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【軽自動車販売台数ランキング】不動の1位の牙城を崩せるか?N-BOXに続く2番手が販売台数を増やす

【軽自動車販売台数ランキング】不動の1位の牙城を崩せるか?N-BOXに続く2番手が販売台数を増やす

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2024年2月新車販売台数ランキングによると、1月にダイハツの不正問題による出荷停止の影響で「タント」「ミラ」「ムーブ」などダイハツ車が一気に順位を落とした影響で、順位に大きな変化がありましたが、一転2月では上位陣に変化は見られませんでした。一方これまでランキングに姿を見せなかった意外なクルマたちがランクインするなど、一部には変化がありました。

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2024年3月の新車販売台数ランキングはこちら

2024年2月はどんな軽自動車が売れた?

《画像提供:Response》〈写真提供:スズキ〉スズキ エブリイワゴン(デニムブルーメタリック:PZターボスペシャル 標準ルーフ車)

2024年2月は、スズキの軽バン「エブリイ/エブリイワゴン」の一部改良モデルが発表されましたが、それ以外に新型車の発表・発売で特筆すべきものはなく、ひとまず大きな影響はありませんでした。しかし、2023年11月に発売となった新型スズキ「スペーシア」、2023年10月に登場したホンダ新型「N-BOX」などの、戦いに進展があったほか、1月より多大な影響を与えている“ダイハツの一連の不正問題”の影響か、これまでランキングに出てこなかったクルマも登場しました。さて、2024年2月の軽自動車販売数ランキングはどうなったのでしょうか。

上位陣は1月からほとんど変化なし! 一方これまでにない車が現れた?

《画像提供:Response》〈真提供:マツダ〉マツダ フレアワゴン XS(ミモザイエローパールメタリック2トーンカラー:ベージュルーフ)

1位はいつも通りホンダ「N-BOX」、10月に3代目となる新型が登場しており、今後の動向が注目されていましたが、先月に引き続きその地位を維持しています。しかし前年比は86.2%と100%切りをつづけており、低迷の様子が見られます。

一方、ダイハツ「タント」が出荷停止となった隙をついてか、ライバル車種の「スペーシア」が販売数を拡大、ランキングは引き続き2位ですが、前年比は132%と好調です。またN-BOXが新型モデルとなって高額になったためか販売台数を落としているのに対し、スペーシアが増進したため、その差が1500台ほどにまで迫っています。もしかしたら不動の1位となっていたN-BOXの牙城をこの先突き崩すかもしれません。

3位から7位まで、スズキ「ハスラー」、日産「ルークス」、スズキ「ワゴンR」、スズキ「アルト」、三菱「デリカミニ/eK」と順に続いており、1月から変化がなく、上位陣が固まっている状態です。

ですが中でも、ハスラーは前年比134.5%、デリカミニ/eKは248.3%と好調で、今後の成長が期待されます。

8位に続く日産「デイズ」も、前年比241.4%と好調で、2023年11月にも発売された新型モデルが人気を博しているのかもしれません。

スズキ「ジムニー」は、13位から9位に。前年比も106.3%となっており、納車状況が少し改善している可能性もあります。

また、今までになかった車種も2月はランクインしました。それがホンダ「N-ONE」とマツダ「フレアワゴン」です。

N-ONEは、トールワゴンという最近では人気の出にくいジャンルですが、前年比も116%とやや好調で、13位に躍り出ました。ここにもダイハツ車不在の影響があるのかもしれません。

また、フレアワゴンもスペーシアのOEMであり、本来売れ線と呼べるものではありませんが15位にランクイン。前年比も123.2%と好調です。ランキング中唯一のOEM車となります。

サクラの急減速続く

《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉日産 サクラ

ダイハツ不正問題の影響で、2023年1月のランキングでは、比較的上位にいた「タント」「ミラ」「タフト」「ムーブ」が2024年1月のランキングでは、タントは8位、ミラは11位、タフトは15位、ムーブは12位となり大きく下落していました。2月ではこの傾向はさらに続き、タントが12位、ミラは14位、その他はランキングから姿を消しました。

そんな影響か、好調なクルマがあるのは前述のとおりですが、一方前年比がここ直近かなり厳しく今後が心配なクルマもあります。それが日産「サクラ」です。

ランキング中唯一のEVであるサクラは、少し特殊な存在でありますが、昨年はメキメキと販売台数を伸ばしていましたが、今月も含めここ数ヶ月前年比が50%代となっており、販売台数に陰りが見られます。順位こそ上げていますが、今後の行く末が注目されるところです。

N-WGNの前年比も73.5%と厳しめ。やはりトールワゴンの市況はかなり厳しいのかもしれません。

少しずつ状況に変化が…今後の変動に期待

《画像提供:Response》〈写真撮影:宮崎壮人〉スズキ スペーシア 新型

2024年2月は、1月に如実に現れたダイハツの不正問題の影響がさらに顕在化したほか、その位なくなった穴を埋めるように市況が変化しランキングに変化をもたらしています。そしてその結果か、スペーシアが不動の1位N-BOXに肉薄している状況です。今後の展開が楽しみな部分です。

一方、3月11日にダイハツ「タント」の出荷停止が解除されたことが発表されました。不正問題も少しずつ解決をみせており、今後出荷が再開すればまたランキングに変化をもたらすかもしれません。いずれにしても目が離せない状況が続くでしょう。

2024年2月 軽自動車 車種名別順位

順位 前月順位 ブランド通称名 メーカー 台数 前年比
1(ー) 1 N-BOX ホンダ 16,542 86.2
2(ー) 2 スペーシア スズキ 15,066 132.0
3(ー) 3 ハスラー スズキ 8,990 134.5
4(ー) 4 ルークス 日産 7,882 86.7
5(ー) 5 ワゴンR スズキ 7,603 94.0
6(ー) 6 アルト スズキ 6,128 95.2
7(ー) 7 デリカミニ/eK 三菱 6,009 248.3
8(↑) 9 デイズ 日産 5,637 241.4
9(↑) 13 ジムニー スズキ 3,755 106.3
10(ー) 10 N-WGN ホンダ 2,962 73.5
11(↑) 14 サクラ 日産 2,609 59.2
12(↓) 8 タント ダイハツ 1,963 25.2
13(↑) N-ONE ホンダ 1,691 116.0
14(↓) 11 ミラ ダイハツ 1,661 42.6
15(↑) フレアワゴン マツダ 1,509 123.2
出典:https://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/tushosoku

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