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レクサス UX|エントリーSUVの魅力を徹底解説!ライバルとの比較も

レクサス UX|エントリーSUVの魅力を徹底解説!ライバルとの比較も

レクサス UXって、小さくて安いだけが取り柄のSUVでしょ、なんて思っていませんか? 実はUXは、小粒でもレクサスの本質をきっちりと実現した、サイズや価格だけで選ばれるにはもったいないほどの魅力に溢れた最新SUVなのです。そこで、その魅力があなたにぴったりかどうか、一緒に確かめていきましょう。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


小さくてもレクサス!末っ子高級SUV、レクサス UX

レクサス UX250h

レクサス UX250h

比較的大型の車両が多くラインナップされる、国産随一の高級ブランド、レクサスの中で、最もコンパクトなSUVが、2018年11月に発売されたUXです。

全長は4.5m、全幅は1.84mとコンパクトサイズなだけでなく、全高も1.54mと低めで、立体駐車場でも対応している場所が多く都市部でも使いやすいのが特徴。

また、ボディサイズだけでなく、価格もコンパクト。エントリーグレードの2.0リッターエンジン車では400万円を切る新車価格が設定されているなど、レクサス車としては税抜き価格で約350万円に設定されているハイブリッドコンパクト、CTに次いで2番目に廉価なモデルとなっています。

レクサス UX

レクサス UX

しかしUXが、それらボディサイズや価格のみが売りの薄味なSUVかと決めつけてしまうのは大間違い。

最小・最廉価クラスとはいえレクサスの名に恥じない、フレッシュな新規顧客を積極的にレクサスブランドに連れてこれるだけの実力を持った魅力たっぷりの最新SUVなのです。

そんなUXの魅力について、3点にまとめましたので、ご紹介していきます。

UXの魅力1. 完熟のレクサスデザインによる内外装

レクサス UX250h

レクサス UX250h

ボディサイズが小さいと、外装の造形幅も狭まってしまい、どうしてもエモーショナルなデザインにはしにくいということは、軽自動車を見ればわかることです。

しかし、UXは、前後方向・幅方向ともに、驚くほどに彫りの深い、彫刻的とまでいえるようなアグレッシブなエクステリアデザインとなっています。これは、室内空間の広さばかりを追求しないという思い切りによるもの。

レクサスデザインのアイコンである「スピンドルグリル」からボンネットに伸びていくラインは、フロントフェンダーの縁取り部分とも共鳴しながら後方へ伸びていき、躍動感のあるボディサイドの造形を経て、特徴的なスポイラー形状のテールランプまで繋がっていきます。

ボディ部は分厚く力強い印象でありながら、キャビンはキツめに絞り込まれてまるでクーペのようなスポーティさ。このコントラストも、UXの魅力です。

シャープなL字形状のデイライトが上部に配置されたヘッドライトは、今年後半の発売が予定されている新型ISとの共通性も感じさせる、レクサス最新トレンドを先取りしたもの。

サイズは小さいながらも迫力や威厳をも感じる、レクサスらしい表情を前後左右に採用しています。

レクサス UX Fスポーツ インテリア(フレアレッド)

レクサス UX Fスポーツ インテリア(フレアレッド)

また、インテリアデザインもパーソナル感がありつつも高品質さを感じさせる独特なデザインです。

特にドライバーから見てステアリングが中心に、そこから左右の機能パーツがドライバーの方へ向くようにデザインされたスポーティなダッシュボードは、まるでSUVとは思えず、スポーツクーペのダッシュボードのような印象すら与えます。

インストゥルメントパネル上部には和紙のような質感のオーナメントを設定するなど、素材感から日本の美意識を活かしたデザインは、レクサスらしいおもてなし感のあるものです。

インテリアカラーとして、レクサス車でお馴染みのホワイトや茶系のオーカーの他にも、クールな印象のブルー系インテリア「コバルト」が設定されている点もUXのファッショナブルさを押し上げています。

