契約相手はMOTAではなくオリックス自動車
MOTAカーリースは、自動車情報サイト「MOTA」を運営する株式会社MOTAのサービスですが、リース契約を結ぶ相手はオリックス自動車です。特定商取引法に基づく表記では、株式会社MOTAが「自動車リース契約仲介事業者」、オリックス自動車ダイレクト事業部が「自動車リース事業者」で、車両の調達と審査もオリックス自動車が行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申し込みの窓口 | 株式会社MOTA(仲介) |
| リース契約の相手 | オリックス自動車 |
| 車検証の名義 | 所有者はオリックス自動車、使用者は契約者 |
| 選べる車 | 国産全メーカーの新車(一部取扱いできない車種あり、福祉車両は対象外) |
| 契約期間 | 7年・9年・11年から選び、契約後は変更できない |
| 満了時 | そのまま車をもらう、乗り換える、返却するの3つから選ぶ(もらう条件は、リース期間が満了し、契約に定める義務を完全に履行したこと) |
全車種が残価設定なしのため、満了時に車の価値を査定して差額を精算する仕組みがありません。以前取り扱っていた中古車のリースは2023年4月28日に新規受付を終えており、いま申し込めるのは新車のリースだけです。
カーリースそのものの仕組みや、購入・ローンとの違いから確かめたい場合は、こちらの記事が参考になります。
車のリースとは?メリット・デメリットや現金・ローン購入との違いを解説 | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/5767車を購入する時には、現金一括?それともマイカーローンを利用して分割で購入?もうひとつ!リースという方法もあります。最近耳にすることも増えた、車の「リース」という言葉。車のリースとは、一体どういう仕組みなのでしょうか。メリットとデメリットもあわせて紹介します。
オリックス自動車が自社で提供しているカーリースについては、こちらの記事で特徴を解説しています。
オリックスカーリースにデメリットはある?メリットや特徴も解説 | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/6319オリックスカーリースは、プロ野球球団「オリックス・バッファローズ」でも有名な日本の大手総合金融サービス企業「オリックス株式会社」のオートリース部門「オリックス自動車株式会社」が手掛けるカーリースサービスです。5年・7年・9年・11年契約で新車に乗れる「いまのりシリーズ」と「中古車リース・マイカー」と豊富なプランで人気があります。しかし、利用するにあたってデメリットはないのでしょうか?そこで本記事では、オリックスカーリースのデメリットを調査するとともに、メリットや特徴、そして口コミ・評判も解説します。オリックスカーリースの利用を考えている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
月額には税金と車検の基本工賃を含む|任意保険は別
月額には車両代のほか、契約期間中の税金と自賠責保険料、オイル交換や車検の基本費用に使える無料クーポンが含まれます。
| 月額に入るもの | 月額に入らないもの |
|---|---|
| 車両本体価格、オプション代、環境性能割、新車登録時の手数料、消費税 | 任意の自動車保険(自賠責保険以外は付かない) |
| 契約期間分の自動車税、重量税、自賠責保険料 | 駐車場代、燃料代 |
| 無料クーポン:エンジンオイル交換(半年ごと)、オイルエレメント交換(1年ごと相当)、契約期間内の車検の基本点検整備費用(総合検査料・代行料・印紙代)など | タイヤ交換・バッテリー交換などクーポンに含まれない部品代と交換工賃、代車、鈑金修理 |
※2026年9月調査時点
クーポンは国産新車が対象で、使えるのはオリックス自動車が指定する提携工場に限られ、一部の車種は対象外です。車検無料クーポンの対象は基本工賃だけなので、部品を交換すればその費用は別にかかります。
クーポンで無料になる作業は、車検の基本点検整備のほか、オイルとオイルエレメントの交換、タイヤローテーション、バッテリー液とウォッシャー液の補充、ブレーキオイル交換、LLC(冷却水)交換です。自動車税は所有者のオリックス自動車が納め、エコカー減税の対象車なら減税分が月額に反映されます。
申込数1位のシエンタで試算|7年は月40,810円、9年だと総額約18万円増
契約年数を延ばすと月額は下がりますが、払う期間が長くなるぶん総額は増えます。公式サイトの申込数ランキング(2026年9月調査時点)で1位のトヨタ シエンタで、料金シミュレーションを確かめました。
