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セダンとはどんな車のこと?他の車種と徹底比較

セダンとはどんな車のこと?他の車種と徹底比較

車と言って真っ先に想像する形はいわゆる「セダン」の形ではないでしょうか。ですが、セダンとはどんな車か説明することは難しいと思います。そこで、今回はそんなセダンの特徴と魅力について解説します。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


セダンってどんな車のことを言う?

≪写真提供:response≫ レクサス IS

セダンとは様々なメーカーから販売されており、安定した走りと快適な走行性能が魅力的な車種です。ラテン語の「腰掛ける」という意味の「sedeo」が由来となっています。

基本的にはドアは運転席と助手席、後部座席の左右で合わせて4つが備わっています。5人ほど乗ることができるため70〜90年代頃まではファミリーカーの定番として圧倒的な支持を得ていました。現在ではミニバンやコンパクトハッチバック、スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車などファミリーカーの選択肢が増えたこともあり、日本国内での市場規模は縮小気味ですが、根強い人気を誇ります。

スポーティーな走りに特化した車種も販売されていて、幅広い層から人気を集めています。このような、4枚ドアの車種のことを一般的に3ボックス4ドアと言います。

3ボックス4ドアの意味は?

4ドアは先ほど説明した通り、人の乗り降り用に4つのドアがあることを意味します。3ボックスというのは、エンジンが内蔵されているエンジンルームと、人が座る車室、そして荷物などを収納することができるトランクルームの3つの部屋のことを意味します。

しかし、近年ではセダンの定義もやや広くなっています。トランクルームが独立しておらず、厳密には後述するハッチバック構造であっても後部が突き出したデザインとを採用したモデルもセダン、またはセダン風ハッチバックと呼ばれています。トヨタの人気モデルであるプリウスなどもこのセダン風ハッチバックにあたります。

クーペとの違い

セダンとよく似た車種も存在しており、その代表的なものの一つとしてクーペがあります。セダンと同じく、低く構えたフォルムをしていますが4ドアではなく2ドアの車となっています。セダンが安定した走りをしつつも、車内の快適性も実現しているのに対して、クーペはより走りに重点を置いた車種となっています。

エンジンルーム、車室、トランクルームが分かれているクーペを「ノッチバッククーペ」と言い、セダンと似た見た目をしています。また、リアウィンドウが大きく傾斜してトランクと車室の区別が少ない形が特徴的な「ファストバッククーペ」があります。

ハッチバックとの違い

クーペには「ノッチバッククーペ」や「ファストバッククーペ」などがあると説明しましたが、現在では様々な形状の車が発売されており名称ごとの境目も曖昧になってきています。車体後部の構造の形が特徴的な車種としてハッチバックがあります。

車体後部のトランクにアクセスするためにトランクリッドを備えるセダンなどに対して、ハッチバックは跳ね上げ式の後部ドアを持つことが特徴です。跳ね上げ式の後部ドアを持つものの中には、外観はセダン風の3ボックスのものもありますが、2ボックス型でリアウィンドウにハッチが一体となっている車種を一般的にハッチバックと言います。

セダンの魅力を解説

≪写真提供:response≫ ミドルクラスセダン

世界的なSUVブームや、日本では小回りのきくコンパクトカーが流行していたりと、かつてほどのセダンの人気は熱くありませんが、依然として根強い評価を得る車種となっています。

その理由には、セダンだからこそ実現できる走行性能や快適性があります。様々な代表的なセダンを紹介してきましたが、改めて魅力を紹介していきます。

走行性能はどれくらい?

他の代表的な車種であるSUVやミニバンと比べて、構造上の大きな違いは全高の低さにあります。全高が高いとコーナリング時に車体が左右に揺れてしまうため、車輪のサスペンションを固くする必要があります。しかし、サスペンションが固いということはその分振動などを感じやすくなってしまいます。

エンジンルームがフロント部分にあり、低重心な設計でコーナリングでも揺れが少ないため、サスペンションも柔軟です。そのため振動を吸収し快適な走行が可能になります。

快適な車内空間

セダンの魅力として快適性の高い車内空間が挙げられます。エンジンルームや荷室と車室が独立していますので、密閉性高く室内の静粛性を高めることができるのです。

さらに、低重心による安定感からサスペンションのセッティングの自由度も高く、より快適な乗り味を実現しやすいという点もポイント。この車内の快適性が多くの高級車にセダンスタイルが採用されている理由のひとつです。

セダンの選び方

セダンにはスポーティーな仕様のものや、実用向けの大衆車、誰もが憧れるようなラグジュアリーな高級車まで様々な車種が販売されています。実用車として考えている場合は、走行性能の良さはもちろんのこと、燃費性能の高いエコなハイブリッド車がぴったりです。

走行性を重視して走ることを楽しみたい方はスポーティーなセダンを選ぶと良いでしょう。セダンに共通するものとして、どれも洗練されたデザインであることが挙げられます。

サイズもセダン選びにおいて重要なポイントのひとつです。セダンはエンジンルームやトランクルームが独立して突き出たスタイルなのでどうしてもサイズは大きくなってしまいがちです。そのためLサイズセダンになると小回りが利かず運転しにくいケースもあります。特に軽自動車やコンパクトハッチバックに慣れている方からするとかなり大きく感じられるでしょう。

また、全長の近いミニバンとも視界の広さや座席から車体の先端までの距離がまったく異なっています。そのため、これまでセダンにあまり乗ったことがない、あるいは運転にあまり自身がない方はミドルサイズ以下のモデルをチェックしてみましょう。

代表的なセダンには何がある?

