トップへ戻る

ワーゲンバスの魅力や選ぶメリット、価格について解説

ワーゲンバスの魅力や選ぶメリット、価格について解説

フォルクスワーゲンが開発した「タイプ2」と呼ばれるバン型の車で、60年以上前の車とは思えないほどの高い人気が現在でも維持されています。現在は中古車しか入手する手段がない車種ではありますが、その魅力について詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、ワーゲンバスの魅力や選ぶメリット、価格などについて徹底解説します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

ワーゲンバスとは

バス(1965年型)

バス(1965年型)

ワーゲンバスの正式名称は1950年にフォルクスワーゲンが発売した「トランスポーター」であり、車のカテゴリーとしては商用バンにあたります。見た目が愛らしくユニークでミニバスのように見えることから、ワーゲンバスと呼ばれるようになりました。

一般的にはワーゲンバスと呼ばれていますが、フォルクスワーゲン社内での型式にちなんで「フォルクスワーゲン・タイプ2」と呼ばれる場合もあります。

日本で最初のワーゲンバスが発売されたのはいつ?

日本で最初にワーゲンバスを販売したのは「ヤナセ」という会社で、1953年に輸入されたことから国内で流通が始まりました。当時、日本国内でもワーゲンバスのユニークな見た目がドライバーの間で話題となり、商機を見出したヤナセが輸入して販売することを決定したという経緯があります。

日本国内でのワーゲンバスのブームは小規模に何度か繰り返されましたが、特に大きなムーブメントが巻き起こった2000年代には、中古車の価格が値上がりしていた時期も見られます。日本で流行した10年後にはヨーロッパでワーゲンバスが人気となり、日本から逆輸入されるほど需要が高まるなど、世界各地で愛されているモデルといえるでしょう。

ワーゲンバスの魅力

バス(1965年型)

バス(1965年型)

ここでは、世界のドライバーが愛するワーゲンバスの魅力をご紹介します。

どこか懐かしいクラシックなボディ

ワーゲンバスは見た目が愛らしい顔のようにも見えるフォルムが特徴的で、特に「タイプ2」はクラシックなエクステリアやインテリアが日本のドライバーの間で人気を博したといわれています。

インテリア・エクステリア共にどこか懐かしさを感じさせるクラシックなボディに心惹かれる方も多いでしょう。過去に日本国内で大流行した際も、この昔懐かしい風合いに人気が集まって価値が高まっていった面が大きいといえます。

小型でありながら頑丈

ワーゲンバスの「タイプ2」はインテリアがシートを3列配置できるほどの広さであり、小型でありながら頑丈なボディを持っているのが特徴です。「ボディサイズは小型でも多くの人が乗れる車で、さらに耐久性も高い」という実用性の高さが評価されて人気を獲得していったといえます。

当時は3列配置のシートはまだまだ少なかったとみられ、一度に多くの定員を乗せられる車は特に貴重だったとみられています。

キャンピングベースカーとして使える利便性

ワーゲンバスは、キャンピングベースカーとしても利用できる利便性の高さも備えています。一見するとボディサイズが大きく見えるワーゲンバスですが、実は小回りの利くコンパクトな点が魅力のひとつです。愛らしい見た目とクラシックなインテリアはキャンプ場に泊まっているだけでも楽しく、所有者の気分を高揚させてくれるでしょう。

見て楽しむだけでなく、実際にキャンプに利用する際にも十分に活躍してくれる実用性の高さも魅力のひとつです。

内装タイプを自由に選べる

ワーゲンバスは用途に応じてさまざまな内装タイプを自由に選べる点が特徴的です。例えばミニバス仕様の定員は9名ですが、キャンピングカー仕様であれば5~6名、後方座席を荷室として使用するバン仕様では2~3名などドライバーの状況に応じて自由に使い分けられます。

所有者を選ばない使い勝手の良さも、支持を獲得した理由のひとつといえます。

ワーゲンバスを選ぶメリット

ワーゲンバス

メリットは何?

