ホンダの名車・シビック7年ぶり復活!セダン・ハッチバック・タイプRの3タイプ
ハッチバック、セダン、タイプR
ホンダの名車と名高い、シビックが販売開始されました。
フルモデルチェンジを行ったシビック新型は記念すべき10代目にあたります。
2010年の9月に日本仕様の販売が終了していたことをふまえると、約7年間の時を経て復活…。とあっては、発売日が楽しみすぎて夜も眠れない!といった熱いシビックファンもいたのではないでしょうか。
シビック新型は、ハッチバック、セダン、スポーティーなタイプRの3つのタイプがラインアップされています。
本記事ではシビック新型、セダンに着目してご紹介しています。
■ホンダ 新型シビック 3タイプの中で1番人気はハッチバック!?
ホンダ シビック ハッチバック
自分が気になるタイプを購入するのがベストですが、それでも気になるのは、どのタイプが1番人気なのか?ということ。
シビック新型は、ハッチバック、セダン、タイプRとありますが、どのタイプが一番売れているのでしょうか。
ホンダ広報部によると、11月1日の段階で、シビック新型は月販目標が2000台という中、約1万2000台という受注台数。
その数字の内訳はというと、ハッチバックが半数を占めており、残りをタイプRとセダンが分け合っているそうです。
詳細はわかりませんが、11月の段階ではハッチバックが一番人気のようですね。
■ホンダ新型シビック、発売は9月29日!人気すぎて納車は2018年!?
ホンダ シビックタイプR
ホンダシビック新型は2017年9月29日より販売開始中です。
しかしながら、あまりの人気ぶりに、納車が追い付いていないという現状のようです。
ホンダとしては嬉しい悩みかと思うのですが、一早くシビック新型に乗りたい未来のオーナーとしては、納車が待ち遠しい限りです。
セダンは2018年の年明け、ハッチバックは2018年の4月、そしてタイプRは2018年夏ごろの納車予定です。
ですので、まだ購入されていないという方は、今すぐにでも購入されることを強くオススメします。
ホンダの倉石誠司副社長は11月1日に都内にある本社で開いた決算会見で9月に発売した新型『シビック』の受注台数が月販目標の6倍に達して供給が追い付かず、なかでもタイプRの納車時期が2018年夏になっていることを明らかにした。
倉石副社長は「受注は1万2000台で、我々の思っていた以上にお客様にご好評を頂いている。とくに5ドアハッチバックと『タイプR』については供給が間に合わないということで、かなりお待たせしている状況になっている」と述べた。
具体的な納車状況は「現状でいうとセダンが年明け、ハッチバックが来年4月、タイプRは来年夏というくらいの状況。これを早くするべく生産の方にお願いしている最中」と倉石副社長は説明した。
ホンダ 新型シビック セダン 基本情報
■【改めて知りたい】ホンダ シビックとは
ホンダ・シビックのスポーツグレード、Si(北米仕様)(2011)
シビックは、ホンダが生産・販売を手掛けるCセグメントの乗用車です。世界各国で販売される、世界戦略車でもあります。
日本国内では、2010年に販売終了したものの、2017年に7年の時を経て復活を果たしました。
ここ最近、軽自動車やミニバンといった、どちらかというとファミリー向けな車にシフトしているイメージの強いホンダですが、シビックを復活させることで、往年のホンダファンの期待に応えることができるのか?といった点でも注目度が高い車と言えるでしょう。
■ホンダ 新型シビック セダン 基本スペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,650×1,800×1,415mm(ホイールベース:2,700mm) | |
---|---|---|
室内長×室内幅×室内高 | 1,930×1,525×1,160mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,300kg | |
燃費 | JC08モード:19.4km/L | |
駆動方式 | FF |
■ホンダ 新型シビック セダン エクステリア(外装)
ホンダ シビック セダン新型
シビックセダン新型、エクステリアはどうでしょうか。セダン、と一言で言っても、シビックセダンは走りも追求したスポーツセダンと言えます。