≪写真提供:response≫ レクサスLS、トヨタMIRAI

様々なメーカーから販売されているセダンですが、そのコンセプトのよって走行性能や快適性なども変わってきます。

今回は、走りに重きを置いたスポーツタイプ、街中でも性能を発揮する実用性のあるセダン、そして憧れやステータスの対象にもなる高級セダンについて紹介していきます。

スポーツタイプのセダン

セダンは他の人気車種である、ミニバンやSUVなどに比べると車の重心が低く走るときに安定します。そのため、走りを活かすための要素がそろっておりスポーティーな車種もたくさん販売されています。

日産 スカイライン

≪写真提供:response≫ 日産 スカイライン

スカイラインは日産自動車のセダンとして有名ですが、もともとは富士精密工業というメーカーから1957年に発売、プリンス自動車に社名が変わり、日産と合併してからも主力車種に位置付けられていたとても長い歴史を持つ車です。また、「ハコスカ」とも呼ばれる3代目モデルに設定されたスポーツグレード「GT-R」は一世を風靡し、現在でも根強いファンがいる車となりました。

長い歴史を持つスカイラインですが、最新モデルは2013年に登場した13代目で、2019年には日本仕様のみ大幅にマイナーチェンジされました。一時はグローバル向けにデザインされていたのが、日本に馴染みのある形で復活した車種と言っても過言ではありません。プロパイロットなどの最新技術を詰め込みながらも、パワフルなエンジンを搭載するなど走ることを楽しませるスポーツセダンです。

マツダ6 セダン

≪写真提供:response≫ マツダ6

マツダのセダンにおける代表車種です。発表された当時はアテンザの名前で登場し、マツダのフラッグシップモデルとして高い人気を誇ります。

現在では海外市場におけるモデル名であったマツダ6が日本市場でも採用されています。名前は変わっても依然としてマツダのフラッグシップらしい高級感、そして高い走行性能を誇り、世界的にも高い評価を受けているモデルです。

実用タイプのセダン

セダンと言えば、快適な走行性能や居住性が魅力的な車種です。街中で走るにも、程よい大きさで実用性が抜群です。

今回はそんなセダンの中から、特に実用に向いている3種類を紹介します。

トヨタ カローラ

≪写真提供:response≫ トヨタ カローラ

トヨタでラインナップされている車の中でも特に長い歴史を誇るモデルのひとつです。かつては大衆車の代表モデルとして非常に高い人気を集めました。時代とともにモデルチェンジを繰り返し、近年のモデルではあくまで実用車でありながら高級感もプラスされています。

もともとはコンパクトな5ナンバーサイズラインナップが中心でしたが、近年ではサイズの小さな車はコンパクトハッチバックが主流となっていることもあり、ボディを拡大して3ナンバーサイズとなりました。

このように、かつての姿からは大きく変化したカローラですが、現在でもセダンの代表モデルとして幅広い層の支持を集めています。高い燃費性能を誇るトヨタのハイブリッドシステムをはじめとして、最新の技術が積極的に投入されており、トヨタの「顔」と呼べるモデルのひとつです。

ちなみにカローラには、カローラアクシオというよりコンパクトなモデルもラインナップされています。現行のカローラの1世代前のモデルにあたりますが現在でも併売されており、こちらは数少ない5ナンバーサイズのセダンです。よりコンパクトなセダンが欲しいという方はこちらのモデルも検討してみましょう。

トヨタ プリウス

トヨタ プリウス

現行のプリウスは先ほどもご紹介しました通り、厳密にはセダンではなく、セダン風ハッチバックとなっていますが、非常に人気が高いモデルということもあり、ここでご紹介させていただきます。

プリウスと言えば特筆すべきは燃費の良さではないでしょうか。WLTCモードで30.8km/Lの低燃費を実現しています。また、車に溜めた電力を災害時などで電化製品を動かすことにも使用可能で、400Wで4.5日も電力供給することができます。また、超音波ソナーによるブレーキサポートや、警報音による検知機能で安心で安全な運転を実現します。

高級セダン

セダンといえば高級車をイメージする方も多いでしょう。優雅なスタイリングと車内空間の快適性は高級車に求められる大切な要素です。その両方を兼ね備えるセダンは高級車のスタイルにぴったりとマッチします。

そこで、ここからはラグジュアリーな高級セダンをご紹介します。

トヨタ クラウン

≪写真提供:response≫ トヨタ クラウン

トヨタ クラウンはトヨタのフラッグシップセダンにあたり、歴史が深いモデルです。トヨタの取り組みである次世代の車づくり「TNGA」にもとづくプラットフォームを採用したボディ構造で、重心が低く安定した走行が可能です。また、エンジンシステムの展開もハイブリッドシステムである3.5Lと2.5L、そして直噴ターボエンジンである2.0Lから選ぶことができ、好みの走り方にあわせられます。

高級車は車体も大きくなりがちですが、クラウンは日本の道路状況に最適化されたボディで、まさに日本の代表的高級セダンといえます。

レクサス LS

≪写真提供:response≫ レクサス LS

トヨタの展開する高級ブランドであるレクサスの中でも、原点に位置するような代表的車種です。細部にわたるまで徹底的に作り込み「上質な走り」を追求した、高剛性かつ軽量ボディは騒音や振動を極限まで抑えられています。

走行する上での危険を予防し、不安定な動きを自然に制御するVDIMを装備しており、運転をする上で全方位からのサポートを快適に受けられます。インテリアの上質さと相まって、運転面も高級車として申し分の無い車といえます。

まとめ

≪写真提供:response≫アウディ S3セダン

セダンとはどのような車かについてご紹介しました。現在では様々な車種が登場し「車といったらこの車種」と言い切ることは難しくなりました。しかし、セダンはほとんどのメーカーで販売されており、王道の車種といえるでしょう。

上質で快適な走行性のあるセダンは日本の街乗りにもぴったりの車といえます。

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