UXの魅力2. 奥深い走り味を実現した走行性能

レクサス UX

レクサス UX

TNGA思想に基づくGA-Cプラットフォームを採用しているUXは、高剛性でありつつ軽量、低重心で、ドライバーの操作にしっかりと、レスポンスよく反応する操作性を実現。

乗り心地を確保しつつも、SUVだからといって舗装路での走りの質感を諦めず、加減速・操舵のそれぞれの動きを連続してスムーズに行える、レクサスらしい乗り味の追求が行われた結果、新世代レクサスの合言葉である「すっきりと奥深い」走りを実現しています。

レクサス UX200 Fスポーツ

レクサス UX200 Fスポーツ

また、レクサス車でお馴染みのFスポーツ仕様では、よりスポーティさを増した内外装の演出だけでなく、路面状況に応じたきめ細かな減衰力制御を可能にするリニアソレノイド式AVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)や、リヤ側のパフォーマンスダンパーを装備するなど、より一層高次元な操縦安定性と乗り心地を両立。

まるでクーペのようなスポーティな内外装に違わない、「走れる」SUVの筆頭として、普段使いから実感できる乗り心地の良さです。

UXの魅力3. ハイブリッドとガソリンから選ぶ愉しみ、EVも!

レクサス UX250h

レクサス UX250h

より高回転まで気持ちよく回り切る2.0リッター 直列4気筒ガソリンエンジンと、同エンジンをベースにハイブリッド化した2.0リッター 直列4気筒ガソリンハイブリッドシステムの2種類から選べるUXのパワートレインは、出力差だけでなく、求める性格に応じて選べる楽しさがあります。

どちらも40%超という世界トップレベルの熱効率を誇る「ダイナミックフォースエンジン」なので、WLTCモード燃費はガソリンエンジン車でも16.4km/L、ハイブリッド仕様 2WDでは22.8km/Lという低燃費を実現。

エントリークラスだからといって余裕のないエンジンで我慢する、なんて時代はもう終わりのようですね。

レクサス UX300e(欧州仕様)

レクサス UX300e(欧州仕様)

また、いつどのように自社製自動車の電動化を推進するのか注目されるレクサス/トヨタの中でもまだまだ珍しい完全EVモデルも、海外市場向けのUXに新たに追加されています。

UX300eという車名となるこのモデルは、出力レベルを示す数字が「300」であることからも分かる通り、既存の250hよりもさらに上位の動力性能を持つことが暗示されており、見かけの航続距離のためにドライバビリティを犠牲にしない、レクサスならではのEVとなることが予想されています。

UX300eは、中国や欧州へ先行して投入されますが、2021年以降での日本市場導入も期待されています。

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レクサス UXのスペック

【レクサス UX200 ベースグレード】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,495mm×1,840mm×1,540mm
ホイールベース2,640mm
最大乗車定員5名
車両重量1,470kg
燃費WLTCモード:16.4km/L
エンジン種類直列4気筒 1,986cc
エンジン最高出力128kW(174PS)/6,600rpm
エンジン最大トルク209N・m(21.3kgf・m)/4,000-5,200rpm
駆動方式前輪駆動(FF)
トランスミッションCVT
(2020年9月現在 レクサス公式サイトより)
【レクサス UX250h ベースグレード 2WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,495mm×1,840mm×1,540mm
ホイールベース2,640mm
最大乗車定員5名
車両重量1,550kg
燃費WLTCモード:22.8km/L
エンジン種類直列4気筒 1,986cc
エンジン最高出力107kW(146PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク188N・m(19.2kgf・m)/4,400rpm
モーター種類交流同期電動機
モーター最高出力80kW(109PS)
モーター最大トルク202N・m(20.6kgf・m)
駆動方式前輪駆動(FF)
トランスミッション電気式無段変速機
(2020年9月現在 レクサス公式サイトより)

レクサス UXとライバル車を徹底比較!死角はないのか?!