続いて、ワーゲンバスを選ぶメリットについて解説します。

ワクワク感を得られる

ワーゲンバスの個性的なエンジン音や、ゆったりと風景を楽しみ風を浴びながら走行するワクワク感は、他の車種にはない魅力のひとつといえるでしょう。キャンピングカーとしても使える機能性の高さやユニークな見た目も相まって、ドライバーのモチベーションを高めてくれる一台です。

他にはない個性をアピールできる

ワーゲンバスは新車とは異なり、中古車しか出回っていない現在ではめずらしい車種です。そのうえにキュートなデザインなので、外を走っているだけで目立ちます。「周りとは違う車に乗りたい」「個性的な車が好きだ」という方にはぴったりの一台といえるでしょう。

また、同じワーゲンバスの愛好家同士や車好きの方と交流が生まれる場合があるなど、車が個性的であるからこその出会いに恵まれる可能性もあります。

車に愛着を持てる

ワーゲンバスは基本的に自分でメンテナンスをしながら乗る車なので、カスタマイズなどを施しながら手をかけて乗るうちに、車に愛着を持ちやすいというメリットがあります。

車によって個体差が大きい車種のため、最初は操縦に苦労する面もあるかもしれません。しかし乗りこなせるようになるとだんだんとパートナーのようにも感じられて、愛車に対して親しみが深くなっていくのを実感できます。

ワーゲンバスの燃費について

燃費イメージ

燃費はどう?

ワーゲンバスの燃費はおよそ7km/L前後のものが多く、最近の新車と比べると決して燃費が良いといえる性能ではありません。さらに輸入車であるためハイオクしか給油できない事情も重なり、経済的にはコストパフォーマンスの低い車であるといわざるを得ないでしょう。

また、オイルタンクの容量は普通乗用車の1/2程度しか確保されていないので、2,500km程度の走行距離を目安にオイル交換しなければならないという手間もかかります。とはいえ、自動車税は小型車と同等のランクに位置するため、税金面では決して高くはないといえます。

基本的にワーゲンバスは経済性を期待して乗車する車ではなく、デザインや機能面などが気に入ったドライバーがデメリットも理解したうえで選ぶ車といえるでしょう。

ワーゲンバスの価格は高め

車とお金イメージ

ワーゲンバスはおいくら?

ワーゲンバスは現在新車で発売されている車種がなく、中古車も市場に出回りにくいため、中古車価格は高騰しやすいモデルであるといえます。年式にもよりますが、走行距離などの詳しい情報が揃っていない中古車であっても200万円~500万円程度に収まるものが多いでしょう。

2022年頃には新車が発表されるのではないかという噂もありますが、あくまでも「開発されているのではないか」という噂の段階に過ぎないため、新型の登場を期待している方にとっては今後の情報を待つしかない状況といえます。

まとめ

フォルクスワーゲン“バス”

“バス”搭載のフォルクスワーゲン

ワーゲンバスの魅力や選ぶメリット、価格などについてお伝えしてきました。1950年に発売されてから70年の歴史を誇るワーゲンバスは、コストパフォーマンスが高いとはいえませんが、愛らしく親しみやすい車として今も高い人気を誇っています。

個性的な車やカスタマイズを自在に楽しめる車が好きな方には、おすすめできる一台だといえるでしょう。近い将来には新車が発表されるかもしれないとの噂もありますが、現段階では中古車がワーゲンバスを手に入れる唯一の方法なので、購入を検討される場合は中古車市場をこまめにチェックしてみることをおすすめします。

  • カービュー査定

関連するキーワード


フォルクスワーゲン 車種情報

関連する投稿


新型フォルクスワーゲン ゴルフ8|価格は日本で発売されるのはいつ?

新型フォルクスワーゲン ゴルフ8|価格は日本で発売されるのはいつ?

新型フォルクスワーゲンゴルフ8の発売時期が国内では遅れるそうです。これはコロナウイルスの影響が大きいのだとか。また、ドイツでは2019年にフルモデルチェンジが行われ発売されていますが、国内ではどうやら2021年の発売が濃厚そうです。今回は一足先にゴルフ8について書いていきます。


2021年に注目すべき新型車をドドンと大胆予想8選!話題のあの車も

2021年に注目すべき新型車をドドンと大胆予想8選!話題のあの車も

2021年もまだまだコロナの影響は色濃く、ニューノーマルを模索する1年となりそうな予感がしますが、気晴らしに発表が予想される新型車に思いを馳せてみるのはいかがでしょう。大混乱だった2020年の間も着々と開発を進めることに成功した新型車たちは、自動車の未来がどんな風に変わっていくのかを教えてくれる重要な一台となること間違いなし。詳しく見ていきましょう。


VWとはどのようなメーカー?概要や売れ筋車種をご紹介!

