ミニバンの魅力を凝縮!プチ・ミニバン「トヨタ シエンタ」
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ
ファミリーにぴったりな車型といえばミニバンですよね。ご家族やご友人が揃っての楽しいドライブを実現してくれるミニバンは、近年ではSUVの人気に押されている感もあるものの、定番の車種として根強い人気を誇っています。
そんなミニバンの中でも売れ筋なのが、5ナンバーサイズで全長が短めのコンパクトなタイプ。大型のタイプは室内空間に余裕があるものの、普段使いには持て余すようなボディサイズがネックとなるケースも多く、ご紹介する「トヨタ シエンタ」のようなコンパクトミニバンの人気が高まっています。
取り回しやすい全長が短めのボディながら、まるでマジックのように格納と展開が可能な3列目シートを備えるシエンタは、日々の使い勝手といざという時の余裕を両立してくれるスマートな選択といえるでしょう。
そんなシエンタ、ファミリーカーらしからぬ刺激的なエクステリアデザインやボディカラーも印象的ではありますが、ミニバンとして気になるのはやはり内装ですよね。
この記事では、シエンタの内装の魅力や注目ポイントを詳しくご紹介していきます。
人気のシエンタ、その魅力をまずは軽くおさらいしよう
■コンパクトな5ナンバーサイズ!ミニバン随一の扱いやすさ
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ(2015年型)
シエンタの大きな魅力が、その扱いやすいボディサイズ。全長は約4.3m、全幅は約1.7mというシエンタのサイズは、3列シートを備えるミニバンとしては最小クラスです。
同じトヨタでも、ノアやヴォクシーといったミニバンも5ナンバークラスではありますが、あちらは全長が4.7m前後となかなかに長め。狭めな駐車枠だと、収まりが悪い場合もあるかもしれませんね。
シエンタなら駐車もスイスイですし、最小回転半径が5.2mと小回りもきくので、狭い道でも安心です。
■そのハイセンスはまるで輸入車?遊び心満載のエクステリアデザイン
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ
ヘッドランプやテールランプからバンパー下部までまるで隈取りを思わせるようなブラックのガーニッシュが伸びていたりと、他のミニバンとは違う圧倒的な個性があるシエンタのエクステリアデザイン。最初は奇抜な印象を受けるかもしれませんが、意外とまとまりがよく完成度が高い印象もありますよね。
デザインのモチーフとして「トレッキングシューズ」を用いたというシエンタは、そう言われてみれば明るい色使いやどっしりと構えたフォルムなどに共通性も見出せるかも。
また、ルーフやベルトラインは、室内のシートレイアウトが車両後方に向かうにつれて高い位置に設定されることを反映し、だんだんと後ろ上がりの造形となっています。
■ハイブリッドの燃費はミニバントップ級!選べるパワートレイン
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ(2015年型) メーターパネル
シエンタには、1.5リッターのガソリン車とハイブリッド車の2種類が用意されます。WLTCモード燃費では、ガソリン車の2WD仕様でも17.0km/Lとなかなかの健闘ですが、ハイブリッド車は22.8km/Lと、ミニバントップクラスの低燃費性能を実現しています。
トヨタのハイブリッドはスムーズさと静粛性も大きな特徴で、乗員にとっても快適性の高いドライブも実現しやすそう。燃費だけでなく走行性能や乗り心地面でもメリットのあるハイブリッドの魅力が光ります。
ガソリン車は価格のリーズナブルさが大きな魅力なほか、ハイブリッド車では選べない4WD仕様も設定されますので、積雪地帯にお住まいの方などでも選びやすくなっていますね。
トヨタ シエンタのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,260mm×1,695mm×1,675mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,750mm | |
最大乗車定員 | 7名 | |
車両重量 | 1,380kg | |
燃費 | WLTCモード:22.8km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,496cc | |
エンジン最高出力 | 54kW(74PS)/4,800rpm | |
エンジン最大トルク | 111N・m(11.3kgf・m)/3,600-4,400rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 45kW(61PS) | |
モーター最大トルク | 169N・m(17.2kgf・m) | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 2,345,455円(消費税抜) |
見どころ満載!トヨタ シエンタの内装を詳しくチェック
■ハンドル上配置が見やすい!情報満載のメーターパネル
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ(2015年型) インテリア
シエンタに乗り込むと、メーターパネルの独特な配置場所に気づくはずです。一般的なコンパクトカーやセダンなどの乗用車では、ステアリングホイールの真後ろにメーターパネルが設置されていることも多いですが、シエンタのメーターパネルはステアリングホイール上側、フロントガラスにかなり近い位置に設置されています。
このメーターパネルの位置は、視線を大きく落とすことなくメーター内容が確認できるので、シエンタの運転のしやすさに大きく貢献しています。ほとんどのグレードでメーターパネル内に備わる4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイに表示される多彩な内容も、瞬時に確認することが可能です。
ステアリングホイールがメーターに被ってしまわないか心配という方もいらっしゃるかもしれませんが、シエンタのステアリングには全車でチルト機能が備わっていますので、体格に応じた適切な高さに調節することが可能。メーターもしっかり確認でき、疲れにくい運転姿勢を取ることができるでしょう。
■カラーや仕立てが選べるインテリア、あなたはどれがお好み?
