ランボルギーニという語しか知らない人必見!もっとランボルギーニについて知りたい
現行ウラカン・ペルフォマンテ
車に興味がなくても、「ランボルギーニ」という名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
この、スタイリッシュな車を見れば、多くの人は「ランボルギーニだ」と気づくでしょう。
ランボルギーニとは、イタリアの自動車メーカーのことを指していて、実際の車の車種名は別にあります。
正式名称はヌオーヴァ・アウトモービリ・フェルッチオ・ランボルギーニ SpA(Nuova Automobili Ferruccio Lamborghini SpA)。
スーパーもスーパーなスポーツカーメーカーとして、日本でも有名なランボルギーニ。
本記事ではそんなランボルギーニの現行車種およびランボルギーニにまつわる豆知識をご紹介しましょう。
■【豆知識①】えっ!?ランボルギーニの前身はトラック・トラクターから!?
※画像はイメージです
ランボルギーニ、今でこそスーパーカーのイメージしかありませんが、初めはトラックから始まったということ、ご存知でしょうか。
創業者のフェルッチオ・ランボルギーニは、第二次世界大戦後に、イタリアでトラックが不足していることに気づき、軍のトラックを民間向けに改造することで富を築いたと言われています。
そして、トラックの後はトラクターの自社開発に取り組みました。
前身がトラック、そしてトラクターから始まっていると聞くと、今のランボルギーニが手掛ける車との違いに少し驚きますよね。
■【豆知識②】今のランボルギーニが生まれたのはフェラーリのおかげ!?
フェラーリ488ピスタ
ランボルギーニとフェラーリは、2大スーパーカーブランドであり、ライバルなイメージがありますが、そんなランボルギーニの創業者、フェルッチオ・ランボルギーニは、フェラーリを所有していました。
フェラーリオーナーになったフェルッチオでしたが、当時のフェラーリにはクラッチに重大な欠陥がありました。
そこで優秀なメカニックでもあったフェルッチオは自らフェラーリを修理してしまいます!
当時のエキゾチックカーに少なからず不満を抱えていた彼は、この経験などから、自動車ビジネスに参入、結果、今のランボルギーニがあるといわれています。
今のスーパーカーブランド・ランボルギーニ。その根底に、フェラーリが存在していたとは…。
人生というものはどこでどう影響するかわからないものですね。
■【豆知識③】ミウラにムルシエラゴ、車種名のキーワードは『闘牛』!?
歴代のランボルギーニの車種名を見ていくと、
ミウラ
ムルシエラゴ
ディアブロ
ガヤルド
ヴェネーノなどなど。
一体、どういう意味なの?と思ったことはありませんか?
実は、ランボルギーニの車の多くは、あるテーマに沿って車種名がつけられています。
その答えはズバリ、「牛」、もっと厳密に言うと、「闘牛」にちなんだワードから付けられているんです!
