はじめに
毎年開催されている日本を代表する「今年のクルマ」を決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー」ですが、今年もこの時期がやってきました。
今年は、第39回2018-2019となり来年は節目の40回目を迎える歴史あるイベントです。
31日「第39回2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」のノミネート車が発表されました。
国産、輸入車16ブランド、合計27台がラインアップされました。
■スズキのジムニーは辞退!?
ただし事前にメーカー側から辞退したクルマは選出されません。
今年は、スズキ『ジムニー』(2018年7月発表)、トヨタ『センチュリー』(2018年6月発表)の2台がノミネート、賞典を辞退しました。
「ジムニー」は筆者としてはかなり本命になりえたクルマだったのでどういう事情で辞退となったのか理由はしりませんが、非常に残念です。
ホンダ『N-VAN』も商用車に新風を巻き込んだクルマですが、商用車は対象に含まれないの残念です。
60人の選考委員による審査・投票によって、この中から今年の一台カー・オブ・ザ・イヤーが選ばれます。
ジムニーが辞退したことでかなりの混戦が予想されますね。
ちなみにノミネート車は2017年11月1日から2018年10月31日までに発表または発売され、年間の販売台数が500台以上見込まれている乗用車が対象車両となります。
2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー イベントスケジュール
今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーイベントのスケジュールは以下のようになっています。
●10月31日(水):ノミネート車発表
●11月7日(水):10ベストカー発表
開催地:機械振興会館(東京都港区芝公園)B2ホール
●11月20日(火):10ベストカー試乗会
開催地:富士スピードウエイ(静岡県駿東郡小山町)
●12月7日(金):最終選考会・表彰式
開催地:東京国際交流館(東京都江東区青海)
残念ながら上記イベントは、関係者のみで一般には公開されていません。
富士スピードウエイでの10ベストカー試乗会は、非常に楽しそうで、羨ましい限りです。
日本カー・オブ・ザ・イヤー60人の選考委員
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員は以下のモータージャーナリストをはじめとした60人になります。
■青山 尚暉(あおやま なおき):モータージャーナリスト
■安東 弘樹(あんどう ひろき):フリーアナウンサー
■飯田 裕子(いいだ ゆうこ):モータージャーナリスト
■石井 昌道(いしい まさみち):モータージャーナリスト
■石川 真禧照(いしかわ まきてる):自動車生活探検家 / AJAJ副会長
■石川 芳雄(いしかわ よしお):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■今井 優杏(いまい ゆうき):自動車ジャーナリスト / モータースポーツMC
■岩貞 るみこ(いわさだ るみこ):モータージャーナリスト / 作家
■太田 哲也(おおた てつや):モータージャーナリスト / レーシングドライバー
■大谷 達也(おおたに たつや):自動車ライター
■岡崎 五朗(おかざき ごろう):モータージャーナリスト
■岡本 幸一郎(おかもと こういちろう):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■小沢 コージ(おざわ こうじ):モータージャーナリスト
■片岡 英明(かたおか ひであき):モータージャーナリスト
■桂 伸一(かつら しんいち):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■金子 浩久(かねこ ひろひさ):モータージャーナリスト
■河口 まなぶ(かわぐち まなぶ):モータージャーナリスト
■川島 茂夫(かわしま しげお):AJAJ会員 / 自動車評論家
■河村 康彦(かわむら やすひこ):モーターシ_ャーナリスト
■木下 隆之(きのした たかゆき):レーシングドライバー / 自動車評論家
■日下部 保雄(くさかべ やすお):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■九島 辰也(くしま たつや):モータージャーナリスト
■国沢 光宏(くにさわ みつひろ):自動車評論家
■五味 康隆(ごみ やすたか):モータージャーナリスト
■こもだ きよし(こもだ きよし):モータージャーナリスト / AJAJ会長
■斎藤 聡(さいとう さとし):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■斎藤 慎輔(さいとう しんすけ):モータージャーナリスト
■佐藤 久実(さとう くみ):モータージャーナリスト
■塩見 智(しおみ さとし):フリーランス・ライター / エディター
■島崎 七生人(しまざき なおと):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■島下 泰久(しました やすひさ):AJAJ会員 / モータージャーナリスト
■嶋田 智之(しまだ ともゆき):自動車ライター
■清水 和夫(しみず かずお):モータージャーナリスト
■鈴木 直也(すずき なおや):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■瀬在 仁志(せざい ひとし):モータージャーナリスト
■高山 正寛(たかやま せいかん):ITS Evangelist / カーコメンテイター / AJAJ会員
■竹岡 圭(たけおか けい):モータージャーナリスト / タレント / AJAJ副会長
■田畑 修(たばた おさむ):フリーランス・ライター
■千葉 匠(ちば たくみ):デザインジャーナリスト
■中谷 明彦(なかや あきひこ):レーシングドライバー / モータージャーナリスト
■西川 淳(にしかわ じゅん):自動車ライター
■西村 直人(にしむら なおと):交通コメンテーター / AJAJ会員
■萩原 秀輝(はぎはら ひでき):AJAJ会員
■橋本 洋平(はしもと ようへい):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■ピーター ライオン(ぴーたー らいおん):モータージャーナリスト
