ビートたけしさんってどんな人?
そもそもどんな人なの?
ビートたけしさんは、1947年生まれのお笑いタレントです。タモリさんや明石家さんまさんと一緒に日本のお笑いBIG3と呼ばれ活躍してきました。
現在では単独でも活躍が目立つビートたけしさんですが、昔はツービートとして積極的に活動をしていました。コンビ名をツービートに変更した際に、ビートたけしという芸名で活動を始めました。
ビートたけしさんといえば、その破天荒な芸風でしょう。しかし、今では定着しつつあるビートたけしのキャラクターも、昔は多くの人に受け入れられませんでした。ツービートは漫才やコントを行っていたのですが、ビートたけしの芸風のため、あまり高い評価は得られませんでした。
しかし、時代が流れると漫才ブームが起こります。漫才ブームにおいて、ツービートは飛躍的に知名度を高めました。かの有名な『コマネチ』というギャグもこの漫才ブームの中で生まれたものです。
漫才ブームが収束し始めると、ビートたけしさんはツービートとしてではなく、ビートたけし個人としての活動を始めます。現在でもツービートは解散をしていませんが、ビートきよしさんとは番組で共演もしており、交友は続いているようです。
多くの人が現在のビートたけしさんは、お笑い芸人ではなくコメンテーターやパーソナリティというイメージを持っていることでしょう。その芸風は、漫才ブームが終了した頃から現れたものなのです。
ただし、ビートたけしさんは優れた功績だけを残したわけではありません。ビートたけしさんが起こした事件の1つにフライデー襲撃事件があります。1986年に起こったこの事件は、当時の週刊誌業界を震撼させました。
事件の内容は、行き過ぎた取材をしたフライデーに対してビートたけしさん率いるたけし軍団が襲撃を行ったというものです。もちろん、ビートたけしさんが行ったことは犯罪です。有罪判決も受けているのですが、その影響力は凄まじく、多くの週刊誌が廃刊に追い込まれました。
まさに、ビートたけしという人間そのものが破天荒といってもいいでしょう。現在は比較的落ち着いて活動をしていますが、コメンテーターとして政治やニュースにコメントをする際は、切れ味が抜群の毒舌を発揮しています。
年齢を重ねてベテランになった今でも、ビートたけしとしての破天荒な部分は健在というわけですね。まさに、芸人になるべくして芸人になった人といえるでしょう。
■お笑い芸人と映画監督の2つの顔を持つ
ビートたけしさんは、お笑い芸人やコメンテーターとしてだけではなく、映画監督としての一面もあります。
有名な作品は『アウトレイジ』シリーズでしょうか。王道のヤクザ映画でありながら、多くの有名俳優が出演したことで話題を呼びました。
北野武監督が作る作品の多くは、ヤクザが登場します。これは北野武監督の破天荒さを表現しているのでしょう。しかし、世の中にヤクザ映画の数は非常に多くあります。その中で独創性を出すために、北野武監督は従来のヤクザ映画にはない映像を取り入れることを意識して創作したと語っています。
また、北野武監督の作品には、監督自身が俳優として登場しているのも特徴的です。俳優を本業にしている数多くの共演者に負けない演技は、非常に見応えがありますよ。
■車好きとして有名
ビートたけしさんは、車好きとして非常に有名です。ただ、高級車を集めているというわけではなく、高級車を自分好みにカスタマイズしてしまうのがビートたけしさんの特徴です。
中には1億円を超えるものもあるのですが、それを簡単にカスタムしてしまうのがビートたけしさんらしさといえるでしょう。映画監督の一面もあることから、ビートたけしさんという人物は非常に創造力豊かな独創性のある人物ということがわかりますね。
ビートたけしさんの愛車遍歴
ビートたけしさんは車好きとして有名であるため、数多くの車を所有していました。現在では手に入らないものも多いのですが、中にはまだ生産されているものもあります。
手放してしまった車も多いと予測されますが、今も多くの車を所有しているビートたけしさん。そんな彼の愛車遍歴を確認しましょう。
■ポルシェ 959
《写真提供:response》ポルシェ 959
まずは、ポルシェ 959です。1986年に発売が開始された車なのですが、その生産台数はなんと300台あまりといわれるほどの稀少車となっています。
そのため、非常に希少価値のある車なのです。ビートたけしさんは、ポルシェ 959を売却したと公表しており、現在は所有していません。ちなみにポルシェ 959はビル・ゲイツも所有しています。まさにスター同士の繋がりですね。
■ポルシェ 979K
ポルシェ 979K
ビートたけしさんは、手放したポルシェ 959をかなり気に入っていました。そのため、当時現行型のポルシェ 911ターボの外装を959風にワンオフでカスタマイズすることで、こちらの979Kが誕生しました。
