2022年を最新セダンと快適に過ごそう!個性極まる最新作たち
《画像提供:Response 》レクサス LS500h F SPORT
ここ最近ではSUVやコンパクトカーの人気に押され、存在感が薄れている「セダン」タイプ。セダンのラインアップ数を削っている自動車メーカーも多く、特にコンパクトサイズのセダンはそもそも新車の選択肢がかなり少なくなってしまっているなど、苦しい状況が感じられます。
とはいえ、低く構えたエレガントで高級感のあるシルエット、高い走行性能や乗り心地、優れた静粛性など、セダンならではの魅力が多いことも事実。
現在セダンにお乗りの方や、今は実用性重視の車に乗っている方でも、ライフスタイルの変化に伴ってセダンを新しく検討しているという方も、実は少なくないのではないでしょうか。
そんな慧眼を持つセダンユーザーの期待に応えるべく、最新のセダンは、独自の強みをさらに伸ばしつつ、2022年の新型車として恥ずかしくない先進装備や安全性能を備えた魅力的なモデルが勢揃いとなっています。
2022年にぜひ選びたい、最新セダンのおすすめ車種を5台まとめて紹介しますので、車選びの参考にぜひチェックしてみてください。
■2022年は新型セダンも複数登場見込み!ビッグネームも大変革
この記事では販売中のモデルを紹介しますが、2022年は年間を通してセダンの新型車が複数登場する見込みとなっており、それらのニューモデルからも目が離せません。
具体的なモデルとしては、マツダのフラッグシップセダン「マツダ6」が、2022年中にフルモデルチェンジすることが見込まれています。新たに後輪駆動プラットフォームと直列6気筒エンジンを組み合わせることで、これまで以上に上質な乗り心地が実現されている模様です。
またスバルからは、直近では2021年11月に新型WRX S4がデビューしていますが、国産屈指のスポーツセダン「WRX STI」の新型モデルが登場予定。基本的にマニュアルトランスミッションのみの設定となってきたWRX STIの新型モデルがどのように進化するのか、注目が集まっています。
【2022年最新】おすすめセダンを5台紹介!
■トヨタ カローラ:世界で最も売れている車。装備のコスパが抜群
《画像提供:Response 》トヨタ カローラセダン
トヨタを代表するモデルの1つが「トヨタ カローラ」です。最近ではSUVのカローラ クロスの新登場も記憶に新しく、さまざまなボディ仕様や派生モデルを揃えてきた点も印象的なカローラですが、基本はやはり4ドアセダン。初代カローラが1966年に発売されてから、各世代を通じてセダンのラインアップが継続されてきました。
現行型カローラは12代目のモデルで、セダンモデルは先代・先々代で付けられていた「アクシオ」のサブネームを廃止し、シンプルに「カローラ」と呼ばれるようになりました。先行してデビューしたカローラスポーツ同様、非常にスポーティでシャープなエクステリアが印象的ですね。
存在感のあるボディはいよいよ3ナンバーサイズとなっていますが、日本仕様は海外仕様よりも全長全幅やホイールベースを縮小した専用ボディを採用。ミラー格納時の車幅は先代と同様とするなど、使い勝手の面では5ナンバー時代と大きく変わらない取り回しの良さが追求されています。
サイズアップしたとはいえ、圧倒的なコストパフォーマンスの良さもカローラの大きな特徴。ガソリン車のエントリーグレードでは、税抜170万円台からというお求めやすい価格設定ながら、「トヨタセーフティセンス」や7インチのディスプレイオーディオは全車で標準装備なので、最廉価グレードまで含めて安全装備や快適装備も十分に揃う点は、カローラならではの魅力ですね。
またハイブリッド車では、税抜210万円台からとガソリン車よりは価格が上がるものの、WLTCモード燃費が29.0km/Lにも達するグレードがあるなど、エコカーとしての一面もあります。
ゴルフバッグが3つ積める広々としたトランクスペースなど、セダンらしい魅力はそのままに、モダンな装いで若々しさも感じさせるカローラ。なんと6速MTとターボエンジンを組み合わせた走りのグレードも用意するなど、ベーシックセダンという枠に収まらない意欲作となっています。
トヨタ カローラのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,495mm×1,745mm×1,435mm | |
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ホイールベース | 2,640mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,300kg | |
燃費 | WLTCモード:14.6km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン 1,797cc | |
エンジン最高出力 | 103kW(140ps)/6,200rpm | |