レクサス UX200

レクサス UX200

UXが、小粒でもレクサスの魅力に満ちた意欲的なSUVであることをお伝えしてきました。

しかし、世はSUVブーム真っ盛り。ライバルは他社だけでなく、同列の身内にも存在するほどの激戦区ですので、UXをライバルと詳しく比較してみたいと思います。

レクサス UX vs BMW X1

BMW X1(欧州仕様)

BMW X1(欧州仕様)

ボディサイズとしてはレクサス UXとほぼ同等で、ガチンコのライバルとなるのが、BMW X1です。

現在販売されているのは2015年に発売された2代目のマイナーチェンジモデルとなっていますが、先代のずんぐりむっくりした印象からは一転、2代目では一気にSUVらしい力強さあふれるデザインとなりました。

UXの都会派SUVというスポーティな印象に対して、X1はより正統派の、クロカンの匂いをも感じさせるSUVらしさが漂います。どちらがお好みかは皆様次第ですが、方向性の違いは外装だけにとどまりません。

BMW X1(欧州仕様) インテリア

BMW X1(欧州仕様) インテリア

なんと、X1のエントリーグレードとなるsDrive18iでは、1.5トンの重量級ボディに対して1.5リッター 直列3気筒ガソリンターボエンジンが搭載されているという、欧州勢が先行しているダウンサイジングターボの典型例のような小排気量っぷり。

出力ではUXの2.0リッター 直列4気筒に譲りますが、トルクではUXを圧倒。加速性能の問題なのか、燃費値自体はさほど伸びておらずUXに軍配が上がるのですが、気頭数がひとつ減ったことによる軽快な鼻先は、BMWらしい走りの楽しさにも一役買うことでしょう。

しかし、UXは、その発売時期の新しさと装備内容の充実というアドバンテージがありながら、価格がX1比で数十万円も安くなっているという大きなポイントがあります。

荷室の使い勝手など、X1のボディのスクエアさが活きる場面もあるのですが、総合的に見て、UXの方が戦闘力が高そう。X1の次期型への更新も待たれます。

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BMW X1のスペック

【BMW X1 sDrive18i スタンダード】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,455mm×1,820mm×1,610mm
ホイールベース2,670mm
最大乗車定員5名
車両重量1,520kg
燃費WLTCモード:13.0km/L
エンジン種類直列3気筒 1,498cc
エンジン最高出力103kW(140PS)/4,600rpm
エンジン最大トルク220N・m(22.4kgf・m)/1,480-4,200rpm
駆動方式前輪駆動(FF)
トランスミッション7速DCT
(2020年9月現在 BMW公式サイトより)

レクサス UX vs トヨタ C-HR

トヨタ C-HR GRスポーツ

トヨタ C-HR GRスポーツ

レクサス UXの敵となるSUVは海外メーカーや国内他社だけにあらず、なんとトヨタにも存在します。

UXと同じGA-Cプラットフォームを採用する、トヨタのスタイリッシュなコンパクトSUV、C-HRも、サイズ的にはUXとガチンコのライバルとなっています。

UXと見比べても見劣りしない、むしろさらに絞り込まれたキャビンなど、よりスポーティさ一直線といった印象のスタイリングは、登場当初は戸惑いの声も聞かれましたが、現在では大ヒットモデルとなったことは明白ですよね。

トヨタ C-HR インテリア

トヨタ C-HR インテリア

ボディサイズとしては、C-HRは全体的に少しずつ小さいのですが、ホイールベースは同一。ルックスの印象では、両車ともフロントオーバーハングが短いのに比べて、UXのリアオーバーハングはやや長めで、引き締まったC-HRに比べてエレガントさを感じさせるところですね。

また、ハイブリッド仕様もガソリン仕様も2.0リッターエンジンを使用するUXに対して、C-HRのハイブリッドは1.8リッター、ガソリン仕様はなんと1.2リッターターボと、排気量を抑え目にしたダウンサイジング傾向がC-HRからは見て取れます。

