トップへ戻る

トヨタ ハイエース 商用車の枠を超えたマルチギアの全て

トヨタ ハイエース 商用車の枠を超えたマルチギアの全て

ハイエースは日本の物流をはじめ、多くのビジネスシーンで大活躍しています。そして今、広大な室内スペースにより、アウトドアなどのギアとして大きな注目を集めています。そんな商用バンを超えた存在のハイエースにはどんな魅力と特徴があるのでしょうか?

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

トヨタ ハイエースとは?

トヨタ ハイエース バン DX

ハイエースは、1967年に初代が発売されて以来、過走行に耐えられる設計やエンジンなど貨物車としての性能が高く認められている1BOXタイプの商用バン、及びワゴン車です。

また、貨物運搬用としてだけでなく、幼稚園の送迎バス・タクシー・コミュニティバスといった旅客輸送用、さらに救急車・寝台車・現金輸送車・福祉車両といった特種用途のベースとしても利用されています。

そして、最近では安全装備や便利装備が充実したこともあり、ビジネスユースだけでなく乗用車として利用されるケースも多く、キャンピングカーのベース車としても用いられています。

ハイエース現行モデル

トヨタ ハイエース バン スーパーGL

現行モデルは2004年8月に登場した5代目で、すでに登場から16年以上という長寿モデルですが、現在でも1BOXタイプの商用バン、及びワゴン車クラスにおいてトップシェアを誇っています。

現行モデルでは、全長4.7 m以上の車種は全幅が1,880 mmのワイドボディ車となり、先代モデルより居住性が大きく向上しています。また、シフトレバーは全車インパネシフトとなり、運転席と助手席のウォークスルーが可能になっています。

そのほか、ダッシュボードのシボを変更したり、センタークラスターやシフトパネルなどにシルバーの加飾を採用して、それまでの商用バンにありがちな商用車然とした殺風景な室内から、洗練された空間となっています。

エンジンは2.8Lのディーゼルターボ、2.0Lと2.7Lのガソリンエンジン、ミッションは6ATと5MTをボディタイプによって搭載します。

さらに、2020年4月にデジタルインナーミラーを全車に、パノラミックビューモニターをAT車に、インテリジェントクリアランスソナーを「Toyota Safety Sense」装着のAT車にそれぞれオプション設定するなど、安全性能が向上しています。

ハイエースの魅力

トヨタ ハイエース 荷室

ハイエースの魅力は、なんといってもその快適で機能的なビッグスペースです。

広い荷室に様々な工夫を施し、積み降ろしのしやすい高さや広さの実現とに、使う人の負担を軽減する装備を充実させています。

また、バンの広い室内スペースは、アレンジ次第でビジネスにプライベートに幅広く活用することができます。

リアシートを利用していても大人が2人就寝できる長さがあるので、何も改良しなくても車中泊が可能です。

(例)バン・2WD標準ボディ・スーパーGⅬの荷室寸法

荷室長
3,000mm
リヤシート通常使用時荷室長
1,855mm
リヤシート前方スライド時荷室長
1,875mm
リヤシート前方格納時荷室長
2,470mm
荷室高
1,320mm
荷室幅
1,520mm

(2021年5月現在 トヨタ公式サイトより)

ハイエース現行モデルのラインナップ

トヨタ ハイエース スーパーGL ダークプライムII

ビジネスシーンでは低コストのグレードが多く利用されていますが、乗用車としても十分な装備と機能、そして高品質なインテリアのグレードがハイエースの人気を支えています。

もっとも人気があるのが最上級グレードとなるスーパーGLです。トリコットのシート地の運転席と助手席にフルオートエアコンが装備されます。もちろん「Toyota Safety Sense」は標準装備です。

特別仕様車「スーパーGL"DARK PRIME II"」は、」スーパーGLをベースに、ルーフ、ピラー、セパレーターバーがブラック色に変更され、スライドドアのスカッフプレートに車名ロゴ&イルミネーションを追加しています。

さらに、SRSエアバッグ+プリテンショナー&フォースリミッター機構付シートベルトを助手席にも装備し、ボディカラーには、特別設定色スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(オプション)を含む全5色を設定するなど魅力を向上させています。