エンジン最大トルク | 170N・m(17.3kgf・m)/3,900rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,945,000円(消費税抜) |
■マツダ3 セダン:洗練のデザインと種類豊富なパワートレインが凄い
《画像提供:Response 》マツダ3 セダン SKYACTIV-X
サイズ的には先ほど紹介したトヨタ カローラに近いライバルとなっているのが、「マツダ3 セダン」です。先代まで日本仕様はアクセラという車名でしたが、フルモデルチェンジを機に海外仕様と共通のマツダ3へ車名を変更しています。
世界的に高評価を得ているマツダのデザインですが、その中でもマツダ3 セダンのエクステリアは、陰影や景色の映り込み方まで考え抜かれた高級感あふれるもの。比較的コンパクトなサイズを感じさせない伸びやかなデザインで、セダンならではのエレガントなスタイルを存分に味わえます。
ハッチバックタイプの「マツダ3 ファストバック」と比べても全長を長く取っていることで、たっぷりとしたトランク容量も確保。見た目の印象以上に実用性もばっちりという点も、セダンならではの魅力ですね。
全車で衝突被害軽減ブレーキや全車速追従機能付のマツダレーダークルーズコントロールが標準装備されるなど「サポカーS・ワイド」に認定されるマツダ3 セダンは、最新基準の安全性もバッチリ確保。運転しやすいドライビングポジションや視界の広さも合わせ、ロングドライブから街乗りまで安心感を持って運転できることでしょう。
マツダ3 セダンはパワートレインの豊富なラインアップもポイントで、1.5リッターと2.0リッターという2種類のガソリン車だけでなく、クリーンディーゼル車や、新世代ガソリンエンジン「スカイアクティブX」を搭載したマイルドハイブリッド車から選択が可能。それぞれで前輪駆動と四輪駆動も選択ができるなど、求める性能に応じた細やかな選択が可能です。
1.5リッターエンジン車では税抜200万円台からというコスパがうれしいベースグレードから、各パワートレインに設定される豪華グレード「Lパッケージ」まで、装備レベルに応じたグレード展開の豊富さもあって、選ぶ楽しみも増えますね。
マツダ3 セダンのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,660mm×1,795mm×1,445mm | |
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ホイールベース | 2,725mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,330kg | |
燃費 | WLTCモード:16.6km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン 1,496cc | |
エンジン最高出力 | 82kW(111ps)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 146N・m(14.9kgf・m)/3,500rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 6速AT | |
新車価格 | 2,105,445円(消費税抜) |
■スバル WRX S4:最新強靭ボディに注目!大人なATスポーツセダン
《画像提供:Response 》スバル WRX S4
2021年11月に新型モデルが登場したばかりの「スバル WRX S4」は、国産車では数少ない四駆スポーツセダンとして、独自の魅力を発揮する注目モデル。ラリー直結のスポーツDNAを持ち世界的に人気の「WRX」の魅力を、新開発のスポーツCVT「スバルパフォーマンストランスミッション」によって幅広いユーザーが存分に味わうことができます。
フロント部は同社のステーションワゴン「レヴォーグ」との共通性も感じられるものの、大きく絞り込まれたリヤ部など、スポーティさが強調されたデザインも特徴的。ボディ下部やフェンダーにはブラック仕立ての空力テクスチャーを配するなど、空力性能を向上させつつスバルらしいアクティブ感も演出されています。
レヴォーグとの共通性はデザインだけでなく、プラットフォームにも及びます。先行したレヴォーグ同様に「スバルグローバルプラットフォーム」と「フルインナーフレーム構造」を組み合わせたWRX S4は、獲得した強い骨格で乗り心地や操縦性を大幅に向上。荒れた路面での安定した走りや、鋭いコーナリング性能が実現されています。
スポーツセダンとして注目が集まるパワートレインは、こちらもレヴォーグのトップグレードと共通の2.4リッター 水平対向4気筒直噴ターボ「DIT」。最新のターボエンジンらしく、2,000rpmという低回転から4,800rpmまで、日常域で使いやすい回転数域でフラットに最大トルクを発揮するこのエンジンは、275psという高出力による伸びの良さも見どころです。
