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三菱 パジェロイオ|スペック、燃費評価、リフトアップ法も紹介

三菱 パジェロイオ|スペック、燃費評価、リフトアップ法も紹介

あの三菱パジェロのサイズ感をミドルクラスに凝縮して制作されたパジェロイオ。ダカールラリーでも優勝経験を果たし、その姿も相まって1990年代、RVブームに乗り販売台数を大きく伸ばしました。今回は、パジェロイオが愛された理由をまとめてご紹介します。

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三菱 パジェロイオとは?

三菱 パジェロイオ

三菱 パジェロイオ

街乗りしやすい手ごろなサイズ感で登場した三菱のパジェロイオ。本格的なオフロード走破性を兼ね備えた小型のSUVとして、存在感を発揮しました。

日本では1998年にパジェロジュニアの後継車として発売されたのち、2007年に販売終了しました。後継車はRVRです。

三菱のSUV アウトランダースポーツ(RVR)

三菱のSUV アウトランダースポーツ(RVR)

三菱 パジェロイオのターボとは

2000年の7月3日、パジェロイオはガソリン直噴ターボエンジン「GDIターボ」を搭載し、発売に乗り出しました。

特徴として、ベースとなる1.8リッターGDIエンジンと同等の燃費を確保しながら、2.4リッター並みの出力特性を実現させたという点があります。

また、レスポンスに時間がかかる、ターボラグを解消していることから、ドライビングも格段と良くなっただろうといえます。

当時、意識していたであろうトヨタのSUV「RAV4」に対抗するべく、三菱が打ち出した新兵器の価格帯は、当初、ベース車より7万円高い210.0万円で発売されていました。

三菱 パジェロイオの評価は

乗り心地に対する評価は、特別悪いという声はなく、ショートホイールベースながら快適である。という声も上がるほどです。

ただし、4000回転を超えたあたりからは、音がうるさくなる傾向にあり、エンジン回転そのものは低く抑えられているので、トータルでみるとオフロード車にしては静かな印象があるようです。

走行性能の評価として、低中速でのトルクを厚くセッティングされていることにより、車両重量も軽いので、停止状態からの発進した時の加速は機敏であることが、高評価を受けています。また、オフロード性能はさすがパジェロの仲間ということで、評価は高くなっています。

実用性の評価として、2駆走行時は後輪駆動になり、車としての面白さも併せ持っていたこともあり年齢層の広い支持につながりました。

また、ロングノーズながら視点の高さも評価を得ていて、女性にも運転しやすいことが高評価とつながりました。

装備として、NAVI装着グレードには7インチ2DIN‐AV一体型HDDナビゲーション(富士通テン製)を装着。

安全装備として全車にデュアルエアバッグ(サイドはメーカーオプション)、ABS+EBD(電子制御制動配分装置)、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトを標準で装着し、装備面でも評価は悪くありませんでした。

売りにしていた燃費評価は

パジェロイオ

燃費は、「1.8アクティブフィールドエディション4WD」の場合で、10.8㎞/L(10・15モード)グレードにもよりますが、10.8~13.0㎞/Lとなっています。実燃費は、8.02~14.57㎞/Lと、カタログ燃費と同等程度となっています。

燃費に対する評価としては、高速道路走行や長距離を走る際は燃費が良いという評価が高く、パジェロイオは長距離走行向きであるということがみうけられます。

また、運転の際のポイントとして、やや強めの加速、エンジンブレーキ、一定のアクセル開度を意識することで、低燃費につながるようです。

三菱 パジェロイオの内装

シンプルながら使いやすいインパネ周り、メーターはみやすい独立メーターを配置。ATのシフトノブとスーパーセレクト4WDのシフトノブはそれぞれフロアから配置されています。

前席は独立式のシートで、リアは6:4分割のベンチタイプが採用されており、3ドア、5ドアと仕様によって全席助手席側のシート可動域が違う構造になっています。

また、前席のヘッドレストを外すと、簡易ではありますがリアシートとフルフラットとしても使用できます。

簡易ベッドとしても使用できることから、オフロード仕様のパジェロイオはキャンプ地でも目立つ存在として人気を博していました。

中古を買うなら故障にも注意を

これまでパジェロイオに関しての魅力を記載してきましたが、中古車を購入する際には注意すべきポイントもあるようです。それは、アイドリング不調やエンストといったエンジン系のトラブルです。

その原因とされるのが、スロットルポジションセンサーとエンジンコンピューターで、特に平成10年5月~12年3月に生産された車両に多くみられる傾向にあります。

スロットルポジションセンサーは内部部品の耐摩耗性が低いため、経年劣化で摩耗するとアクセルを踏んでも加速しないことや、エンジンが吹けない、アイドリングが安定しないといった症状が発生するのです。

ECUはデータに不備があり、アイドリング中にエンストを起こすことや、発進時にストール気味になるという不具合も発生します。

そのような不具合を起こしかねない傾向の車両は、H61W・H66W・H71W・H76Wの1.8リットルエンジンの車両です。

三菱 パジェロイオのリフトアップ方法

パジェロイオは発売当初リフトアップするにあたり、キットやパーツが市販されていました。

・メンバーダウン:当時、パジェロイオ用の4インチメンバーのダウンキットが1社から出ていたようです。

・コイルスペーサー(ソーサーともいう):当時パジェロイオ用のコイルスペーサーはいくつか出ていました。ブロック長は何種類か選択ができたようです。

・サスペンション:当時、3社からパジェロイオ用のコイルスプリングとショックアブソーバーの両方が出ていたようです。

今でも、Amazonなどでパジェロイオ用のリフトアップサスペンションキットが販売されています。また、ダウンサスも販売されていることから、まだまだ、パジェロイオを楽しむことはできそうです。

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まとめ

パジェロイオは悪路の多い海外でも根強い人気を博しています。

中古も国内相場より海外相場が高いことから、その人気ぶりがわかります。総評として、実際の購入者からも高い評価を得ているパジェロイオ。コンパクトSUVであるパジェロイオは未だ衰えを知らない車両といえるでしょう。

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