ミウラ…伝説の闘牛牧場ミウラ、そしてそのオーナーのドン・アントニオ・ミウラから。ミウラ以降、ランボルギーニの車種名は闘牛にちなんだネーミングになっています。
ムルシエラゴ…闘牛「ムルシエラゴ」の名前から。ムルシエラゴはコウモリという意味。
ディアブロ…伝説の闘牛「ディアブロ」の名前から。ディアブロは悪魔という意味。
ガヤルド…闘牛飼育家のフランシスコ・ガヤルドという人物から。
ヴェネーノ…闘牛士ホセ·サンチェス·ロドリゲスを突き死亡させた闘牛、「ヴェネーノ」から。ヴェネーノは毒という意味。
などなど。
そして、お気づきの方もいるかもしれませんが、ランボルギーニのエンブレムにも、ちゃんと闘牛がデザインされていますよね。
ランボルギーニのロゴTシャツ
ランボルギーニ現行車種一覧
※情報は2018年現在のものです
■① ドアが横開き!手に取りやすい?ウラカン
ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダー
ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダー
ランボルギーニ ウラカン
ランボルギーニ ウラカン
■ 【ざっくり】ウラカンの特徴・オススメポイント
ランボルギーニのウラカン。現行車種で、貴方がとにかく、なんとしてもランボルギーニが欲しいんだ、と思った場合、オススメしたい一台です。
ウラカンは、次項のアヴェンタドールSに比べれば、比較的手に取りやすいランボルギーニと言えるでしょう。(お値段的な意味で)
ウラカンの特徴はなんといっても、横開きのドア。ランボルギーニの多くは、跳ね上げ式のドアを採用していますが、このウラカンは一般的な開き方をします。
ドアをガレージの天井にぶつける心配がないので、普段使いにもオススメです。
また、ウラカンのエンジンフードは、折り紙をイメージして作られており、アヴェンタドールSに比べ、丸みを帯びた、ころんとしたシンプルなデザインになっています。
お値段は約2280万円~ほど。
■②これぞランボ!?アヴェンタドールS
ランボルギーニ アヴェンタドールS
ランボルギーニ アヴェンタドールS
■ 【ざっくり】アヴェンタドールSの特徴・オススメポイント
ムルシエラゴの後継車種として2011年に登場したのがアヴェンタドールです。
そしてアヴェンタドールの新世代モデルとして2017年に発売されたのが、アヴェンタドールSです。
最新の技術が多く採用され、従来のアヴェンタドールよりも強化されました。
アヴェンタドールSはウラカンと違い、V型12気筒エンジンを積んでいます。(ウラカンはV10)
やっぱりスーパーカーはV12でしょ、という方はウラカンではなく、アヴェンタドールSがオススメです。
また、ウラカンと違い、アヴェンタドールは跳ね上げ式ドア(ドアが上に開くタイプです)を採用しています。
ウラカンもカッコイイですが、「the・ランボルギーニ」感を求めると、やはりアヴェンタドールSに軍配が上がりますね。
とにかくカッコイイ、とにかく走りがスゴイ、とにかくスーパーカー!
お財布に余裕があれば、ぜひ手に入れていただきたい一台です。
お値段はモデルにもよりますが約4400万円~ほど。
【参考】アヴェンタドール
ランボルギーニ・アヴェンタドールLP 700-4
アヴェンタドール LP750-4 Superveloce
■③期待のルーキー!ランボルギーニの手掛けるSUV・ウルス
ランボルギーニ・ウルス
ランボルギーニ・ウルス
■ 【ざっくり】ウルスの特徴・オススメポイント
近年のランボルギーニを語るのに欠かせない一台…。とくれば、このウルスでしょう。
高級車メーカー(マセラティやロールス・ロイス、ベントレー、ジャガー他)が続々とSUVを発売する中、ランボルギーニの放った一手、それがSUVタイプのウルスでした。
ランボルギーニは、ウルスを世界最速のSUVと謳っています。
もちろん、ウルスはその名に恥じないスペックを掲げています。
最高速度は、305 km/h。加速0-100 KM/H (0-62 MPH)は3,6s。
最高出力は650PS/6000rpm、最大トルクは850Nm/2250-4500rpmと言うから驚きですね。
ウルスは2018年より発売開始とされています。
気になる新車価格は、ランボルギーニの中では比較的手に取りやすい!?参考小売価格は2574万円(税別)と発表されています。
ウルスはSUVである分、ウラカンや、アヴェンタドールよりも「ランボルギーニ」感が多少薄れますので、近所の目を気にする方、普段使いを気にする方、家族でアウトドアを楽しみたい方にはこのウルスがオススメです。
最後に
いかがでしたか。本記事では、誰もが知っているあの有名なスーパーカー、ランボルギーニの現行車種&ランボルギーニにまつわる豆知識についてご紹介いたしました。
ランボルギーニって何?という初心者の方でも、本記事で少しでもランボルギーニに親しみを感じていただけたら嬉しいです。