パワフルなエンジンに組み合わされるトランスミッションはスポーツCVTの「スバルパフォーマンストランスミッション」のみ。CVTならではのワイドレンジで効率の良い走行ができるだけでなく、「SI-DRIVE」のモード選択に応じて8速の固定ギヤでの擬似変速も楽しめるなど、スポーツ走行にもしっかりと応える先進のトランスミッションとなっています。
上位グレードでは、一定条件下の渋滞時にハンズオフ走行も可能な運転支援システム「アイサイトX」を標準装備するモデルもあるなど、現時点でのスバルの先進テクノロジーを丸ごと味わえるような一台となっているWRX S4。まだまだ実車を見かける機会は少ないですが、2022年の再注目セダンの1台といえるでしょう。
スバル WRX S4のスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,670mm×1,825mm×1,465mm | |
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ホイールベース | 2,675mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,590kg | |
燃費 | WLTCモード:10.8km/L | |
エンジン種類 | 水平対向4気筒ガソリンターボ 2,387cc | |
エンジン最高出力 | 202kW(275ps)/5,600rpm | |
エンジン最大トルク | 375N・m(38.2kgf・m)/2,000-4,800rpm | |
駆動方式 | 全輪駆動(AWD) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 3,990,000円(消費税抜) |
■ホンダ アコード:流麗デザインの国際派セダンは低燃費にも注目
《画像提供:Response 》ホンダ アコード
昔のアコードをご存知の方なら「これがアコード?!」と驚いてしまうかもしれないほど、堂々としたスタイルを持つ現行型の「ホンダ アコード」。全長は4.9m、全幅は1.86mにも達する大柄なボディを持つアコードは、2021年末で生産を終了したレジェンドに代わって、ホンダのフラッグシップセダンとなっています。
ヘッドランプからテールランプまで力強く伸びるキャラクターラインや、クーペのように滑らかに下降していくルーフラインなどを持つアコードのエクステリアは、セダンらしいフォーマル感は残しつつかなりアグレッシブな印象です。
室内に乗り込むと、ボディサイズの余裕がもたらすゆとりの空間が広がります。後席の足元空間の余裕は、上級セダンならではの豪華さを感じさせてくれ、前席だけでなく左右後席にもシートヒーターを標準装備されるなど、おもてなし装備も十分に揃います。
2.0リッターガソリンエンジンと2モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」を装備するアコード。低中速域ではモーター駆動、高速域ではエンジン直結駆動と、シーンに応じて効率の良い運転を自動で実現してくれるこのシステムは、WLTCモード燃費で22.8km/Lという低燃費を実現。余裕のある走行性能を両立しています。
日本仕様のアコードはe:HEV搭載の「EX」グレード1種類と、販売ラインアップをかなり絞り込んでいるものの、こちらはアダプティブダンパーシステムやノイズリデューシングアルミホイール、大型のヘッドアップディスプレー、サンルーフまで豪華な標準装備が満載。上質なセダンをお探しの方でも満足いただけるでしょう。
税抜価格でも420万円台からと、価格としてはややお高めな印象もあるアコードですが、セダンならではの高級感を存分に味わえることを思えば、この価格設定には納得できるのではないでしょうか。
ホンダ アコードのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,900mm×1,860mm×1,450mm | |
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ホイールベース | 2,830mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,560kg | |
燃費 | WLTCモード:22.8km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,993cc | |
エンジン最高出力 | 107kW(145ps)/6,200rpm | |
エンジン最大トルク | 175N・m(17.8kgf・m)/3,500rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 135kW(184ps)/5,000-6,000rpm | |