| シエンタ X(ガソリン車)5人乗り | 月額(均等払い) | 総支払額(公式表示) |
|---|---|---|
| 7年リース | 40,810円 | 約3,428,040円 |
| 9年リース | 33,440円 | 約3,611,520円 |
| 11年リース | 30,580円 | 記載しない(※) |
※2026年9月調査時点
※11年リースは、途中から月々の支払額が変わる表示があり、確認した画面によって金額が異なったため、総支払額は記載していません。11年を検討する場合は、申し込み時の見積もりで総支払額を確認してください。
9年を選ぶと、月額は7年より7,370円下がる一方で、総支払額は約18.3万円増えます。同じシエンタ X(ガソリン車・2WD・5人乗り)のトヨタ公式の車両価格は2,146,100円(税込)ですが、リースの総支払額には契約期間中の税金・自賠責保険料・車検の基本費用なども入っているため、差額がそのまま割高分というわけではありません。購入と比べる場合は、税金・自賠責保険料・車検や整備の費用、任意保険をそろえたうえで総額を比べる必要があります。
頭金0円でも、ボーナス払いなしの場合は初回に月額2回分を支払います。リース料は前払いで、初回は登録月から数えて1回目と2回目の分をまとめて払うため、シエンタ7年なら40,810円×2回分の81,620円です。初回の支払いとして用意しておきましょう。
「やめとけ」の理由の一つは途中解約|7年契約は5年経過まで原則解約できない
7年・9年・11年契約は、それぞれ5年・7年・9年経過後に乗り換え・返却を選べる(図解)
公式サイトで確認できる主な懸念点は、長期契約ならではの次の条件です。途中解約と、決められた年数が経った後の乗り換え・返却は別の扱いになります。
| 条件 | 公式サイトの内容 |
|---|---|
| 途中解約 | 特定商取引法に基づく表記では、法令に定める場合を除き契約途中での解約・条件変更はできない。FAQでは、中途解約する場合は所定の中途解約金が必要 |
| 決められた年数後の乗り換え・返却 | 11年・9年・7年の契約は、それぞれ9年・7年・5年が経過すると乗り換えや返却を自由に選べる |
| 返却時の追加請求 | 返却時の消耗状況によって請求される場合がある。満了前に解約・返却するときの走行距離が[経過月数×2,000km]を超えると、超えた分に1kmあたり8円の追加請求 |
| 保険 | 任意保険は含まれず、車両保険付きの任意保険への加入をすすめている(等級の引き継ぎは可能) |
| 盗難・全損 | 引渡し後に盗難や全損事故があった場合は、所定の規定損害金を支払い、リース契約が終了する |
※2026年9月調査時点
契約年数は7年・9年・11年の3つだけで、3年や5年といった短い契約は選べません。中途解約金の金額や計算方法は、今回確認した公式ページには載っていないため、途中でやめる可能性が少しでもある人にとっては、申し込み前に担当者へ聞いておきたい項目の一つです。
公式サイトの「走行距離制限の心配ナシ」は、満了時に車をもらう場合の話です。7年契約の場合、乗り換えや返却を自由に選べるのは5年が経過してからで、契約年数は締結後に変えられないうえ、契約時に取り付けたナビやETCなどのオプションも途中で解約できないので、転勤や家族構成の変化で車を替える可能性がある人は、契約年数を慎重に選びましょう。
走行距離の追加請求を、具体的な数字で確かめてみましょう。7年契約を5年(60か月)経過した時点で返却する場合、走行距離による追加請求がかからないのは60か月×2,000km=12万kmまでです。返却時に13万km走っていれば、超えた1万kmに1kmあたり8円がかかり、8万円を請求されます。月2,000kmは年に換算すると2万4,000kmなので、毎年それ以上走る人ほど、途中返却の可能性があるなら走行距離の管理が欠かせません。
評判・クチコミは満足寄り|「一括購入より総支払額が高い」との声も
公開されている利用者の声は多くありません。2026年9月調査時点で、公式サイトに掲載された契約者の口コミは2022年3月〜6月投稿の20件で、評価は満足11件・やや満足9件でした。口コミサイト「みん評」は2022年10月〜2023年5月投稿の4件で、5段階評価の4.00と5.00が2件ずつです。
どちらも掲載されている口コミだけの集計なので、利用者全体の満足度とは切り分けて読む必要があります。
| 評価されている点 | 利用者自身が認めている点 |
|---|---|
| 車検や税金を含めて毎月の維持費が一定になる、納車までの対応が早い、担当者の対応がよい(公式サイトの口コミの例) | 総支払額は一括で買うより高くなる(みん評) |