VWとはどのようなメーカー?概要や売れ筋車種をご紹介!

VWは日本でも人気が高く街中でも見ることが多い海外の自動車メーカーです。さまざまのタイプのモデルがラインナップしているだけでなく、価格帯も幅があるので、どのようなモデルを購入すべきか迷っている方も多いでしょう。またVWというメーカーの始まりについて知らない方も多いでしょう。この記事では、VWのメーカーの概要から人気車種をご紹介します。


外車のSUV10選!SUVを販売している外車メーカーと代表車種

外車のSUV10選!SUVを販売している外車メーカーと代表車種

アウトドアに使いやすいSUVを探している方にとって、国産車とは違った個性的なエクステリアでラグジュアリーな外車のSUVは魅力的です。しかし価格が高いと感じるモデルもありますし、どんなメーカーがどんな車種を販売しているのか分かりにくいこともあるでしょう。そこで今回の記事では、外車のSUVにはどんな種類があるのか、主なメーカーと代表的なモデルをご紹介します。


【2021年最新】国産・輸入コンパクトSUVおすすめ車種10選

【2021年最新】国産・輸入コンパクトSUVおすすめ車種10選

今、コンパクトSUVが熱い!人気のSUVの中でも、扱いやすいサイズとお財布に優しい廉価な価格設定が嬉しいコンパクトSUVは、各社がラインナップする激戦のカテゴリーです。サイズは小さくても装備や性能はピカイチ。豊作のコンパクトSUVの中でも、特におすすめしたい10台を国産車と輸入車から選んでご紹介していきます。きっとあなたにぴったりのコンパクトSUVが見つかるはずです。


最新の投稿


【新車販売台数ランキング】トヨタの「ミニバン」人気が止まらない!トヨタ車一強のランキング再び

【新車販売台数ランキング】トヨタの「ミニバン」人気が止まらない!トヨタ車一強のランキング再び

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年10月の新車販売台数ランキングによると、トヨタ「ライズ」の順位が安定し、先月に引き続き上位1〜4位まで全く入れ替えがなかったほか、トヨタの高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」が急上昇するなど、多くの変化がありました。


テックタイルで叶える理想のガレージ|防炎物品で安心&オシャレな床を実現

テックタイルで叶える理想のガレージ|防炎物品で安心&オシャレな床を実現

ガレージやショールーム、イベントブースなどをワンランク上の空間に変える「テックタイル」。累計販売実績18万枚を誇るガレージタイルで、工事や工具が不要、誰でも簡単に設置できるのが魅力です。デザイン性だけでなく、防炎物品として消防法に準拠しているため、安全性も抜群。13色のカラーバリエーションから自由に組み合わせれば、機能性と美しさを兼ね備えた理想のフロアを実現できます。ここでは、テックタイルの特徴や防炎性能、導入メリットを詳しく紹介します。


ホンダ新型「オデッセイ」発表!最上級ミニバンがさらに進化

ホンダ新型「オデッセイ」発表!最上級ミニバンがさらに進化

ホンダは2025年11月6日、最上級ミニバン「オデッセイ」の一部改良モデルを発表しました。翌11月7日より販売を開始しています。


苦手な運転技能TOP3は「縦列駐車」「バック駐車」「狭路走行」【パーク24調査】

苦手な運転技能TOP3は「縦列駐車」「バック駐車」「狭路走行」【パーク24調査】

パーク24株式会社は、同社が提供するドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に「運転テクニック」に関するアンケートを実施し、結果を公開しました。


スズキ新型「ビジョン e-Sky」世界初公開!電動軽トールワゴン2026年度内登場へ

スズキ新型「ビジョン e-Sky」世界初公開!電動軽トールワゴン2026年度内登場へ

スズキは2025年10月29日、ジャパンモビリティショー2025の会場にて”ちょうど良い”軽乗用BEV「ビジョン e-Sky」を世界初公開しました。同モデルは、2026年度内の量産化を目指すコンセプトモデルです。