モーター最大トルク | 315N・m(32.1kgf・m)/0-2,000rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 4,227,273円(消費税抜) |
■レクサス LS:ハンズオフドライブも!日本の誇るフラッグシップ
《画像提供:Response 》レクサス LS500h バージョンL
国産車として最高峰のセダンのひとつとなる「レクサス LS」は、高級車ブランドのレクサスを代表するモデル。初代LSは、その成功によってレクサスの高いブランドイメージを確立したといっても過言ではないほどで、登場当時の高級車業界に革命を起こした車でした。
現行型となるのは、海外仕様車も含めると5代目となるモデルで、2017年に登場しました。2020年11月には大規模なマイナーチェンジが実施されており内外装意匠が更新されたほか、2021年4月にはレクサス/トヨタとして初設定となる「アドバンストドライブ」を搭載したグレードを、トヨタ ミライと同時に発売しています。
全長5mオーバーとレクサスの最高級セダンにふさわしい大柄なボディを持つLS。搭載されるパワートレインはどちらもV型6気筒 3.5リッターのガソリンツインターボエンジンとハイブリッドの2本立てで、ダイナミックな運動性能と、後席の同乗者がゆったりとくつろげる優れたコントロール性を両立しています。
2022年の最新セダンとして注目しておきたい「アドバンストドライブ」は、高速道路などの使用可能エリア内でのハンズオフドライブや、目的地までのルートに応じた車線変更や前走車の追い越し運転を支援してくれるなど、スムーズな動きで人の感性に沿った運転支援システムとなっています。
トヨタ ミライならLSの半額程度の価格でアドバンストドライブを体験することが可能ではあるものの、そこはさすがに高級車ブランドのレクサスだけあって、ひと回り大きなボディサイズを持つゆとりと高級感あふれるインテリアや、パワフルなパワートレインなど、LSにはきちんとブランド分の差がつけられている印象です。
アドバンストドライブを搭載しない仕様であっても、フラッグシップセダンらしい世界観を濃厚に味わえるLS。豊富に用意されたグレードやカラー、インテリアの仕立てなどのバリエーションからお好みの仕様をとことん追求することができる楽しさも、高級車らしい特徴ですね
レクサス LSのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,235mm×1,900mm×1,460mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 3,125mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,380kg | |
燃費 | WLTCモード:12.6km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒ガソリンハイブリッド 3,456cc | |
エンジン最高出力 | 220kW(299ps)/6,600rpm | |
エンジン最大トルク | 356N・m(36.3kgf・m)/5,100rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 132kW(180ps) | |
モーター最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m) | |
駆動方式 | 全輪駆動(AWD) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 14,818,182円(消費税抜) |
まとめ
《画像提供:Response 》トヨタ・アバロン・ツーリング
2022年にぜひチェックしておきたいおすすめセダンを5台紹介しました。
ラインアップ数こそ減っているものの、その分セダンならではの魅力をしっかりと体感できるモデルが厳選されている印象もあるのが、2022年のセダンです。
走行性能や燃費、くつろぎの室内空間など、こだわりポイントはドライバーそれぞれで異なるはず。納得の車選びで、快適なカーライフをぜひ送ってみてくださいね。
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よくある質問
■2022年のセダン、特徴はどこ?
2022年のセダンで重視しておきたい特徴は、やはり突出した快適性能です。セダンならではの優れた乗り心地や静粛性だけでなく、シートヒーターやアクティブノイズキャンセリング機能を備えることでワンランク上の快適性を実現していたりする最新モデルもありますので、しっかりチェックしておきたいところですね。
■2022年にデビューする新型セダンってあるの?
2022年には、後輪駆動プラットフォームと直列6気筒エンジンを搭載した新型マツダ6が登場予定で、セダン業界における今年のニュースとなりそうです。