エクステリアを見たときに、君はセダンなの、クーぺなの?と悩んでしまうほどに、車体のラインが流麗です。この流れるようなルーフラインが、空力性能に有利に働いてくれます。
また、フロントフェイスもシンプルで、飽きがこないデザインと言えます。個人的にはですが、ハッチバック、タイプRと比較しても、フロントフェイスは一番洗練されていて、シビックらしいデザインだと感じました。
ホンダ シビック セダン新型
ホンダ シビック セダン新型
ホンダ シビック セダン新型
(顔はともかく)真ん中から後ろへと続く屋根のラインはクーペのように美しい。いやいや、惑わされるな。このクーペのようなカタチだとほらね、後席に入ろうとすると屋根が低くて頭をぶつけるのだ。デザイン性と実用性は必ずしも一致しない。ただ、後席に座ると天井は高く、170cmの身長でもゆとりがある。足元も広い。ふむ、座り心地は悪くない。つまりは、いいの? 悪いの? どっちなの。揺れに揺れる女心である。
■ホンダ 新型シビック セダン ボディのカラーバリエーション
新型シビックセダン、気になるボディのカラーバリエーションは全部で5色。
●ホワイトオーキッド・パール
●ルナシルバー・メタリック
●クリスタルブラック・パール
●プレミアムクリスタルレッド・メタリック
●コスミックブルー・メタリック
の5色展開です。
■ホンダ 新型シビック セダン インテリア(内装)
ホンダ シビック セダン新型
横構造のインストルメンタルパネルは薄く仕上げ、一方でメーターまわりははっきりと目立たせています。
また、インストルメントパネルアッパーには、柔らかく上質なソフトパッドを採用しました。
見る角度によって色彩が変化するメタル調のガーニッシュパネルを採用しています。
ホンダ シビック セダン新型
インテリアカラーは、ブラック/ソフトウィーブが標準装備されていますが、メーカーオプションでカラーをブラック、シートを本革に変更することも可能です。より上質な室内空間を演出してくれます。
ホンダ シビック セダン新型
■ホンダ 新型シビック セダン エンジン性能
ホンダ シビックセダン エンジン
エンジン種類 | 1.5L 直噴VTEC TURBOエンジン | |
---|---|---|
最高出力(kW(PS)/rpm) | 127(173PS)/5,500rpm | |
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) | 220 (22.4kg・m)/1,700-5,500rpm | |
JC08モード燃費 | 19.4km/L |
新型シビックセダンに搭載されているエンジンは、1.5リッター直列4気筒ターボエンジンです。エンジン本体にはバルブタイミングを連続的に変化させる「VTEC」を吸排気の両方に採用。
ちなみに、このエンジンはハッチバックと同じものになります。細かなチューニングとなると、ハッチバックとセダンでは多少異なりますが、性能はいずれも2.2~2.4リッターNA(自然吸気)エンジンと同等の性能を発揮します。
※セダンの最高出力が173馬力に対し、ハッチバックは182馬力と9馬力アップ。
その反面、セダンがレギュラーガソリン仕様なのに対し、ハッチバックはより高出力を追求するためハイオク仕様です。
1.5リッターだと物足りない、という方は、2.0L VTEC TURBOエンジンを搭載した、タイプRがオススメです。
ホンダ シビックタイプR
2リットルVTECターボに最大1.56barのブースト圧かけて炸裂した出力は先代の10psアップ、320ps/400Nm!! それを手漕ぎの6速MTで“操る楽しさ”。ショートストロークのシフトは、アップは通常、ダウン時は下のギアに自動で回転合わせを行なうレブマチックを搭載。達人レベルの“ヒール&トウ”はクルマ側が半分やってくれる。1速までやらないのは日産とポルシェに負けてるけど。
■ホンダ 新型シビック セダン 燃費
ホンダ シビック セダン新型
セダン | ハッチバック | タイプR |
19.4km/L | 17.4~18.0km/L | 12.8km/L |
シビックセダンは、燃費にも優れています。
JC08モード燃費、19.4km/Lという数字は、ホンダのアコード(31.6~30.0km/L)、グレイス(22.0~19.6km/L)に続く低燃費です。
■ホンダ 新型シビック セダン ホンダセンシング搭載!
