トヨタのライズと兄弟車のロッキー。SUVの頼もしさはそのままに、リッターカーということで維持費の安さも魅力です。基本構造はライズと一緒ですので、走行性能などは変わりませんが、エクステリアやインテリア、また装備などに違いがあります。
ちょうどよいサイズのSUVなので、販売台数を順調に伸ばしています。兄弟車ですので、主にライズとの違いに注目して人気の理由を探っていきましょう。
エクステリアの違い
ロッキー
エクステリアでは、ロッキーはヘキサゴングリルが採用されて力強いイメージがあります。それに対して、ライズはバンパー下までグリルがあるので、迫力を感じさせるデザインです。しかしグリルのみの違いで、ボンネットやヘッドライト周りは一緒のデザインです。
またリア周りのスタイルも同じなので、大きな違いはありません。ロッキーの専用カラーとして、コンパーノレッドがあります。
標準装備の違い
ロッキー
ロッキーは、エントリーグレードまで全車フルLEDヘッドランプが標準装備されている点が見逃せません。
また、昨今は必須ともいえる予防安全装備としては、スマートアシストのうち衝突回避支援機能が全車標準装備となっていることが、トヨタ・ライズとの大きな違いといえるでしょう。ライズの場合、エントリーグレードのXではスマートアシストはオプションでも選択できません。
ロッキーは、ダイハツ最新のコネクトサービス「ダイハツコネクト」の対応車となっているので、対応するディスプレイオーディオやナビを装着することで利用することができます。ダイハツコネクトは車載通信機を利用せず、ユーザーのスマホと連携することで様々なコネクテッドサービスを実現します。
■6位:マツダ CX-30
CX-30 100周年特別記念車
CX-30は2019年10月から発売されているモデル。マツダ3がベースとなっており、CX-3とCX-5の中間のサイズです。デビューから1年も経っていませんが、ランキングの6位に入っていることから、一定の支持を集めているといえるでしょう。
2020年1月からはスカイアクティブXを搭載したグレードも発売されており、パワーユニットのバリエーションも優れています。CX-30は質感もよく国産車と輸入車の間に位置する存在です。マツダ3と似たような構成ではありながらも、内装の加飾なども上質なものを採用しています。
上質なデザインは、ドイツ車をも彷彿とさせるもの。国産車でありながらも、質の高い内装デザインを求める方にぴったりのモデルです。価格においても他の国産車よりも少し高めでありながらも、輸入車ほど高くありません。
■7位:トヨタ ハリアー
ハリアー
2020年6月にモデルチェンジしたハリアーは、6月17日の発売にも関わらず既に上半期の販売台数で7位になっています。
先代モデルは2013年から販売が続けられてきましたが、それでもブランド力から人気モデルとなってきました。2020年4月の時点でプロトタイプが発表されてから、話題を集めてきたモデル。
発表してからすぐに納車待ちとなっており、その人気の高さが伺えます。新型モデルではボディサイズが少し大きくなっていること、またクーペSUVのスタイルになっていることが特徴です。
しかし新型になっても、ハリアーらしさが感じられるデザインは変わりません。ラグジュアリーで都会の街乗りにふさわしいモデルです。
■8位:マツダ CX-5
CX-5
CXシリーズの中核モデルとなるのがCX-5。2012年に初代モデルが発売されてから、2017年に魂動デザインを強化してモデルチェンジされました。内外装の質感が高められているモデル。ディーゼルターボエンジンを選択することもできるので、ロングドライブにぴったりです。
マツダはクリーンディーゼルにも力を入れており、音も静かで加速も快適にこなします。燃費がよいので、特に長距離の移動が多い方に魅力的なモデルとなります。もちろんマツダの内装の質感の高さもCX-5の人気の理由です。
■9位:スバル フォレスター
フォレスター
現行型フォレスターは2018年7月から発売がされています。インプレッサで導入されているスバルグローバルプラットフォームを採用しているので、ハンドリングと安定性に優れています。フォレスターの魅力は、なんといってもオフロードでの走破性。
本格4WDに劣らない駆動力と走破性を持っていることが特徴です。全車4WDを採用しており、性能を重視した作りになっています。オフロードでの性能を重視される方にぴったりといえるでしょう。
■10位:日産 エクストレイル
エクストレイル
エクストレイルは日産が販売しているミドルクラスSUVで、アウトドア向けの機能が充実しているモデルです。アウトドアから街乗りまで活躍します。悪路でも走破性も優れており、インテリジェント4×4というシステムが走行状況に合わせて3つのモードから切り替え可能です。
3列7人乗り仕様も選べるほか、シートアレンジが豊富で、シートや荷室が水や汚れに強いこともエクストレイルの人気の理由です。スキーキャンプに出かけたときに、汚れた荷物があっても問題ありません。
通常の車では気を遣ってしまう場面でもエクストレイルなら気にせず積載できます。アウトドアを楽しみたい方に人気があるモデルです。
まとめ
2020年上半期の人気SUVランキングを紹介してきました。
コンパクトSUVのラインアップも増えており、コンパクトカーか大きなボディのSUVまでラインアップが豊富です。RAV4のような本格SUVも販売されており、アウトドアに活躍しそうな車を選ぶこともできます。
ハリアーのようにモデルチェンジしたばかりの車種もありますので、下半期にどのような車が売れるのか楽しみです。