「スーパーGL"DARK PRIME II"」ビジネスにはもちろん、荷物をたくさん積んでのアウトドアにも、通常の街乗りでも乗用車として十分な内外装といえます。

ハイエースのグレード名と車両価格

トヨタ ハイエース バン スーパーGL

ハイエースにはルーフ形状、ボディの幅、乗車人数の違いなど多くのタイプがあります。DXを例にとっても、標準ボディ、ワイドボディ、ルートバンがあり、さらにルーフ形状では標準ルーフ、ハイルーフ、フロアも標準とジャストローがあります。

また、乗車人数でも3人、2/5人、3/6人、3/6/9人乗り、ドア枚数も5ドアと4ドアとあり、エンジン種類も含めると、DX1グレードだけでもその数は多彩です。

さらに今回ご紹介するバン以外でも、各種特装車、福祉車両、10人乗りのワゴンや14人乗りのコミューターも設定されています。

したがって、下記のグレードと価格は、公式webサイトに記載されている代表的なグレードのみとなります。

【トヨタ ハイエースバン】グレード名と車両本体価格(消費税抜き)

グレード名

車両本体価格

(消費税抜き)

スーパーGL(2WD・2.8Lディーゼル・標準ボディ・標準ルーフ)
3,309,091円
DX(4WD・2.8Lディーゼル・6A/T3/6/9人乗り)
3,141,818円
DX(4WD・2.8Lディーゼル・6A/T・5ドア 3人乗り)
3,001,818円
スーパーGL“DARK PRIME Ⅱ”(2WD・2.0Lガソリン・標準ボディ)
2,936,364円
DX(2WD・2.8Lディーゼル)
2,901,818円
DX“GLパッケージ”(2WD・2.0Lガソリン6A/T・5ドア 3/6人乗り)
2,353,636円
DX(2WD・2.0Lガソリン・6A/T・標準ルーフ ジャストロー3/6人乗り)
2,310,000円
DX(2WD・2.0Lガソリン・6A/T ルートバン)
2,133,636円
(2021年5月現在 トヨタ公式サイトより)

ハイエースバンの中古車相場

2017年 トヨタ ハイエース バン 2WD 2800ディーゼル DX

ハイエースは商用バンとして中古車市場では非常に人気があり、10年以上経過していても高値で取引されています。

特長としては、乗用車のように外観のデザインや細かな仕様よりも車本来の耐久性が重要視されるので、年式よりも走行距離やメンテナンス状態で価格が決まることが多く、低年式でも高価格になることもあります。

また、海外では日本以上に評価が高く、国内では商品価値が無くても開発途上国向けに輸出されるケースもあり、相場が高値となる原因のひとつとされています。

【トヨタ ハイエース】中古車相場

生産期間車両本体価格(消費税込み)
2020年5月~生産中
382.3万円
2019年10月~2020年4月生産モデル
400.2万円
2017年12月~2019年9月生産モデル
316.9万円
2016年6月~2017年11月生産モデル
237.0万円
2015年1月~2016年5月生産モデル
202.2万円
2014年4月~2014年12月生産モデル192.4万円
2013年12月~2014年3月生産モデル
181.8万円
2012年5月~2013年11月生産モデル
160.1万円
2010年7月~2012年4月生産モデル
137.7万円
2008年9月~2010年6月生産モデル
130.3万円
2007年8月~2008年8月生産モデル
119.2万円
2005年11月~2007年7月生産モデル
120.6万円
2004年8月~2005年10月生産モデル
101.6万円

(2021年5月現在レスポンス中古車検索による)

まとめ

建設業界では「独立して仕事を始めるならまずはハイエースを手に入れろ」といわれるくらい、ビジネスシーンでは欠かせないハイエース。現在ではアウトドアに最適なギアとしても注目されています。

ミニバンやSUVでは物足りないと考えている人は、ぜひハイエースも検討してみて下さい。

こちらの記事もおすすめ!

  • カービュー査定

関連する投稿


日産 新型「キャラバン」発表!新たな"黒仕様"追加や安全性の向上を実施

日産 新型「キャラバン」発表!新たな"黒仕様"追加や安全性の向上を実施

日産は2025年7月17日、商用バン「キャラバン」の一部改良モデルを発表。実際の発売は同年8月25日を予定しています。今回の改良では、新たなグレードの追加や、安全性能の向上が図られています。


ダイハツ新型「グランマックス カーゴ」公開!小型商用車の安全性を強化

ダイハツ新型「グランマックス カーゴ」公開!小型商用車の安全性を強化

2025年6月16日、ダイハツは、小型商用車「グランマックス カーゴ」の一部改良モデルを発表しました。一部改良とともに、原材料価格の高騰などによりメーカー希望小売価格を改定し、同日より販売が開始されています。