| 契約中でもカスタムできる、走行距離を気にせず旅行に使える、オイル交換や車検のクーポンで出費が抑えられる(みん評) | 貯金がなくても新車に乗れる代わりに、長い契約年数を選んでいる(みん評) |
審査条件は18〜75歳・定期収入|結果は最短翌営業日
審査はオリックス自動車が行い、申し込みは公式サイトからでき、審査料はかかりません。公式FAQで確認できる条件は年齢と収入で、それ以外の審査基準や通過の目安は、今回確認した公式ページでは公開されていません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上75歳以下 |
| 収入 | 定期収入がある人。主婦・学生の場合は、定期収入のある連帯保証人が必要 |
| 連帯保証人 | 審査後に必要となった場合だけ連絡がある |
| 審査結果 | 最短で申し込みの翌営業日 |
| 頭金・ボーナス払い | 頭金は基本0円(希望すれば入れられる)、ボーナス払いも選べる |
| 納車 | 自宅に納車。期間は通常1〜2か月で、車種やメーカーの生産状況で前後する |
審査結果はオリックス自動車から電話かメールで届き、その後オリックス自動車の担当者とグレード・色・オプションを相談して決めます。自宅に届いた契約書に記入して返送すると契約が締結され、担当ディーラーから車庫証明などの必要書類の案内があり、駐車場は使用の本拠から2km圏内に用意する必要があります。リース契約書の締結前なら無料でキャンセルできますが、締結後はできません。
契約年数ごとの総額を確かめたい場合は、公式サイトで希望車種の見積もりを出してみると判断しやすくなります。
MOTAカーリースは長く乗って満了時に車をもらいたい人向け
同じ車に長く乗る予定か、生活の変化も含めて考えて選びたい(イメージ)
MOTAカーリースを選ぶときに特に大きい判断材料は、「何年乗るか」と「途中で車を替える可能性があるか」です。ここまでの条件を、向く人と向かない人に分けると次のようになります。
| 向く人 | 向かない人 |
|---|---|
| 7年以上同じ車に乗り、最後は自分の車にしたい | 3〜5年ごとに新しい車に乗り換えたい |
| 頭金を用意せず、税金や車検の基本費用を含めて毎月の支払いを一定にしたい | 総支払額をできるだけ抑えたい |
| カスタムしたい、走行距離を気にせず乗りたい(満了時にもらう前提) | 転勤や家族の事情で途中で返す可能性がある |
| 国産車でグレード・色・オプションを選びたい | 福祉車両や輸入車を希望する |
向く人に当てはまっても、希望する車種の月額と総支払額、任意保険などの別途費用は見積もりで確かめておきましょう。向かない人に当てはまる場合は、返却前提のリースや購入も比べてから決めるとよいでしょう。
MOTAカーリースのよくある質問|ナンバー・カスタム・下取りなど
■ナンバープレートは「わ」ナンバーになりますか?
レンタカーの「わ」ナンバーではなく、通常のナンバーが付きます。希望ナンバーも有料で選べます。
■車の使い方やカスタムに制限はありますか?
使い方に特に制限はなく、カー用品の後付けもできますが、違法改造はできません。契約時に付けたオプションは、満了後に取り外せます(費用は自己負担)。
■定期収入がなくても申し込めますか?
主婦・学生の場合は、定期収入のある連帯保証人が必要です。無職の場合も、家族などに連帯保証人になってもらう必要があります。
■いま乗っている車を下取りに出せますか?
いま乗っている車の買取にも対応していて、担当者に相談できます。
■新車の1か月点検・6か月点検はどこで受けますか?
新車の1か月・6か月の無料点検は、メーカー系のディーラーで受けます。オイル交換などの無料クーポンは、オリックス自動車が指定する提携工場で使います。
■特別仕様車や好きなカラーも選べますか?
特別仕様車は取り扱えるかどうかを問い合わせて確認します。カラーはメーカーの設定色から選べて、特別塗装色は料金が加算されます。公式サイトに載っていない車種も個別に見積もりを頼めますが、試乗車は用意されていません。
まとめ|決め手は「何年乗るか」と「途中で替える可能性」
MOTAカーリースを選ぶかどうかの分かれ目は、何年乗るかと、途中で車を替える可能性があるかの2つです。
契約満了まで乗って最後にもらうつもりなら、返却時の走行距離や損耗の精算を気にせず乗れる利点を生かせます。反対に、自由に返却できる時期より前にやめる可能性があるなら中途解約金が負担になるおそれがあり、満了前に返す場合は走行距離による精算にも注意が必要です。
申し込む前に、希望車種の契約年数ごとの総支払額、ボーナス払いなしの場合の初回支払額、中途解約金の扱いの3点を見積もりの段階で確かめておけば、契約後の想定外の出費を避けやすくなるでしょう。


