■Q7:3列7人乗りも選べる大型SUV
アウディ Q7
四輪駆動システム「クワトロ」で定評を得ていましたが、SUVと呼べるようなモデルをラインナップしてこなかったアウディ初のSUVがQ7でした。
現在の充実したSUVラインナップからは想像できないことですが、2006年の登場当初はまだまだ高級車ブランドのSUVは出現し始めたばかりでした。アウディとしても戦々恐々としながらのデビューだったのではないかと思いますが、Q7は登場するや否や人気モデルに仲間入りし、現在に至ります。
初代と同じく3列シート7人乗りの設定もあるQ7は、SUV感が薄く都会的なスタイリングに登場当初はやや賛否両論ありましたが、その後の改良で力強い造形を手に入れており、Q8登場以前のアウディのSUVフラッグシップとしての威厳を保っています。
現在は55 TFSI クワトロと55 TFSI クワトロ Sラインの2グレードのみのラインナップとなっていますが、ギラギラの大型SUVは苦手、なんてお思いの都会派のあなたにぴったりです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,065mm×1,970mm×1,705/1,735mm | |
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WLTCモード燃費帯 | 9.3km/L | |
新車価格帯(消費税抜き) | 8,700,000〜9,272,728円 |
■Q8:高級感あふれるフラッグシップSUV
アウディ Q8
車名の番号ではQ7より上位ながら、全長ではQ7よりも短くなっているQ8。力強いボディ部に対照的なクーペ風のキャビンからも分かるとおり、クーペSUVを自称する、新たなアウディのフラッグシップSUVです。
やや柔和の印象のあったQ7に比べ、かなりアグレッシブな顔つきとなっているQ8ですが、アウディらしい先進性のあるヘッドライトやテールライトを採用しており、現時点でのアウディの最上ライン「8」を名乗るにふさわしい存在感がありますよね。
もちろんクワトロを採用しており、悪路走破性も確保されていますが、見所は舗装路上での走行マナーの良さ。
オプションではありますがオールホイールステアリングを装着すれば最小回転半径が約5.6mまで短縮され、都市部でも快適に運転できそうですね。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,995mm×1,995mm×1,690/1,705mm | |
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JC08モード燃費帯 | 10.3km/L | |
新車価格帯(消費税抜き) | 9,181,819〜10,200,000円 |
■e-tron:ついに出ました!アウディのフルEV
アウディ e-tron スポーツバック(欧州仕様)
ついに登場したアウディのフルEVが、流麗なクーペSUVフォルムのe-tron スポーツバックです。海外ではよりトラッドなSUV型のe-tronが先行してデビューしているのですが、日本ではスポーツバック仕様からの発売となりました。
これまでは電動化車両の総称として位置付けがわかりにくくなっていた「e-tron」という車名ですが、新登場したe-tron スポーツバック以降、フルEVモデルのブランドネームとなります。
EVで最も気になる航続距離は、WLTCモードで400km以上と十分な数値。前後に電気モーターを備えるe-tron スポーツバックは、シーンごとに最適な加速とエネルギー回生を実現しており、高効率な走行が可能です。
モーターの特性をしっかり活かした、低回転からパンチのあるパワフルさも特徴的。なんと最高出力は300kWにも達するので、大柄なボディとバッテリーによる重量をものともしない、余裕溢れるドライブが可能です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,900mm×1,935mm×1,615mm | |
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一充電走行距離(WLTCモード) | 405km | |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 245Wh/km | |
新車価格帯(消費税抜き) | 12,063,637〜12,236,364円 |
まとめ
アウディ eトロン GT コンセプト(ロサンゼルスモーターショー2018 出展車両)
アウディの現行ラインナップをご紹介してきました。
アウディ車はボディ種類やスポーツグレードなど、どの車種でもバリエーションの豊富さが特徴的で、いざ選ぼうと思っても迷ってしまいますよね。しかしどの車種を選んでもドイツの堅実な車作りが味わえること間違いなしなので、運命の出会いを探してみては。