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【新車販売台数ランキング】トヨタ「シエンタ」が人気すぎ?8月最も売れたクルマは何になった?

【新車販売台数ランキング】トヨタ「シエンタ」が人気すぎ?8月最も売れたクルマは何になった?

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2024年8月の新車販売台数ランキングによると、トヨタ「ヤリス」が、不正問題を受け3位まで落ちたほか、ダイハツのOEM車トヨタ「ライズ」が26位から一気に10位まで急浮上、入れ替えの激しい展開となりました。

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マツダ「CX-80」、ホンダ新型「シビック」がまもなく登場

《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉マツダ CX-80

やっぱり1位はトヨタ「カローラ」!「ヤリス」は今後に期待

2024年8月は、ロータス新型「エメヤ」やメロールス・ロイス新型「カリナン」のなど、輸入車の新モデルが日本初公開・導入となったほか、マツダ「CX-80」の日本仕様、ホンダ新型「シビック」が公開されました。

また、ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」にSUVモデルとなりそうな「JOY」グレードが追加されることが明らかになったりと、様々な新型車に関するニュースがありました。今すぐランキングに影響を与える車種の登場とはなりませんでした。

一方6月にも不正問題が発覚し出荷停止となっていたトヨタ「ヤリス クロス」については、その状況が8月も継続。すでに出荷停止解除となりましたが、8月のランキングはどうなったのでしょうか。

《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉左:カローラ ツーリング 特別仕様車 ACTIVE SPORT/右:カローラ 特別仕様車 ACTIVE SPORT

今年に入り、トヨタ「ヤリス(ヤリスやヤリス クロスといったヤリスシリーズの合算値)」と、トヨタ「カローラ(カローラクロスやカローラツーリング等を含むカローラシリーズ)」の1位争いが展開されていましたが、6月にも不正問題が発覚し出荷停止となっていたトヨタ「ヤリス クロス」の影響で、ヤリスが下落、7月に引き続き8月も1位となったのは「カローラ」でした。前年比も103.3%と堅調な伸びを見せており、まだまだこの地位を維持しそうです。

そして、続く2位となったのが、トヨタ「シエンタ」。愛らしいデザインと工夫に溢れたパッケージングが功を奏し、単一の車種しかない中、2位まで躍り出ました。

そして、ヤリス クロスの出荷停止が続いたヤリスは3位に。前年比62.5%とその影響は隠しきれない状況となっていますが、すでに出荷停止解除となり、生産再開が9月にも行われ、まもなく勢いを取り戻していくものと見られます。

続く4位のポジションは先月同様トヨタ「ルーミー」がランクイン。また、ルーミーと同じくダイハツのOEM車となる「ライズ」も26位から10位まで復活しており、ダイハツの不正の影響がかなり緩和された様子が見られます。

そして5位には6位から昇格したホンダ「フリード」がランクイン。前年比も152.3%とかなり好調で、今後の展望にも期待できそうです。

7位には、8位から上昇した日産「セレナ」がランクイン。直近では、その整備性や耐久性の問題がSNSで話題となるも、継続して堅調な人気を見せています。

8位には、11位から上昇したトヨタ「プリウス」がランクイン。前年比は81.5%と厳しい状況ですが、相変わらず多くの販売台数を誇ります。

9位には、7位から降格しながらもトヨタ「アルファード」がランクイン。ベースグレードでも500万円を超える高級車ですが、変わらずの人気で、生産も追いつき、前年比119.4%と高水準を維持しています。

トヨタ「ノア/ヴォクシー」がかなり厳しい状況に

《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉トヨタ・ノア

ライズの急上昇や、シエンタの好調など様々な変化があった7月。その一方で、ランキングを落としているクルマもあります。

まず9位から11位にトヨタの本格SUV「ランドクルーザーW」が降格。前年比は127.7%とかなり好調状態ですが、他の勢いに負けてしまったようです。また「ヴォクシー」も13位に降格、少しずつ順位を落としており、前年比も73.2%と厳しい状況です。

また、兄弟車となる「ノア」も10位から15位まで一気に下落。前年比は61.4%とヴォクシーよりも厳しい戦いが続きます。

徐々に下落しているホンダ「ヴェゼル」ですが、先月は8位から一気に15位まで降格し、今月は18位まで下落。前年比は117.5%であるところを見ると、マイナーチェンジは成功したようなのですが、ライバルの人気ぶりに押されていることがわかります。

また、先月14位から20位にランクダウンしたホンダ「ステップワゴン」は、ついに20位以内のランキングから姿を消しました。また、ホンダ「ZR-V」18位から20位に下落。前年比は201.9%と、かなり好調ながら厳しい結果となりました。

不正問題は完全に終焉へ…来月のランキングで変動ありか

《画像提供:Response》〈写真撮影:山内潤也〉トヨタ アルファード エグゼクティブラウンジ ハイブリッド・E-Four

8月のランキングでは引き続き、ランキングに多くの変動が多く見られました。納車が順調なのかトヨタ「アルファード」やトヨタ「ランドクルーザーW」がその勢いをましていましたが、今月に入って降格。今後はどうなるのか注目です。

また、不正問題による出荷停止で不動の1位を明け渡したまま、なかなか回復できないヤリスですが、9月からは出荷も再開しており、カローラとの争いが気になるところです。

来月のランキングはどのような展開を迎えるのか。今後のランキング変動が注目されます。

2024年8月 乗用車ブランド通称名別順位

順位 前月順位 ブランド通称名 メーカー 台数 前年比
1(ー) 1 カローラ トヨタ 10,541 103.3
2(↑) 3 シエンタ トヨタ 9,027 93.7
3(↓)  2 ヤリス トヨタ 8,901 62.5
4(ー) 4 ルーミー トヨタ 8,058 92.6
5(↑) 6 フリード ホンダ 6,990 152.3
6(↓) 5 ノート 日産 6,894 111.3
7(↑) 8 セレナ 日産 6,103 105.4
8(↑) 11 プリウス トヨタ 5,909 81.5
9(↓) 7 アルファード トヨタ 5,809 119.4
10(↑) 26 ライズ トヨタ 5,459 107.7
11(↓) 9 ランドクルーザーW トヨタ 5,248 127.7
12(↑) 13 アクア トヨタ 5,062 110.8
13(↓) 12 ヴォクシー トヨタ 4,790 73.2
14(ー) 14 ハリアー トヨタ 4,674 115.1
15(↓) 10 ノア トヨタ 4,382 61.4
16(ー) 16 フィット ホンダ 4,145 111.6
17(ー) 17 クラウン トヨタ 4,009 178.8
18(↓)  15 ヴェゼル ホンダ 3,980 117.5
19(ー) 19 ソリオ スズキ 3,491 111.9
20(↓) 18 ZR-V ホンダ 3,277 201.9
出典:https://www.jada.or.jp/pages/340/

※軽自動車および海外ブランドの車種を除きます
※車種名は国産メーカーの同一車名を合算したものであり、海外生産車を含みます

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