【2020年版】最新・人気・おすすめSUVを選ぶならどれ？

ここでは自販連※1と全軽自協※2が発表した2020年1月度の販売台数TOP3を取り上げます。

本来ならスズキ ハスラーが1位…と例年ではくるはずでしたが、フルモデルチェンジの直前ということで台数を大幅に落としていることから3位に後退。しかし、新型が好調に売れていることから2月からは1位に返り咲くことは間違いありません。

※1：日本自動車販売協会連合会
※2：全国軽自動車協会連合会

2020年1月度販売台数10,220台

コンパクトSUVとしてダイハツのロッキーとともに登場したトヨタのライズは、発売から約1か月の受注台数が約3万2000台という好調な滑り出しで、2020年1月にはプリウスやアクアを押さえ、登録車首位の販売台数を記録するなど、SUVにとどまらない人気車となりました。

人気の理由はコンパクトで扱いやすい5ナンバーサイズであることと、160万円台からという低価格設定でありながらも、SUVとしての性能と機能、そしてスタイリングを持たせたことにあります。

SUVブームでの中、次々と登場する新型車がボディサイズが大きく取り回しに難のある3ナンバー車ばかりで、しかも普通乗用車としては高額となることがネックで、SUVが欲しくても手が出せないという懸念点がありました。

その条件を企画・製造を担当したダイハツがブーンやトールといったコンパクトカーで培った技術でクリアし、ユーザーが今望んでいるSUVを実現しました。

人気の理由はコンパクトで扱いやすい5ナンバーサイズであることと、160万円台からという低価格設定でありながらも、SUVとしての性能と機能、そしてスタイリングを持たせたことにあります。

発売からまだ日が浅いにもかかわらず、非常に多くの中古車が流通しています。

価格は新車と大きくは変わりませんが、オプション類分ぐらいがお得という感じです。中にはオプションやカスタムで新車よりも高い車もあります。

2020年1月度販売台数　5,549台
発売年月日　2019年4月

RAV4は、普段使いとしても使いやすく、99％は舗装路を走行する一般ユーザーに受け入れやすい、乗用車ベースのクロスオーバーSUVの元祖として世界中のメーカーに影響を与えました。

しかし、2019年4月に登場した5代目モデルはそれまでのイメージを一新、オフロードイメージを高めたデザインや機能を充実させています。トヨタには高級SUVのハリアーとスポーツSUVのC-HRがあり、テイストを明確にしたと思われます。

パワートレインは「ダイナミックフォース エンジン」と呼ぶ新世代2.0L直噴ガソリンエンジンと、新型2.5Lハイブリッドシステムが搭載されます。

4WDシステムには2.0L車に新開発の「ダイナミックトルクベクタリングAWD、ハイブリッド車には電気式AWDシステムの「E-Four」を採用しています。

ボディサイズは歴代モデルの中ではもっとも大きく、得に車幅が1,865mmもありCX-5の1,840mmを大きく上回ります。そのため、ちょっと取り回しは不利ですが室内スペースは格段に広く快適になっています。

2WDの設定があるのは2WD、4WDともに「X」グレードのみ。また、2.0L車と2.5Lハイブリッド車の価格差は約60万円となっています。

新型 RAV4中古車価格：225～463万円
全モデルまでの中古車価格：29～181万円

さすがに新型 RAV4はまだ流通量も少なく、価格も高値となっています。それにひきかえ全モデルはお買い得感もあり、無理して新型を購入するよりも楽しいSUVライフを楽しめます。

2020年1月度販売台数　5534台
発売年月日　2020年1月

モデルチェンジ直前でも5,000台を超える販売をキープするなど、2014年のデビューから安定して高い人気を誇るハスラーもついに新型となりました。

2020年1月にフルモデルチェンジされて2代目となった新型ハスラーは、軽ワゴンとSUVを融合させたパイオニア的存在の先代とキープコンセプトのデザインですが、よりスクエアになり、ジムニーにも通じるSUVの高めいデザインとなりました。

また、最低地上高は180mmを確保し、アプローチアングルは29°、デパーチャーアングルを50°にするなど先代以上に走破性が高められています。

NAエンジンは新型になり、ターボ車のエンジンにR06A型が継続搭載され、CVTは軽量化と高効率化された新型となっています。さらに、マイルドハイブリッドシステムが搭載され、加速時にモーターアシストされることで低燃費を実現しています。

先代が大ヒットしたことから、新型の期待感は高くヒットは間違いなしと言われていますが、先代の可愛らしいルックスが女性にも人気であったことから、新型のごつごつしたデザインを敬遠する可能性もあります。

新型ハスラーの燃費は、全車マイルドハイブリッドを採用しているので

JC08モード燃費は27.8～30.4㎞/L、
WLTCモード燃費は23.4～25.0㎞/L

という軽自動車でもトップクラスの低燃費となっています。

ツートンカラーを選ぶと上記の価格に44,000円プラスとなります。また、新型ハスラーはスズキ・セーフティ・サポートが標準装備されていますが、非装着車を選ぶこともできます。その場合は84,700円マイナスとなります。

スズキ・セーフティ・サポートには多彩な装備と安全機能がセットされていますので、できれば、グレードを落としてでも装着車を選ぶことをおすすめします。

出たばっかりなのに、もう多くの新型ハスラーが中古車市場に出回っています。さすがに価格的には新車とほとんど変わりませんが、オプション分程度は安くなっているので、納期がかか新型よりもお得感はあります。

また、先代モデルは幅広い価格帯となっていますが、今後新型を購入した人の下取りや買取りで多くが市場に流入することで、供給過多となり相場が下がる可能性があります。

先代モデル狙いの人はもう少し待った方が良いかも知れません。

販売年月日　2017年12月

マツダが、国内ミニバン市場は先細りしているとして、3列シートSUVでミニバンに替わる新たな市場を作り上げる車種として登場したのがCＸ-8です。マツダはミニバンのプレマシーとビアンテというミニバンの販売を終えています。

CＸ-8の3列目のシートは補助席ではなく、全高はミニバンよりも低いながらも、6人ないし7人がしっかりと座れるミニバンのような乗り心地を追求しています。

また、CX-5から始まった「魂動（こどう）」デザインを全面採用したスタイリッシュなエクステリアと、マツダのクロスオーバーSUVの最上位モデルらしい高品質のインテリアを備えています。

また、2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンと、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンと同ターボエンジンという3種にエンジンをラインナップしています。