安全性能を見ていきましょう。
新型シビックセダンには、先進の安全運転支援システム、ホンダセンシングが標準搭載されています。
ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識、ブレーキ、ステアリングの制御技術が協調し、安心で快適な運転と、事故回避を支援します。
■ホンダ 新型シビック セダン 試乗評価・感想・レビュー
ホンダ シビックセダン新型
走りを楽しむクルマ
ハンドルを切った方向と逆の後ろ足の動きがものすごくいい。ハンドルをきると、加重のかかる反対側の後ろのタイヤがしっかり支えて、向きたい方向へと押し出してくれる感じがするクルマはほかにもあるけれど、シビックの場合、ハンドルをきった瞬間にすでに後ろ足が待ち構えているのだ。このままアクセルを踏んでも安心して向きを変えられますよと、耳元で囁いてくれるのである(注・本当に声がするわけではありません、念為)。この安心感。コーナーを走るときの緊張感がみるみる弛緩する。これは楽しい。
生まれ変わったシビックは、日本市場では「走りを楽しむクルマ」と割り切って投入された。この車体にハイブリッドを積むつもりはなく、最初のボディ設計の時点でまったく考えて作られていないとのこと。燃費よりも、走りをとことん楽しむ。悪くない。
活発に走るという点では及第点どころか、相当な高得点が与えられ、このセグメントのセダンとしても走りはトップクラスと言って間違いない。それに今や全長4650×全幅1800×全高1415mmというかなりのサイズ感があるクルマに成長しているから、室内空間も十分に広く、さすがグローバルカーとして、居住性の良さは十分にアピールできている。車幅だけ見れば、トヨタ『クラウン』と同じと言えば、如何に広いかわかると思う。
セダンは1.5リットルターボエンジンとCVTの組み合わせ1グレードのみ。1.5リットルターボと言ってもそのパワー、173ps/5500rpm、220Nm/1700~5500rpmだというからバカにしたもんじゃない。そもそも最高出力到達点と、最大トルク発揮点の回転数が上限で同じというチューニングのエンジンも珍しいと思う。そんなわけで実際に乗ってみても、非常に活発に走るクルマで、『走り』が大きな訴求ポイントのひとつと訴えていた、開発主査の松本英樹さんの言葉にはうなづけるものがあった。
ホンダ シビックセダン
デザインも文句なし
日本市場でこのサイズのセダンに、存在価値はあるのか。いつもそう思っている。ハッチバックより荷物は載らない。車内は狭い。ボディラインが把握しにくく車庫入れがしにくい。なにせ、たたずまいそのものがジジ臭い。しかしながら、あら?『シビックセダン』のデザインは悪くない。
エンジン透過音の大きさが気がかり
ただ、気になる点がないわけではない。その一つが低速域でのエンジン透過音の大きさ。そしてもう一つは3000~4000rpm付近でのフロア振動の大きさだ。それに全体として常用スピード域での乗り心地の悪さも気になるところである。敢えて乗り心地が悪いと書いたが、イメージとしては硬いゴムの上に乗っているような弾み感が気になるのである。因みに試乗車はオプションの17インチ、ブリジストン・トゥランザを履いたモデル。果たして標準装着の16インチを履いたクルマがどうなるかは定かではないが、この組み合わせでは乗り心地は気になる点ではある。
■ホンダ 新型シビック セダン 新車価格
セダン | ハッチバック | タイプR |
265万320円 | 280万440円 | 450万360円 |
新型シビックセダン、価格は約265万円に設定されています。
従来のシビックと比較すると、新型シビックは値段がお高めです。性能やデザインなどを加味すると、妥当な値段ではあるかと思いますが、若い方だと簡単に手が出せない価格になってしまったのが少し残念ですね。
■ホンダ 新型シビック セダン 中古価格
まだ発売されて間もなく、納車も遅れているという状況であるため、中古価格は今の段階では明確に申し上げられません。
しかしながら、7年ぶりの復活であること、需要の高まり等を考えると、中古価格でもあまり値下がりしないのではないかと予測できます。
確実にシビックセダンを手に入れたいという方は新車で購入することをオススメします。
最後に
ホンダ シビック セダン新型
今回は、満を持して発売された、新型シビックセダンについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
シビックは世代を越えて愛されてきたクルマです。その中でもとりわけ、シビックらしいシビックセダンは、懐かしさも相まって、クルマ好きの心を強く揺さぶるのではないでしょうか。
タイプR、ハッチバック、セダンと3つのタイプがあり、一人一人のライフスタイルなどによって、オススメが変わってきますので、一番しっくりくるシビックを探してみてもいいかもしれませんね。