら
■日産 エクストレイル:ピンチに大活躍!3列を選べるの知ってた?
日産 エクストレイル
日産の定番SUVであるエクストレイル。初代と2代目では2列シート5人乗りしか設定がありませんでしたが、現行モデルの3代目では、グローバルに展開される都合から3列シート7人乗りモデルの設定もあることがポイントです。
扱いやすいサイズとスポーティな外観を実現している分、3列目シートの居住性はかなり厳しめで、大人が使うにはやや我慢も必要ではありますが、それでもあるとないとでは大違いですよね。
どうしてもあと2人乗せたい!というピンチの時にも対応できるオールマイティさが、走破性の高さや先進装備の豊富さが魅力的なエクストレイルに加われば、鬼に金棒と言えるのではないでしょうか。
残念ながらバッテリー搭載スペースの関係からか、人気のハイブリッド車では3列シート仕様は選べず、ガソリンエンジン限定の装備となってしまうのですが、3列目を使わない時は荷室にフラットに収納できる点も魅力的。
日産 エクストレイル インテリア
普段は広々とした荷室をしっかり活用でき、いざというときに3列目も使い切れる点は、ガソリンモデルを積極的に選びたくなる理由の一つになるかもしれませんね。
ハイブリッドは選べずとも、3列シート仕様でもプロパイロットなどの便利装備はしっかり標準装備となっているほか、エクストレイルが世界で初めて装備した駆動力とブレーキで車体振動を低減する「インテリジェント ライドコントロール」などの先進装備ももちろん標準装備。
追加されたユーティリティに対して、荷室アンダーフロアの容量以外は特にマイナスポイントが見当たらない点はポイントですね。
上質なデザインで人気となっているコンプリートカー、エクストレイル AUTECHでも3列シート仕様が選択できるので、エクステリアの印象がバリエーション豊富な点も嬉しいところです。
日産 エクストレイル NISMOパフォーマンスパッケージ装着車
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,690mm×1,820mm×1,740mm(20Xi) | |
---|---|---|
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン | |
WLTCモード燃費帯 | 12.2〜12.8km/L | |
新車価格帯(消費税抜き) | 2,941,000〜3,432,000円 |
エクストレイルについてもっと詳しく知りたい方はこちら
■トヨタ ランドクルーザープラド:3列目は電動格納も選べる本格派
トヨタ ランドクルーザープラド
本格クロカンSUVとしての長い歴史を誇るランドクルーザーシリーズにおいて、よりアクティブなキャラクターが特徴的なプラドにも、3列シート仕様が設定されています。
本家ランドクルーザーの3列シート仕様では左右跳ね上げ式の格納方式となるのに対し、プラドでは床下収納式となるのが大きなポイント。3列目格納時の荷室高ではランドクルーザーにやや譲りますが、荷室幅をしっかり確保できる点は、積載する荷物形状によっては有利なポイントでしょう。
また、3列目シートの嬉しいポイントは、最廉価グレード以外では電動格納が標準装備されていること。ランドクルーザーでは格納後のロックが手動なのに対し、プラドではボタン操作のみで完結する手軽さが嬉しいところです。
その上、その機構を利用して3列目シートの電動リクライニングも可能になっている点も、上級SUVとして嬉しい豪華装備ですね。
トヨタ ランドクルーザープラド(2009年型) インテリア
3列目シートは、流石に足元空間は広々とはいきませんが、角ばったキャビン形状のおかげで頭上空間はしっかり確保されており、大人でも乗車が可能。2列目席のウォークイン機構も相まって、ピンチヒッターとしてではなく、普段から使えそうな使い勝手の良さを備えます。
もちろん、世界中の厳しい環境で最大級の信頼を受けるランドクルーザーですから、悪路走破性の高さは本物。現行モデルでは電子制御も積極的に活用され、これまで以上の高性能を、より簡単に実感できる点が嬉しいところです。
ランドクルーザーに比べてややボディサイズが小さく、日本の道路環境でもより扱いやすいことや、比較的に小排気量のエンジンを搭載することで維持費の安さも魅力的。クリーンディーゼル搭載車も用意されるなど、本格派のSUVを使い倒したい方にはぴったりですね。
トヨタ ランドクルーザープラド
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,825mm×1,885mm×1,835mm(TZ-G) | |
---|---|---|
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ、直列4気筒ガソリン | |
WLTCモード燃費帯 | 8.3〜11.2km/L | |
新車価格帯(消費税抜き) | 3,291,819〜5,027,273円 |
ランドクルーザープラドについてもっと詳しく知りたい方はこちら
■メルセデスベンツ GLB:キュートなルックス、3列のゆとり
メルセデスベンツ GLB
しっかり垂直に立てられたフロントフェイスに、立ち気味に設定されたフロントウィンドウ、角ばったキャビンと、クロカンSUVの雰囲気を備えつつも、そのサイズの小ささでどこかかわいらしさも感じさせる魅力的なSUVが、GLBです。
