走りも使い勝手もヨシ、さらに安い!魅惑の「スイフトスポーツ」
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ
軽自動車のイメージも強いスズキですが、欧州をはじめとした海外市場でもラインナップが豊富なこともあり、普通車にも強みを持ちます。そんなスズキを代表する普通車クラスのコンパクトカーといえば「スイフト」でしょう。
2000年に登場した初代スイフトは、ハッチバックボディにやや高めの地上高を持っていたことから、現在流行しているクロスオーバーSUVコンセプトを先取りしていたようなモデルでした。
そんなスイフトに2003年に追加されたスポーツグレードとなる初代スイフトスポーツは、当時ジュニア世界ラリー選手権に参戦していた車両を彷彿とさせるレーシーな外観と高性能なエンジン、さらに税別で119万円という破格の廉価設定が話題を呼んだ車でした。
国内市場でだんだんとスポーツ志向のハッチバック車のラインナップが減る中でも、歴代スイフトに設定が続けられてきたスイフトスポーツは、現行モデルとなる4代目モデルでついにターボエンジンを搭載。排気量を縮小しつつ先代モデルから大幅に向上したトルクによって、燃費性能を向上させつつ日常域での使いやすさも向上しています。
5ドアハッチバックとしての使い勝手の良さと、痛快な走行性能を備えつつ、現代的な機能がフル装備で揃いながら税抜価格では180万円台スタートと、全方位的な魅力を備えたスイフトスポーツ。
そんなスイフトスポーツの豪華な仕立てで魅力いっぱいのインテリアを、ポイントごとにご紹介していきます。
スズキ スイフトスポーツの魅力をさらっとおさらい!
■多数の専用パーツを着こなす精悍なエクステリア
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ
ベースとなるスイフトでも小粋なスポーティさを感じさせるエクステリアですが、スイフトスポーツでは迫力の専用エアロパーツを多数装備しており、一目で「スポーツ」としての違いを感じさせる精悍な仕上がりです。
もちろん、スイフトスポーツのエアロパーツの数々はかっこよさだけを追求したものではなく、空力性能にも寄与する本物志向。普段は見えないアンダーフロアにもカバーを配するなど、専用パーツ類によって高速域での高い走行安定性を実現しています。
前後フェンダー部の拡幅によって、歴代スイフトスポーツで初めて3ナンバーボディとなったこともあり、より安定感のあるスタンスで踏ん張りのきく足回りが視覚的にもアピールされていますね。
■痛快な加速!直噴ターボと、どちらも6速のMTとAT
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ カタナ(海外仕様車)
軽量化が徹底されたことで、車両重量は6速MT車で970kgとかなり軽量な仕上がり。その上搭載されるエンジンは1.4リッターの直噴ターボエンジンと、加速性能が悪いはずがありません。
組み合わされる6速MTはショートストロークな専用チューニングのものですし、パドルシフトを備えた6速ATもスイフトスポーツにマッチングするようチューニングが入っており、どちらを選んでもスポーティな走行性能を大いに堪能することができるでしょう。
ターボエンジンの採用によって、排気量が小さくなったうえに車両重量も軽量に収まったことで、先代モデルと比べても自動車税や重量税面などが軽減されるメリットもあるほか、燃費性能も向上。WLTCモード燃費では6速MT車で17.6km/L、6速AT車でも16.6km/Lと、パフォーマンスを考えればかなりの健闘といえるでしょう。
■欧州仕立ての足回りで「曲がる」!乗り心地も追求
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ(海外仕様車)
直線での加速性能が良くても、コーナリング性能が優れていなくてはスポーティな走りとはいえませんよね。スイフトスポーツは、剛性感に優れた専用サスペンションによって、路面をしっかりとグリップし続ける能力を確保しています。
さらに、全車で「モンロー」製のショックアブソーバーを前後サスペンションに採用したことで、しっとりとした乗り心地も実現。連続したカーブでもグラつかない安定感がありつつ、初期ストロークから滑らかに衝撃を吸収してくれるので、同乗者の快適性向上にもつながっています。
またスイフトスポーツには、見た目も勇ましい17インチアルミホイールも標準装備されますが、こちらは「フローフォーミング成形」の採用によって、16インチ同等の重量に軽量化。加減速性能やコーナリング性能、乗り心地にまで、総合的に優れた影響をもたらしています。
スズキ スイフトスポーツのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,890mm×1,735mm×1,500mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,450mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 970kg | |
燃費 | WLTCモード:17.6km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンターボ 1,371cc | |
エンジン最高出力 | 103kW(140PS)/5,500rpm | |
エンジン最大トルク | 230N・m(23.4kg・m)/2,500-3,500rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 6速MT | |
新車価格 | 1,834,000円(消費税抜) |
見どころ満載!スズキ スイフトスポーツの内装をチェック
■レッドのアクセントが映える!シャープなブラックのインテリア
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ インテリア
ベースとなるスイフトと同様に、ブラック基調のインテリアがシャープな印象のスイフトスポーツ。乗り込むとしっかりとしたスポーツムードを感じさせます。