ガソリン車限定ではありますが、新たに6速MTが、一般グレードでも選べるようになったこともC-HRの面白いポイント。UX同様に舗装路上でも安定した運動性能がありますので、小粋なスポーティハッチバック車として乗りこなすのも楽しそうです。

レクサスの丁寧な仕上げやアフターサービス、店舗での応対などはないものの、C-HRの方が約150万円近く安いとなると、その価格差に2台の差を合理的に見出すのは難しいところかもしれません。

もちろんUXも、レクサスバッジの料金だけではなく、豊富に選べるインテリアカラーや、2.0リッターエンジンの余裕ある走りなど、ブランド品ならではの強みがあるのですが、土俵の違う2台を比べてしまっているということかもしれませんね。

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トヨタ C-HRのスペック

【トヨタ C-HR S-T 6MT 2WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,390mm×1,795mm×1,550mm
ホイールベース2,640mm
最大乗車定員5名
車両重量1,390kg
燃費WLTCモード:15.4km/L
エンジン種類直列4気筒ターボ 1,196cc
エンジン最高出力85kW(116PS)/5,200-5,600rpm
エンジン最大トルク185N・m(18.9kgf・m)/1,500-4,000rpm
駆動方式前輪駆動(FF)
トランスミッション6速MT
(2020年9月現在 トヨタ公式サイトより)

レクサス UXの新車・中古車価格まとめ

レクサス UX250h

レクサス UX250h

UXの価格は、主に2種類のパワートレインと、4種類のトリムグレード、そしてハイブリッド車では2WDとAWDの駆動方式も選択できます。

パワートレインは既述の通り、2.0リッターガソリンと2.0リッターハイブリッドの2種類。グレードにもよりますが、約30万円ほどハイブリッドが高価に設定されているので、ご自分のライフスタイルにどちらがぴったりかの検討が必要です。

トリムグレードは、シンプルなベース、ステアリングヒーターや合成皮革のL tex製シートなどが追加される「バージョンC」、内外装の専用意匠とサスペンションチューンが盛り込まれた「Fスポーツ」、本革シートや遮音タイプのフロントドアガラスなど豪華装備満載の「バージョンL」から選ぶことができます。

このグレードの中でおすすめはバージョンC。ベースとの差額は約20万円ほどですが、追加される装備のほかに、ベースではオプション装備すらできないブラインドスポットモニターなどの先進装備が選べるようになる点もおすすめです。

2020年9月現在の税抜き新車価格帯としては、最も廉価なUX200のベースグレードが約361万円、最も豪華なUX250h バージョンLのAWD仕様が約495万円となっています。

レクサス UX250h

レクサス UX250h

コンパクトSUVは国産ブランドからもライバル多数なこともあり、新車価格はどうしても割高に見えてしまうUX。中古車で探したいところですが、まだまだデビューから日が浅いこともあり、なかなか在庫車両が多くありません。

2020年9月現在の中古車市場では、UXの在庫台数は60台。レクサスのSUVとしては、フラッグシップのLXよりも少ない在庫しか確認できません。

中古車平均価格も税抜き約426万円と、新車価格とそう変わらない平均価格で推移しています。これは、車両価格が安めなガソリン車が16台しか在庫されておらず、過半数が高価なハイブリッド車であることも影響していそう。

新車では納期が長くなるという情報も出ていませんし、現在はまだ中古車はおすすめしにくいのが現状です。

まとめ

レクサス UX

レクサス UX

UXの魅力についてご紹介してきました。レクサスらしい先鋭のデザインと、細かな配慮が行き届いたおもてなしの車作りは、コンパクトSUVクラスでも一際輝いていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

魅力の一つである運転のしやすさ、楽しさは、文章では伝えづらいところですので、是非レクサス販売店で試乗をされることをおすすめいたします。

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