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ(2015年型) インテリア
ボディカラーが非常に豊富なシエンタだけに、インテリアカラーや仕立てもご自分の好みを追求したいところですよね。シエンタは、グレードに応じてインテリアカラーがブラック系とフロマージュ系の2色が選択でき、3種類用意されているシート表皮と合わせて、お好みの仕様を見つけやすくなっています。
もっとも廉価な「X」グレードではブラックインテリアのみの設定となっていますが、ひとつ上位の「G」グレードではフロマージュのトリムカラーにダークブラウンのシートカラーを組み合わせた明るい印象のインテリアが選択可能。
最上位の「Gクエロ」グレードでは、合成皮革とスエード調表皮でブラックとダークブラウンの2トーンカラーとなったシートや、ダークブラウン系のファブリック仕様となるドアトリムなどが特別装備され、シックな色調と手触りのよさで上質なインテリア空間を演出しています。
■家族みんなが使いやすい!低いフロアにワンステップで乗り降り
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ(2015年型)
ミニバンでおなじみのスライドドアを備えるシエンタですが、その車内フロアの低さは大きな特徴で、乗り降りのしやすさを大きく向上させています。
より大型のミニバンでは、地面と車内フロアの間にもう一段ステップが設定されているモデルも少なくありませんが、シエンタでは車内フロアが330mmと低い位置に設定されており、地面からワンステップで乗り降りができます。
スライドドア開口部横の掴みやすい位置には大型のグリップも複数用意されているので、お子さまやご年配の方の乗り降りの際も安心。さまざまな年代の方がスムーズに乗り降りしやすい点は、ミニバンとしてかなりポイントが高い部分です。
■巧みなパッケージング!大人がしっかり座れる3列目
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ インテリア
一見コンパクトカーを思わせるようなショートボディのシエンタですが、車内パッケージングの巧みさには驚くこと間違いなし。1列目と2列目で大人がくつろげるのは当たり前ながら、ワイドな座面幅が確保されたベンチシート風の3列目でも座りやすさや快適性が追求されています。
3列目シートはリクライニングが可能なほか、2列目シートが左右独立してスライドとリクライニングが可能なので、大柄な方でも快適なポジションが取りやすくなっています。
室内高も1,280mmと余裕があるので、車内での移動も楽々。お子さまなら立ったまま車内でお着替えもできそうなほどですね。
■スゴ技格納!3列目を使わない時はシートが「消えちゃう」?!
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ(2015年型) 荷室
ミニバンの3列目シートは、荷室の左右に跳ね上げて収納するタイプも多く、意外と使わない時でも邪魔になりがち。その点シエンタなら、3列目シートを使わないときはまるで車内から消えてしまうような格納が可能となっています。
3列目シートを前方に折り畳んだら、簡単な操作で2列目シートの座席下スペースにきれいに格納することが可能なので、フラットで高さと幅のある荷室スペースを素早く確保することができます。
また2列目シートは前方に折り畳むこともできるので、いざという時にはかなり余裕のある最大荷室スペースを確保することも可能。アレンジのしやすさと使いやすさがよく練り上げられたシートは、シエンタの大きな特徴でもあり魅力でもあります。
■逆転の発想!荷室重視なら2列仕様「ファンベース」に注目
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ ファンベース インテリア
ミニバンなら3列シートが当たり前、そんな固定観念を取っ払い、3列目シートを取り払った異色の新グレードが「ファンベース」。2列5人乗り仕様に割り切ったことで、シエンタのコンパクトなボディサイズを最大限活かした荷室スペースを実現しています。
3列シート仕様車の2列目シートは前方折りたたみでの収納が可能ですが、ファンベースの2列目シートはチルトダウンタイプの格納方法となっており、荷室からフラットに続くフロアを実現。最大荷室長は2,065mmと余裕があるので、大人でも足を伸ばして横になれるスペースが確保できます。
またファンベースは、荷室両側にユーティリティホールを多数備えていたり、大型のデッキアンダートレイを備えていたりと、荷室のアレンジがしやすい工夫も多数備わったこだわり仕様。アウトドアの相棒にもぴったりなファンベースにも、ぜひ注目しておきたいところです。
まとめ
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ
トヨタ シエンタの内装で注目しておきたいポイントをご紹介してきました。
家族揃ってのドライブに使われることも多いミニバンだけに、ドライバーだけでなく同乗者からの評価も重要視したいところですよね。見た目に楽しく機能性に優れた内装を持つシエンタなら、きっと3列全ての乗員がドライブを楽しめることでしょう。
使い方の可能性が広がる選択肢として、2列シートのファンベースも気になる存在。スライドドアの便利さを備えつつ荷室の万能性が向上していますので、3列シートが必要ない方はぜひチェックしておきたいところですね。
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よくある質問
■シエンタの3列目、大人でも座れるの?
トヨタ シエンタの3列目席は、しっかりと空間が確保されている上、リクライニングも可能と、意外と侮れない快適空間。スライドとリクライニングが可能な2列目席をうまく調整することで、大人でもきちんと座ることが可能です。
■シエンタのファンベースってどういう仕様なの?
トヨタ シエンタが3列6人または7人乗り仕様なのに対し、「シエンタ ファンベース」は3列目シートを装備せず、2列5人乗りに割り切った仕様となっています。ファンベースは2列目席の格納方法も異なるなど、とことん荷室の使い勝手を重視した仕様となっており、車中泊などにもぴったりな仕様です。