ダイハツ新型「ハイゼット トラック」発表!人気の「軽トラ」安全性向上

ダイハツ新型「ハイゼット トラック」発表!人気の「軽トラ」安全性向上

ダイハツは2025年2月25日、軽トラック「ハイゼット トラック」及び「ハイゼット トラック」をベースとした特装車の新たな一部改良モデルを発表。同日より発売しました。


エニキャリのK-VANリースはお得?料金プランからメリット・デメリットを解説

エニキャリのK-VANリースはお得?料金プランからメリット・デメリットを解説

エニキャリのK-VANリースは、登録諸費用無料の月々19,800円(税込)~とリーズナブルで、最短1週間納車や最短1ヶ月から軽貨物車がリースできるサービスで、これからフリーランスや個人事業で配送ドライバーを始めようとする方の間で人気が高まっています。そこで本記事は、エニキャリのK-VANリースの料金プランや利用するメリット・デメリットから、エニキャリのK-VANリースはどれだけお得なのかを検証します。エニキャリのK-VANリースを利用しようかと考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

最近では年々その数を減らしながらも、スポーティな走りや「車との一体感をより感じやすい」「運転感覚を楽しみやすい」として、一部のユーザーから熱烈な支持を受けるMT車(マニュアル車)。そんな根強い人気もあってか、各メーカーにはわずかながらにMT車(マニュアル車)のラインアップが残っています。この記事では、新車で購入可能な現行車種のMT車(マニュアル車)をメーカー別に紹介します。スポーツカーや、SUV、軽自動車など、意外とバラエティ豊富な車種が生き残っていますので、お気に入りの1台を見つけてみてください。


最新の投稿


カーリース契約者の約半数が支払総額を詳細計算せず契約!契約後に想定超えの総額負担を実感する人も【ジョイカル調査】

カーリース契約者の約半数が支払総額を詳細計算せず契約!契約後に想定超えの総額負担を実感する人も【ジョイカル調査】

株式会社ジョイカルジャパンは、カーリース契約経験者を対象に、カーリース契約経験者の意識調査を実施し、結果を公開しました。


約3割のドライバーが「出産」をきっかけにカーリースを選択!カーリース選択で最も重視したのは「支払総額の安さ」【ジョイカル調査】

約3割のドライバーが「出産」をきっかけにカーリースを選択!カーリース選択で最も重視したのは「支払総額の安さ」【ジョイカル調査】

株式会社ジョイカルジャパンは、都市部在住で、ディーラー購入からカーリースに切り替えた経験がある方を対象に、ライフイベントとカーリース選択に関する調査を実施し、結果を公開しました。


【新車販売台数ランキング】人気のトヨタ「ライズ」急落!? 相変わらずの1位は“あの車”!7月はどんな車が売れたのか

【新車販売台数ランキング】人気のトヨタ「ライズ」急落!? 相変わらずの1位は“あの車”!7月はどんな車が売れたのか

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年7月の新車販売台数ランキングによると先月急上昇したトヨタ「ライズ」が急落して9位となったほか、高級ミニバン「アルファード」が5位まで向上する驚きの結果となりました。また、ホンダ「フィット」もランク圏外から16位まで上昇するなど、ランキング全体に変化があったようです。


約7割が同乗者のマナーを気にしている!? ナイル、車の助手席マナーに関する調査を実施

約7割が同乗者のマナーを気にしている!? ナイル、車の助手席マナーに関する調査を実施

ナイル株式会社は、同社が提供する個人向けカーリースサービス「カーリースカルモくん」にて、車を運転する機会がある全国の男女を対象に、ドライブ中、助手席に座っている家族・友人・パートナー(恋人)に対して、それぞれ「最もしてほしくないこと」「されると最もうれしいこと」、加えて「トイレ休憩を伝える望ましいタイミング」についてインターネット調査を実施し、結果を公開しました。


アルファ ロメオ新型「ジュリア」発表!665万円のお買い得モデル登場

アルファ ロメオ新型「ジュリア」発表!665万円のお買い得モデル登場

2025年7月24日、Stellantisジャパンは、アルファ ロメオのスポーツセダン「ジュリア(Giulia)」の新モデル「スプリント(SPRINT)」を発表しました。発表同日より、全国のアルファ ロメオ正規ディーラーにて販売開始しています。