そのエクステリアからは想像しにくいのが、実は室内では3列シートを装備しているということ。メルセデスベンツのSUVラインナップでは最小クラスの大きさながら、これまで2クラス大きいGLE以上でしか選べなかった3列シートが選べる点は画期的ですね。
さすがに空間としては3列目は余裕とはいかず、メルセデスベンツとしても168cm以下の乗員が使用するシートとしていますが、それでも高級ブランドらしい上質な仕上げが3列目までしっかり実現されているのが嬉しいところ。
もちろん3列目を使わない時にはフラットに収納でき、コンパクトな外観から想像するよりも余裕がある、スクエアで使いやすい荷室として利用することも可能です。
メルセデスベンツ GLB インテリア
オフローダー感のあるエクステリアが魅力的なディーゼル搭載車、GLB200dと、ホットハッチの迫力も感じさせるGLB250 4MATIC スポーツの2本立てで登場しているGLBは、そのグレード展開の豊富さも選びやすいところですね。
GLB200dでは2WD仕様と割り切ることで価格的にも親しみやすさがありますし、都会派SUVとして使われるならGLB250 4MATIC スポーツのスポーティさも魅力的。今後はさらなるホットモデル、メルセデスAMG GLB35の日本導入にも期待がかかりますね。
芸能人御用達の高級SUVであるGクラスにも似た雰囲気を持つGLBは、メルセデスベンツのエントリークラスSUVながら存在感があり、コンパクトだから、比較的廉価だから、といった理由だけでなく積極的に選びたくなるキャラクター性が魅力的です。
廉価だからといって安全装備に手を抜かないのもメルセデスベンツの美点。「インテリジェント ドライブ」による先進の運転支援の数々で、ロングドライブでも安心ですね。
メルセデスベンツ GLB
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,640mm×1,835mm×1,700mm(GLB200d) | |
---|---|---|
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ、直列4気筒ガソリンターボ | |
WLTCモード燃費帯 | 12.0〜17.5km/L | |
新車価格帯(消費税抜き) | 4,654,546〜6,327,273円 |
GLBについてもっと詳しく知りたい方はこちら
■BMW X7:ラグジュアリーさ溢れるBMWのトップレンジ
BMW X7
これまでご紹介してきた4台とはややクラス違いではありますが、3列シートのSUVとしてトップクラスの高級感を誇るのが、BMWのハイエンド「SAV」であるX7でしょう。
SAV=スポーツアクティビティビークルであると主張するBMWのSUVラインは、ユーティリティ性の高さもさることながら、動力性能でも譲らない点がポイント。
X7においても、高級サルーン同様の高級感と乗り心地を目指しており、その存在感は、ボディサイズの大きさも相まってフラッグシップにふさわしいものが備わっていますね。
かなり大きなボディとなっていますので、3列目までしっかりと広々空間が確保されている点が嬉しいところ。しっかりした大きさのシートは肩口までサポートしてくれますし、大型のガラスルーフが標準装備なので開放感も抜群。
4ゾーン式のオートエアコンで快適な温度を維持すれば、3列揃ってハイエンドなドライブができそうですね。
BMW X7 インテリア
さすがに高級ブランドのフラッグシップSUVだけあって、お値段はかなりお高めで、これまでご紹介してきた車が2台買えそうなほどではあるのですが、それだけの価値を見出すかどうかはオーナー次第。
「7」の名を掲げるにふさわしい洗練の室内空間と余裕の動力性能は、X7でしか味わえない世界ですので、お財布に余裕のある方にはこれ以上ないぴったりな3列シートSUVとなるかも。
標準装備のパノラマガラスサンルーフよりもさらに大面積となる「スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ」や、2列目左右に加えて3列目席の独立温度制御も可能となる「5ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナー」など、魅力的なオプションがたくさん揃えられている点はハイエンド車らしい部分で、理想の仕様を追求するとさらにお高くなってしまう点は難点かもしれませんが、その存在感のためなら安いものかもしれませんね。
BMW X7
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,165mm×2,000mm×1,835mm | |
---|---|---|
エンジン種類 | 直列6気筒ディーゼルターボ、V型8気筒ガソリンターボ | |
WLTCモード燃費帯 | 7.5〜11.4km/L | |
新車価格帯(消費税抜き) | 9,990,910〜14,572,728円 |
X7についてもっと詳しく知りたい方はこちら
まとめ
日産 パトロール NISMO
SUV車の中でも3列シートを備える魅力的なモデルをご紹介してきました。
近年ではクーペSUVなどといった実用性を犠牲にして見た目重視のモデルも人気を得ていますが、SUVの魅力の一つは室内空間の余裕でもありますよね。
いざというときにしっかり多人数で乗れる実用性の高さは、所帯じみてしまいがちなミニバンを選ばずに済む解決策の一つかも。家族全員で道なき道を踏破できそうなアクティブさが魅力的です。