■ピストン 西沢(ぴすとん にしざわ):DJ
■藤島 知子(ふじしま ともこ):モータージャーナリスト / AJAJ会員
■ボブ スリーヴァ(ぼぶ すりーう゛ぁ):モータージャーナリスト
■松田 秀士(まつだ ひでし):レーシングドライバー / モータージャーナリスト / 僧侶
■松任谷 正隆(まつとうや まさたか):音楽プロデューサー / モータージャーナリスト / AJAJ会員
■まるも 亜希子(まるも あきこ):カーライフ・ジャーナリスト
■御堀 直嗣(みほり なおつぐ):フリーランス・ライター
■三好 秀昌(みよし ひであき):ラリードライバー・モータージャーナリスト
■森口 将之(もりぐち まさゆき):モータージャーナリスト / モビリティジャーナリスト
■諸星 陽一(もろほし よういち):モーターフォトジャーナリスト / AJAJ会員 / JMS会員
■山内 一典(やまうち かずのり):ゲームプロデューサー
■山田 弘樹(やまだ こうき):モータージャーナリスト
■山本 シンヤ(やまもと しんや):自動車研究家
■吉田 由美(よしだ ゆみ):カーライフ・エッセイスト
■渡辺 陽一郎(わたなべ よういちろう):カーライフジャーナリスト
よく雑誌やネットの試乗記事などでもよく見かけるバラエティーに飛んだメンバーですね。
最終的に各審査員の投票結果は確認できます。
昨年の結果を見ると投票の配分など審査員の個性が非常によくでている結果だと思います。
筆者としては岩貞 るみこさん、岡崎 五朗氏、河口 まなぶ氏、国沢 光宏氏、五味 康隆氏、こもだ きよし氏、藤島 知子さん、松任谷 正隆氏、吉田 由美さんの投票結果に注目したいですね
第38回 2017 – 2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー 選考委員別配点表 | 日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイト
http://www.jcoty.org/record/coty2017/points/日本カー・オブ・ザ・イヤーの公式サイトです。市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から、年間を通じて最も優秀なクルマを選定します。
日本カー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた27台
日本カー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた27台は以下の通りとなっています。
【国産車】
●スバル・フォレスター
●ダイハツ・トコット
●トヨタ・カローラスポーツ
●トヨタ・クラウン
●レクサスLS
●日産・セレナe-POWER
●ホンダ・クラリティPHEV
●ホンダCR-V
●マツダCX-8
●三菱・エクリプスクロス
【輸入車】
●アルファロメオ・ステルヴィオ(クワドリフォリオ含む)
●アウディA7スポーツバック
●アウディA8
●BMW X2
●BMW X4
●DS 7 クロスバック
●ジャガー E-PACE
●メルセデスベンツCLS
●メルセデスベンツGクラス
●メルセデスベンツCクラス
●ポルシェ・カイエン
●ボルボXC40
●ボルボV60
●フォルクスワーゲン・ポロ(GTI含む)
●フォルクスワーゲン・パサートTDI
●フォルクスワーゲン・ティグアンTDI
●フォルクスワーゲン・ゴルフトゥーランTDI
ノミネート車を見ると魅力的な車種がたくさんありこの中から1台を選ぶのは難易度が高そうです。
筆者として印象に残ってるクルマは国産車では、トヨタ・クラウン、日産・セレナe-POWER、ホンダ・クラリティPHEV、ホンダCR-V、三菱・エクリプスクロス
輸入車では、BMW X2、ジャガー E-PACE、メルセデスベンツCクラス、ボルボXC40、フォルクスワーゲン・ポロ(GTI含む)
あたりが主だったところですね。
ちょうど10台なのでこの中から10ベストカーに何台選ばれるのか楽しみです。
昨年「第38回 2017 – 2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の結果は?
昨年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは輸入車の「ボルボ XC60」が受賞しています。
筆者としてはホンダ N-BOX/N-BOXカスタムが受賞するのではと予想していましたが外れました。
輸入車で高価格帯の「ボルボ XC60」が受賞したのは正直少し驚きましたが、それだけよく出来たクルマということなんでしょうね。
その他の賞は以下の通りです。
■イノベーション部門賞
トヨタ プリウスPHV(トヨタ自動車株式会社)
■エモーショナル部門賞
レクサス LC(トヨタ自動車株式会社)
■スモールモビリティ部門賞
ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム(本田技研工業株式会社)
■日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員特別賞
ハイブリッド車の世界累計販売が1000万台突破(トヨタ自動車株式会社)
■日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員特別賞
インディアナポリス500マイルレースで日本人初の優勝(佐藤 琢磨)
さいごに
昨年は、輸入車のボルボXC60が受賞し、日本勢としては今年は雪辱を果たしたいと思っているでしょうし、ボルボもXC40で2連覇を狙いたいところだと思います。
筆者の予想としては国産車ならトヨタ・クラウン、輸入車ならボルボXC40のどれちらかがカー・オブ・ザ・イヤーを戴冠するのでは考えています。
新型トヨタ・クラウンは試乗しましたが、非常にできが良く今までのクラウンの概念を変えようという意気込みの感じられるクルマでしたし、ボルボXC40は未だに納車が半年以上掛かるほどの人気で、安全性能、走り、デザイン含めてかなり完成度の高い一台だと思いますので、どちらが選ばれても不思議はないと思います。
皆さんはどのクルマが受賞すると思いますか?
まずは11月7日(水)の10ベストカー発表を楽しみにまちたいと思います。
日本カー・オブ・ザ・イヤーの公式サイトです。市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から、年間を通じて最も優秀なクルマを選定します。