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トヨタのポルテとは?ハイトワゴンの人気をつないだモデルを徹底解説

トヨタのポルテとは?ハイトワゴンの人気をつないだモデルを徹底解説

トヨタのポルテは、トヨタが発売していたコンパクトカーです。ユニバーサルデザインのモデルとして、助手席側に大型のスライドドアを採用して、使い勝手を向上させたモデル。2020年に販売が終了しましたが、コンパクトカーにスライドドアという今でも人気があるスタイルを築いたモデルともいえるでしょう。この記事ではポルテについて詳しくご紹介します。

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トヨタ ポルテの概要

《写真提供:response》トヨタ ポルテ

トヨタのポルテは、2004年から2020年まで発売されていたモデルで、助手席側に大型の電動スライドドアを採用したことから、扱いやすい車として人気を集めていました。コンパクトカーでも使い勝手を損なわないように、フロア高が300mmと低床化されて、乗降性を高めているのです。

その使い勝手から、福祉車両にも活用されていました。室内も十分に広く、コンパクトカーにスライドドアを導入したモデルです。

ポルテのモデルチェンジ遍歴

トヨタ ポルテ 2004年

初代モデルは、2004年から発売されており、助手席側スライドドア、助手席ロングスライドなどの使い勝手の良いモデルとして登場しました。特に福祉車両としての用途に向いている構造の車です。

実際、福祉車両として3タイプが用意されており、サイドアクセス車という助手席位置に脱着シートや専用車いすで乗車できるのは日本で初めてのモデルでした。

発売当初は、FFのみの設定でしたが、その後一部改良の際に4WDも追加されています。また福祉車両では、運転席が助手席位置に移動して車外に移動できる「フレンドマチック車 ウェルドライブ」が追加されます。

《写真提供:response》トヨタ ポルテ

2012年からは2代目モデルにフルモデルチェンジしました。初代のようにスライドドアや低床フロアは継承されていますが、ミニバン的要素を持つモデルとして改良されています。

2WD車はフルフラット化され、乗降性が高くなりました。また2WD車の助手席が700mmもスライドできるなど車内でのシートアレンジが豊富なモデルでした。

最小回転半径は4.6mと取り回しがしやすいモデルで、女性も運転しやすいことが特徴です。デザインにはシンプルな形状を採用しており、内装はリビングの家具や雑貨がイメージされています。

ポルテの魅力

ポルテの魅力をご紹介していきましょう。

使い勝手のよいスライドドア

トヨタ ポルテ

まず大きな特徴となっているのは、使い勝手のよいスライドドアです。片側にしかありませんが、大きなスライドドアが助手席側にあるので、乗降しやすいです。

特に子どもがいる家庭であれば、子どもを車の乗せたりするのに、ヒンジドアでは隣の車やスペースが気になることもあります。しかしスライドドアなら、ぶつける心配もなく安心して子どもの世話ができます。

スライドドアを採用していることは、福祉車両のベース車としてのメリットともなりました。乗り降りをサポートする機構があってもヒンジドアよりもスペースがあるので、使いやすくなっています。

軽自動車よりも余裕のあるサイズ

《写真提供:response》トヨタ ポルテ F ラフィネ ブラックインテリア

ポルテは普通自動車ですので、軽自動車よりも車体も大きくなります。軽自動車でもスーパーハイトワゴンが主流となっており、大きな車内空間が人気です。ポルテはスーパーハイトワゴンほどの車高はありませんが、普通車の車幅があります。

当たり前ですが、車幅が増えれば安定して走行できます。またスライドドアから幅のある荷物を積載可能です。26インチの自転車も室内に積載できるほどでした。

車内空間も広々しており、後席では大人も余裕で脚が組めるほど。頭上のスペースも十分に確保されていたり、ウォークスルーで車内で移動しやすいのも特徴です。

女性でも運転しやすい

《写真提供:response》トヨタ ポルテ

コンパクトカーなので、女性でも運転しやすい車です。最小回転半径は5mとなっていますので、十分小回りが利く車といえるでしょう。

運転席からの視界もよく、毎日の街乗りでも取り回しがしやすく運転も楽にできます。縦列駐車や車庫入れのときに、取り回しのしやすさが発揮されますね。

ポルテのインテリア

《写真提供:response》トヨタ ポルテ

ポルテのインテリアは、随所に収納スペースが確保されており、子育て世代が使いやすいものとなっていました。シート素材はグレードによって異なり、起毛タイプのトリコットや撥水加工されているシートもありました。

グレードによってはベンチシートも装備されており、使い勝手に違いがあります。多くのグレードではセパレートタイプのシートとなっているので、前席側から後席にウォークスルーとなっています。

ポルテのエクステリア

《写真提供:response》トヨタ ポルテ

ポルテは丸みがあるシンプルなエクステリアとなっています。ボディカラーも豊富に用意されていましたので、自分の好みのカラーを選択できます。

また特別仕様車として設定されていた、GLAMPERはフロントグリルやドアミラーカバー、アウトサイドドアハンドル、ホイールキャップがブラックになっているモデルでした。

随所がブラックになることで、引き締まったイメージがあります。シンプルながらも、親しみやすいエクステリアデザインですね。

ポルテの中古価格

ポルテの販売当時の車両価格は、169万円~となっていました。2020年12月に生産が終了しており、現在では中古でのみ購入することができます。

レスポンス中古車検索では、平均価格は65万円となっているので、比較的安価に購入できるモデルです。

平均価格 65.4万円

走行距離が少ない車両でも、160万円台で購入できるので、コスパがよいファミリーカーを探している方にぴったりですね。

トヨタ ポルテ 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)

http://response.jp/assistance/usedcar/search/TO/S130/0/0/0/0/0/0/0/0/0/0/JPN/0/0/0/0/0/0/0/0/0/7/20/1/

トヨタ ポルテの中古車を買うならレスポンス中古車。レスポンス中古車は、最大20万台以上の豊富な在庫から中古車を検索できます

シエンタにバトンパスしたポルテ

《写真提供:response》トヨタ シエンタ

ポルテは2020年に販売が終了していますが、似たようなモデルとしてシエンタがあります。乗りやすく荷物も積載しやすいモデルとして、同じようなニーズを満たしてくれるモデルです。

低床設計になっており、子どもがいても乗降しやすいという点では似たモデルです。しかしポルテの方が床が低いので、ファミリーカーとしてはポルテの方が一枚上手といえるかもしれません。

しかしシエンタは7人乗りなので、大人数での乗車のシーンがあるなら、シエンタの方が良いでしょう。いずれにしても、コンパクトな5ナンバーでスライドドア、豊富なシートアレンジとファミリーカーに求められる要素を備えているシエンタは、ポルテの穴を埋めてくれるモデルです。

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まとめ

ファミリーカーとして抜群の使い勝手があるポルテをご紹介してきました。販売終了してしまったモデルですが、子どもがいる家庭なら大きく開く助手席側のスライドドアは魅力となるでしょう。中古でもお手頃な価格で探すことができるので、費用を抑えられるファミリーカーを探している方におすすめです。

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