所ジョージさんも車好きで非常に有名なのですが、ポルシェのアレンジには所ジョージさんも関わっているようです。元々は黒だったのですが、それを白に塗り直し、再度黒に塗り直したようです。非常に高級なポルシェにこのようなことができるのは、ビートたけしさんくらいでしょう。ポルシェ 959によほど愛着があったのですね。
■フェラーリ 458 イタリア
フェラーリ 458 イタリア
続いては、フェラーリ 458 イタリアです。ここまでご紹介した2台ではポルシェへの愛が感じられたビートたけしさんですが、フェラーリも芸能人らしくお似合いの車ですね。
ビートたけしさんはイエローカラーのフェラーリ 458 イタリアを所有していたようです。
■フェラーリ599
《写真提供:response》フェラーリ 599
フェラーリ 599は、V型12気筒エンジンをフロントに搭載した同社のフラッグシップとなるモデルで、ファンにはたまらない車となっています。
ちなみにこのフェラーリ 599には、エンブレムで跳ね馬がデザインされています。しかし、ビートたけしさんが所有しているフェラーリ 599のエンブレムは、コマネチをしているのです。これも所ジョージさんのアレンジによるものだとか。
■フェラーリ 612 スカリエッティ
《写真提供:response》フェラーリ612スカリエッティ
フェラーリ 612 スカリエッティは、599と同じくV型12気筒エンジンを搭載しますが、こちらは後席を備えるなど、よりエレガントな車となっています。
ビートたけしさんは、このフェラーリのデザインが非常に気に入ったのでしょう。612スカリエッティの滑らかで曲線基調のフォルムは、スポーティなフェラーリのイメージからは異質な存在ともいえそうですね。
■ランボルギーニ ガヤルド
ランボルギーニ ガヤルド
北野ブルーという言葉を聞いたことがあるでしょうか。これはビートたけしさんが車好きであることを世間に知らしめた言葉です。2003年よりランボルギーニ ガヤルドは販売されています。このランボルギーニをビートたけしさんはブルーに塗り替えてしまったのです。
ボディだけでなくインテリアやエンジン周辺にまで用いられた鮮やかなスカイブルーは、北野武監督作品で印象的な青みがかった色彩、「キタノブルー」を意識させますね。
■ロールスロイス ファントム
ロールスロイス ファントム
ロールスロイス ファントムは、ビートたけしさんが購入した車の中でもかなり高級な部類です。現行型となる8代目モデルでは、新車価格で5,000万円以上という高級車で、世界最高峰の高級車の1台です。
ちなみに、ビートたけしさんはこのロールスロイス ファントムを何も改造せずに普通に利用していたようです。遊び心を持たせがちなビートたけしさんにとっては、非常に珍しいですね。
■メルセデス・ベンツ SLS AMG
メルセデスベンツ SLS AMG
ビートたけしさんのメルセデス・ベンツ SLS AMGは、車チューナーのモーゼルによって特別なチューンが施されていました。フロントにはビートたけしさんらしく、北野のKのエンブレムが輝いているそうです。
まさに、ビートたけしさんのこだわりが反映された車といえるでしょう。
■SNAKE MOTORS 196 RS
SNAKE MOTORS 196RS
ビートたけしさんが会長を務めるスネークモータースのオリジナルのワンオフモデルであるSNAKE MOTORS 196 RSは、1950年代に活躍したメルセデスベンツのレーシングカー「W196R」を彷彿とさせる独特な形状が特徴的です。
スネークモータースは、テレビ番組内の仮想会社としてビートたけしさんが会長、所ジョージさんが社長に就任して発足したものですが、現在はオリジナルの二輪車を市販しているなど、ブランドとして広まりを見せています。ここからも2人の仲の良さが伺えますね。
■ブガッティ ヴェイロン
ブガッティ ヴェイロン
ブガッティ ヴェイロンは、メーカー発表値で最高時速407kmという世界でトップクラスのハイパーカーです。購入する際も様々な審査があるため、選ばれたものしか乗ることが許されていません。
登場した時の価格は約1億6千万円とされていました。仮にお金があったとしても、購入するのは非常に困難でしょう。
まとめ
ビートたけしさんの愛車遍歴は凄まじく、日本中を探してもここまで高級車を数多く所有している方は稀でしょう。まさにスーパースターであり、1つの時代を作り上げた人物といえますね。波乱の人生を歩んできたビートたけしさんですが、車好きの一面はいまだに健在です。
今後も高級車が登場した際には、購入されるかもしれません。これからの愛車遍歴にも注目しましょう。