ダッシュボードやコンソールなど、基本的な部分ではスイフトとデザインが共通ではありますが、スイフトも上品でありながらスポーティなキャラクターを持っていますので、スイフトスポーツのキャラクターにもマッチした仕上がりとなっていますね。
スイフトスポーツのインテリアは、ところどころに配されたグラデーションレッドのアクセントがハイセンスな印象。標準のスイフトではシルバー系のアクセントが配されていますが、スイフトスポーツのホットハッチとしてのDNAが強くアピールされています。
■見やすいメーターは260km/hスケール!気分アガります
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ メーターパネル
レッドの盤面がシャープなタコメーターと、ダークシルバーの盤面がクールなスイフトスポーツのスピードメーターは、ドライバーから見やすい配置と色使いでスポーツドライビングを支えます。ブラック一色のメーター盤面を持つスイフトよりも特別感がありますよね。
スピードメーターはなんと260km/hまで目盛りが振られている本格仕様。国内では到底使い切ることのない領域ではありますが、スイフトスポーツのポテンシャルの高さがアピールされた部分で、オーナーならちょっぴり自慢したくなるポイントでしょう。
また、それらのメーターに挟まれた位置にあるカラー表示のマルチインフォメーションディスプレイは、ターボエンジン車らしくブーストと油温の表示にも対応した専用仕立て。爽快な走りを見やすさと情報量で支える、スポーツ仕様らしいメーターとなっています。
■「Sport」ロゴがきらり!ホールド性抜群のセミバケットシート
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ シート
サポート部が張り出したスポーティな形状が魅力的なスイフトスポーツの前席は、日常の使い勝手も考慮されたセミバケットタイプのシート。コーナリング中に体をしっかり支えてくれるホールド性能がありながら、リクライニングも可能となっています。
ヘッドレスト下にレッドで「Sport」とロゴが入っていることからもわかる通り、このシートはスイフトスポーツ専用のもの。レッドのダブルステッチもあいまって、見るだけで、座るだけで気分が盛り上がってくることでしょう。
スイフトスポーツの前席は見た目や座り心地がスポーティなだけでなく、軽量なフレームの採用により、しっかりとした剛性は確保しつつ従来モデルからの大幅な軽量化にも成功。車両重量の低減によって軽快な操縦性能にも貢献しています。
■運転席シートヒーターやフルオートエアコンなど、上級装備も充実
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ ステアリングホイール
スイフトスポーツで魅力的なのはその走行性能だけでなく、スイフトシリーズの中でも最上級グレードとなることもあって、小柄なボディサイズながら上級な装備の数々が標準で備わる点も魅力ポイントです。
基本的にはモノグレード販売で、6速MTと6速ATから選択するシンプルなラインナップとなっているスイフトスポーツ。全車で運転席シートヒーターやフルオートエアコンが標準装備されますし、運転時に常時触れることになるステアリングホイールはレッドステッチ入りの本革巻と、毎日のドライブのクオリティを向上させてくれるような装備が満載です。
全車でオーディオレス仕様が標準となっているものの、フロントの2ツイーターを含む6スピーカーは標準装備されますので、お好みのナビやオーディオと組み合わせれば、快速かつ高音質なオーディオルームにも早変わりしてくれることでしょう。
■安全装備もてんこ盛り!安心感のあるドライブを支えます
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ インテリア
もちろん安全装備でも、スイフトスポーツは標準装備が充実。デュアルセンサーブレーキサポートをはじめとした予防安全装備はもちろん、高級車でもオプション設定にとどまることもままあるブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラートまで備わる上、6速AT車だけでなく6速MT車でもアダプティブクルーズコントロールが装備されるので、ロングクルーズ時のドライバー負荷軽減につながります。
また、前席SRSサイドエアバッグやSRSカーテンエアバッグも標準で備わるので、万が一の事故の際も、後席乗員まで含めて万全の安全性を確保してくれます。
スズキセーフティサポートを非装着とした仕様もメーカーオプションとして用意されていますが、安全装備をバッサリとカットしつつ価格差は税抜で10万円少々と小さめなこともあり、2022年の車としては選びにくい仕様といえそうです。
まとめ
《画像提供:Response 》スズキ スイフトスポーツ
スズキ スイフトスポーツの内装で注目しておきたいポイントをご紹介してきました。
欧州仕立ての小粋な商品性が人気のスイフトをベースとしているだけあり、スポーツ性能重視で専用パーツが満載のスイフトスポーツでもセンスは抜群。
上質な空間に充実の装備で、スイフトスポーツはかなりのコスパの良さを実現していることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
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よくある質問
■スイフトスポーツの室内や荷室は狭いの?
数々の専用パーツでスポーティな走行を可能にしているスズキ スイフトスポーツですが、室内や荷室の使い勝手はスイフト譲りで、5ドアハッチバック車ならではの使いやすさが光ります。普段は5名乗車が可能な上、6:4分割可倒式のリヤシートを倒せば大きめの荷物もしっかり積むことができるでしょう。
■スイフトスポーツの内装はカラバリがあるの?
スズキ スイフトスポーツのインテリアカラーは、全車でブラックのみの設定となっています。随所に配されたレッドのアクセントカラーが際立つスポーティな仕立ては、スイフトスポーツの性格にもぴったりですね。